オナーズタワー






















「生活保護を受ける世帯の子どもの大学や専門学校への進学を支援するため、政府は来年4月から入学時に一時金を支給する方針を固めた。親元を離れる場合は30万円を配る。同居を続ける場合は10万円とし、さらに生活保護費の住宅費の減額ルールをやめる。来年の通常国会に提出する生活保護法の改正案に盛り込む。

 受給世帯の大学などへの進学者は昨年度で4619人。進学率は33%で、全世帯の73%を大きく下回る。この教育格差が親から子どもへの「貧困の連鎖」を生んでいるとして、対応を求める声が広がっていた。

 一時金の名称は「新生活立ち上げ費用」。パソコンや教材のほか、一人暮らしを始める場合は生活用品などに使うことを想定する。」



かつて大学進学はエリートの登竜門であった。

大学卒業者はエリートであったから、

一流企業やエリート公務員への就職はその者で占められた。

だから、その利権を求めて大衆は殺到して、

受験戦争が勃発した。

東大目指して何浪もする受験生が多発化して社会問題になった。

誰もが大学に進学して高等教育を受ける資格を取得できない社会は問題だということになった。

そこで国は大学受験制度を変更して、

従来の一期校、二期校という制度を改め、

共通一次試験を実施するとともに、

私学の大学許認可を拡大し、大学自体の数を拡大させた。

国公立に入学できなくても、

私大数を拡大することで、実質的に大学への門戸を拡大した。

そうすると、従来高卒の層も大学進学可能となり、

大学生人口が拡大した。

私大は学費が高いので、今度は学費が払えない学生が続出した。

誰もが大学に進学しても、学費が支払いができない社会は問題だということになった。

特に生活保護世帯の子供は進学ができないから不平等だということになった。

・・もう、こうなったら、共産主義社会を志向するしかないかな・・

それにしても、誰もが医学部に進学して医者になったりするのは困難だ。

もう、受験生戦争時のように大学に価値はありませんけど・・

能力を測り選抜することに意味があったのであって、

誰もが入れる大学に何の価値もありません。

大学は自由だから、勉強してもしなくても自由だ。

授業を受けても受けなくても自由なのだから、

大学生でも勉強せずにバイトに明け暮れても構わない。

しかし、それでは何のために大学に進学したのか意味がわからない。

そんな無意味な作業に税金を投入して、増税を繰り返すのか。

私は疑問を感じる。

ドイツのように、中学生くらいに進路を決めさせたらどうか。

大学出たって、営業に回らせるしか使い道がない。

もっと、業務に知識のあるエキスパートを育成してほしいのだ。

船長ばかり要らない。

熟練した船員が必要だ。

つまり、質の悪いエリートの育成に税を投入するのではなく、

質の高い職人の育成に税を投入すべきだ。