大暑は23日でした。このころを代表する花は、仙台ではネムノキや
ヤブカンゾウやヤマユリがあげられますね。野草園ではどれも満開で
した。
 さて、先日21日は、野草園の60歳の誕生日でしたので、記念の集
いを行いましたところ、大勢の皆様にお祝いしていただきましたことに
つきまして、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとう
ございました。
 さて、私が「やまゆり宝庫野草園」としつこく宣伝しているヤマユリの
花も終わりかけてきました。

   やまゆり 5478 輪 !
 
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* やまゆり宝庫 野草園 ***
       
     
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 3日かけてヤマユリの花の数を数えましたところ、なんと5478個の
蕾と花を数えることができました。これは誇りにしていいのではないで
しょうか。こんなに咲いているところは、少ないと思います。なお先日ご
紹介しました23個も蕾をつけている株は、20日の大雨で自らの重さ
で折れてしまいましたので、どんぐり庵に飾りました。
 こんなに咲いているのに、ヤマユリ観察会に参加された方は2日間
で26人しかおられませんでした。19日・20日はあいにくの大雨の日
でしたので、お天気を恨むしかありませんが、植物には恵みの雨で、
草丈がグングン伸びました。来年もおいで下さい。まだ少し咲き残りが
ありますので、どうぞご覧ください。

 野 草 園 開 園 6 0 周 年 記 念 の 集 い
 

 7月21日(月)は、おかげさまで天候にも恵まれ、多くの皆様がこの
会にお出で下さいました。まずは、記念切手シート「花めぐり」を発行
しましたので、郵便局からの贈呈式を行いました。臨時販売所も設け
られて最後に完売しましたとの報告がありました。
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 次に佐伯一麦さんから「野草園と私」という題でご講演いただきまし
た。佐伯さんの人生の転機に野草園が関わっておられ、お住まいも
大年寺山に決められたとのことで、ヒメシャガやハンカチノキなどが
話題に出ました。時には笑いを誘いながら1時間を超してのお話でし
た。
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 佐伯さんは、外国に行かれたり、連載の取材や執筆などもあったり
してお忙しい中を、この野草園の記念の集いの日の為に開けて下さ
ったことに心より感謝申し上げます。また、さっそく河北新報夕刊の
25日付の「月を見上げて」にもこのことを載せて下さいましてありが
とうございました。
 おいで下さった御来賓の皆様や多くの市民の皆様に祝っていただ
きましたこと心より御礼申し上げます。(拝)

       星 空 を 楽 し む 会

 7月25日は大変暑い日でしたので、日中の入園者も少なく、せっか
く準備した人形劇の方も、ジャグリングの方も残念がっておいででした。
 夕方になっても気温は下がらず、マスコミは熱中症への予防対策を
報じておりますので、初めはなかなか参加者が少なかったのでしたが、
暗くなるにつれて、人出があり、雲のない空になって、なかなかよい星
空を見る会となりました。
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芝生広場での観測      萩のトンネルの灯り    ベガ号でも観測
 初めに、野草館で私から野草園の星形の植物というお話を行いまし
た。次に天文台の方から、今夜の星空の様子を説明していただきまし
た。その後、芝生広場に移動して2台の望遠鏡で、星の観察をしまし
た。園路には、ロウソクのともし火が並び、夏の宵のファンタジックな雰
囲気を醸し出していました。同時進行でベガ号も駐車場から星を観察
します。この会の為に仙台放送のテレビ塔は照明を消してくださいまし
た。お礼申し上げます。
    
     い ま 見 頃 の 花
 

 今年は、昨年の咲き方から見ると10日くらい開花が早いようです。
例えば、マルバハギは今がすでに見ごろとなりました。早すぎますよ
ね。東の萩のトンネルではミヤギノハギも咲きだしています。西のトン
ネルの萩の枝が覆い尽くさないうちにハギが咲いたら今年の萩トンネ
ルは未完成になるとも限りません。心配するときりのないことです。
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 フシグロセンノウ                 マツムシソウ

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 オミナエシ                     レンゲショウマ
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 ヤマジノホトトギス                 オトコエシ

 キツネノカミソリやホツツジも咲いてくるでしょう。今年はオトコエシが
仲間入りしました。めがね池の西に植えましたところ、常連さんから
「男だらけだねぇ。」と言われてしまいましたが、ぜひ地味なオトコエシ
もご覧ください。隣には派手なフシグロセンノウが横たわっております。

~~~ 芭 蕉 と 植 物 ~~~~ 
                象潟や雨に西施が合歓の花

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 芭蕉が象潟に入った日は、太陰暦の6月16日と17日です。太陽暦
では、7月12日と13日にあたります。東北自動車道では7月3日には
合歓の花が咲いていましたので、芭蕉が象潟についたころは十分に合
歓の花が見られたことでしょう。
 ところが、奥の細道の象潟の項では「雨朦朧として」と書いています。
するとネムのか細い花弁はくっついていたことでしょう。次の日は晴れ
ても、日中にならないと写真のようには見えなかったと思います。そこ
で、絶世の美女西施を合歓の花に見立てるという芭蕉の作句とフィク
ションに感心するというのが、私の結論です。
                     <  園長  伊深正文  >