野草園

仙台市野草園のスタッフが書いているブログです。 東北地方に存在する貴重な植物を植栽しております。 広さは、95,000㎡(約東京ドーム2個分)園内全体を歩くと1時間くらいで回ることができる自然植物園です。 開花情報やイベントのお知らせ等をこのブログで行っております。野草園のスタッフによる植物に関する豆知識もあります。植物を知ればいつもの道がミドリの道に変わります。どうぞ仙台市野草園にお越しください。

2012年12月

平成24年もお世話様でした!

 いよいよ今年も幕を閉じます。今年も大勢の皆様がたにお出でいただきましてありがとうございました。
おかげさまで、おととしよりも14%の入園者の増加がありました。植物を通して、皆様が楽しめる野草園作りをしてきた成果が現れてきたものと、手前褒めしております。もちろんご協力いただきました方々のご努力の結果でもありますことに感謝いたします。

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この門松は、Hさんが作ってくださいました。本当に器用な方で、山野草はもちろん、門松から来年の干支まで作ることが出来ます。早速新年に向けて飾らせて頂きます。
 
作るのを見ていますと、竹の切り方からこだわりがあるのでした。切り口をすぱっと見せるためには、ささくれ立ってはいけないのです。そこには特別な技があるのでした。
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また、竹のヘビは、宮城では、金蛇神社のお祭りなどで売られていたものですが、竹の節を利用して、隠し技で切り、それから、艶がでるように煮るのでした。舌は、竹の根っこです。植物は限りなく可能性がありますね。
 
さて、野草館は年末年始12月28日から1月4日まで休館いたします。
 み
なさま、来年もどうぞよい年でありますよう願っております。

<1月の行事のお知らせ>

1.草木染め資料展
  期 間 : 1月11日~2月3日
  場 所 : 企画展示室1・2
  内 容 : 草木染めの原料となる植物やそれによって染まる色見本など    を
展示します。
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2.園長の「野草風譚」<蔓のいろいろ>
  日 時 : 1月12日(土)11時~12時
  場 所 : 企画展示室3・4
  内 容 : ゲストは、目黒真佐子さんです。先月グリーンハウス勾当台で鉢カバーつくりの指導をされた方です。今回の野草風譚では、はじめに私から蔓の種類や蔓にまつわるエピソードなどをお話しします。目黒さんからは具体的な蔓の扱いについてお話ししていただくよていです。どなたもご参加できますので、どうぞお出でください。


3.蔓クラフト教室
  日 時 : 1月13日(日)10時30分~12時30分
  場 所 : 企画展示室3・4
  内 容 : 
野草園の萩刈りで取り除く葛の蔓を集めておいたもので、蔓かごを作ります。「投げ入れ花籠」のような細長いものや、「ガーデンバスケット」のような平たいものなどをお一人1つ作っていただきます。
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<今年の作例・・・伊深 作>

4. 冬の特別開園
   日 時 : 1月19日(土)1回目:10時~11時半 2回目:13時~14時半
   内 容 : 
この日、「冬の野草園観察会」を午前と午後に開催します。ご希望の方はお申し込みください。冬にしか見られない植物や動物の営みを通して生命の不思議を感じていただきたいと思います。観察会のガイドは、以前太白山自然観察の森で勤務していた野草園の副園長が行います。

5. 草木染め工房
   日 時 : 1月26日(土)10時半~12時
   場 所 : 企画展示室3・4
   内 容 : 
西洋アカネでハンカチを染めます。

※なお・蔓クラフト・野草園観察会・草木染め工房は、事前の申し込みが必要です。いずれも参加は無料です。1月6日の午前9時から電話で受け付けますので、必ず電話でお申し込みください。
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今年も
「野草園にどうぞ」をごらん下さってありがとうございました。
<園長:伊深正文>





 このブログ20号で郡山中学校の生徒さんが、職場体験に来てくれて、植物感謝祭でお手伝いをしてくれたことをお伝えしましたが、実は5月からずっと来てくれている小学生もいるのです。『野草園守り隊』と私が名付けました。
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以前カモシカを見つけて名前を付けてくれた子たちはもう中学生になりましたので、今年の子達は2代目『野草園守り隊』です。開園中は、土日の朝8時30分ころからもう来るのです。園内で遊びながら、お客さんに道案内をしたり、片付けの手伝いをしてくれたりしました。大変助かりました。5年生4人ですので、来年もよろしく。


作業に汗水
 
木枯らしが吹き始めた今日この頃、「閉園した野草園では、何をしているんですか?」と思われる方にお知らせしましょう。今は、園内保持の作業を中心にしています。
 
まず先週は、毎年刈り取りをしなければならない「ハギ」を刈りました。「水門」と園内で呼んでいる米研沢の支流の谷のハギをまず刈りました。次にハギの滝のハギを刈りました。こちらは急斜面なので、滑り止めを靴に付けて作業を進めました。萩には葛や藪枯らしが絡まっていたり、ニセアカシアやノバラなどのトゲのある植物も一緒に伸びていたりして、苦労しながら刈り取りの作業をしているのです。今年も協会の理事長が手伝ってくださいましたし、協会から3人派遣していただき大変作業がはかどりました。
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<斜面の萩刈りは大変!>
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<水門には雑木も生えます>
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<萩の滝作業終了!>
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<刈った萩を運びます>
 
 
今週は、伸びた孟宗竹を間伐します。竹林の更新には毎年必要な作業です。太い孟宗竹は30㎏以上もあるので、大変です。120本も切り出した竹は、手すりや工作の材料にします。
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<急斜面の竹の間伐>
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<枝の処理>

 
また、サクラソウの植え替えもしています。
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植え替えの基本は一鉢に4芽ずつ植えます。根をよく洗い、きれいな用土に植えつけます。中にはめずらしい品種もありますので、大事に保存していく必要もあります。
 
化粧鉢348・駄温鉢263合計611鉢で品種数は186種類もあるのです。
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植え替えが終わったら霜よけをかけて春までお休みとなります。五月の連休には見頃ですので、お楽しみに。

冬のサザンカとツバキ
 
先週は、「椿と山茶花」を野草風譚で話しました。ゲストの行方さんは榴岡小学校のゲストティチャーもされておられる方で、お話が大変面白い方でした。冬季閉園中でも多くのサザンカとツバキが咲いていますので、写真だけでお見せしましょう。
 
本当は、これらの名前を知りたかったのですが、品種は3,000種もあり名前を決めるのは難しいとのお話でした。
 
残念!!!
<仙台市野草園園長  伊深 正文>
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≪ヤブツバキ≫
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≪他はサザンカ≫

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