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秋の秋保の自然をお楽しみ下さい!

 エゾゼミがだんだん鳴かなくなり、草地の虫たちが鳴きはじめ、秋めいてきました。秋保大滝植物園は秋の装いに移り変わってきました。

 病葉がすだれ滝の水面を流れて行きます。秋保地区は地震の影響があまり無いところでしたが、観光客の減少で、大滝に来る人も秋保大滝植物園に来る人も大きく減りました。秋の景色も見所がありますので、ぜひおいで下さい。

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 園内には秋の草花が咲いております。とくにシソ科の植物を集めたコーナーもあります。ヤマハッカやチェリーセージ和洋種を植えております。

 これから萩の季節を迎えます。ミヤギノハギ・ニシキハギ・シロバナハギ・マルバハギ・ツクシハギ・ヤマハギ・マキエハギなどありますので、ご覧下さい。色の綺麗なカンナ・ダリア・コスモスも咲き競っています。

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 また、このごろカモシカの子供がいるようで、ギボウシの花の上のやわらかい部分やヤクシソウなども食べています。さらにイノシシが来てヤマユリの球根を掘っていくので困っております。まあそれだけ自然が豊かであるという証拠ではないでしょうか。

 <園長 伊深 正文>

自然のままであること

 秋保大滝植物園では、お客様がなるべく身近に観察できるように、同じ仲間同士の草花を集めて通路沿いに植栽していますが、環境の違いなどで、せっかく手をかけてもいつの間にか枯れてしまうこともあります。

 そんな中で今年はうれしい発見がありました。オトコエシとオミナエシ、タチギボウシとシロバナタチギボウシ、ヤマジノホトトギスとシロバナヤマジノホトトギスが、自然に生えていて、寄り添うように花を咲かせていました。

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 これらは人工的に植えたのではなく、自然にそれぞれの環境にあう場所で育っていたのです。まるで「震災に負けずに頑張ろう!」と私たちを励ましてくれているようです。人の手を加えられることなく咲いている姿に、「自然のままであること」の大切さを教えられました。

 秋保大滝植物園にいらっしゃるお客さまから「昔の野山そのままで、田舎の庭を思い出しますねぇ。」とのお声を多くいただきます。秋保の夏の風景は、花の香りや、蝉の声、川のせせらぎ、植物の彩りなどとともに懐かしい故郷を思い出させてくれるみたいです。

 これから、萩類が咲き、野菊類やホトトギス、リンドウ、と続きます。秋保の初秋の風景もまた素敵な風情がありますので、みなさまどうぞお越し下さい。

(佐藤紀美子)

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<オミナエシとオトコエシ>

今年もナラ枯れ続出

 前回も触れましたが、今回もナラ枯れの話です。

今年も残念ながらナラ枯れが発生し、8本のナラが7月下旬から8月上旬にかけて、あっと言う間に(1週間くらいで)枯れてしまいました。

市の公園課の担当の方に調べてもらいましたが、30本以上が被害にあっており伐採の必要があるとのことでした。

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<白い粉のようなものが症状>

 今年の特徴は、ミズナラの枯死が多いことです。ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシの穿孔痕は、一般には、根本近くに多く高くてもせいぜい2m半から3mといわれていたのが、園では4mとか5mの高さにもあったのです。ナラ枯れについては、まだまだ研究中ということですね。

そんな訳で今年も30本が伐採処理されます。昨年と合わせると80本以上になります。こんなことでは秋保大滝植物園からナラの木が無くなってしまう!!・・・と私も沿う考えていました。

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でも、ご安心下さい。ナラの幼木が去年処理した株の回りにたくさん生え、明るくなった大空に向かって、「いよいよおれの時代が来たんだ」というふうに伸びていました。20年後、私は植物園には居ないでしょうが(この世にも居ないかも知れませんが・・・)ナラの木は大きくなって、次の世代のドングリをいっぱい落とすことでしょう。

徳田 正喜)

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<ナラの幼木>                     

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