野草園

仙台市野草園のスタッフが書いているブログです。 東北地方に存在する貴重な植物を植栽しております。 広さは、95,000㎡(約東京ドーム2個分)園内全体を歩くと1時間くらいで回ることができる自然植物園です。 開花情報やイベントのお知らせ等をこのブログで行っております。野草園のスタッフによる植物に関する豆知識もあります。植物を知ればいつもの道がミドリの道に変わります。どうぞ仙台市野草園にお越しください。

2011年06月

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<ムヨウランの株立ち>

   野草園誕生記念週間

 昭和29年開園の野草園は今年で58年目

 いよいよ7月16日から24日までは、野草園誕生記念週間が始まります。今年からの試みとして、野草園開園日の7月21日と他のイベントを合わせてみたものです。ただ、アジサイ観察会はアジサイの開花状況では、やや遅いかもしれません。その時はお許し下さい。

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 その年毎の気候によっていろいろ開花が早まったりおそくなったりするので、年間予定で決めてもズレが生じることがあるのです。

 野草園は昭和29年(1954年)7月21日に開園しました。この日を誕生記念日として下記の様にイベントを考えておりますので、おいで下さい。

1 「野草園と私」写真展

 野草園での思い出の写真をご提供いただき展示します。併せて野草園の58年目になる歴史を振り返ります。

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         募集案内の文

 仙台市野草園は昭和29年7月21日に誕生し、今年で58周年を迎えます。皆様に愛されてきた野草園との思い出を写真展「野草園と私」として展示することになりましたので、皆様の写真作品をお寄せ下さい。小さな思い出が集まって、野草園の歴史が映し出されていくことでしょう。

 野草園でのご家族との思い出の写真や、行事の写真など、サイズや新旧は問いません。

募集期間:平成23年7月1日(金)~10日(日)※締切り必着

募集内容:野草園で撮影された写真(データ入稿可)

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2 アジサイ観察会

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 野草園ガイドボランティアの方々に、アジサイの見所を案内していただきます。

150mにも及ぶアジサイの眺めは、見事です。エゾアジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・など13種類の花が園内にあります。これらの花を観賞していただきます。

期日 7月16()、17日(日):

午前11時~正午   解説つきアジサイ観察会

午後1時~午後2時 講習会「アジサイの剪定と管理」

入園者にアマチャ(アジサイの一種)のお振舞があります。

 

3 観望会

「芝生広場で夏の星座を見つけよう!」

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期日 7月22日(金)午後6時~午後9

天文台との連携行事

 入園は無料。芝生広場で観望会

・駐車場でベガ号で観測

星の話を天文台から   

星型の植物について野草園から

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4 誕生記念週間プレゼント

 野草の苗(コアジサイ/エゾアジサイ・シチダンカなど)竹炭(秋保大滝植物園産)

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<シロウマアサツキ>

   日本各地の植物園から

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 月に名古屋で行われた日本植物園協会全国大会では、被災にあった園に励ましのメッセージを送ろうということになり、仙台市野草園にも今の所全国13の植物園から励ましのメッセージポスターが届いております。心温まるメッセージに市民の皆さんも喜んでいます。

 その掲示を入口にしていますので、どうぞご覧くださるようご案内いたします。

メッセージポスターを送って下さった各園のみなさまに、感謝申し上げます。

   ありがとうございました。

手書きで職員の方々から励ましの言葉が送られてきました。

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~~~~~今  見 頃 の 花 ~~~~~

 7月に入るとまたまた多くの植物が花を咲かせて私たちの目を楽しませてくれます。

 高山植物や湿地の植物や腐生の蘭など珍しいものが次々と咲いてきました。野草園では、その植物の適性に合わせた生育環境を見極めて、土を選び湿り気をきめて管理していますので、このような珍しい植物も生育するのです。これらの腐生植物などは、鉢植えしてもなかなか育ちにくいのです。高原・草原の風景のある野草園でどうぞお楽しみ下さい。

    

やっと念願の花が咲きました。

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<ヤナギラン>

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<ウツボグサ>

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<キリンソウと蝶>photo by高橋

クジャクチョウは私の憧れ。大事に見て下さい。

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<ノハナショウブ>

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<ニガイチゴ>

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<オオバギボウシ>

(野草園園長:伊深 正文)

                   

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<満開のニッコウキスゲ>

米研沢の除草

野草園は、大年寺山の北側の斜面にありますが、その下は米研沢(こめとぎざわ)といって、深い谷になっています。(一般の方は入れません。)

 ここは、戦国時代には粟野氏の茂ヶ崎城があったところと言うだけあって、急勾配で地滑り対策の護岸壁になっています。ここの除草を職員総出で毎年行ってきました。ことしは、6月8日(水)に協会から7人もの助っ人に手伝ってもらい、短時間でキレイになりました。ありがとうございました。・・・・・・米研沢のエピソード その1

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 斜面にはオオイタドリやクズがびっしりと繁茂しています。この沢水は、やがて広瀬川に注いでいきます。私が想像するに、「米研」の名前から、茂ヶ崎城の水源地であったのではないかと思います。大年寺山では貴重な水場なのです。フェンスの下には、今でも透明な水がサラサラと流れています。

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米研沢のエピソード その2

大滝出現!5月30日

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 ここは、除草した所の下流。

 5月の豪雨で沢のニセアカシアが民家の庭先まで倒れ掛かってきたというので、見に行きました。

 すると、見たことのない風景があったのです。幅4m高さ6mもあるような、濁った滝がドウドウと音を立てて流れていたのです。砂防ダムの堰堤を越えて雨水が流れているようです。

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 「大年寺大滝」と私は命名しました。「台風の時は、もっと幅の広い滝ができるんですよ。」とは、地元の方のお話です。倒れていたニセアカシアは、その後公園課で伐採しました。花が雨水で重くなって地盤がゆるくなったことと併せて倒れたようです。

 さすが、米研沢ですね。

6月の花々

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<ジングウツツジ>

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<ハクサンフウロ>

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<タツナミソウ>

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<トベラ>

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<コアジサイ>

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<シラン>

生き物たちの活動が活発に

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<コクワガタ>

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<ゴマダラチョウ>

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<ヤマキマダラヒカゲ>

緑が生い茂ってくると昆虫たちや鳥たちの活動がより活発になってきます。どんぐり山に行くといい匂いがします。甘いようなぶどうジュースを発酵させたようなニオイがします。近寄ってみるとチョウやクワガタムシが樹液を吸いに集まっています。もちろんスズメバチもいますので、気をつけて下さい。

 小鳥で声のいいキビタキもきました。本当に気持ちが洗われるような鳴き声です。

 また、海岸区には、今トベラが満開です、こちらも甘いようなちょっとむせるような匂いを撒き散らしています。いろいろな蝶やクマンバチやハナアブなどが集まっています。

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 とくに私の子供の頃からのあこがれの「アオスジアゲハ」が5匹も飛んでいました。6月は香りがいい花が多いですね。まったくアオスジアゲハの羽の宝石のような色は、誰のためにあるのでしょう。

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自然の不思議に会える野草園においで下さい。

園長伊深 正文)

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