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<ユキモチソウ>

大震災の余震           

 早いものであの大震災から2ヶ月がたちました。野草園は4月9日に開園したものの、地震の後遺症は未だにあちらこちらに残っております。特に4月7日の大きな余震では、せっかく修理した箇所がまた被害をうけ、亀裂が広がったり岩が崩れたりしました。そのため、一部園路の通行止めが続いております事をご了解下さい。一番は、深山区の石組みの崩れで、いずれ修理しなければならないと思います。安全確保のためにもご理解をお願いいたします。
 

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<深山区の岩が崩れた様子>

春の盛りの草花
 季節の移ろいは、思ったより早く、あっという間に見頃が終わってしまう事に驚かされます。今年は特に東日本大震災のことがあり、ゆっくりと花を観賞して味わっている心の余裕が無かったからかもしれません。早春の草花の第2弾のシラネアオイは、すっかり終わってしまいました。しかし、コマクサやチングルマ、ヤマオダマキなど高山区の植物も咲きだしました。
ぜひ、皆様もひと時野草園においでになって、心を休めていただきたいものと、おいでをお持ちしております。

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 <クマガイソウ>   

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<クリンソウ>

 クマガイソウはだいぶ株が増えました。花も5箇所で見られます。今が盛りで本当に変わった形の花を咲かせる植物です。 クリンソウは、五重塔の九輪から花の咲き方が似ているので付けられた植物です。ある人が、「花の数を数えると九輪ずつ輪になって咲いているからですね。」とおっしゃるので、面白い見方だなと思ったものです。

春の野草
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< エビネ > 

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<コマクサ > 

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< レンゲツツジ >

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< ゼンテイカ >   

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< ハンカチノキ>

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<エゾタンポポ >

野の花検索

 シャクナゲ・石楠花
 

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日本列島には6種類のシャクナゲが分布しています。ホン・ヤクシマ・ツクシ・アズマ・ハクサン・キバナとその変種です。野草園に多いのは、ホンシャクナゲとアズマシャクナゲです。この違いは、まずは花の色がホンとアズマは「石楠花色!」ですし、ハクサンは、やや黄みを帯びた白で花の時期が遅いようです。また、葉の裏に褐色の毛が密生しているのがホンとアズマで葉がやや薄く幅も広く丸まっているのがハクサンというようです。ホンとアズマの違いは花の裂け方で、ホンは7裂でアズマは5裂です。他にもホソバ・ツクシなどが植えてあります。野草園には、多くのシャクナゲがありますが、名前不明の品種もあります。

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<アズマシャクナゲ>

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<シャクナゲの植え込み>

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<葉の小さい品種>

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<高山区の北斜面>

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<西洋石楠花の植え込み>       

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<園芸種の西洋石楠花>

セイヨウシャクナゲを植えているコーナーがあります。株がだいぶ大きくなっているので花の咲く時期は見ごたえがあります。そこで、前年度までの職員であった近藤技師が、近くで見やすいようにと新しく枝道を作りましたので、どうぞご覧下さい。

 草花は大震災に負けずいつものように咲いています。どうぞ野草園においで下さい。
                      園長 伊深 正文