野草園

仙台市野草園のスタッフが書いているブログです。 東北地方に存在する貴重な植物を植栽しております。 広さは、95,000㎡(約東京ドーム2個分)園内全体を歩くと1時間くらいで回ることができる自然植物園です。 開花情報やイベントのお知らせ等をこのブログで行っております。野草園のスタッフによる植物に関する豆知識もあります。植物を知ればいつもの道がミドリの道に変わります。どうぞ仙台市野草園にお越しください。

2015年03月

       急 に 春 め く

水生植物区
水生植物区のザゼンソウ・ミズバショウを見に

 開園から10日経ちました。順調に季節が春に向かって進むと思ったら、24日には雪が降って、芝生広場も真白の冬景色に逆戻りしました。
 16日にアズマイチゲとキクザキイチゲが咲きました。ロックガーデンでは、コイワウチワが急に咲きだしました。なかなか咲かなかった臥龍梅(朝鮮梅)も見ごろとなりました。日差しも明るく暖かい日は、多くの来園者がお見えです。
 あさってから4月ですね。季節は巡り、花も巡り私たちに次の道を後押ししているようです。
ミズバショウ臥竜梅
   ミズバショウの純白を!                 政宗ゆかりの臥龍梅
アズマイチゲ雪割草
   アズマイチゲが見頃:葉はフクジュソウ        雪割草も満開です
 長い間ありがとうございました

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 平成26年度をもちまして、伊深は野草園長の任期が終了します。ご支援くださいました皆様方に心より御礼申し上げます。

 さて、5年間園長を務めさせていただきましたが、5年では、なかなか野草園を改善するところまでの時間が足りなかったように思います。なぜなら、植物を苗木で買ってくるという方法をとらず種や挿し木から殖やすという方法で、園内の見所作りをしてきたので育つまで時間がかかるからです。
 5年間をざっと振り返ってみますと、1年目は、異なる職種への就任で野草園に慣れ、植物の情報を頭に入れるだけで精いっぱいでした。秋保大滝植物園の園長も兼ねるということで、毎月1回は大滝に行くようになりました。往復2時間70キロの行程です。
 2年目は東日本大震災の後処理に追われました。萩まつりの開催も危ぶまれた年でしたが、予算減額でもともかく開催にこぎつけたのでした。
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 3年目から私の植物に関する疑問やこだわりの「野草風譚」を始めました。毎月第2土曜日の日を「野草風譚」の日と決めて今年までに36回行いました。私の話30分その後はその時のテーマの専門家をお招きしてお話をしていただきました。
 4年目からはエフエムたいはくの定期放送が開始。緑陰ヨガも始めました。この年、向山中央公園も野草園の管理に入りました。
 5年目は引き継ぎの準備として副園長さんが2人になりました。平成26年は野草園開園60周年記念行事を行いましたし、「野草園花めぐり」を刊行しました。また、「大年寺山公園歴史散策まっぷ」も編集しました。植物でいえば、雪割草の群落作りに着手したということでしょうか。
 また、野草園に関係するということで日本植物園協会の方々ともつながりができ、旅行のたびに各地にある植物園を率先して訪問するようになりましたので、旅行の楽しみも広がりました。
おかげさまで、野草園での5年間は充実した日々を送る事ができました。行事関係の方々や展示の方々さらに、報道の方々ともお知り合いになりましたことは、たいへん有難いことでした。これまで関係されました皆様方に心より御礼申し上げます。
 野 草 園 の 桜
 先日野草風譚でお話しました「野草園の桜」では、園内の桜のいろいろをご紹介しました。しかし、野草園のみならず関連する施設の桜の事をお話しなかったので、ここで触れておきます。
それはまず向山中央公園の桜です。向山児童館のところから公園入口までの並木は染井吉野の古木が並んでいます。これもきれいです。また公園内には、八重紅枝垂や八重桜なども植えてありますのでお花見スポットです。そして圧巻は、江戸彼岸の大木があることです。100年くらい経っているものと思います。
 また、秋保大滝植物園にも行く途中には、いろいろな江戸彼岸や枝垂れ桜がありますし、園内にも、山桜や大山桜などがあってきれいです。これから花見で忙しくなりますね。
風譚秋保
   野草風譚最終回                        秋保大滝植物園近くの大山桜

    < 4月の予定 >

≪ 展示会 ≫
* 八木山デジタル写真クラブ作品展  4月2日~13日カタクリと人
* 写真展「花もよう」          4月15日~29日

* 山野草展               4月25日・26日

* さくらそう展           4月29日~5月10日

≪ 講習会 ≫
* さくらそうの育て方  4月29日、5月3日 
  参加無料です。事前申込み必要 … 市政だよりをご覧ください。

≪ エフエムたいはく放送 ≫
  4月17日(金) 午後2時から2時30分まで 
            周波数 78.9 Mhz


 26年度のブログは今回で終了です。ご覧いただきましてありがとうございました。27年度も野草園をよろしくお願いいたします。          

              < 園長 伊深 正文 >

 開園まであと5日!
カタクリショウジョウバカマ
 カタクリはもう少し                     ショウジョウバカマは咲きました
 今年も月日が進むたびに太陽は高くなり、気温も上昇してきましたが、日によっては雪が舞ったりして、春の歩みを遅らせることもありますが、昨年よりひと月ほど植物の生長は早いようです。草花は、その年の天候に左右されて、花を開花させます。人間が予想しても思い通りにはできないことです。
 3月20日(木)の開園に向けて、準備万端整えておりますが、どのような開園日になるのでしょうね。私たちの手の及ばないのは、何回も言う天候と植物の事情です。
園路清掃 (2)園路清掃 (1)
 例えば、昨年は「コブシの花芽を探しても見当たらなかった」と書いたコブシはどの木も蕾を付けています。
また、早すぎるのですが、もう明日明後日には、カタクリの一番花が咲きそうです。ショウジョウバカマも花が咲きました。季節が昨年よりずいぶん早く進んでいます。
 ですから今年は、どんな花を開園の時に発見できることやら、予測がつかない年でもあります。今回は、3月13日の写真を載せましたが、20日はどうでしょう。どうぞ皆様の目でお確かめに野草園にお出でください。

マンサクヤブツバキ
  マンサク満開                         ヤブツバキも満開   
 椿もいろいろ咲いています。花に傷がついているのは、小鳥たちのせいです。

椿1椿2椿3
 早春植物もつぎつぎに咲いてきました。これからが楽しみですね。
セリバオウレンフクジュソウ雪割草
 セリバオウレン               フクジュソウ              雪割草

フクジュソウ群生ミズバショウ椿落花
 高山植物区下の福寿草の群生          ミズバショウはこのくらい     つばき落花
 雪 割 草 展
 3回目となる3月14日(土)と15日(日)には、国際雪割草協会みちのく支部の方々による雪割草展を行います。会場には、会員の方が丹精込めて栽培された雪割草の鉢が多数並べられました。先着100名様には雪割草のプレゼントがあり、可憐な雪割草を頂いて大喜びでした。
 雪割草とは、オオミスミソウ・ミスミソウ・スハマソウなどの園芸種を総称して指しています。何回もお伝えしていますが、国際雪割草協会の皆様方から譲っていただいた、雪割草の苗を萩の丘のイヌシデの大木の下に植えましたところ、花が咲いて来ました。群落となるまでには、時間がかかりますが、ともかく野草園に根付いて見どころとなればと私は願っておりますので、開園日にはぜひご覧ください。

雪割草1雪割草2雪割草3
雪割草4雪割草5雪割草6
  変化に富んだ雪割草の数々を130鉢も見ることができます

 あたらしい道を作りました。
 萩の原とホスタ区の境になり、コハウチワカエデの木の下を通る道です。萩の原は、より萩を楽しめるように、ススキを減らし立木を切りました。ホスタ区には、コバギボウシやオオバギボウシや玉の簪など見る事ができます。そして、秋の紅葉の頃には、コハウチワカエデの木を巡って色付きを楽しめるようにと思って作りました。
十月桜もまた咲いてきましたので、開園日にご覧ください。

新しい道ジュウガツザクラと西あずまや
  新しい道                       十月桜と西あずまや

 ここ掘って見ますと、丸い石が次々に出てきます。大年寺層という地層ですが、土の中にこれだけ多くの石ころがあるということは、大昔に川で丸くなってできた石が再び土に埋もれて100mもある山の中に眠っているという、地球の長い長い営みを感じさせてくれます。とは言っても石を掘り出すことの大変さは、やってみた人でなくては分からない
でしょうね。

            < 園長 伊深 正文 >

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