秋保大滝植物園

2011年04月

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いよいよ春の花の盛りへ

例年ですと5月には恒例となりました[秋保大滝植物園祭]を行うとお知らせするはずでしたが、今回の震災のために中止となりました事をはじめにお知らせ致します。

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 さて、今回は4月27日に大滝植物園に行きました。道すがらいつも感じるのですが、先人たちの知恵と労苦と言うことを考えさせられます。私の子供の頃秋保と言えば、いまの温泉地帯しか分からなかったのですが、湯元と言う地名の先にこそ秋保の中心があるのです。秋保・馬場など盆地のような広々とした田園地帯が広がっていることは、驚くばかりです。名取川を横切るときに坂を降りますが、あとはなだらかな平坦地が続いています。もちろん田んぼには、先人たちが苦労して作った用水路が無駄なく引き込まれているのです。

 車を運転して県道62号線を西に向かうとそれぞれのお宅で庭木を植えておられるので、今は、ハクモクレン・コブシの白、レンギョウの黄、そしてオオヤマザクラ、ハナモモやツツジの桃色、これらに加えてヤマザクラや木々の芽吹きの暖かい春の色を楽しむことができます。

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 秋保大滝植物園でも、次々に花が咲き始めましたので、ご紹介しましょう。

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<ゲンカイツツジ>

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<シャクナゲの咲き始め>

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<シャクナゲの小道>

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<キバナノイカリソウ>

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<ヤマエンゴサク>

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<ミヤマカタバミ>            

 動物にも目を向けて見ますと、今は池にはヒキガエルの産卵時期でこんなカエルの姿もありました。また、カラスが池の近くで何かを食べています。佐藤さんのお話では、ヒキガエルを捕まえて食べているとのことです。また園路には、竹を刺して抜いたような穴があります。「ヘビ穴ですよ」と佐藤さんが教えてくれます。モグラの土盛りもありラこちらにあり、オオスズメバチも見つけました。暖かくなるにつれて動物たちの動きも活発になってきました。

 意外な出会いがあるかもしれません。どうぞ秋保大滝植物園においで下さい。

 5月の連休中には、来園者にはダリアとカンナの球根を無料で配布するとのことです。

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<ダリアとカンナの球根>

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前回お知らせしました木の芽の展示を新しくできた展示コーナーで開催しております。

(秋保大滝植物園長 伊深 正文)

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<ミズバショウ>

山菜と毒草

 市内中心部では桜が散り始めた今、大滝植物園の桜が見頃を迎えました。園内のオオヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエベニシダレもようやく咲き始めました。カスミザクラや八重桜と続きます。今年は滝見台周辺のイワウチワとショウジョウバカマがたくさん咲きその上純白のイワウチワまで咲きました。いつもと変わりなく芽吹き花を咲かせてくれた植物の力強さに元気付けられています。

 今年も5月上旬~6月下旬までの企画展として、「山菜と毒草の鉢植え見本展」を行います。私たちの祖先は食べられる山野草を採って食べながら作物化できるものを野菜としてきました。セリ、ミツバ、ワサビ、フキ、ウドなどのほかは“アク”の強いものが多く、日常の食物には不向きであったり、種が取りにくかったり栽培が難しいものが多かったのも野菜になれなかった理由のようです。現在は栽培技術が進み、さまざまな山菜が店先に並ぶようになりましたが、“山採り”した山菜の味にはほど遠いように思われます。

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<昨年の展示の様子>

 秋保周辺の山々も、もちろん植物園内も土地所有者がいますので、勝手に入って採る禁じられています。しかし、自宅の畑や庭に生える身近な雑草も食べられるものも、毒をもっているものもありますので、興味のある方は、ちょっと覗いてみて下さい。

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<クマガイソウ>

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<シャクナゲ>

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<キエビネ>

5月の見頃の花

 園内はこれから、シャクナゲ、ツツジ類、フジ、エビネ、クマガイソウ、と次々に咲き始めます。すだれ滝そばの樹齢100年のゴヨウツツジ(シロヤシオ)と入口近くのイロハモミジの真紅の芽吹きもおすすめです。職員一同ご来園を心よりお待ちしております。

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<イロハモミジ> 

(佐藤紀美子)

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 東日本大震災は、各地に大きな被害をもたらしており、原発の不安も増しているときですが、皆様いかがでしたでしょうか。被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。幸い秋保大滝植物園は、地震の被害はほとんど無く、名取川の対岸の岩が崩れた程度でした。

 秋保大滝植物園は例年通り4月1日に開園する予定でしたが、仙台市の各施設は当面の間休館するとの指示により開園できないとのことでしたが、安全面も確認されましたので、急遽9日(土)から開園することになりました。

 さて、植物園は春めいてきました。周りの奥羽山脈の山並みも雪がすこしずつ解け、木々の芽吹きを控えて幾分色づいてきました。動物たちの動きも活発になってきました。(3月15日撮影)

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<3月15日の様子>

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<広場の雪も残っています>

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<モグラも動き出しました>

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<シャクナゲには薬剤散布>

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<コナラの根明け>

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<カモシカの足跡もあちこちに>

 早春の野草も次々に芽吹き花を咲かせて参ります。

 草木もすこしずつ花を咲かせるようになり、これからは忙しい植物園となります。4月9日の開園をお待ちいただいておられるみなさまと一緒に植物を楽しみたいと思います。どうぞ秋保植物園においで下さい。

<秋保大滝植物園長 伊深 正文>

【植物園おりおり】 佐藤 紀美子

 まだ雪の残る園内を歩いてみると、雪解けの早い陽だまりでは、フクジュソウやオウレンが開花し、すだれ滝そばのイワウチワやショウジョウバカマの花芽もふくらみ始めて、確実に春が近づいていることを感じさせてくれます。

 秋保大滝植物園も、4月1日より開園する予定でしたが、今回の震災のため開園が延期されて9日に開園することになりました。

 実は、開園からの企画展として、4月下旬まで「冬の木の芽ミニ展示」を行う予定でした。葉を落として寂しそうに見える冬の間の樹木をじっくり見た事がありますが?枯れたように見える枝先をよくみて見ると、春を待ちわびる小さな芽がついています。樹木によって個性豊かな姿をしているので、冬芽からも名前を知ることができます。花や実を観察する事は多くあっても、冬の間どんなふうになっているのかを見る機会は少ないと思いますので、冬芽にも親しんでいただけると嬉しいと思って準備していたところでした。

 できるだけ早い開園を望んでいますが、もう少々お待ち下さい。

 皆様のお声を頂きながら「より良い植物園に」と考えていますので、今年もよろしくお願いいたします。

 ご来園を心よりお待ちしております。

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フクジュソウ

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マンサク

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