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Name テュリウス/Tullius 
Race インペリアル/Imperial  
BirthPlace シロディール/Cyrodiil

嘗ての大戦の英雄と呼ばれている一人。
【赤輪の戦い】と呼ばれた帝都奪還作戦に、タイタス・ミード二世率いる皇帝直属の部隊の指揮官として従軍していた。
1-1
当時の官職はケンテュリオ(centurio)=百人隊長である。
そして彼は、皇帝護衛の部隊でもあるペニトゥス・オクラトスの隊長も兼任していた。
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第四紀175年
デシアヌス将軍率いる一隊が、北西のコロヴィア台地に陣を敷き、ジョナ将軍率いる一隊が北東のシェイディンハルにて陣を敷いた。
この時、アルドメリは帝都南方の街、スキングラードとブラヴィルを既に占領していた。
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まずデシアヌス将軍が西より帝都を襲撃した。
と同時にジョナ将軍が南進し、帝都周辺を警戒していたアルドメリと衝突。
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二日間の血みどろの戦いを制し、ニベンを横切り今度は西進。
デシアヌス将軍と合流し、帝都包囲に乗り出す。
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だがそれを阻止しようと、南方のスキングラード、ブラヴィルよりアルドメリ軍が進軍。
デシアヌス将軍とジョナ将軍の軍は、前後からと挟撃に合う。
5日間の激戦の末、援軍に駆けつけたアルドメリの軍を撃退。
ついに帝都を包囲する。
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ここにきてタイタス二世の部隊が動き出し、北からの攻撃を開始する。
この時、先発隊として動いたのがテュリウス率いる百人の部隊である。
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帝都内で孤立したナーリフィンヌ卿率いる主力部隊は、完全に西からの帝国軍の包囲網に注意を奪われていた。
テュリウスは手薄になった北側から帝都に侵入。
東側の外堀を回り、アルドメリの小隊と何度も激突するも、これを次々と撃破。
アルドメリ本隊の後方から突撃していったのである。
7-1
様子を見て皇帝軍が動き出し、帝都西側の外堀を回りアルドメリ軍と激突。
テュリウスの軍と合流した。
ナーリフィンヌは思わぬ三方から責められ、完全に包囲されてしまった。
7-2
しかし彼は諦めていなかった。
タイタス二世は、ナーリフィンヌ卿率いる一隊が、白金の塔に向かって逃げて行くのを目にした。
彼は軍を動かし、すぐさま踵を返させ、ナーリフィンヌを追い掛ける。

しかしテュリウスが見たナーリフィンヌは、南方へ逃げていった。
あまりの激戦だったせいもあり、タイタス二世の掛け声がテュリウスの耳には入っていなかった。
これが元で、テュリウスとタイタス二世は再び分裂してしまう。
タイタス二世は中央へ、テュリウスは南へとそれぞれ軍を進める。
(帝都内は、迷路のような街造りなのでこう言う事も可能と思われる)

ナーリフィンヌ卿がこの時、何をしたのかは不明だが、おそらくどちらかに影武者を使ったと思われる。
7-3
南へ逃げたアルドメリの軍は、南側の門を守護していたジョナ将軍の軍と鉢合わせる。
後方からはテュリウス率いる百人隊が襲い掛かり、再び挟撃に成功。
しかし、そこにナーリフィンヌ卿の姿は無かった。
7-4
驚いたテュリウスは皇帝の行方を探す。
中央へ向かったと知らせを受けると、生き残った部隊を引き連れ、白金の塔へ馬を飛ばした。

事実、ナーリフィンヌは白金の塔に逃げ込もうとしていた。
彼がここで何をしようとしていたのかは不明だが、テュリウスが到着した時、タイタス二世はナーリフィンヌ卿との戦いで傷を負ってしまい、動けなくなっていた。

彼はテュリウスの姿を見るなり、ナーリフィンヌを追うよう指示を出す。
テュリウスは皇帝を部下に任せると、単身白金の塔へ登って行った。
8
彼を見事に追い詰めたテュリウスは、一騎打ちに臨む事となる。
激しい剣戟が繰り返される中、ナーリフィンヌは氷の魔法を併用し、テュリウスを牽制する。
それでも二人の戦いは、ほぼ互角に近かった。
彼はテュリウスの隙を見て、足を氷漬けにし、下半身の動きを取れないようにすると、奇妙な呪文を口ずさんだ。
するとナーリフィンヌの目の前に、金色の剣が姿を現す。
彼はそれを手にすることなく、魔術だけで自在に空で動かし、切っ先をテュリウスに向け発射させた。
さすがのテュリウスも、この時ばかりは最後と覚悟を決めた。
だがその剣の切っ先は、テュリウスの体を射貫く前に動きを止めた。
ナーリフィンヌには、いったい何が起きたのか全く解らず混乱するばかり。
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テュリウスはこれを好機ととらえると、迷う事なくその剣の柄を掴み、ナーリフィンヌの心臓目がけて突進し、これを見事に仕留めたのである。
ナーリフィンヌは動きを止めてしまい、そのまま仰向けに倒れてしまった。

テュリウスの手には、ずっしりとした確かな重みが残っていた。
”不思議な剣”
そう感じざる得なかった。

気丈だった彼は、戦利品ともいえるこの剣を、すぐさま皇帝に献上しようと考えた。
タイタス二世は、負傷しているにもかかわらず立ち上がり、彼を称賛し褒めたたえた。
テュリウスは、ナーリフィンヌを刺した剣を皇帝に捧げようとしたが、彼が手に掛けようとした瞬間、その剣は塵になり消え去った。

ナーリフィンヌの遺体は、生きたまま白金の塔へ吊るされたと言われているが、実際は死んでいたとされる。
それは、帝都でのおぞましい虐殺を行った彼を晒し者にする事で、民衆の心を鎮めようと考えた、テュリウスの策でもあった。

赤輪の戦いは、多くの帝国兵の犠牲と、将兵たちの活躍により、見事勝利を収める事ができた。
中でもナーリフィンヌ卿を打倒したテュリウスの功績は高く、ジョナ将軍の推薦もあり、タイタス二世は彼に将軍の地位を与えた。
だがナーリフィンヌの事実もあるので、彼が将軍になった本当の経緯を知る者は、宮廷内のほんの数人とされている。
公には皇帝の危機を救ったとされた。

ナーリフィンヌは33日の間、白金の塔に吊るされていたが、34日目には姿を消していた。
噂では羽の生えたデイドラが連れて行ったとか・・・
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そのおよそ四半世紀後、彼はスカイリムで発生したストームクロークの反乱の鎮圧の為、皇帝直々の命を受け、スカイリムに足を踏み入れる事となる。
この時の彼は、嘗ての英雄譚もあり、スカイリムでは既に名の知れた人物でもあった。

質実剛健。
職務に真っ直ぐであり純粋。
自分を重要視したタイタス・ミード二世に、忠誠と人生を捧げている。


◎大戦
テュリウスの過去は、スカイリムの書籍『大戦』を参考としました。
特に『赤輪の戦い』の部分を中心に創作しています。
タイタス二世がナーリフィンヌ卿を捕らえたとありますが、その辺の事が詳しく書かれていない所に割り込ませました。
ついでにゴールドブランドの逸話、ナーリフィンヌ卿の34日目の謎などを織り込んでますw

◎ナーリフィンヌ卿
サルモールを指揮していたエルフの将軍。
大戦の際、帝都を奪い、帝国軍が帝都を出て行った(見放した)後に、ここで略奪、虐殺の限りを尽くした人物。
帝都を出ていく決断をしたのは『タイタス・ミード二世』その人と書かれています。

◎赤輪とは?(せきりん?あかわ?解りませんw)
『赤輪道』とあるのですが、ハッキリとはわかりません。
シロディール南方のニベネイ(ニベン)の辺りらしく、この辺は河や湖が多い場所です。
地図によるとブラビルから以南を指しているようですが、この時のブラビルには既にアルドメリ軍が占領しているので、ここをジョナ将軍率いる帝国軍が南下して通るとは、すこし考えにくいと思います。
なのでおそらく帝都以南を指しているのではないかと思われます。
本書には『ニベンを横切る』とあったので、帝都とブラビルの間の『道』じゃないかと・・・


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