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  緑 濃 き す だ れ 滝 へ ど う ぞ

 緑が一段と濃くなりました。春には様々な新芽が彩りを
見せておりましたが、8月ともなりますと、ほとんど緑一色
になってしまいます。しかし、よく見るとそれぞれの成長の
特色が現れるのです。これを詳しく見ることも楽しい観察
ではないでしょうか。春にはほとんどの木が花を咲かせま
すので、今は、幼果が見えるころです。たとえばオオウラ
ジロノキは、すでに立派な丸い実をつけていますし、イシ
ミカワやウスノキも実が色づいてきました。
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 今年は、6月初めのすだれ滝は水枯れでしたが、このご
ろの大雨で水量がとても豊かになりました。秋保大滝は爆
音を上げるほどに流れ落ちて「豪快」です。

  き の こ わ ら わ ら
 このごろの雨できのこがわらわらと出てきました。真っ赤
なタマゴタケこそ面白いものです。初めはいぼのある白い卵
が出てきます。ある日この皮が上下に裂けて、真っ赤な傘の
あるきのこが出てくるのです。しばらくすると赤い色は橙色に
変色して傘もぐんと広がっていきます。また、イグチの仲間も
大きな傘を広げていますし、ちょっとわからないきのこが続々
出ています。こちらも植物園でご覧ください。
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 きのこの名前には自信がありません。図鑑にもいろいろな
変異があると書いていますので、カワリハツなどは、ずいぶ
ん変わり方が大きいきのこだと思います。が、ともかくこの梅
雨が明けないため、きのこにとっては、絶好の生育期のよう
です。


  いろいろな昆虫がいます
 
園路の西の突き当りにカブトムシの飼育場があります。そ
こにはたくさんのカブトムシが飼育されていますのが、どうも
この長雨続きで成虫が出てきません。どうしたのでしょう。
 セミも晴れ間が少ないので、秘めやかに鳴いているように
聞こえます。

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  ヒグラシ                  アカエゾゼミ 
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ミヤマカラスアゲハは羽がきれい
 山百合や睡蓮にはカラスアゲハやミヤマカラスアゲハが
来ています。誰でも身近に昆虫とふれあえますよ。

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 ヒオウギ                      タケニグサのいい香り
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  秋の七草  :  オミナエシ


 他にも、オオマツヨイグサの群生や、ハナイカダの実やスイ
レンなどいろいろな花が咲いています。静かな園内をゆっくり
歩いて森林浴もできますし、すだれ滝のマイナスイオンを感じ
てみて下さい。          < 園長 伊深 正文 >

植物園おりおり ≫ ・・・ スタッフからの一言コーナー
  色 ・・・ 

 植物の花びらはもともと葉っぱでした。長い歴史のなかで、
虫とのかかわりを深めていくうちに形や色をかえてきたのだ
そうです。花の役目は、種子をつくるのに大切なオシベとメ
シベを守り、より効率よく受粉が行われるように、花びらをき
れいな色で飾って虫をよびよせる働きもしています。
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  ツバメシジミ♂                    ツバメシジミ♀
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  ヒメシジミ                       ベニシジミ

 園内に咲く花にも、様々な昆虫が集まってきます。虫には
それぞれ好きな色があって、アゲハは赤い花、モンシロチョ
ウは紫や青や黄色の花、ミツバチは白や黄色の花に好んで
くるようです。アゲハチョウは大型で模様も派手なのでみん
なの人気者ですが、小さくて目立たないシジミチョウの仲間
も、よくよく観察すると植物の花びらのように様々な色をもっ
ていて魅かれるものがあります。
 花は、虫をよぶために・・・昆虫は仲間との識別や、カップ
ルを探し求めるために・・・自然界のなかで「色をもつこと」は
とても大切なことなのですね。  
 < 佐藤紀美子 >