2016年12月02日

予想家における予想数について

ご存知のとおり、私は予想を厳選して行っているので、年間を通じて公式実績に残す予想数は50レース程度となっています。
それが一般の予想家に比べて少ないというのは認識していますし、私の予想家としての課題であることももちろん承知しています。
この点を競馬予想家協会の「予想力」に反映していないのは、私に都合の良い形にしているのではないか、と考える方もいるかもしれません。

競馬予想家協会の「予想力」への反映も検討しましたが、例えば、予想を1つする度に予想力が1ポイント上がるとした場合、予想を100R多くすれば、その的中・不的中を問わずとも100点上昇します。0.1ポイントとしても1000Rすれば100点の差。1週間に行われるレース数は2開催場でも48Rあり、これが50週とすれば2400Rとなり、240点の差になりかねません。このような考えから、予想数というものを予想力に反映する必要はないという判断に至っています。

また、予想家の予想情報を見る読者からすれば、予想の数の多さはそれだけその予想家の見解に触れることができるという楽しみはありますが、その見解の正しさがある程度結果に反映してくるものであることからすれば、精度の高い予想に、より高いニーズがあると思われます。予想の数が多くても読み切れないですし、毎週全レースに思い入れをもって臨める読者はいないでしょう。

もし、予想数が多いことに関して読者にメリットがあるとすれば、その予想を見ている読者が多くなればなるほど、その推奨する買い目に投票が集中する(その日勝負したい方の大口投票が入ることもあるでしょう)ため、予想が多いほうが、注目が分散されてオッズ減少に繋がらないといった程度ではないでしょうか。

しかし、これは読者のメリットというよりも、そのオッズ減少が馬券成績に直接繋がる予想家のメリットです。つまり、予想レースを絞れば絞るほど、注目を浴びた場合に、推奨する馬のオッズ減少につながるので、たくさん予想をして、読者の注目を分散させることで、オッズ減少を軽減することができると考えられます。

また、予想を多くすることでプレゼンス向上につながるのも予想家側のメリットです。特に、G1や重賞を予想したほうが多くの方に見ていただけるので、予想家としてアピールするには必要と思われます。

ということで、予想数の多寡については、予想家が予想家としてやっていくためには重要な要素でありつつ、(精度の高い予想を求めるであろう)読者や顧客にとっての評価には直接的に繋がるところが大きくないと考え、将来的にも予想力の評価とは切り離す方向で考えています。

skypot at 01:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 | 競馬雑論

2016年09月16日

競馬予想の社会的地位向上はなぜ必要か

競馬予想の社会的地位向上がなぜ必要なのかわからない、とのご質問がありましたのでお話したいと思います。

競馬に対する一般人的なイメージというのは、今も変わらず「ギャンブル」だと思います。これは、競馬をやらない人からすれば、長くやれば必ず負けるようにできているものであって中毒性もあり、やめられないのは馬鹿か自己管理ができないからではないか、といったマイナス面を中心に連想されると思います。

ギャンブルと言えば、パチンコで借金地獄になった話とか、子供を車に置き去りにして死なせたとか、会社の金を使い込んだとかそういったニュースがあるので、ろくなことがないと思ってしまうのも理解できるのですよね。
このような背景から、競馬が趣味だというだけで、あまり良く思われないように思います。

例えば、競馬ファン自身にしても、例えばお見合いの席で趣味を聞かれて、「競馬」だと答えられるか、考えてみると良いと思います。
さらに、これが仕事だとした場合、お仕事は何ですかと聞かれて「競馬予想です」とはなかなか言えないですよね。まともな人間と思われないのではないかと考えてしまいます。
これが、私が競馬や競馬予想の社会的地位を向上させたいと思う動機のひとつです。

この方面での活動では、競馬予想は突き詰めれば的中率も回収率も上がってプラスにもできるといった、知的な娯楽であることを伝えるために、長くやれば必ず負けるものではないことを、理論でも実践でも証明するとともに、競馬予想家がその成績も含めて客観的に評価される土壌作りとして競馬予想家協会を立ち上げました。

競馬予想家を社会的存在として認めていくことで、パリミチュエルの壁を乗り越えられる期待もできます。つまり、優良な成績を打ち出せる予想家を表に引っ張り出すことができ、予想をその内容を含めて評価していくことで、競馬予想自体の文化の向上を図っていけると思います。

例えば、将棋であれば、ある棋士が素晴らしい手を見出したとして、それで一局を勝ったとしても、それに対抗する手が新たに研究されていき、その蓄積や相乗効果で将棋という技芸は高められてきました。予想家が壁に閉じこもってしまうと、競馬予想という技芸は各人の領域でしか発展しません。それはもったいないし、同じ趣味を楽しんでいる人が多くいる中で、つまらないように思うのです。


競馬予想の「芸術化」とは何か、ということもよく聞かれます。当初考えたときに適切な言葉が見つからず、「芸術」という言葉にしましたが、今は「芸道化」が一番しっくりくるように思っています(「技芸」、「芸当」などもあります)。
要するに予想技術の巧みさを客観的に評価されるものにしていきたいということですね。

ご不明な点等あればご質問をお待ちしています。

skypot at 00:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2016年06月05日

競馬予想家について(ワックスムーン氏のコメント付)

以下、競馬ナンデグリーンベルトに投稿した文章をこちらにも転載します。

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おくりばんとさんが提起された競馬予想家論について、当方も少し書いてみます。

私は一般的な競馬予想家のことを「予想情報発信者」と呼んでいます。現在、ネット等の個人が可能な情報発信手段において競馬予想等の情報発信を行っている方がたくさんいるところ、彼ら予想情報発信者は何を目指すべきかといった話かと思います。

おくりばんとさんは、予想情報発信者を「競馬予想家」と「予想屋」や「馬券師」に分類されています。

私は、「競馬予想家」(=予想情報発信者)は「予想屋」や「馬券師」を含む概念として話を進めたいと思います。なお、自分自身が儲けることを追求している方を「馬券師」、依頼を受けた特定少数の人を儲けさせるために活動している方を「予想屋」と呼ぶことは同様とします。

多くの予想情報発信者にとって、予想情報発信は趣味です。競馬(競馬予想や馬券購入)が趣味であれば、その記録を残すためであったり、読んでくれる人からの反応や注目されることが楽しかったり、競馬ナンデであればランキング等に参加して情報交換できることにメリットがあったりといったもので、趣味の一環にすぎないかもしれません。この領域の方は、できればそれに越したことはないものの、より多くのレースについて、より多くの人に、より面白い文章を届けることに気張る必要はないでしょう。

ですので、おくりばんとさんの文章は、それ以上の高い意識で予想情報発信を行っている方が考えるべき内容だと受け取っています。

高い意識というのは、より多くの競馬ファンに自分の予想に注目してもらいたい、予想でお金を貰えるようになりたいといった感覚です。予想に自信がある方であれば、将来、競馬予想で身を立てたいと考えたことがあるのではないでしょうか。身を立てるということは、収益を得ることと完全にイコールではないものの、予想をしっかり行いながら、自分が食べていく、家族を養えるといったことが両立できなければなりません。「馬券師」はそもそも情報発信をするメリットはありませんので、一般の予想情報発信者が予想で収入を得ることを目指すと「予想屋」になるのが手っ取り早い方法ということになります。

しかし、「予想屋」は、顧客のために予想を行うため、顧客以外に閲覧可能な形での予想に制限がかかりますし(顧客を増やすために、この活動自体は必要)、予想及びその過程(予想理論)の開示が自身の予想効率にマイナスに働くためこれを行わないことに合理性を見出してしまいがちです。私はこれを「パリミチュエルの壁」と呼び、予想文化の発展の妨げになっていることを指摘してきました。

ただ、「予想屋」はもちろん、「馬券師」も広い概念である競馬予想家から排除するべきではないとも思います。「予想屋」や「馬券師」は競馬予想の研究を熱心に行い、収益を得られるだけの熟練度にまで達したということですから、彼らの技術は競馬予想界において評価されるべきです。現状、身を立てる方法がこの形だっただけであり、彼らの全てが自分の利益のことしか考えられない人間であるかもわかりません。そのため、彼らがより広く予想情報を開示できるような環境(例えば将棋のタイトルや段位といったような別の角度からの評価や賞賛を受けられる等)を考えていく必要があると思うのです。そういったスキルが広く一般に認知されれば、予想の販売だけでなく、予想理論を教える習い事ビジネスも成り立ちやすくなるでしょう。

他の形で競馬予想家として身を立てるというと、業界関係者やメディア出演をしている「予想評論家」になる、というのも可能性としてゼロではないかもしれませんが、ここに食い込むには、業界に就職するか、業界関係者に知り合いがいて声をかけられるといった幸運にあずかるか、雑誌の攻略法コーナーに申し込む等、自らをアピールできる場に進出するかしなければ道は拓けないと思います(雑誌の攻略法コーナーだと、「予想屋」になれればよいほうかもしれませんね)。彼らはメディアへの出演料や原稿料、新聞社の給料で収入が得られるのでしょうから、予想の成績よりもいかに面白い予想をするかのほうが重要かもしれません。

それから、ネットインフラの充実によって多数の者への情報発信が浸透してきた現在においては、「予想屋」にならなくても、ユーチューブによる予想発信等、予想発信媒体における広告収入等によって収入を得る道も出てきました(独自の新聞配信等による直接予想を行わない情報配信料、システム利用料等によって身を立てる方法もあるでしょうが、予想家というテーマからずれるのでここでは除外します)。規模が大きくなれば、予想情報に制約をかけることをより少なくすることも可能となるでしょう。そういった方を輩出できるかが、今後は重要になると考えており、自ら切り拓こうという方には是非、パリミチュエルの壁を意識して乗り越えて頂きたいものです(そして、そのためには誘引が必要というのが持論です)。

あるいは、ある程度の規模で広告収入を得られる予想情報発信媒体(例えば競馬ナンデ?)において、予想家として雇って頂くというのもありえるのでしょうかね。

社会的存在というのは、無論そのように振舞うことが理想的だと思いますが、例えばスポーツ選手等が人間の可能性を輝かせて見る者を励ましたり、楽しませたりする存在であるのと比較して、競馬予想家は(将来的に同様の扱いを受けられるかもしれないが現状において)社会的にそういう見方をされているとは残念ながら思えません。競馬予想家に対する需要というのは、どうしても予想になり、それも高精度かつ着眼点に優れたものが求められるものです(自分が参考に見たいのもそういう予想です)。

私個人の話をすれば、意識は高く持ち、競馬予想の芸術化(社会的存在として競馬文化の発展)を目指していますが、おくりばんとさんの提案からすると、より多くのレースの予想をお送りできていないことが課題になります。私の予想に対する価値観は圧倒的に量より質であり、限られた時間の中で質の向上を優先しています。元々データ使いなので、有馬記念でもデータさえ作成・更新する余裕があればG1予想を再開できるのですが、納得のいく形のものを創るまでには至っていないのが現状です。

私の考えでは、競馬ナンデにおいて高い意識で予想を行っている方に対して、得意条件を絞るなどしてでも精度の向上に努めて頂きたいと思っています。そのほうが、競馬ナンデの機能に条件別のアーニングインデックス等から得意予想家をソートする機能を加える、得意予想家の予想をまとめて競馬ナンデとしての推奨予想を提示する、競馬ナンデとしての推奨予想の成績をとってみる等、色々な可能性に繋がると思うのですよね。友人と遊ぶゲームも対戦型より協力型のほうが最終的に楽しめるものです。将来、この条件ならこの人というような信頼できる予想家さんが見つかれば、その予想に乗って、自分では完結できないWIN5を的中させてみたいものです。
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(ワックスムーン氏のコメント)

予想家の存在意義というかニーズは、究極的には、予想を的中させる技術があるかどうか、なんだろうね。
年間回収率150%保障とか、そういう予想理論があるならば、競馬予想界では神と崇められると思う。それがどんな手法であれ。

的中にたどり着くための根拠、合理的理由が示せれば理想ながら、競馬の場合、常に合理的な結論が導かれるとは限らないのが、その楽しさでもあるので、よくあるサイン派や、出目なんかも、予想スタンスとして否定されるべきものではないんだとは思う。
間口の広さが競馬予想の魅力でもあると思うので。
たぶん、初心者には、サイン派とかのほうが面白いと思えると思うしね。

たくさん予想をしたところで、専門のサイトまで覗きにきて馬券を買おうなんて人は、すでに競馬に相応の興味を持った人だと思うので、多数予想そのものを否定はしないものの、いわゆる裾野を広げるという役割はあんまり果たせないだろうね。
より多くの人が馬券を買うであろうG汽譟璽垢鰺汁曚垢襪海箸蓮△修陵汁朮箸涼楼未鮃發瓩笋垢い箸呂い┐襪世蹐Δ韻鼻
やっぱ、裾野の拡大は、地上派等のライトなメディアに出演するアイドル予想(こじはる等)がやるべき事なんだろうな。
そういう広告塔がいないと、成り立たないんじゃないかと。あくまで現状では。
競馬をしない人でも知っている競馬予想家なんて、一人もいないと思うよ。

社会的地位。
これは非常に難しいね。競馬予想界、その道での名誉というのは、得られないこともないんだろうけど、社会的地位を高めるのは簡単じゃないからね。
競馬を投資のひとつと考えるのであれば、バフェットみたいに財を築いて、それを寄付するようなことをしない限り、賞賛はされないだろうね。そうすれば賢人として称えられるかも。
310億ドルだよ、寄付金額。総資産の85%を慈善団体に寄付だもんw

やっぱ、今のところ私腹をこやすための手段としかとらえられていないと思う。一般論として競馬に限らずギャンブルは。パチンコとかと同じかもね。パチンコだってプロはかなり研究してるんだろうし。
一家を養っている人はいるにせよ、巨万の富を築いた人はいないんだろうな。
いつだったか、香港かどこかの投資集団が捕まったよね。そういう奴ばっかりだよ。
いたとしても、それを社会に還元しようという志がある人は今のところいないんだろうね。

だって、常に捕まるんだもん。会社の金等を使い込みした奴が。競馬に使ったってw
あとは、香港の例みたいな脱税ねw
これを覆すような奴が多数出てこない限り、残念ながらイメージアップは果たせないだろうな。

競馬に興味を持った層が、より深く競馬に予想にのめり込むように、深淵なる予想の世界があることを提示できるように、腕を磨くしかないのかもしれないね。

結果として、そういう地道な活動が社会的地位の向上に繋がる可能性があるかもしれないけど、社会的地位を最初から向上させようとしても、簡単ではないね。
社会的地位が高い人は、最初からそれを目的としていた訳ではないと思うしね。

そういう高いレベルで、技術で戦っている人がいることを知らしめるものとして、予想家協会みたいなものの存在意義はあるんだろうけど、高いレベルの人でも、自分の儲け、予想収入を得ようって人は、表には出てこないからね。ジレンマだね。
社会的地位は、凄い財に余裕がある人の一部が得られるものなのかも。こと、お金儲け系に関しては特に。

なにやらWINSとかでさ、外国人がプリンターを駆使してマークカードを多数塗って、凄い金額の馬券を買い捲る絵がよく見られるらしいけど、脱税逃れで現地で買ってるらしいね。
究極的には3連単でどれが来ても儲かるように資金配分して買うことは可能なんだろうね。
そこまで極端ではないにせよ、そういう買い方をしている資金豊富な層が、3連単のオッズをまずくしてんだろうな。二桁人気馬のワンツーでも100万いかないとかね。そういうのが出てくるんだよね。

(現状のまとめ)byスカイポット

社会的地位向上は競馬予想芸術化を構成するひとつの車輪ですが、マスメディアに露出可能な予想家が志を持って行わなければ進まない印象ですよね。

とりあえず、今できることはネット社会となり一般人でも露出がしやすい環境になってきたので、その機会を活用できるよう心がけていくことですね。そして、そのためにはもうひとつの車輪である予想精度の向上が必要で、常に鍛えておかなければなりません。

なかなか、難儀なことですね。私自身だけでは力不足ですので、競馬予想家協会に参加してくれるような有志の方々と連携していければと思っています。

skypot at 18:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2016年04月22日

競馬の税金の件(北海道の馬券訴訟続報)

 競馬の馬券の税金問題について、以下の報道がありましたのでこちらでも取り上げておきます。

外れ馬券訴訟、2審は課税処分取り消し命じる
読売新聞 4月21日(木)15時24分配信

 外れ馬券の購入費を経費と認めずに追徴課税したのは違法だとして、北海道の40歳代の公務員男性が国に課税処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(菊池洋一裁判長)は21日、請求を棄却した1審・東京地裁判決を取り消し、課税処分の取り消しを命じる判決を言い渡した。

 判決によると、男性は2010年までの6年間に約72億7000万円の馬券を購入し、約5億7000万円の利益を得た。外れ馬券分を経費に算入して確定申告したが、札幌国税局は、当たり馬券分しか経費と認めず、男性に約2億円を追徴課税していた。

 外れ馬券を巡っては、最高裁が昨年3月、中央競馬のほぼ全レースの馬券を大量購入していた元会社員について「営利目的の継続的な行為」と指摘し、外れ馬券分も経費と認める判断を示した。

 今回の訴訟の1審は同年5月、「男性はレースごとに予想して馬券を購入しており、網羅的に購入していた最高裁の事例とは異なる」と判断したが、東京高裁は「独自のノウハウで網羅的に馬券を購入し、多額の利益を恒常的に得ており、外れ馬券分を経費と認めた最高裁の事例と違いはない」とした。

 札幌国税局の話「国側の主張が認められなかったことは残念だ」


 「独自のノウハウで網羅的に馬券を購入し、多額の利益を恒常的に得ており、外れ馬券分を経費と認めた最高裁の事例と違いはない」とされたことは大変価値のある判決です。コンピューターを使って大量購入するのが要件というのは理不尽ですので、合理的に判断して頂いたものと思います。

 以前より私が指摘しているのは、馬券の払戻しに対する課税は「担税力の観点で見るべき」ということ。
 まともに考えれば当然の結論だと思いますが、早く法的な対応をしてほしいものです。馬券の税金の関係は風化させないよう、引き続き注目していきたいと思っています。

skypot at 01:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2016年01月16日

第十二期予想結果速報 〜四期連続黒字達成!〜

 昨年8月から行いました第十二期の予想成績(事前公開ベース)は下記のとおりとなりました。

総賭金額:412,200円
総回収額:452,500円
損益:40,300円
的中率:47.8%(22/46)
回収率:109.8%
予想力:93.2

(成績内訳)http://baryutensei.com/report/1601bt-seiseki-12ki.pdf
(過去戦績)http://baryutensei.com/report/1601bt-seiseki.pdf

 年明け以降、不的中が続いてしまい的中率は5割割れ、回収率も110%を維持できず4万プラス程度にとどまりました。しかし、中穴以降の馬券をほとんど取らなくてもこれだけ安定した成績(保守回収率も100%オーバー)を残すことができたのは収穫でしょう。予想力も若干上げることができました。

 プラス収支は4年連続で達成することができました。競馬が必ず負けるギャンブルでないことを引き続き立証しつつ、競馬予想の知性を知らしめることに寄与できれば嬉しいです。

 さて、しばらくゆっくりできます^^

skypot at 02:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2015年12月30日

成績開示予想者にドステさんが新規登録されました!

競馬予想家協会関連の情報ですが、本日、協会の予想成績開示規則に従い、成績開示予想者としてドステさん(サイト名「ドステの競馬予想」)が新規登録されましたのでお知らせします。

ドステさんは協会設立時に、本登録を目指すとご連絡を頂きました。その当時のご自身の予想成績報告書のサンプルをお送り頂き、馬券種による予想力評価の公平性について、ご意見を頂く等のご協力も頂きました。その時の予想力は80台だったと思いますが、今回の登録での予想力は30.9となっています。不本意な成績にもかかわらず宣言通りに登録されたことは、私は大変勇気の要ることだと思っています。誠実であるとともに、すぐに挽回できるという自信も感じました。

当協会の規定する「予想力」は、安定した的中及びしっかりした回収を、数値で表現できる内容になっています(高配当を的中できるとしても、100Rで2R以下しかないとすれば説得力がないし、参考にする側も当たる前に資金がなくなってしまいますよね)。それゆえ、予想の安定感を求められることによるプレッシャーはそれなりにあると思います。ドステさんは、これをきっかけに更なる予想技術の向上を目指される模様。

私の予想は若駒戦ばかりで予想数も少なく、もうすぐシーズンオフとなりますが、ドステさんは休みなく年2期の予想期間とされていますので、ドステさんの予想を是非ご注目頂ければと思います。

ドステさんの予想はまぐまぐのメルマガ(及びニコニコ動画)にて行われています。

skypot at 10:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2015年12月27日

競馬予想家協会の周知をしていて思うこと等

 競馬予想家協会を設立して約半年になります。この間、自らの予想期間に入り、予想配信も行っているため集中できていない状況ではありますが、目についた方や実力がありそうな方に対し、当協会へのご理解、ご支援、ご参加を呼びかける等の活動を行ってきました。

 とりおやこさんに成績開示予想者の登録を完了して頂いたことや、ランキンさん、ドステさん、カピバラさん等が登録を目指すことを公表されたことは、大変嬉しく思います。その中でも特に、既に有料予想を行われているドステさんの参加表明は大変勇気の要ることで、有料予想家が全て排除されるものではないということを証明してくれました。

 成績開示予想者の登録システムが、有料予想家には高いハードルなのだろうことは、当初から想定していたことです。予想成績が開示されることにより、自らの予想力が露呈されるため、実力を誇張して広告をされている方はもちろん抵抗があるでしょうし、予想内容が優良な方でもその重圧に耐えられる方でなければならず、成績をしっかりつけられる対応力がなければなりません。要約すると、「誠実な予想者」でなければ無理だと思っていました(予想力の基準に納得がいかない方がいることも留保はしますが、おそらく的中率が安定しない方でしょうから、極端なマイナス収支に陥る等のトラブルを起こしてしまいやすいと思います)。

 周知活動は主に、個人の予想家(または特定の予想家の色が強い業者)に行っています。予想会社でもまともなところはあるのかもしれませんが、ウェブサイト、ブログ等を見て回って、外観上そう思えるものは見つからなかったためです。この探索は、なかなかにこの業界の問題の根の深さを感じるものです。個人の予想家は、有料であれば大抵、これを叩くサイトや情報がありますが、そのクチコミも悪徳業者が行っている可能性があるのです。悪徳競馬予想サイトを糾弾するサイトはたくさんありますが、そのサイト内に優良競馬予想会社のリストがあれば、自作自演の可能性が高いと考えられます。

 悪徳競馬予想サイトを糾弾するサイトには、有料予想で被害を受けたという方の書き込み等がありますが、その予想家さんが不調の時期だっただけで、運悪くマイナスになってしまった可能性もあり、被害者の意見だけでその予想家の価値を測ることはできないとも考えます。しかしながら、的中実績をこれでもかと書き、プラス回収であることを謳って宣伝広告をしていれば、それを見て入会した顧客が、結果が出なかったことで騙されたと思う心情は理解できますし、予想家側の自業自得であるとも言えます。アンチが発生するのも、大抵は宣伝広告の仕方に問題があると思われます。

 例えば、「競馬データぶろぐ」を運営されているコリフ氏という予想家がいます。情報収集をしたところ、彼は、レジまぐでの宣伝記事を見るに予想に真摯な方のようで、現在の今年の予想成績はマイナスですが、それを隠さず開示しているところは評価できると思います。ただ、2013年の成績(回収率129.5%)は12月までマイナスだったところ、レートを一気に上げたタイミングで好配当が当たっただけとして叩かれています(参考リンク「競馬予想悪徳サイト撲滅へ!有料情報検証ブログ」)。これは、予想レートを上げることもあることを事前に公表していなかったことに原因があるのでしょうし、その回収率を悪びれることなく宣伝に使うことで、レート上昇に対応できなかった顧客の反感を買ったことは明らかです。

 例えば、「破滅へのカウントダウン」を運営され、馬券攻略本を何冊も上梓されている半笑い氏という予想家がいます。彼は過去の好成績や高回収率を宣伝文句にしていましたが、プラスの時は成績を開示していたのに、マイナスになったら開示しなくなったといった内容で批判されていました。hanfanfan7氏のnote詳しいですが、ツイッター発言等への人格攻撃とも取れる内容は行き過ぎと思われつつも、意外と合理的な観点で半笑いさんを批判しています。アンチが増えすぎたからか、半笑い氏は「お詫びとお願い」という記事で「私は明確に「実力が期待値マイナスの予想家」」であると明言し、プラス収支に期待して購入された顧客に謝罪をするところまでいきました。ここまで追い詰めたhanfanfan7氏らアンチの執念はおそるべしですが(hanfanfan7氏は更新を止めた模様)、予想で事業を行われている方や考えている方は留意すべきでしょう。

※上記の方々について、当方のスタンスは中立です。批判内容の真偽についてコメントするつもりはありません。問題は、もっと直接的な悪徳業者にあるのです。

 顧客やアンチ絡みのトラブルが発生されてしまうような方こそ、競馬予想家協会に参加して頂くべきなのではないかと、私は考えています。予想家は、その時の予想の調子が良ければ鼻が高くなり、そのテンションで顧客にアピールする宣伝広告を発信してしまいがちです。これを真に受けた顧客からすれば、その後の結果が芳しくない場合、騙されたと思うのも仕方がない面があるのです。自分の予想実績はこういう内容です、更に、このような予想文を書いていますということを開示しておくことは、予想家によって非常に大切な防衛ラインを引くことでもあるのです。私だって、来年もプラスの予想を行えるかはわかりません。

 競馬予想家協会にも穴があるかもしれませんが、今後もできるだけそれをなくして、誠実な予想者であることを証明する場としての存在意義を確立したいですし、誠実な予想者が集まって、競馬予想の技術を競う場にできればと考えています。著名な予想家さんにアプローチをかけるまでは時期尚早だと思いますが、いずれはそういった方にも認めて頂きたいです。

 この活動は当方にとって収益事業ではありません(無償奉仕です)。そして、競馬ファンの一人として、誠実な予想家を明らかにしたい、実力のある予想家をより客観的に見出したい、応援したいという思いから行っています。業界やマスコミ関係者の方も、ご興味を持っていただけたら、何らかのご助力を頂ければ幸いです。


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2015年11月09日

成績開示予想者にとりおやこさんが新規登録されました!

当ブログの更新が停滞して恐縮です。
競馬予想家協会の活動については、別サイトに移行しているところですが、先週、協会の予想成績開示規則に従い、成績開示予想者としてとりおやこさん(サイト名「とりおやこ式 「たのしく、マジメに」」)が新規登録されましたのでお知らせします。

当協会の規則は事後に修正や削除のできない媒体でレース発走時間前までに予想を開示(発走時間前までに掲載したことが証明できれば、事後公開でも可能)する形で、100R以上の予想配信実績を積み上げて報告しなければならないので、手間もかかるし、心理的なプレッシャーもあったと思います。これをして頂いただけでも、誠実な予想家として賞賛されるべきと思います。

虚偽や切り貼りの予想成績で広告することはもちろん、予想内容を全て隠したままの予想販売も、顧客にとっては予想家を信頼するしかない状況で、開けてみれば実力のない予想家というおそれがありますし、そのような業界では先がないと思います。

当協会の「予想力」概念が、予想家によってはそのスタンスと相容れないという可能性はありますが、安定した的中及びしっかりした回収を、数値で表現できる内容になっていると思います(高配当を的中できるとしても、100Rで2R以下しかないとすれば説得力がないし、参考にする側も当たる前に資金がなくなってしまいますよね)。自分のほうがもっと上手であると思う方、誠実な予想配信者であることを証明したい方等の参加をお待ちしております。
※協会の規模が多くなって事務局ができた暁には、早期登録者を委員に優先的に選定(お声がけ)しようと思いますし、競技的な面も加えて、継続開示のメリットを付与していこうと考えております。

私の予想は若駒戦ばかりで予想数も少ないところ、とりおやこさんの予想を是非ご注目頂ければと思います。
とりおやこさんの予想は競馬ナンデにて行われています。

skypot at 21:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2015年07月01日

競馬予想家協会の創設について

 先日よりパブコメをしていました、成績開示予想者の登録等を定めた優良予想家協会構想については、特段の意見はありませんでしたが、「競馬予想家協会」として設置し、専用ウェブサイトを新設することで開始することにしました。
(新旧対照表)http://baryutensei.com/report/1507bt-kisokushinkyu.pdf

 また、協会の概要については、サイトにも掲載していますが、下記のとおりです。

【競馬予想家協会について】

 競馬予想情報の発信は誰でも行うことができ、インターネットが普及した現代においては、多数の顧客を相手に情報を販売するビジネスが成立するといった背景もあり、現在、競馬予想家を名乗る者を含め、競馬予想情報の発信を行う者(以下「予想家」という。)は相当な数にのぼると思われます。

 また、競馬の配当は、胴元が馬券購入金額の一部を控除した上でオッズが定められるパリミチュエル方式で行われるため、優秀な予想技術を持つ予想家は、その技術を秘匿し、予想を有料化して顧客を囲い込むことに合理性があり、優秀な予想家がますます見出されにくいといった状況が生じています。

 この状況下では、競馬ファンは、より有用な情報発信者の情報にアクセスしにくく、いわゆる悪徳予想業者等の被害に遭遇するリスクも比較的高くなりますし、予想家は、予想技術が高くなっても、それを外部に出していくメリットはなく、一定の顧客を囲い込んだ予想情報の有料化に行きつくことになり、予想技術の交流的発展は、一部のメディアに出演している予想家に委ねられるしかありません。

 当協会は、客観的な評価基準を設けることにより、優秀かつ誠実な予想家を明らかにし、当該予想家の活動を支援することを通じて予想家に新たな価値を創造するとともに、競馬ファンがより競馬予想を愉しめる環境整備を進め、ひいては、競馬予想文化の発展に寄与することを目的としています。

 詳しくは、協会ウェブサイトをご覧ください。
→ http://hrta.info/

 まだ非常に簡易なページですが、今後、更新して充実させていきたいと思います。
 また、活動を理解し、前向きに支持してくれるサポーターを募集します。サポーターになると言っても、費用はかかりませんし、何か作業をお願いするものでもありません(してくれるという方がいればもちろん歓迎ですが)。この活動にかかる情報をご覧頂けるといったものですので、ご興味があれば是非。


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2015年05月15日

競馬の税金の件(北海道の男性は敗訴)

競馬の馬券の税金問題について、以下の報道がありましたのでこちらでも取り上げておきます。

「外れ馬券は経費」認めず=北海道の男性は敗訴―東京地裁
時事通信 5月14日(木)15時3分配信

 競馬の外れ馬券の購入費を経費と認めず、6年間で所得税など約1億9400万円を追徴課税したのは違法として、北海道の男性が国に課税処分の取り消しを求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であり、増田稔裁判長は請求を棄却した。
 外れ馬券の購入費を経費と認めるかについては、大阪府の元会社員の脱税事件で、最高裁が3月、「購入期間や回数、頻度などを総合考慮して判断する」との基準を示し、「馬券の自動購入ソフトを使い、長期間にわたり網羅的にネットで大量購入していた」として、経費算入が認められた。
 男性も「独自のノウハウに基づき、日本中央競馬会(JRA)主催のほぼ全てのレースで数百万円から数千万円の馬券を継続的に購入していた」と主張し、経費と認めるよう訴えていた。
 しかし、増田裁判長は「金額は多額だが、レースごとに個別に予想して馬券を購入した」と指摘。「機械的に購入していたとまでは言えず、一般的な愛好家と質的に大きな差はない」と判断し、訴えを退けた。


国税庁は既に、前回の最高裁判決を受けて、下記リンクのとおりパブコメを実施しています。

「所得税基本通達の制定について」(法令解釈通達)の一部改正(案)(競馬の馬券の払戻金に係る所得区分)に対する意見公募手続の実施について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=410270009

国税庁の対応は、以下のように今回の裁判のような例だけを例外とする規定を設けるものです。

(2) 競馬の馬券の払戻金、競輪の車券の払戻金等(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除く。)
(注)1 馬券を自動的に購入するソフトウェアを使用して独自の条件設定と計算式に基づいてインターネットを介して長期間にわたり多数回かつ頻繁に個々の馬券の的中に着目しない網羅的な購入をして当たり馬券の払戻金を得ることにより多額の利益を恒常的に上げ、一連の馬券の購入が一体の経済活動の実態を有することが客観的に明らかである場合の競馬の馬券の払戻金に係る所得は、営利を目的とする継続的行為から生じた所得として雑所得に該当する。
2 上記(注)1以外の場合の競馬の馬券の払戻金に係る所得は、一時所得に該当することに留意する。


既に締め切って1か月近いので、そろそろ結果が示されると思います。
内容が変わることはないでしょうけど、どんな意見があったかは見てみたいですね。


さて、本件記事の北海道の男性については、馬券購入記録は残っていない部分もあるそうで、それは控除できないだろうと思うのですが、そもそも、システム的な継続購入ならOKで、レースごとに個別に予想して購入したらNGという判断基準はおかしいと思います。むしろ、直感的には後者で想定されるライトな競馬ファンを安心させてあげるべきでは。

以前より私が指摘しているのは、馬券の払戻しに対する課税は担税力の観点で見るべきということ。
前回の最高裁判決は画期的ではありましたが、まだ保守的な場当たり的なものであり、このような事態が発生しています。

「馬券を自動的に購入するソフトウェアを使用して独自の条件設定と計算式に基づいてインターネットを介して長期間にわたり多数回かつ頻繁に個々の馬券の的中に着目しない網羅的な購入をして当たり馬券の払戻金を得ることにより多額の利益を恒常的に上げ、一連の馬券の購入が一体の経済活動の実態を有することが客観的に明らかである場合」の各論点の線引きはどこでなされるのでしょうか。ここまで書けば該当する例はほとんどなくなるだろうという意図が見えますね。

馬券の税金の関係は風化させないよう、引き続き注目していきたいと思っています。

skypot at 02:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2015年04月29日

誠実な予想情報発信者のサポート策について(協力依頼)

 ここのところ競馬予想芸術化の活動を進めることができなかったところですが、予想成績開示規則の一部改正を行いつつ、この活動を推進していきたいと思います。
 予想の評価基準の策定及び予想成績の開示を求めていく意図について、そもそもの当方の問題意識には、下記のようなものがあります。

○予想の評価基準を作ること
 現状、予想を評価する基準が拙い(「的中率」と「回収率」の概念しかない)ため、予想の評価が容易にできません。評価の基準があれば、予想の優劣を客観的に示すことが可能となり、例えば、誠実に情報発信を行っている予想情報発信者が、たまたま不的中が続いた時に会員になった人から「悪徳業者」との風評を流されることを防ぐことにも繋がりますし、一人ひとりの競馬ファンが当該指標を高めることを目標にすることができます。
<規則における対応内容>
 「予想力」という独自指標を作成(予想発信者の予想力は、安定したプラス収支となる的中、数少ない高額の回収に頼らない回収を重視して評価)。予想成績開示規則を3年間運用した結果、不合理な計算部分があるため、今回、規則の一部改正を行う予定。

○誠実な予想情報発信者を明らかにすること
 予想に係る分析過程や虚偽のない成績を開示する等、誠実に予想情報を発信している優良予想者に対し、公表等の優遇措置を採ることでメリットを付与します。その結果、悪徳予想業者が怪しいと思われやすい環境を醸成していくことができればと思います。
<規則における対応内容>
 予想成績開示規則にて、広告で利用できる実績について等の自主規制を規定(第六条)。ただし、特に利用されていないと思われるため、今後の普及促進が必要。今回、規則の一部改正を行い、優良予想家協会(当面、馬流天星にて対応)に「成績開示予想者」の登録を可能とする予定。

 この方法について、私は誰でも確認しようと思えば確認できる、一部予想の事前公開による方法(協会型)を唱えています。予想情報発信者同士が予想を事前に公開する方法(組合型)で良いのではないかとの意見もあるかもしれませんが、この方法では外部から内部の運営が正しく行われているかをチェックできない(例えば、私がチェックしているから大丈夫と言ったとして、私を信用してくれる方は問題ないと思って頂けるかもしれませんが、もし、私が買収されていたとして、外部からはわからない状態になってしまいます)ことに問題があります。ガバナンスを強めるには、外部からもチェックできるようにするのが一番です。

 現実的には、例えば、一部の情報開示(例えば、1日に予想を配信する15レース中の1レースを公開すること)が既存顧客のデメリットになるという否定的な意見もあると思います。ですが、情報発信者がどれくらい競馬予想に熟練しているかを顧客が判断し、納得して予想を購入できたほうが顧客の利益に資するでしょうし、予想レース数が多いよりも、予想の精度が高いほうが顧客にとってはメリットになると考えられるのではないでしょうか(もちろん、沢山のレースを賭けたいという顧客がいることも否定はしませんが)。

 また、パリミチュエル方式の競馬だから難しいといった意見もあろうかと思います。つまり、予想発信者を信奉している顧客は、その発信者の情報がより日の目を見ることによって、同じ馬券を買う人が増えて、オッズ的に損をしてしまうと考えるだろうということです。しかし、開示を求めるレースは一部のレースで構わないとしているので、直接的にそれほど影響はないとも考えられます。

 競馬に興味のない層も多数いる現状、競馬(予想)という娯楽が絶対負けるギャンブルではなく、予想理論によって成績を向上できる知的なものという理解を得ることによって、パイを拡大することも可能と思われるので、一部の予想情報及びその実績を公開して信頼を得ていくほうが、予想発信者のメリットになる可能性はあると思いますし、顧客が多くなれば、予想情報料は低くなる可能性があり、この場合には顧客のメリットにもなり得ます。

 ということで、誠実な予想情報発信をしているという自負のある方は、「成績開示予想者」の登録を検討頂ければと思います(新規則は平成27年7月1日より適用予定)。また、予想の実力に自信がある上、私の活動に協力したいという方も是非、ご連絡ください。

 馬流天星は、今後とも、誠実な予想情報発信者とともに、彼らをサポートする試みを続けていきたいと考えています。
(具体的には、「成績開示予想者」について、ウェブサイトでの公表、メルマガでの特集及び常時掲示を考えています)

skypot at 07:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2015年04月28日

「予想成績の開示に関する規則」の一部改正に係るパブリックコメントの募集について

 当方が作成している予想成績の開示に関する規則の一部改正を以下のとおり行うことを考えております。つきましては、コメントがありましたら、5月28日までに、コメント又はメールでご連絡頂ければ幸いです。

(新旧対照表)
http://baryutensei.com/report/1504bt-kisokushinkyu.pdf

※様式については更新中です

skypot at 23:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2015年03月14日

競馬の税金裁判の件(最高裁判決!)

3月10日(火)に、ようやく例の裁判の最高裁判決が出ました。結果は1審、2審を支持するもので、元会社員男性の勝訴に終わりました。

以前から指摘していることを繰り返しますが、担税力の観点から当然の帰結だと考えます。
なお、これは元会社員の男性の勝訴ですが、「外れ馬券が経費として認められる場合がある」ということが示されただけで、我々一般の競馬ファンが安心できる結論ではありません。引き続き下記内容の法改正がなされることを望みます。

・宝くじ同様、別の法律を作るなどして、馬券の利益に係る所得税を免除
・外れ馬券も経費になることの一般化(紙ベースでは難しいが、PAT口座等で証明することで可能か)


宝くじは控除率が5割だから税金免除しているとの答弁がありますが、競馬は控除率の中から国庫に納めているお金がありますから、二重課税ではないかという考え方もあると思います。

以下、ソースの転載。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
外れ馬券も経費と認める判決 最高裁
3月10日 17時02分(NHK NEWS WEB)

競馬の払戻金にかかる税金の計算方法が争われた脱税事件の裁判で、最高裁判所は、「外れも含めた馬券の購入が経済活動といえる場合は、外れ馬券の購入費も必要経費と認めるべきだ」という従来の国税庁の運用とは異なる判断を示しました。

この裁判は、競馬の勝ち馬を予想するソフトを使って、インターネット上で馬券の大量購入を繰り返していた大阪の元会社員の被告が、当り馬券で得た通算の払戻金30億円余りを税務申告せず、脱税の罪に問われていたものです。

元会社員は29億円を外れ馬券も含む馬券の購入に費やしていて、本人にとっての利益は1億円余りでしたが、国税庁は当り馬券の購入費だけしか必要経費として控除を認めていないため、起訴された脱税額は5億7000万円に上りました。

この裁判で最高裁判所第3小法廷の岡部喜代子裁判長は、「長期間にわたり、網羅的な購入をして多額の利益を恒常的にあげ、外れも含む一連の馬券の購入が経済活動と言える場合には、外れ馬券の購入費も経費と認めるべきだ」とする判断を示しました。そのうえで脱税額を5000万円余りと認定し、元会社員に執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

国税庁は運用の見直しを迫られますが、競馬の目的が娯楽なのか経済活動なのかをどう見極めていくのか、課税の公平性を保つうえで難しい課題を突きつけられることになりました。

国税庁「謙虚に受け止め適正な課税に努める」
外れ馬券の購入費を必要経費と認めた最高裁判所の判決について、国税庁は「国税庁の見解と異なる判断が示された点は謙虚に受け止め、適正な課税に努めたい」というコメントを発表しました。

最高検察庁「最高裁の判断を真摯に受け止める」
最高検察庁は、「検察官の主張が認められなかったことは遺憾であるが、最高裁判所の判断なので真摯(しんし)に受け止めたい」というコメントを出しました。

専門家「実態に即した判決」
弁護士で、税金を巡る訴訟に詳しい、青山学院大学法学部の三木義一教授は最高裁の判決について「インターネットで馬券を網羅的に購入する行為は、もはやギャンブルといえず営利を目的とした経済活動だと判断していて実態に即している」と評価しています。
そのうえで「国税庁は昭和40年代に作られた判断基準を画一的に運用するのを改めて、不合理な課税問題が起きないように実態に合った課税をしていく必要がある」と指摘しました。

「所得の分類」で判断異なる
馬券を大量に購入して得た巨額の払戻金について、国税庁と裁判所では所得の分類に対する判断が異なりました。
国税庁の運用では、競馬の払戻金は、福引きの賞金や保険の満期で受け取る金などと同じ、一時的または偶発的に生じた所得、「一時所得」に分類されています。
税法では、「一時所得」を計算する際に必要経費として控除できるのは、「収入の発生に直接要した金額」と規定されています。
このため国税庁は、競馬の払戻金への課税では、当り馬券の購入費だけを必要経費とし、外れ馬券の購入費は経費と認めていませんでした。
今回の裁判で元会社員は払戻金を得ても納税分を残さず、その大半を次の馬券の購入費に充てていました。
こうして得た払戻金は、通算で30億円余りに上りますが、その一方で、このうち29億円は馬券に費やしていて、元会社員にとっての「もうけ」は差し引き1億円余りでした。
ただ国税庁の運用では、29億円のほとんどを占める外れ馬券の購入費は一切経費として認められないため、30億円余りの払戻金から当たり馬券の購入費だけを控除して計算した、5億7000万円が納税すべき額とされました。
これに対して裁判所は、網羅的に多数回、馬券を購入する行為は競馬を娯楽として楽しむものとはいえず、もはや経済活動に当たるとして「雑所得」に分類すべきだと判断しました。
この「雑所得」には先物取引やいわゆるFX取引などがあり、年間を通じた実質的な利益に課税されます。
税法では、「所得につながる業務で生じた費用の額」を経費として控除できるとされているため、外れ馬券の購入費も一連の経済活動に必要な経費として認められることになります。
その結果、元会社員の納税すべき額は5000万円まで大幅に減ることになったのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しかし、この方は会社も辞められ、裁判にかかった費用や時間もあるでしょうから、割に合わない戦いだったでしょうね。

第二、第三の被害者を生まないよう、この議論がうやむやに風化されてしまうことないよう願っています。

skypot at 23:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2015年01月12日

第十一期予想結果速報 〜三期連続黒字達成!〜

 昨年8月から行いました第十一期の予想成績(事前公開ベース)は下記のとおりとなりました。

総賭金額:428,200円
総回収額:630,900円
損益:202,700円
的中率:51.1%(24/47)
回収率:147.3%
予想力:81.2

(成績内訳)http://baryutensei.com/report/1501bt-seiseki-11ki.pdf
(過去戦績)http://baryutensei.com/report/1501bt-seiseki.pdf

 的中率5割超え、回収率も147%で20万プラスと言うと一見素晴らしい結果のようですが、私の作った予想力による評価は騙されません。81.2は昨期と比べて約40ポイントも落ちています。朝日杯の1撃に頼るところが大きかったので、予想における堅実性の証明が足りなかったということです。

 しかしながら、結果としてプラス収支を3年連続で達成したことは事実。私が事前公開予想をして実績を積み上げてきたのは、競馬が必ず負けるギャンブルでないことを証明し、競馬予想の知性を知らしめることにありました。

 3期連続プラスを達成し、的中率も4割は超えていますから、前者は既に達成したと考えてもよいかと思っています。後者については今後の課題ですね。

skypot at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2014年10月11日

日本競馬における凱旋門賞挑戦の意義について

 先日行われた2014年凱旋門賞は、日本から3頭の有力馬(ハープスター、ジャスタウェイ、ゴールドシップ)が初優勝を目指すべく挑戦したが、またしても欧州勢の厚い壁に跳ね返されてしまった。力が足りない、適性(距離、馬場)が向かない、ローテーションが悪い、騎手のミス等々、観る者によって様々な敗因を考えうるだろうが、いずれも一定程度的を射ているのではないかと思う。

 結果に悔いはないと言った騎手もいたが、ここ数年、毎年のようにそれなりに実績のある挑戦馬を送り込んで、積み重ねた2着は4回となり、既に凱旋門賞は参加するだけで意義があるというレースではないはずだ。馬の力を出し切るために折り合いが重要であることは言うまでもないが、後方から(特に大外を回った2頭は、)小細工なしの横綱競馬をして勝てるほど楽な相手関係ではない。そもそも、能力の差を縮めるために、欧州の馬場に適応させる時間も必要だったのではないか。関係者にはしっかり考えて、次に繋げて頂きたい。

 近年、凱旋門賞はスポーツ番組中に生中継でTV放映され、3冠馬のオルフェーヴルやディープインパクトでも勝てなかった世界最高峰のレースとして紹介されるなど、その注目度を増している。挑戦と挫折を繰り返してきた競馬界関係者にとっても、このレースの勝利は悲願となっている。しかし、これを勝たなければ日本競馬が後進であるというわけでもない。ドバイワールドカップをヴィクトワールピサが優勝したことはまだ記憶に新しいが、他の海外G1でも日本馬は海外の強豪に伍する能力を見せている。

 凱旋門賞においても、日本においては超一流馬とは言えないナカヤマフェスタが2着したことがある。このことから、適性や条件が向けば、3冠馬のような馬でなくとも勝てる可能性もあるだろう(このような勝利でも個人的には喜ばしいことであり、さっさと呪縛を解いてほしいものだが、凱旋門賞が世界最高峰だと夢を抱く競馬ファンにとっては、やはり3冠馬のような名馬で優勝するのがベストストーリーという心理があるだろう)。そこで、日本競馬における凱旋門賞挑戦の意義を考えておきたい。

 広く知られたことではあるが、凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場の芝は重く、この時期は降雨によって更に重くなることもあり、日本の軽い芝とは求められる適性が異なる。このため、大抵の日本馬はスタミナ切れを起こして直線で伸びきれない。一方、凱旋門賞を好走した馬は重い馬場に適性があるので、日本のジャパンカップ(JC)に挑戦すると速い流れや高速馬場に対応できず、速い上がりについていけない。過去、凱旋門賞優勝馬でJCに挑戦し、優勝した馬がいない事実がそれを物語っている。世界最高峰だからと言って、凱旋門賞を勝った馬がすなわち世界最強馬ではないのである。(ちなみに、英国のキングジョージ此QES優勝馬にもJC優勝はない)

(参考1)凱旋門賞優勝馬のJC挑戦

ソレミア(2012凱旋門賞1着、2012JC13着)
デインドリーム(2011凱旋門賞1着、2011JC6着)
バゴ(2004凱旋門賞1着、2005凱旋門賞3着、2005JC8着)
モンジュー(1999凱旋門賞1着、1999JC4着、2000凱旋門賞4着)
エリシオ(1996凱旋門賞1着、1996JC3着、1997凱旋門賞6着)
アーバンシー(1993凱旋門賞1着、1993JC8着)
キャロルハウス(1989凱旋門賞1着、1989JC14着)
トニービン(1987凱旋門賞2着、1988凱旋門賞1着、1988JC5着)

(参考2)JC3着以内馬の凱旋門賞成績

ウィジャボード(2004凱旋門賞3着、2005JC5着、2006JC3着)
ファルブラヴ(2002凱旋門賞9着、2002JC1着)
ファンタスティックライト(1999凱旋門賞11着、2000JC3着)
ハイライズ(1998凱旋門賞7着、1999JC3着)
ピルサドスキー(1996、1997凱旋門賞2着、1997JC1着)
ランド(1995凱旋門賞8着、1996凱旋門賞4着、1996JC1着)
ストラテジックチョイス(1995凱旋門賞14着、1996JC3着)
ディアドクター(1992凱旋門賞10着、1992JC3着)
ゴールデンフェザント(1989凱旋門賞14着、1991JC1着)
マジックナイト(1991凱旋門賞2着、1991JC2着、1992凱旋門賞13着)
カコイーシーズ(1989凱旋門賞16着、1990JC3着)
ジュピターアイランド(1985凱旋門賞8着、1986JC1着)
エスプリデュノール(1983JC3着、1984凱旋門賞4着、1985JC11着)
オールアロング(1982凱旋門賞15着、1982JC2着、1983凱旋門賞1着、1984凱旋門賞3着)
エイプリルラン(1981凱旋門賞3着、1982凱旋門賞4着、1982JC3着)

 JCで馬券に絡んだ外国馬の戦績においては、凱旋門賞を惨敗しているケースも多い。JCへの挑戦が結果をもたらさない歴史を鑑み、戦績に傷をつけてしまったり、硬い馬場で故障させたくないという考えがあるのだろう、近年では、欧州からJCに挑戦してくる実績馬が減少してしまった。合理的に考えれば、その選択は正しいのだろう。その一方で、日本の競馬関係者たちは適性の違いを理解しつつ、ストイック(あるいは無謀?)に挑戦を続けているのである。競馬の発祥地である欧州の、歴史・伝統・文化がそのような憧れを抱かせるのかもしれない。

 しかし、この試みは歴史の蓄積により、次のような仮定を生んだとは言えないか。すなわち、「適性の全く異なる、凱旋門賞とJCのいずれも好走した馬は、より世界最強馬と呼ぶにふさわしい」というものである。凱旋門賞とJCをいずれも好走(両方連対または1着と3着(入線を含む))している馬を抽出してみると僅かに7頭しかおらず、日本の歴史的名馬が含まれるのだ。

(参考3)凱旋門賞もJCも好走している馬

オルフェーヴル(2012凱旋門賞2着、2012JC2着、2013凱旋門賞2着)
ディープインパクト(2006凱旋門賞3位入線、2006JC1着)
エルコンドルパサー(1998JC1着、1999凱旋門賞2着)
ピルサドスキー(1996、1997凱旋門賞2着、1997JC1着)
エリシオ(1996凱旋門賞1着、1996JC3着、1997凱旋門賞6着)
マジックナイト(1991凱旋門賞2着、1991JC2着、1992凱旋門賞13着)
オールアロング(1982凱旋門賞15着、1982JC2着、1983凱旋門賞1着、1984凱旋門賞3着)

 日本競馬において、凱旋門賞勝利は悲願であるが、ゴールではない。もし、達成をしたらJCとのダブル優勝を目標にしてほしい。これは正真正銘の快挙となるだろう。そして、凱旋門賞を勝っている外国馬には敬意を払いつつもおそれ入ることはなく、日本のJCも勝たなければ世界最強馬とは認めないと言えばよいのだ。

 もちろん、JCにも課題はある。近年、実績のある外国馬の挑戦が減少し、日本馬が上位を独占することが珍しくなく、90年代までのような、世界の実績馬との激突という華のあるJCではなくなってきていることだ。運営者には実績に応じた賞金ボーナスを再び増額するなど、招致のための工夫を考えてほしい(海外の馬は優勝することを目標に来日するのだから、2着、3着へのボーナスはなくし、1着へのボーナスに集約したほうが良いのではないか)し、関係者や競馬ファンは、海外レースばかりを上に見ることなく、JCの重要性を再認識してほしい。過去の優勝馬(例えば、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、エルコンドルパサー、ディープインパクト)と人気で敗れた馬(ミスターシービー、オグリキャップ、メジロマックイーン、ナリタブライアン、シンボリクリスエス)を比較するに、最強馬を語る上でJCの優勝(あるいは、凱旋門賞と両方での好走)はそれなりに重要と思われるから。

 この文章を書いていて思い出されるのは、かつでの国内最強馬であったテイエムオペラオーのことである。2000年はまだ大成途上であり、当時の環境で海外遠征するのは難しかっただろうし、2001年の凱旋門賞にはサキーがいたから、挑戦していても勝つのは難しかったと思うが、オペラハウス産駒で、馬場適性や勝負根性のあったこの馬に挑戦してもらいたかったものだ。2000年にこの馬が達成した、古馬中長距離王道G1全勝を含むG2以上8勝・年間無敗の金字塔は偉大だが、国内にライバルがいなくなったにもかかわらず海外に挑戦しなかったことがファンの心象を悪くしたのではないか。当時は国内に専念することが経済的に合理的と思われたが、海外G1を勝利し、種牡馬としての価値が海外で認められていれば、この馬を取り囲む環境も、全く違うものになっていたのではないか。色々と思索してしまうが、間違いがないのは、難しいと思われる挑戦やより強い相手と戦う姿勢は、ファンの心に響くだけで有意義であるということだ。関係者には、引き続き積極的な挑戦に期待したい。

skypot at 10:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬雑論 

2014年09月23日

競馬予想界改革私案(悪徳業者等の排除について)(再掲)

 競馬予想界には、インサイダー情報等によって高確率で馬券が的中する等とうたい、有料(高額)の予想を提供するという詐欺的な予想会社や個人(以下「悪徳業者等」という)が存在する。競馬詐欺の被害は近年増加し、2011年には国民生活センター及びJRAが注意喚起を行っている(注1)。悪徳業者等の手口(的中馬券の偽造、顧客情報の共有、元業者の証言、業者との電話応対の現場等)はTV報道もされているが(注2)、オレオレ詐欺のように年々巧妙に進化しているようである。

 折角、競馬に興味を持った人たちが、悪徳業者等の詐欺によって経済的な痛手を被って退出してしまうことや、八百長やインサイダー情報などがまかり通る世界であると誤解されてしまうこと等、悪徳業者等が蔓延ることで競馬やその予想者のイメージが悪くなることは、ファンとして遺憾であり、私の競馬における活動の目的である「競馬予想の芸術化」において、競馬及び競馬ファンの社会的地位の向上を掲げている以上、改善されるべき課題として認識している。

 悪徳業者等を撤退させるためには、悪徳業者等を1件1件摘発するよりも、騙される人を可能な限り減らしていき、儲からないようにしてしまうほうが効果的である。なぜなら、摘発には弁護士に相談する等の費用や時間のコストがかかる上、ようやく1社を撤退に追い込んだとしても、そこに甘い汁が吸える構造がある限り別の悪徳業者等が参入してくるだけと考えられるからである。競馬情報販売業については、現状、特別法となるような規制が存在せず、許可や登録等も不要であり、このような詐欺は警察でしか取り締まることができないのだが、明らかな詐欺でなければそれも難しい状況(注3)であり、再犯を防ぐことも難しい(悪徳業者等の名称を公表しても、社名を変えてしまえば済んでしまう。登録制等にすれば、過去に詐欺業者を運営した者等を管理し、排除することも可能となり、一定の効果は期待できる)。業者規制を設けることが現実的でないとすれば、当面は自衛のできる環境を整備する方向で対策を練るべきである。

 悪徳業者等が騙しを行う手口としては、
A.無料会員登録等によって、お金に困っている人や、競馬でお金儲けをしたい人を見つけ出す
B.(関係者情報等を語ることによって、)必ず儲けられるレースがあることを信じ込ませる
C.情報料が有料(高額)、限定的となることを納得させる
D.上位のコース等への誘導等により二次的な利益を求める
というのが典型例なので、これらに係る問題点と可能な対応策を考えていく。

 A.については、そういう甘言に引き寄せられる人もいるのが世の常であり、一定程度の人が無料情報への登録を行いDM等が頻繁に届けられるようになってしまうのはやむをえないと考える。この時点では、大きな被害には至らないので問題はないが、こういった無料情報で顧客候補名簿が作成され、関連会社に情報共有されているということは知っておくべきである。

 B.については、「事前に着順が決まっているレースは存在しない」ことの認識をより広く共有する必要がある。馬は動物であり、騎手はその動きの全てをコントロールすることはできない。時速60キロというスピードの中、着差がコンマ何秒という世界で着順まで必ず指示通りに入ることは無理というものである。もし、八百長がばれてしまえば、競馬界から追放されることも余儀ないところであるから、難関の競馬学校を卒業し、晴れて騎手という職業に就きながら、そのような行為に手を染める可能性は低いと理解できる。また、故障等のアクシデントが起こらない保証がないことからも明白であろう。

 予想業者等は、一定程度以上の精度がある予想(すなわち、価値のある予想)を行うことができるはずだが、それが必ず的中するものではないから、予想情報を他者に提供することで対価を得ることが合理的な行動となるのである(このため、予想に価値がなく、予想を販売することがすなわち悪徳であるという考え方も間違っている)。もし、必ず的中できるレースであれば、他者に提供して対価を得るよりも、そのレースの馬券を大量に購入して儲けるほうが合理的な行動と考えられる。もし、絶対的中できるレースがあるといった勧誘を受けた場合には、この論点から相手の矛盾を指摘することが可能だ。

 競馬に絶対がないことを周知するためということでもないだろうが、これまで、サイン馬券術等の客観的合理性の低い予想法が一定の評価を得て、「予想は(逆さに読んだら)ウソヨ」という言葉にもあるように、予想の合理性自体を軽視・否定することが多かったように思う。しかし、これでは、「競馬は事前に着順を必ず的中できるものではないが、予想技術によって、事前に着順を当てる精度を高められる知的芸当である」という、予想自体の本質的な魅力を伝えることができないというジレンマが生じる。

 C.については、必ず的中することを信じ込ませれば、高額の情報料でも支払わせることが可能であろうと思われる(B.における問題点)。また、競馬情報の提供においては、他者が相乗りするとオッズが下がる等と言って、情報公開に消極的で、顧客に定員を設けたり、購入金額を指定したりしていることが一般的である。この方法はパリミチュエル方式の配当方法では合理性があり、価値があるものを公開せよというのも難しいものだが、何も公表しなければ、優良な予想技術を持っているかいないかが、入会してみなければ客観的にわからない状況となる。このような状況下では、悪徳業者等が自身を優良業者であると思わせるような外観を作りやすい環境となってしまう。

 D.については、「別の高額コースでは的中していました」「返金は、次のレースにも参加してもらわなければ応じない」等といって、追加で高額の支払いを求める手口がある。私が無料で予想配信を行っていたところ、「もっと当たる有料コースに入会したい」といったメールが寄せられたことがある。競馬情報会社に浸かっている人は、有料(高額)が予想の信頼度の高さだと思うのかもしれないが(実際、予想家にとって自信度の高低があるにせよ)、そのような発想は、このような手口に対して危うい。競馬に絶対がない以上、予想の金銭的価値には一定の上限(例えば、私は1レース最大5千円程度と思う)を念頭に置いたほうが良い。

 さて、悪徳業者等の手口について確認したところで対応策を考えたい。第一には、競馬において(事前に着順が確定する)八百長が行われるというような嘘が簡単に信じられないように、より明るいイメージを醸成していくべきであり、良い予想は隠されるものでなく、より透明化されている知的芸当であるという認識を拡大していくことが有効であると考える。具体的には、「我こそは優良予想家である」と思う者は、悪徳業者等と似た外観にならないよう差別化を図り、悪徳業者等が客観的に見出されやすい状態を作るようにしてはどうだろうか。差別化については、予想の一部や予想文を事前に無料公開すること、予想実績を広告にする場合には、無料公開の予想を累積した数値を用いること等が考えられる。前述の情報公開をしていれば、会員になるかを検討している人が、業者等の実績を自分で確認することができ、自己責任を問うことができる。

 予想(技術)の公開については、予想者の優位を低下させるものであるから、賛同できないという意見も多いと想像される。しかしながら、予想が知的芸当であることの認識を広め、競馬予想の文化的価値を高めるためには、予想技術を証明するある程度の情報公開が必要不可欠である(全ての予想技術の情報公開をすべきというものではない)。この点については、現状、予想技術を公開する者のメリットがほとんどないことから、何らかの環境整備が望まれる(将棋におけるタイトルや段位のようなものによって、予想公開者の地位が向上する等)とともに、競馬関係者の方や競馬メディアの方が、このような私利にとらわれず競馬予想の文化的価値を高めようとする活動家を積極的に支援して頂きたいものである。我々競馬ファン側も意識をして、そのような活動家を評価し、バックアップすることが必要だろう。情報発信ができないという方は、活動家の投稿記事の拍手ボタンを押すだけでも良い。

 第二に、競馬予想の文化的価値を高めようとして、一定の情報公開を行っている予想者が連携できる場所を育てることである。以前より私は協会構想を説いているが、これは、「競馬予想家協会」のような協会を作り、優良と認識されたい予想家は当該協会に加盟して、事前の無料公開予想を行いつつ(注4)、その収支結果を協会に報告、協会はそれをチェックし、公表するというもの。予想家を一定の基準において競争させ、優秀な者に段位等を与えて表彰する機能や、予想の対象範囲ごとにタイトル戦を設けて称号を与える機能を持っても面白い。優良な予想家が集まり、注目を集めるようになっていけば、登録することや称号等がステータスとなって予想家側の需要も取り込め、協会がチェックをした上での収支やタイトル戦を見たいという競馬ファンの需要も取り込めるだろうし、タイトル戦にスポンサーがつくことも将来的には考えられる等、協会としても収益事業にすることができるのではないだろうか。このような協会の発展は、競馬予想界の発展に寄与することと思われる。

 第三に、上記をより効果的なものとするうえで、予想の優劣を判定する尺度が、現在の競馬界において「回収率」と「的中率」しかないことについて、何らかの改善が必要と考える。「回収率」と「的中率」は、どちらか一方が高いだけでは必ずしも優秀な予想とは言えないものだが、短期間や数の少ないレースでの高回収率や、取り紙にまみれた高的中率によっても成績を良く見せることができる。予想の優秀さは、回収率と的中率のバランスや内容と、一定以上の試行回数によって判定されるべきものであって、これを総体的に表現できる新たな概念を作り(注5)、協会や優良な予想家が当該指標を使うことによって共通認識にしていってはどうだろうか。この点については、そもそも、自身の予想技術のレベルを管理する指標がなければ、その向上を目指す時の物差しがないことになるため、競馬予想文化の成熟度の低さを示している部分だと考えている。

 優秀な予想技術を持つ予想家は、その手の内を見せないことが合理的だと考えるのが普通なのかもしれない。ネットで予想家として認められた人の中には、プロとなって情報を有料化し、顧客を囲い込むようになっている。しかし、優秀な予想家の成功の形がそれだけしかないとしたら、利己主義者や金儲け主義者、あるいは競馬関係者とつながりのある者のほかにこの業界で身を立てたいという人間はいなくなってしまうのではないか。

 優秀な予想技術を持つプロ予想家であれば、予想技術やその思考過程の一端を読者に伝えることによって、読者が、競馬予想が知的芸当であることに開眼することを理解できるはずである。そして、一度それに目覚めた読者は、安易な競馬詐欺に引っ掛かることはなくなると実感するだろう。それゆえ、悪徳業者等が優良な情報会社であると見せかけられる外観を作れないよう、悪徳業者等が真似できないこと(予想の一定の情報開示)を率先して行うことが意味を持つのである。これは、優秀な予想技術を持つ者にしかできないことであり、このような努力を行うことは、回りまわって自分たち自身の社会的地位や評価を高めることにつながるのである。

(注1)
・国民生活センターの2011年1月13日公表記事
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110113_1.html

・JRAが把握している悪質な予想・情報提供業者の被害事例及び業者一覧
http://www.jra.go.jp/news/informations/akutoku_ex.html
http://jra.jp/news/informations/akutoku_list.html

(注2)関連リンクは下記のとおり。
2008年6月6日(金) 朝日放送(ABC)「ムーブ!」 
https://www.youtube.com/watch?v=3lPtngwD_qs
とある業者のPR動画
https://www.youtube.com/watch?v=Avo7fTaqQf8
(全レースの予想が的中するという映像だが、マークカードを書いている時点(2:12)で、京都2Rが始まる場内放送が流れており、東京1Rの前でないことが明らか。お粗末な騙し動画である)

(注3)例えば、以下のリンクの相談者のような事例がある。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6157167.html

(注4)予想の事前公開を行う媒体は、事後修正ができない媒体(まぐまぐ等)としなければならないことに留意が必要。

(注5)当該概念については過去に検討し、独自の概念を試作・運用している。
拙ブログ「 予想力を示す客観的な基準の検討について」
http://blog.livedoor.jp/skypot/archives/51820115.html
拙ウェブサイト「予想成績の開示に関する規則」
http://baryutensei.com/002kisoku.htm

※2014年4月6日に掲載した記事を一部修正して再掲

skypot at 10:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2014年08月02日

競馬の税金の件(収支マイナスでも追徴、新たな課税)

先週、競馬で7,000万円損をした人が、例の外れ馬券が経費にならないという論拠で税金の申告漏れを指摘されているとの記事がありました。高額の配当を得た人の情報が出ているのでしょうか。
今度は収支マイナスですので、前回のような特例的な理由で経費になることを認めさせることが難しいように思われ、司法の判断が注目されますね。

税当局が通達の取扱いを振りかざして取れるものは取るという考えなのでしょうが、以前にもこのブログで指摘したとおり、一時所得を含めた個人の総合的な所得については担税力の観点から課税しようとしてきた歴史的な背景があるので、通達の取扱いが間違っているという結論になることを期待します。

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競馬で7千万円損…でも追徴 会社員、課税取り消し訴え
朝日新聞デジタル 7月31日(木)10時23分配信

 東京都内の会社員が競馬で3年間に約7千万円の赤字を出したにもかかわらず、東京国税局から約1200万円の個人所得の申告漏れを指摘されたことがわかった。払戻金を受けた際の当たり馬券の購入費しか経費と認められず、利益が出ていると判断されたため。約550万円を追徴課税された会社員は、処分の取り消しを求める訴えを東京地裁に起こしている。

 日本中央競馬会(JRA)が2002年にインターネットの馬券購入システムを導入して払戻金の口座記録が残るようになり、04年には高額配当が売り物の「3連単」(1〜3着を着順通りに当てる)が始まった。ネット購入で高額配当を得た馬券購入者に対する課税が明らかになったのは4件目で、赤字なのに課税されたのは会社員が初めて。

 会社員は証券会社に勤務する30代男性。年に1500回以上、ネットで馬券を購入。08〜10年に約2億5千万円分の馬券を買い、約1億8千万円の払戻金を受けた。1100万円を得た週末もあったが、3年とも年間収支は赤字で、計約7千万円のマイナスだった。

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あと、以下の記事もお知らせしておきます。

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地方競馬がますます厳しく、馬券への新たな課税案が検討中
2014/7/19 23:48 - IRORIO

馬券への新たな税金が検討されていることが明らかになった。

25%に上乗せ

現在、馬券の売り上げからは25%が控除され、残った75%が当たり馬券への払戻金となっている。25%の内、10%が税金で、15%が収益金となる。産経新聞によると、この10%を引き上げようとする案が検討されているそうだ。

仮に5%引き上げられたとすれば、控除は30%となり、払戻金は70%になる。もちろん当たり馬券への還元が減ることになる。

きっかけは外れ馬券訴訟

新たな馬券課税へのきっかけになったのは、「2審も5億7千万円から5200万円に課税額を減額、大阪の外れ馬券訴訟(5月9日)」でも記事にした大阪の外れ馬券訴訟だ。

この訴訟では、改良した競馬ソフトを使って恒常的に馬券を購入していた男性への課税方法が焦点になり、大阪高等裁判所の判決では、従来の一時所得ではなく雑所得と認定している。

現在も訴訟が続いているため、最終的な結論は出ていないものの、こうした大量購入者の申告がなされていない現状が問題になったそうだ。

負けた人は泣きっ面に蜂

つまり申告漏れが多いため、大元(購入時)に課税してしまおうとの考えだ。これは4月にアップした消費税同様に、漏れの多い直接税から、取りこぼしの少ない間接税へシフトすることと似ている。

ただし消費税が所得の多寡に関係なく課税されるように、この馬券税が実行されれば当たり外れに関係なく課税されるようになる。と言うより、勝った人の税金を負けた人も負担することになる。

関係者の努力が水の泡に

先ほど「25%が控除され、残った75%が当たり馬券」と書いたが、厳密には異なっている。競馬法の改正により、控除率が若干変更されているのを知っている人も多いだろう。

特に地方競馬では控除率を下げることで払戻金をアップさせ、競馬ファンの増加に生き残りをかけているところも多い。

そんな関係者の努力だが、もし新たな課税が決まれば、一発で帳消しになってしまう。昭和の末から平成にかけて、地方の競馬場がどんどん減っている。中央競馬だけになるのも遠いことではないかもしれない。

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そもそも、馬券購入時に購入者は約10%の税金を控除されている(それもかなりの金額になるはず)のですから、さらに控除率を上げていったら馬券を買う人が減って結果的に税収が減ると思うんですけどね。

もし、控除率を上げて配当を少なくするということになれば、私も競馬を擁護しきれなくなり、「競馬は面白いけど、馬券は少額で楽しんでください」と言わざるをえなくなります。
関係者にしっかり対応して頂きたいものです。

skypot at 20:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2014年05月14日

競馬の税金の件(大阪高裁も外れ馬券を経費認定)

競馬の税金裁判の件ですが、5月9日に大阪高等裁判所が、検察(国税)側の控訴を棄却しました。

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配当29億円無申告、2審も外れ馬券を経費認定

 競馬の予想ソフトを使って大量に馬券を購入し、配当で得た約29億円を申告しなかったとして、所得税法違反に問われた元会社員の男性(40)の控訴審判決で、大阪高裁は9日、有罪としたうえで課税額を大幅に減額した1審・大阪地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。米山正明裁判長は1審同様、外れ馬券購入費も所得から控除できる必要経費と認め、被告の男性以外でも「馬券購入が『営利目的の継続的行為』と認められれば、同様に判断すべきだ」と言及した。

 この裁判では「競馬の経費」を巡り、検察側は「当たり馬券だけ」とし、弁護側は「外れ馬券も認めるべきだ」と反論していた。

 昨年5月の1審判決は、無申告と認めて懲役2月、執行猶予2年(求刑・懲役1年)とする一方、課税額は、約5億7000万円とする検察側主張を退け、約5200万円とした。

 米山裁判長は判決で、被告が2009年までの3年間にインターネットを使って計約28億7000万円分の馬券を購入し、うち約1億3000万円の当たり馬券分で計約30億1000万円の配当を得たと認定。口座の出入金履歴などで明らかな購入の回数や頻度から、営利目的の継続的行為から生じた「雑所得」とした。

 そのうえで、「被告は大量購入を反復しており、全馬券の購入がなければ配当を得られなかった」として、外れ分を含む全馬券購入費を経費と認め、1審判決の課税額を踏襲した。

 国税庁は1970年の通達で「馬券配当は一時所得」としており、検察側も「配当は偶発的で一時所得にあたる」として、「収入に直接要した金額」と規定した所得税法から経費は当たり馬券だけと主張していた。

 これに対し、判決は、画一的に一時所得とすることについて「馬券購入をめぐる環境に変化が生じている中、実態に即さない」と指摘。「勝った結果だけに着目し、負けた結果を除外するのは、公平な課税の観点から問題がある」と、課税のあり方を疑問視した。

 刑事裁判の判決には、国税当局の課税判断を取り消す拘束力はない。ただ、被告は課税処分の取り消しを求める訴訟大阪地裁に起こしており、この判決も雑所得と判断し、確定すれば、課税額は変更される。


読売新聞より
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検察側が上告してくるかはわかりませんが、担税力の観点から当然の帰結だと考えています。
なお、これは元会社員の男性の勝訴ですが、我々一般の競馬ファンが安心できる結論ではありませんので、引き続き下記内容の法改正がなされることを望みます。

・宝くじ同様、別の法律を作るなどして、馬券の利益に係る所得税を免除
・外れ馬券も経費になることの一般化(紙ベースでは難しいが、PAT口座等で証明することで可能か)


宝くじは控除率が5割だから税金免除しているとの答弁がありますが、競馬は控除率の中から国庫に納めているお金がありますから、二重課税ではないかという考え方もあると思います。

気持ちよく馬券が買える環境整備を進めて頂きたいですね。

skypot at 00:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2014年04月24日

JRAに対する提案(コース際の指定席の設置)

 競馬場において、ゆっくり競馬を観戦したい、特にゲストを呼んで競馬の魅力を伝えたいと思った時に必要となるのが観戦席の確保である。以前にも馬券のポイント化等による高額馬券購入者に対する指定席の優遇を提案しているが、認められる気配はない(組織において大きな変革を行うことは、難しいものである)。

 一般のファンがG掬の来場者の多い開催日において座席を確保しようと思うと、開門ダッシュを避けられない。指定席を購入するという手段もあるように思われるが、実際には需要が多すぎるため、指定席券購入窓口への開門ダッシュに変わるだけである。更に、指定席では参加者全員が揃っていることが条件なので、参加者全員が朝から行かなければならず、ゲストを呼ぶ場合には更に使いづらい。開門ダッシュは体力のある20代であれば特段の問題はないかもしれないが、それなりに年季が入れば困難である。

 馬主になれば問題ないが、中央競馬の馬主になるための条件は、’間所得額が2年連続1700万円以上、∋饂些曚7500万円以上、というのだからハードルが高すぎる。一部の競馬場の屋外観戦席やWINSにシルバーシートが設けられているところもあるが、私を含めその年齢に達していないファンも多いだろう。

 このような状況から、お金はあるけれど座席を確保したいのにできないというファンは相当数に上ると思われる。このニーズを満たすためのサービスを行って頂くよう、切に願うところである。お金を取るということが露骨であれば、来場ポイントを指定席確保のために使える等としても良いだろう(JRAカードにおいては、1枚のカードで2名までの予約しかできないという制限を解除してほしい)。

 また、指定席に関連して、皐月賞観戦時にランキン氏(一口でイスラボニータで持っていて、皐月賞勝利されました)が話していたアイディアが斬新であったので紹介したい。そのアイディアとは、競馬場において指定席や来賓席というと、スタンドのより上の階に設置されているものだが、コースにより近い所に設置してはどうかというものである。

 競馬場の場所取りにおける人気スポットは、無料の観戦席に続いて、コースに面する側の最前列である(いずれもゴールラインに近いほうが人気)。観戦席のあるスポーツでは、近くで見える席の値段が高いのが普通であるし、馬の写真を撮影したいファンも相当数いるので、マスコミ等のカメラマンよりは後ろの位置かつ観客席の前に数列分の指定席を作れば、5千円以上としても買うファンはいるのではないかと言うので、まさにその通りと思ったところである。

 来場者が多くなると仕方のないことではあるが、多くのファンが地べたに新聞を敷いて座り込むという光景は美しいものではなく、座席が確保できなければ気軽に競馬に興味を持ったビギナーを連れてくることはできず、結果的に競馬のイメージアップを阻害する要因と考えられる。これからスタンド改修が行われる中山競馬場では間に合わないかもしれないが、今後、改修を行う際には、とにかく至る所に座席を増やすことをお願いしたい。

skypot at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)JRAへの提案 

2014年03月17日

競馬ナンデのご紹介について等

日曜日に、「競馬ナンデ」のチャットコーナーで、カピバラさん(及びおくりばんと編集長)と対談を行いました。
(対談の模様はこちらからご覧頂けます)
http://www.keibanande.net/?m=pc&a=page_l_chat

競馬ナンデのサイトコンセプトは、「競馬ナンデは、「地方競馬のあり方に係る研究会」中間報告書の精神に則り、「知的推理ゲーム」としての競馬の面白さを追求し、競馬文化の発展に寄与すべく努めます。」と書かれているように、私の主張とも重なります。
http://www.keibanande.net/?m=pc&a=page_l_concept

また、カピバラさんも志を同じくする方で、競馬予想が知的芸当であることを伝えようとされています。

このような活動には賛同しますので、応援を兼ね、来シーズンの若駒戦予想(及び、G1のデータ予想等)を、競馬ナンデにも投稿していく予定です。無料のままですし、メルマガでの予想をやめるわけでもないのでご安心ください。

ただ、メルマガだけをご覧いただいている方にはお知らせしておきますが、予想文を発信した後、見解に変化があった場合、予想の買い目が変わらない限りはメルマガの再発行をせず、facebook等で追記を行うケースも多少あります。(例えば、先週のアネモネSでは、断然の1番人気馬(4着)だったマーブルカテドラルについて、facebook等で「マーブルカテドラルは芙蓉Sで指数56.5、アルテミスSで指数57.8しか出せていません。信頼しすぎないほうが良いと思います。」と追記を入れています)

競馬ナンデへの投稿においても、可能であれば最終バージョンの予想を掲載したいと思っていますので、ご利用頂ければと思います。また、自分も予想文を書いて、多くの方に見てもらいたいと思う方は、予想執筆側でご参加ください。
※メルマガにおけるメリットは、買い目があることと時折のレポート配信、その他今回のような情報提供、編集後記等となります

なお、対談においては、指数計算の中身についてご質問を頂きました。カピバラさんには、観測者によるアナログ要素が大きく、私個人の点数表という風にご理解を頂いたのですが、先般より、天星指数の算出システムの作成を外部に委託しており、その過程で相当部分における算出式や決め事は作っています。

天星指数については、自分の中でどこまで公開するのかということについてしっかりとした整理をしていませんでした。予想の過程を公開することが競馬予想文化の発展につながると明言していますから、全部公開すべきという考えもあるのですが、これを公開することで、競馬予想文化の発展を考えない予想家(有料で顧客と自分の利益しか考えない業者及び個人)に利用されるだけになるのではないかという懸念もあります。

自分自身、少なくとも当面の間は競馬予想で食べて行くことは考えていませんので、プロ予想家より身軽な立場ですし、そのうちに全ての予想理論を公開して競馬予想界に衝撃を与えてみたいとも思っていますが、現時点では、開示をしないほうが競馬予想文化推進につながる度合いが大きいと考えており、今回以上の開示ができないことをご理解頂ければと思います。現時点で、収支プラスを実現している予想を無料で事前公開していますし、予想の過程もそれなりに書いているので、自身のメリットも確保しつつ、競馬予想文化推進につながる活動をしていこうと考えています。(単なるプロ予想家として独立しなかったのもそうですが、本気で競馬予想文化推進を考えるがゆえの戦略です)

競馬ナンデの無料アカウントに登録した際、自分の競馬歴が17年と表示されて何とも言えない戸惑いを覚えました。そのうち10年間、若駒戦予想配信をしてきたのですから、キャリアの半分以上、地道な指数出し作業を行い、悲喜交々の結果を受けながら研究を続けてきたことになります。ディープインパクトの凱旋門賞に一人で行った時はまだ20代だったのに…、自分も歳をとったな〜と思ってしまいました。競馬のレジャスポ化を目指して取り組んだ若駒ナビがうまく行かなかった後は、時の流れが異様に早く感じます。時間の制約はありますが、そろそろ次のステップとして、色々と活動していきたいですね。

skypot at 22:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)予想芸術化私案 | 競馬雑論

2014年01月12日

第十期予想結果速報 〜V字回復!〜

2013年7月から始まった、第十期若駒戦の予想期間が1月1週に終了しました。
第十期の予想結果(事後修正不可媒体による事前・無料公開予想)は、回収率173.0%、的中率47.6%(純利益は約27万5千円)でした。

近年、10万馬券以上を的中することが少なく、第十期も10万馬券以上のヒットはなかったのですが、それでも高的中率・回収率をマークすることができました。昨期はプラスでも的中率のあまりの低さに全く満足のいかないシーズンでしたが、今期は満足できる結果です。

自分が独自に提案した「予想力」の計算式で今期の値を確認すると「121.7」。好調だった第五期をやや上回る結果となりました。

(参考)
第九期 62.0、第八期 73.6、第七期 79.1、第六期 88.4、第五期 116.2

来シーズンも更なる高みを目指して頑張りつつ、競馬を継続的に行ってもプラス収支にできることを証明したいと思います。

skypot at 18:21|PermalinkComments(4)TrackBack(0)予想芸術化私案 

2013年12月29日

競馬の税金の件(競馬の結果が偶発性のみに由来?)

 久しぶりにこのテーマで。競馬の馬券に係る脱税裁判は、検察側が控訴してその後何も音沙汰がないところですが、久しぶりにほはてい氏のブログを見たところ、国税不服審判所への審査請求は棄却された状況のようです。詳細もUPされていますので、ご興味のある方は下記リンクからご覧になれます。

ほはてい一直線
http://povertyx.blog37.fc2.com/blog-entry-1422.html

 これを読んでコメントしたくなったのは以下の部分ですね。

 請求人は、上記Iの「請求人」欄の(a)のとおり、競馬と同様に偶発性が高く、必勝法のない株式等の譲渡による所得も、継続的に行われている場合には事業所得に該当するのだから、本件競馬所得についても同様に取り扱われるべきである旨主張する。
 しかしながら、株取引は、取引の仕方によっては非常に高いリスクを伴うもので投機性の強いものであるものの、その本質は飽くまで金融取引(投資行為)であり、取引をする者の判断で、随時、市場等の動向に応じて取引の方法や時期、取引量を管理調節することなどによって、投資の結果に対する影響を及ぼすこともできる行為であるのに対し、馬券を購入する行為は、馬券の購入者に対し、各競走における出走馬の偶然の勝敗によって金銭の得喪をもたらす性質の行為であり、その勝敗自体について馬券の購入者の意思が介在する余地のないものであるから、投資行為に比べより投機性及び射幸性が高いものと評価せざるを得ず、競馬と株取引を同一視することはできない。
 また、馬券が的中するか否かは、偶発性のみに由来し、各競走の結果が独立していることからすると、馬券を購入する行為を株式等と同様に大量反復に連続して繰り返したところで、所得の基礎となる馬券を購入する行為の性質が変化することはあり得ないというべきである。

http://blog-imgs-60-origin.fc2.com/p/o/v/povertyx/SK0008.jpg

 前段で言っているのは、株を買う人が相場を操作することができるって意味ではないですよね。あくまでも、リスク管理という話でしょう。そうであれば、馬券の選択だって、リスク管理しながら購入することはできますし、儲けを出すだけのハードルをクリアしていれば当然やっていることと思います。例えば、1つのレースにおいても、予見する的中確率が低ければ、おさえを広げて買うか、買うのをやめるとか、トータルにおいても、予見する的中確率に応じた資金配分などを行うものです。株の値動きは取引者の意思が介在するのでしょうか?

 後段はひどいですね。競馬の結果が偶発性のみに由来するというのは大間違いも良いところです。それではなぜ、1番人気馬の年間勝率が3割を超えているのでしょうか。間違いなく馬の能力(その他適性や枠順など様々な有利不利)が影響しているからです。どんなに強い馬だって、故障などによって負けることはありますので、偶然性が全くないとは言いません。しかし、「偶発性のみ」な訳はないのです。偶然のみだったら、騎手は騎乗の腕を磨きませんし、厩舎スタッフがしっかりと馬作りをする必要もないことになっちゃいますよ。そして、一定の偶発性は株にもありますよね。結局のところ、私には競馬と株取引の線引きを上記の説明で納得することはできません。

 早くこの、実質二重課税となる税金は免除となるよう、対策が採られることを願います。

 今回の裁判については、最近広がりを見せているYoutubeの「KAZUYA Channel」でも取り上げられています。わかりやすいと思いますのでご紹介まで。



 このコメント欄を見ると、「競馬=ギャンブル=儲からない」でまたもや否定されています。ほんと、税金面くらいはちゃんと対応して貰わないと、競馬の愉しみを伝えることもやめたくなっちゃいますよね〜。

 ちなみに、KAZUYA Channel は、政治経済絡みの動画が中心ですが、日本国民が知っておくと良いものも多いので、年末はテレビ三昧だという方は、ざっとご覧になると良いかもしれません。

skypot at 18:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬の税金問題 

2013年11月25日

彼の競馬をやめさせるには

以前、「「なぜハマる?「ギャンブル依存の原因」を心理学で解明!」を読んで」、及び「「彼をギャンブル依存から完全に脱却させる効果的な方法」を読んで」という記事を書きまして、それ以降コンスタントに表題の検索ワードで来られる方がいるので、再度、このテーマについて整理しておこうと思います。

 彼が競馬をやっていて、彼女(あなた)がそれをやめさせたいと思っているというシチュエーションとして、まずは、彼の状況を分類して進めていきます。

A.彼は競馬(パチンコ等を含む)をやめたいけれどやめられなくなっている。
B.彼は(負けると落ち込むことはあるが、全般的に)競馬を楽しんでいる。


 Aの彼は、ギャンブル依存症の可能性が高いので、病気という認識をもって、継続的にゆっくりと脱却させる必要があります。本当に重症であれば、施設に入る等の対応も必要かもしれません。ただ、競馬だけをやっている場合には、レースの数や開催日が限られており、パチンコのように自分の意思でいつでもでき、延々と続けられるものではありませんので、深刻な依存症に陥っている方は多くないと感じます。パチンコもやっているのであれば、パチンコのほうがはるかに深刻になりやすいと思われますので、そちらのケアをしてください。「パチンコは麻薬」「ワンデーポート」体験談は全てパチンコ絡み)等、依存症を扱ったサイトもあります。
 Bを選んだ方に次の質問です。

C.彼は借金をして競馬をやっている。
D.彼は自分のお金(収入の範囲内)で競馬をやっている。

 Cの彼も、依存症の疑いがあります。依存症でない場合であっても、金銭感覚が常人とは異なっているので、平穏な家庭生活を望む方は、将来のことを考えると敬遠したほうが良いかもしれません。借金をしてギャンブルをすると心理的に追い詰められ冷静な判断ができにくく、負けた分を取り返そうと安易に勝負をして傷を広げやすいなどの危険があります。競馬に絶対はありませんし、なくなっても良いお金で臨むのが基本です。
 Dを選んだ方に次の質問です。

 あなたは彼の競馬をやめてほしいということですが、なぜ、やめてほしいと思うのでしょうか。彼が競馬を楽しんでいるのであれば、彼はそれをやめろと言われても抵抗するでしょう。やめてほしい理由を明確にして、論点を絞って話し合いましょう。また、あなたの競馬に対する理解も深めておく必要があります。
 以下のうちから、やめてほしい理由に該当する項目を全て選んでください。

E.ギャンブルは続けると絶対に儲からない(お金をドブに捨てている)から
F.ギャンブルをすることは悪いことだから
G.金銭面が心配だから
H.依存症が心配だから
I.時間の無駄である(自分との時間が少なくなる)から
J.その他、負けると彼の機嫌が悪くなるから、など


Eを選んだ方へ
 競馬はギャンブルですが、技術が介在するため、必ず負けるギャンブルではありません。かならず負けるという人はその根拠として、大数の法則(回数を増やせば増やすほど、回収額は期待値(胴元の取り分である約25%分マイナス)に収束する)があると言うのですが、競馬の配当はファンの賭け金の多寡によって決まるものであり、当たる確率と直接には関係がありません。
 確かに、強い馬には人気が被るようにファンの目も肥えてきていますので、控除率は非常に高い壁ですが、馬券で1億円以上儲けて、税金を払っていないと裁判沙汰となった人もいますし、何より私が事前予想でプラスになる予想(H24、H25、H26)を配信しているように、予想技術を向上させることで必ず負けるものとは言えないのです。
 もし、彼の収支が悪すぎるのであれば、予想の勉強が足りないです。やるならプラスになるように真剣にやりなさいと言って驚かせてはいかがでしょうか。
※なお、偶然で決まるギャンブル(宝くじ、ロト、ルーレット等)は、大数の法則が該当するので、長期的に行うと必ず負ける方向に収束することに異論を持っていません。

Fを選んだ方へ
 競馬は競馬法に基づき、国から行うことを認められているギャンブルであり、違法な賭博ではありません。日本では、賭博をする人間をはみ出し者と軽蔑してきた歴史があり、現在も社会的に軽視されていると思うことが多く、競馬ファンもそれを感じています。そこで、恋人からも理解されないとなると、「世間一般と同じ物の見方しかできないのか」と残念に思い、とても孤独を感じるものです。やめてほしいと思うなら何か追加的な問題があるのでしょうが、競馬=悪いものという考え方はどうか捨ててください。

Gを選んだ方へ
 ギャンブルは大金を一瞬で失うことができる娯楽ですので、当然、心配になることはわかります。これについては、実際の彼の状況によると思います。目安としましては、自分の収入に見合わない金額(おおよそ、月収の半額以上)を馬券で負けている場合は馬券の買いすぎです。競馬は小額からでも楽しめるものですから、もしそのような状況でしたら、彼としっかり話をして、レートを下げてもらうこと、買うレースを少なくする(厳選する)ことを提案してみてください。将来を考えれば貯金も必要でしょうから、二人の将来について、一緒に話しても良いかもしれません。
 彼の収支状況がわからない場合には、競馬を一緒にやってみてください。そして、購入馬券をレース発走前に確認することです。事後的に確認すると、外れ馬券を隠して報告される可能性がありますので、事前にというのがポイントです。全てオープンにさせることが重要なので、隠れて馬券を買うことを予防するために、隠れてギャンブルをする人は嫌いだというようなアピールをしておくのも有効です。1日2日では、全て不的中ということも普通にありますから、これを、少なくとも3ヶ月くらいしっかり続けて把握してください。その上で、あまりにも当たらないのであれば彼に相談するのが良いでしょう。レートを下げてもらうこと、買うレースを少なくする(厳選する)ことを提案してみてください。実際に収支をつけられていたら、彼としても止むを得ないと思うでしょう。また、彼が上手であれば、貴方も面白いと思うかもしれません。
 さて、上記のいずれにしても、なくなっても良い金額の範囲で、娯楽として楽しんでいるだけと割り切っても良い程度であれば、特に問題に考える必要はないと思います。

Hを選んだ方へ
 Aを選んでいないのであれば、今は大丈夫という方を前提に話をします。
 依存症になりやすい、なりにくいというのも人それぞれなのかもしれませんが、賭ける行為をしていないと気がすまないというのが依存症です。
 もし、彼が競馬以外にもギャンブルをする人であれば他のギャンブルをやめてもらう、または数ヶ月でもギャンブルをしない期間を設けて彼が耐えられるのかを試す、という実験をしてみるのはいかがでしょうか。
 前者については、既に述べたとおり、競馬だけで依存症になっているような人は、少なくとも私は見たことがないので、依存のリスクが高いパチンコはやめてみてもらうというのが良いでしょう。競馬でプラスにしようと思うなら、他のギャンブルにうつつを抜かせるほど暇な時間はありません。
 後者について。私は年間で2月頃から7月頃までの半年間、馬券を買いません(G1を買うことはあります)が、それでも何も苦になりません。それくらいの付き合いができるなら依存とは程遠いでしょうから、例えばG1の少ない1〜3月や7〜9月を馬券休止期間にさせるというのも良いでしょう。

Iを選んだ方へ
 これは、私も気をつけなければならないと思っているところです。競馬予想の取り組みが楽しくてしょうがないので、ついつい作業に没頭してしまうことがあります。ですから、この理由でやめてほしいと思う女性は多いのではないかと思います。
 しかし、この理由を明確にしないで、競馬をやめてほしいというのは賢明ではありません。彼に対し、あなたは競馬を取るのか、私を取るのか、といった選択を求めるようなことになるからです。彼にとって時間を忘れるほど好きな競馬とわざわざ対決する必要はないですし、彼としても、その答えには「両方とも大事だ」としか答えられないのですから。
 この解決法としては、彼女側も競馬を一緒にやってみて、お互いの楽しみにできれば一番ですので、まずはその方向を模索することです。それが難しいと思う段階に至れば、「私との時間も大事にしてほしい」と相談して、うまく折り合わせることです。まともな彼であれば、ちゃんと向き合って考えてくれると思いますよ。

Jを選んだ方へ
 他で考えられる理由としては、競馬に負けた時に機嫌が悪くなって彼女に当たるなど、彼の競馬への接し方が悪いために心象が悪くなっているケースが考えられます。
 この場合は、「そのような姿を見ていると、私は競馬を嫌いになるし(馬券を買うことを許せなくなるし)、あなたも嫌いになる」ということを伝えて頂ければと思います。まともな彼であれば、彼女に競馬を理解させるための努力・配慮をしてくれると思います。

 以上、表題に関する追加のメッセージでした。競馬の魅力は、ギャンブルとしても、技術によってプラスを目指せる(その技術は様々な予想要素によって語られうる)といった深さもあり、また、馬という生き物が主役であり、スポーツやレジャーとしても楽しめる側面もあります。是非、二人で協力して、楽しめる趣味にして頂ければと思います。


 もしも、この文章が少しでも役に立ったと思われたら、下の「拍手」ボタンを押して頂ければ幸いです。
 また、想定していないケースなどで個別にご意見等をされたい場合はコメント欄かメールでご連絡ください。

skypot at 21:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)競馬雑論 

2013年08月10日

【JRAへの提案】はずれ馬券フォローによるファンサービス

過日、渡辺敬一郎氏著の「日本競馬 闇の抗争事件簿」を読んだところ、表題の面白そうな記述があったのでここでも紹介したい。

「はずれ馬券のサービスの一方法。一連のナンバーが馬券にある。これを定期的に(年に一、二回)抽選して、当たりを出す」(同書263ページ)

このアイディアには賛同したい。
以前私も、外れ馬券を集めれば何らかの対価が得られることにすれば、馬券を投げ捨てる行為も減るのではないかと提唱したが、この方法でも可能だろう。

ただし、単純に馬券の発券ナンバーを宝くじ化すると、馬券を小分けにして購入するという方向に流れるため、馬券の発行(紙のコスト)が増えるのかもしれない。

すると、当選馬券の賭け金が高いほど、景品を豪華にしていくという方法もあるのではないか。
面倒だが、当選馬券の賭け金の数倍額を、将来の馬券購入の代金にできることにしても良い(機械で処理すれば難しいことではあるまい)。

価値にできるものを生み出していくことは、どのような業界においても有益である。
競馬場やWINS近郊の環境良化のためにも、はずれ馬券に一定の価値を付与し、安易に捨てられない(とりあえず家に持ち帰ってもらう)方策を検討してはどうだろう。

skypot at 09:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)JRAへの提案 

2013年06月08日

書評「馬券のヒント」

馬券のヒント

治郎丸 敬之 (著)

内容紹介
新しい競馬の雑誌「ROUNDERS」からのスピンアウト企画であるROUNDERS LIBRARYの第1弾。
メールマガジンで配信を始め、その後、小冊子として販売したものに、大幅に修正・加筆を加えたものが、この「馬券のヒント」完全版となります。100あったヒントのうち、およそ20%を入れ替えつつ、コラムに関しては、およそ50%を加筆させてもらい、90ページだった小冊子がなんと224ページの単行本なりました。
「馬券のヒント」が100個と「馬券のコラム」が39本の2部構成となっています。ヒントの部分は、余計な言葉を削り取り、行間を持たせた内容です。それぞれのヒントに対する参照レースも新たに付けてみました。コラムの部分は、競馬というゲームの真髄に至るほどに、かなり奥深くまで書き込んでいますのでお楽しみに。
競馬を始めてこれからのめり込もうとしている方にとっては教科書として、競馬歴ウン十年の方にとっては新たな知的刺激として、幅広い競馬ファンに読んでもらえる内容です。

単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版社: ROUNDERS (2013/4/27)

(以上、Amazonからの引用)

ROUNDERSの新作が、治郎丸氏の単行本として出版された。
ROUNDERSは「競馬は文化であり、スポーツである」をモットーに、これまで、競馬のギャンブル面よりも文化面やスポーツ面に焦点を絞り、調教や騎手、ミスター競馬こと野平祐二氏を特集した雑誌を発行してきた。

彼らはいかがわしい予想業者の広告を入れず、予想情報を発信することもしないという方針を採っている。広告収入なしとなれば、この業界で継続して出版を続けることが困難なのであるが、その高潔な志は共感でき、応援したいと思う。

今作は編集長治郎丸氏の予想におけるこれまでの思考の結晶化が成された作品である。前書きに、「100年後の競馬においても通用する内容にしたいと考え、ヒントの普遍性を追求しています」とあるが、彼は日ごろより、自分の作品・文章の普遍性というものにこだわりを持っている方だ。それぞれのヒントにも納得するものが多く、競馬ファンには是非読んでもらいたい。

治郎丸氏は予想家といったスタンスに立たない方であり、もちろん買い目を示してくれる必勝本の類いではない。直前のレースを予想するにあたってはあくまでも名前のとおりヒントにしかならない。

例えば、安田記念のロードカナロアを考えた場合、「1200m→1400mと連勝してきた馬は、マイル戦でコロッと負ける」(ロードカナロアの前走は1200mであるが、主旨としては該当するだろう)、「スプリンターのピークは短い」、「本番までのレース間隔が中4週以上ある前走の勝ち馬は疑ってかかれ」、「3連勝することはできても、4連勝、5連勝は難しい」、「大幅な距離延長よりも、大幅な距離短縮を狙え」といったマイナスに捉えられるヒントがあった。

結果的にロードカナロアはこれらの困難を乗り越え、2階級制覇を成し遂げるのであるが、それは、新たなヒントを作る原動力となるのか、「絶対能力の高さは、距離の壁を越える」の枠に取り込まれるかによって、理解していくこととなるだろう。「考えなければ、いつか負けてしまう」から。

上記例をもって、必要がないと思う方は、購入をおすすめしない。ただ、世の中の予想家の予想も、詰まるところ何も責任を負っていないし、的中(収支プラス)を約束してくれるものではない。外部の予想に頼っても、自分の馬券力向上につながらなければ、本当の意味で競馬を愉しむことはできない。自身の思考過程を充実させていくために役立つと思われる書なのだ。

「馬券のヒント」の後半は、治郎丸氏のコラムによって構成されているが、そのいくつかは、彼が実際にその時予想をした時の記事が用いられていて、その思考過程の表現から、予想家としても非凡な才能があると感じられる。

以前、彼と対談を行ったときに、「予想」と「回顧」のどちらが大切か、という話をして、私は「予想」を、彼は「回顧」を取った。私の主張は、復習という意味で回顧は重要であるが、回顧は結果論でいいように書けてしまうところに不誠実さが現れやすいとし、彼の主張は予想は(ほとんどが外れてしまうから)読み物としての賞味期限が限られるからというのが理由であったと思う。

的中党を標榜し、的中率4割程度を自負する自分においても、予想に絶対はないと思うし、その多くが的外れで普遍性に欠ける(これは、的中したものであっても)ものだと思うが、しっかりと調べられ、表現された予想であれば、不的中でも価値がある。

彼はG1となるとウェブサイト上に購入馬券を掲載していて、最近は、フォトパドックで決めているようだが、今作を読んで、しっかりとした予想文を書いてもらいたい(予想に関する文章をもっと読んでみたい)と思った次第である。

スカイポットの評価
★★★★

ROUNDERSの活動を応援したいという方は、是非お手に取ってみてください。

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skypot at 09:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)マイレビュー 
競馬予想上達の道しるべ「若駒戦研究会」【馬流天星】

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