野草園

仙台市野草園のスタッフが書いているブログです。 東北地方に存在する貴重な植物を植栽しております。 広さは、95,000㎡(約東京ドーム2個分)園内全体を歩くと1時間くらいで回ることができる自然植物園です。 開花情報やイベントのお知らせ等をこのブログで行っております。野草園のスタッフによる植物に関する豆知識もあります。植物を知ればいつもの道がミドリの道に変わります。どうぞ仙台市野草園にお越しください。

2013年02月

春まだ遠し・・・・
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 今年は、2月になっても真冬日があるという寒い年になりました。
いよいよ明日は3月というのに春はまだまだ遠いようですね。



    ふきのとう

さて、先ごろ「仙台・伊達の食文化」という論文を大変面白く読みました。論文は、淑徳大学の千葉善根氏によるもので、1829年に仙台に来た近江商人が、商売で県内各地を回っているときに宿で供された料理のメニューを、事細かに書き残した日記を紹介している内容です。全くこのような書付が残っていることも素晴らしいのですが、食材に感心します。

これによると、今よりも高級なものを食べていることが分かります。たとえば、11月23日の登米の酒席では、「鴨と水菜の吸い物、鮎と大根と刻み昆布 ふきのとうのおひたし、にんじんとせり 生姜梅酢 牛蒡と芥子の丼 大豆漬け」で飲み、夕食には「塩引きと汁と鴨と豆腐の汁と小皿のもの」などを食べていたことが分かります。11月の「ふきのとうのおひたし」は、春のものを塩蔵しておいたものやら、もう11月に採れたものやらと思います。

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 先日、雨水の日に新聞社の方が、春の兆しの「ふきのとう」を写真に収めるつもりでお出でになりましたが、あいにくと今年は寒さが厳しくて、花芽が動いておりません。残念ながら今回はあきらめ、夕刊は榴ヶ岡天満宮の梅の蕾の写真が雨水の風景になってしまいました。記者の方には、「また取材にお出で下さい。」とお話ししました。

 ハウス栽培した「ふきのとう」は、お店で出回っていますが、野草園でよく見られるようになるには、今回の雪でもう少し時間がかかりそうです。


 開園まであと20日!
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 いよいよ今年の開園まであと20日となりました。先

日ポスターを配りましたが、昨年の依頼状でも「今年は

例年にない寒さと大雪で・・・」とありましたので、2

年続きの寒い冬であったことがわかります。

開園を楽しみにされている方には、もう少しお待ち下さい。

3月の行事のお知らせ

 2(土)~3(日)雪割草展Photo_5

 早春を告げる野草でも、彩り豊かで花の変化も多いユキワ

リソウ。この展示を国際雪割草協会みちのく部会の方々によ

り開催することになりました。めずらしいユキワリソウの種

類を100鉢以上の展示だけでなく、来館者へはユキワリソ

ウの苗のプレゼントもあるとのことです。

11(月)~31(日)花のはがき絵展 

野草園でスケッチしたはがき絵の展示をします。八本松市民センターを中心に活動をしている会員の作品80点も展示します。実際にはがき絵の体験もできる予定です。主催者の佐々木さんが教えて下さいます。

21(木)~27(水)第47回杜の春蘭展
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 青葉愛蘭会の方々によるシュンランの展示を行います。香り高いシュンランの香りと花と葉の変化をお楽しみ下さい。80鉢ほど展示の予定だそうですが、今年は、あまり良くないとのことです。それは、シュンランは2年前の株に花芽がつく植物なので、丁度東日本大震災にあってシュンランの鉢はダメージが大きかったというわけなのでした。


9(土) 園長の「野草風譚」 11時~正午
今回は、「草春植物と春の野鳥」のお話をします。
ゲスト 日本野鳥の会 中村幸司さん。

20(水・春分の日) 開園日

    開園観察会   午前11時~正午  案内人 園長
  午後1時半~2時半 案内人 副園長

20(水)~26(火)開園週間 

 来園者先着20名に種のプレゼント。
どんぐり庵では、特別メニューを用意しました。

         開園に向けて園内の作業も雪に阻まれながらも進んでおります。
今回、針葉樹区の板橋を新しくしました。
みなさまのお出でをお待ちしております。

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追伸:今日のお天気でフクジュソウが8つ開きました。
皆さんにはブログでお見せしましょう。       <園長 伊深 正文>

春はまだかな。 2月4日は立春  18日は雨水

  2月のカレンダーには立春や雨水の文字がありますね。いよいよ春の兆しが野草園のあちらこちらにも見えてきました。先日のこの冬第2回目の冬季特別開園には、多くの皆様方にお出でいただきました。

 その中の観察会では、1月とは異なる視点でご案内しました。春の兆しの植物の話を中心にしました。フクジュソウ・シュンラン・ロウバイなど少しずつ花芽を大きくしています。

2月の観察会の様子>

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野草園と牧野博士

2012年は牧野富太郎博士の生誕150年記念の年でした。国立科学博物館では、日本の科学者技術者展シリーズの第10回として「植物学者牧野富太郎の足跡と今」という企画展が317日まで行われています。先日私は、国風盆栽展と共に見てまいりました。同時に「書聖王羲之展」も行きましたが・・・。

 牧野展では、もちろん「スエコザサ」に関する展示コーナーがありました。34のコーナーの中に「宮城における活動」と「語り継がれるスエコザサ」の2つが設けてあります。

 スエコザサは、野草園の旧売札所のところに生えている笹ですが、赤松林の方にも生えていて、仙台では道端のどこにでも見られる笹です。スエコとはもちろん牧野夫人のことです。野草園シリーズの「仙台の笹」もガラスケースの中に陳列されていました。エピソードがあるものは強いですね。

 牧野博士が詳しく研究したという、「バイカオウレン」を盆栽展のあとに記念に買って来ました。

Suekozasa Baikaouren
スエコザサ                            バイカオウレン


 春の芽吹き 園内の今の様子をお知らせしましょう

Fukinotou Fukujusou Koshinokanaoi_2 


 フキノトウ       フクジュソウ           コシノカンアオイ
 地面を見ると、あれ!この前は見えなかったねという草の芽が見えます。

Ookamenoki MansakuTsunohashibami

 オオカメノキ       マンサク            ツノハシバミ

 オオカメノキの“うさぎの芽”も耳が伸びてきましたし、マンサクの蕾に黄色い花びらが見えてきました。ツノハシバミの蕾も伸びたようです。

Mitsumata Asebi Kikuzakiichige_2
ミツマタはまだ硬い蕾    アセビも白い花びらはまだ    キクザキイチゲの芽

 枯葉を取ると、キクザキイチゲの芽はこんなに伸びていました。もやしではありません。ちゃんと春の間近を感じて、茎を伸ばしているのですね。

 園内作業
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 今週は、手すりに孟宗竹を取り付ける作業をしています。野草園は北斜面に広がっていますので、雪がなかなか消えません。やっとこのごろの暖かさで仕事に取り掛かることができるようになりました。
 写真はめがね池の所の手すりを付けている様子です。320日の開園に向けて作業が少しずつ進んでいます。
<園長 伊深 正文>

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