先日、東北南部の梅雨入りが発表されました。野草園でも梅雨時期に見頃を迎える草木が開花しています。
その代表はアジサイでしょうが、その中でもNHKで放映されたことからコアジサイの問い合わせが増えています。
コアジサイ
全体を眺めても淡いライトブルーの集合花が可愛いですが、近づいてひとつひとつの花を観察すると、さらに繊細な美しさに気づくことでしょう。
コアジサイ花
アジサイの仲間で、つる性のイワガラミも咲きだしました。
イワガラミ

この時期は白い花をつける植物が多いのですが、茂り始めた葉の深い緑の中で、虫たちに花の存在をアピールするためなのでしょうか。まずはウツギ。これは八重咲きになるタイプです。
ウツギ
高山植物区で頭の上をみるとネジキが小さな白い鈴をたくさんぶらさげています。
ネジキ
野草館近くでは八重ドクダミが咲きだしました。
八重ドクダミ
本家のドクダミもよく見ると可愛い花をつけていますよ。黄色いツブツブひとつひとつが小さな花で、それが集まって咲きます。花びらに見えるのは“苞(ほう)”と呼ばれる部分です。
ドクダミ
ヒメサユリももう少しだけ見られると思います。淡いピンクの花びらの柔らかな皺の雰囲気が私は大好きです。
優しいピンク色をお楽しみください。
ヒメサユリ

草木の元気が増し、緑も濃くなっていますが、様々な色調の緑色が混在しています。気に入ったグラデーションを探してみるのもオススメです。これまマツカゼソウの新芽の部分。
マツカゼソウ
それから、この写真。実は水面を撮影して上下反転させたものです。梅雨の晴れ間にはこんな風景も見つけることができますよ。
反転森
雨粒は葉にたまり、周囲の風景を反転させて映し出す立体のスクリーン。銀幕ではなく銀粒ですね。
水玉

まもなくアジサイも本格的に咲きだします。お気に入りの雨具と虫よけを持って、緑濃くなった野草園にお越しください。
あじさいいの道