秋保大滝植物園

2014年06月

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     すだれ滝≪緑が濃い!≫
緑濃くなるこの時期は、渓流沿いの路もいい感じになって来ました。
この路は「すだれ滝」に行くには一番わかりやすい路でもあるんです。路と渓流をさえぎる柵に沿って進み、突き当たったところが「すだれ滝」なのです。

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この路へは、園に入って右手にお進み下さい。時間の無い方は芝生広場を横切って路へ入ることもできますが、時間のある方はレストランの裏手を回ってお料理のよい香りを嗅ぎながら入るのがお勧めです。園路と芝生広場との境目には、季節ごとに花が見られるようにと、スタッフが手入れをしています。
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渓流沿いの路に入ると、園内の他の場所から比べると確かに花の数は少なくなります。
その分、人の気配は少なく、人の声を余り好まない方にはよいところです。
渓流の音はよく響いてきます。
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また、この路沿いには、しだ類が繁茂しています。よく見るといろいろな大きさ、
いろいろな種類があります。両手を広げたほどの大きさのものもあります。  
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       オシダ                    シシガシラ            ロボットみたい
園の入り口に、しだの鉢植えを展示していますので、名前を確認してから、散策されるのもいいでしょう。
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花は少ないといいながらも、木に豪快に巻きつく“つる植物”の花がここでは見ることができます。
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         杉に巻きつくツルアジサイ               イワガラミ        

  
今年5月、柵が新しくなりました。
危険防止用の柵です。柵の下は崖が多く危険ですので、立ち入りはご遠慮ください。
柵外に、きれいな花が咲いている場合がありますが、近くにも咲いているはずです。安全な場所で、ゆっくり観賞しましょう。                        (副園長 八巻恵市)
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【追伸】    昨日(6月30日)届いた秋保大滝植物園からの連絡では、イノシシが出没してヤマユリの球根(約50本)を掘っていったとのことです。昨年はサルにヤマユリのつぼみを食べられ、今年はサルが来ないと思ったらイノシシで、全く困っています。ヤマユリをお楽しみいただくことが、減ってしまうことが残念です。                         (園長 伊深正文)

≪植物園おりおり≫ スタッフからの一言コーナー
昨年からハナイカダを見に入園される方が多くなりました。今も問合せの多い植物です。葉の中央に小さい花をつけ、実をつけるおもしろい植物です。
現在は、まだ熟していませんが今月中旬頃には黒く熟します。甘味があり食べられます。
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          花                 6月末現在               熟した頃
これから、いろいろな植物が実をつけます。花もいいですが、実も個性があっておもしろいです。                                

                                                                                     (秋保大滝植物園 柴田すみ江) 

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すだれ滝         落ちない石
前月のブログで「すだれ滝」までの道案内をいたしましたが、その後このすだれ滝の上に、ちょこんと載っている「落ちない石」が、新聞やテレビで相次いで報道されるやいなや、滝より石の方が今関心を集めています。

よーく見ないと見過ごしてしまいそうな石ですが、川の中という多くの試練が待ち受けている場所で、流されずに耐え続けている姿が、共感を呼んだようです。

昭和55年の開園当初からある石なので、少なくとも34年前からこの場所にあります。もしかすると半世紀以上前からここにあったと思われます。
平成24年5月までは2つの石が寄り添っていましたが、この月の大雨による未曾有の洪水で1つが落ちてしまい、残った1つが今頑張って落ちないでいるのです。植物園のスタッフは、1つが落ちてしまった事もあり、PRも控えめにしていたところですが、このたび、入園者からの口コミによって、この石に関心が集まり報道されることになりました。入園者から「落ちない石」が広まったということが、スタッフを大変喜ばせています。

植物園は11月30日まで休まず開園しています、月曜日も入園できます。ですが、受験シーズンの12月から3月まではお休みとなりますので、今年度受験の方は早めに“落ちない石”を見に来てくださいね。

それから、ここは植物園です。
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滝や石もいいですが、やはり植物も見に来てください。お待ちしております。
これから見ごろとなる植物を紹介します。                   (副園長 八巻恵市)                 

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    ウリノキ            スイレン       エビガライチゴ          エゴノキ   

≪植物園おりおり≫ スタッフからの一言コーナー
5月3日、4日に開催しました「秋保大滝植物園・シャクナゲふれあいまつり」は、両日ともに天候に恵まれ、沢山の方にご来園いただきました。
今年のシャクナゲは驚くほど花つきが良く満開だったことと、天候にも恵まれ、沢山の方に来園いただき「しゃくなげふれあいまつり」の名にふさわしい大盛況のおまつりとなりました。
当日は植物園オリジナルキーホルダー・植物園特製竹炭のプレゼントや、スタンプラリー、優雅にお抹茶をたしなむ野立(のだて)、オカリナ演奏、工作教室と、お子様から大人の方まで楽しんでいただくことができました。
初めての試み「竹で作る植木鉢」と「オリジナルキーホルダー・どんぐりくん」は大変好評で今後開催していく上での大きな励みとなりました。
 特に、竹で作った植木鉢は、完成までに待ち時間がでるほど盛況でした。これは今回が初めての試みで、自分で作成した竹の植木鉢に苗木を植え、苔をつけて完成させ、記念に持ち帰っていただくというものでした。

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                         植木鉢(見本)

【ちょっといい話】
工作教室における、3世代で植木鉢に取り組んだ家族の心に残ったエピソードをお話ししたいと思います。
 15歳前後のお孫さん(女子)は植木鉢を作る工程から積極的に楽しそうに取り組んでいました。苗木の植え付けでも「どの苗にしようか・・苔の配置はどうしようか・・」と、悩みながらも自分の感性で楽しそうに作業を進めている姿を、私たちは、とっても感心して見ていました。
ところが・・・苔を配置するところで家族から「待った!」がかかりました。「見本と全然違う。苔が少なすぎる。用土が見えると恰好がつかない・・・」というように。特にお祖父ちゃんは、苔を足したり形を整えたり・・・甲斐甲斐しくお手伝いを始めました。お孫さんはとうとう「お願い。これだけは自分でやらせて!」と訴えるような悲しそうな顔になってしまいました。
担当者である私としてはどちらの気持ちもとてもよく解りました。
 そこでお孫さんにどんな風に作りたいのか聞いてみると「苗木の周りだけ苔をつけて、空いている所に草花を植え、土が見えている所には生き物の小さな置物を飾りたい」とはっきり話してくれました。「とっても素晴らしいお孫さんだなぁ」と益々感心しお孫さんの気持ちが伝わればと、私が間に入って家族の方と話合いをした結果、お孫さんの描いていた通りの素敵な作品ができ上がりました。
お孫さんの最高の笑顔とともにご家族全員笑顔で帰られたことにほっとしました。
 若い世代の方は植物など無関心と思っていましたが、自分の思いを通し草花に優しい気持ちを向けるこのお孫さんに心からの拍手を送りました。
 自分で作り上げた植木鉢のなかの小さな自然。毎日家族で眺めながらずっと大切に育ててくださると思います。        

                                    (秋保大滝植物園 佐藤紀美子)

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