すだれ滝DSC05537 (2)  カワガラスDSC05539 (2)

8月7日(金曜日)のすだれ滝  梅雨明けに伴い徐々に水量が減ってきました。滝を眺めていたら右端の方にカワガラスが確認できました。スイスイ泳いだり岩場に登ったりする様子が可愛いカワガラスでした。今回は証拠写真のみですが・・・(#^.^#)時々可愛い様子を見ることができますよ。

梅雨が明け、園内はアブラゼミの声が響き、他にも様々な昆虫が見られるようになりました。しかし、6月には晴天の日が続き、7月には長雨が続き、観察所として管理しているカブト虫の環境も思わしくなかったため、7月の中旬に数匹の発生が見られたものの、残念ながら今年も「カブトムシ」の観察は難しい状況となっています。

 観察所の環境を再度見直し、沢山のカブト虫を見て頂けるよう更なる管理を行っていきますので暖かく応援いただきますようよろしくお願いいたします<m(__)m>

 

 夏になると、虫取り網と虫かごを持った家族連れが見受けられます。

 大滝植物園は、園内で観察を目的とするための「虫とり」は禁止していませんが、「むしとり」をするときのお願いがあります。

1.むやみにとらない。

2.観察したらその場で逃がしてあげる。

3.持ち帰らない。

4.生き物(昆虫も含む)や植物を傷つけない。

5.立ち入り禁止の場所には入らない。

6.夢中になって他の人に迷惑をかけない。

 

以上のことを守って楽しく虫捕りをしましょう(*^^*)

 

今回は、私のような虫大好き(^◇^)な人のために、園内で見られる可愛いヽ(^o^)丿~キモ可愛い~(*^^*)~フフッ可愛い・・・(*’ω’*)~ムムッ( ゚Д゚)という虫まで、虫の紹介をしたいと思います。

嫌いな方は、虫の写真は無視無視・・・次の植物コーナーへお進みくださいませ

(#^.^#)

ナミアゲハ(幼虫)DSC05553 ナミアゲハ(幼虫)DSC05078

レモンの葉を食べるアゲハチョウの1齢幼虫。この鉢植えレモンには今年2度目の発生です。春は葉が展開したばかりだったので、食欲旺盛な幼虫に葉が食べつくされる心配がありカラタチやサンショウの木に幼虫を移動させました。今回は葉の数も安定しているので大目にみてあげようと思っています。脱皮を繰り返しながら成長していく姿にワクワク(*^^*)です。右の写真は春にサンショウに移動した1齢幼虫が、終齢幼虫になった時の様子です。

カマキリDSC05552 (2)

そのレモンの鉢植えにカマキリの幼虫もいましたよ(*^^*)。アゲハの幼虫をアリが襲っているのを見ましたが、そのアリを今度はカマキリが狙っているのでしょうか?
一日中観察していれば捕食の瞬間を見られるかもですが、虫好きの私にもそんな時間があると嬉しいです(#^.^#)

エゾゼミ アブラゼミ(羽化)DSCF0665 (2) ヒグラシ(カナカナゼミ)サイズ×

アカエゾゼミ         アブラゼミ       ヒグラシ

どれも羽化して間もない様子です。

現在盛んに鳴いているのはアブラゼミです。ヒグラシは、私たちが仕事を終えるころから鳴き始めます。

そうそう、5年前にアブラゼミが大量発生したことがありました。その時・・・
アブラゼミの抜け殻DSCF0794

これは「セミの抜け殻を何個葉っぱにのせられるかな?競争」の結果ではありません。脱皮をするために木に登ったセミの幼虫が一斉に同じ場所を目指した結果なのです。この年はこのように団子状になった光景が沢山見られました。

私が可愛いと思う虫
アシグロツユムシDSCF8457 ベニシジミDSC05440 ヨウロウヒラクチハバチ(幼虫)DSCF1276 (2)

ひょうきん顔のアシグロツユムシ 目が可愛いベニシジミ ガチャピン顔のハバチの幼虫

更に・・・私は可愛いと思うのですが・・・いかがでしょうか?
バイバラシロシャチホコ幼虫0003_R ヘビトンボDSCF4504

クルミの木にいたバイバラシロシャチホコの幼虫と、売札所に挨拶にきたヘビトンボ。

シャチホコの幼虫は姿が見えなくなりました。どこかでサナギになったと思われます。幼虫の姿に似合わず成虫の蛾はとっても地味です。ヘビトンボは夜間に外灯に誘われてやってきたようです。朝方までには鳥などに捕食されがちですが、このヘビトンボは難を逃れたようで、私が虫好きと知って安心したのかデカい態度をとっています・・・虫好きも、虫の居所が悪いと何をするかわからないので警戒したほうがいいのに・・・・でも、やっぱり可愛いので何もせず挨拶をかえしてあげましたよ(#^.^#)

出会えないこともあるかもしれませんが、この他にも四季を通じて甲虫類、トンボ類も含めて大小さまざまな多くの虫たちと出会うことができます。植物には虫がつきものです(*’ω’*)

先ずは可愛い虫から慣れていくと、苦手な虫も「キモ可愛い」と思えるようになるかも???しれません。何事も挑戦です(‘’)ゞ。

 

秋保大滝植物園では823日(日曜日)「秋保の虫たちとあそんで学ぼう」を開催します。おかげさまで申し込み受付と同時に定員に達しました。申込みいただいた皆様ありがとうございました。また申し込みに間に合わなかった皆様、大変申し訳ありませんでした。次年度も計画していますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

それでは、植物好きの方のために・・・現在咲いている花や実を紹介しますヽ(^o^)丿

お花の苦手な方は・・・いないと思われますのでスルーせずにじっくりご覧くださいませ。
クロホオズキDSC05436 (2) ムクゲDSC05534 ヤエザキオオハンゴンソウDSC05550 (2)

左から、「初めて見ました」と感激される園芸品クロホオズキ。写真の上の方は既に花が終わって実になり始めています。花から先はこれから咲く蕾です。実も蕾も似ていて面白いですね。

真ん中の純白の花はムクゲです。挿し木をしてから6年で開花しました。樹高に似合わない、フヨウのように大きな花を咲かせています。園内では他にも、紫、ピンク、八重(青)のムクゲが咲きます。
 右はヤエザキオオハンゴンソウです。50代以上のほとんどの方が「懐かしい」と言います。その年代の方は、この花の名前をヤエザキオオハンゴンソウではなく「盆花」と呼ぶようです。花の流通が少なかった頃は、ほとんどの家庭が庭先に咲く花を摘んでお墓や仏前にお供えしていました。お盆の頃の代表の花がこのヤエザキオオハンゴンソウ(通称:盆花)だったようです(地域によって違いがあります)。

レンゲショウマ ホドイモDSC05541 ソウシシヨウニンジン(実)DSC05528

左はレンゲショウマ、ようやく咲き始めました。とても人気のある植物です。売札所を入って直ぐの所で見ることができます。

 真ん中はホドイモです。気を付けていても下草刈り作業で切ってしまうことが多く、花を見ることができませんでしたが、今年はスイレン池の縁のムクゲに絡んだ蔓が沢山花を咲かせました。まだ見ることができます。

右は前回紹介したトチバニンジンの変種ともいわれるソウシシヨウニンジンの実です。トチバニンジンの実はどこから見ても赤いのですが、ソウシシヨウニンジンは実のてっぺんが黒くなるそうです。誰かがいたずらして黒色を塗ったみたいですね。

 

他にもケナシヤブデマリの赤い実、オトコエシ、オミナエシ、コマツナギ、ルリタマアザミ、ユウゼンギク、カリガネソウ、ヒオウギ、フジカンゾウも咲いています。

 それから、秋保ではもうススキの花も咲き始めましたよ。このススキは、来園者より「他に比べると色がはっきりして綺麗ですね。品種ですか?」と聞かれることがあります。確かに、花の色も濃く穂も良い色合いになるようですが、開園当初からある野生のススキです。梅雨明けしたばかりなのに、ほとんどの秋の七草が咲いて・・・季節毎の風景も昔とは少しずつ違ってきているように思われますね。
そういえば、7日は立秋でした。
ススキDSC05558 (3)

コロナ、熱中症対策をお忘れなく。皆様のご来園をお待ちしております。

 

それでは又~(^^)/                  秋保大滝植物園 佐藤