イタリア代表がメンバーを発表しました。

GK ブッフォン(ユベントス)、ペリン(ジェノア)シリグ(PSG)

DF  バルザーリ(ユベントス)ボヌッチ(ユベントス)キエッリーニ(ユベントス)モレッティ(トリノ)

ラノッキア(インテル)

MF アントネッリ(ミラン)ベルトラッチ(ジェノア)カンドレーバ(ラツィオ)チェルチ(ミラン)

ダルミアン(トリノ)フロレンツィ(ローマ)マルキージオ(ユベントス)パローロ(ラツィオ)

パスクアル(フィオレンティーナ)ソリアーノ(サンプドリア)ヴェルディフィオーリ(エンポリ)

ヴェラッティ(PSG)

FW エデル(サンプドリア)ガッビアディーニ(ナポリ)インモービレ(ドルトムント)

ペッレ(サウサンプトン)、バスケス(パレルモ)、ザザ(サッスオーロ)

  以上の26名で、ユーロ予選のブルガリア戦、親善試合のイングランド戦を戦うことになりました。

 当然、怪我によって選ばれなかった選手などもいます。また、今回のイタリア代表 では、帰化選手で新たにイタリア代表に召集された選手、新たに召集された選手もいます。なので、これがベストメンバーというわけではなく、コンテ監督が指揮下において観察したいと感じる選手が何名か含まれています。
 具体的にはFWのエデル、バスケス、MFのヴェルディフィオーリに関しては、新戦力であり、コンテが見てみたいと感じた選手であると言える。

 そして、コンテが物足りなく感じているのは、FWの選手の質であることもわかる。バスケス、エデルなどはドリブルを得意とする選手であり、このような個性を持った選手がイタリア代表には不足していると、考えているのだろう。また、ヴェルディフィオーリは、デロッシ、ピルロの怪我によって、新しく召集された選手だと考えている。ポジションとしてはデロッシ、ピルロと同じDMF、プレースタイルとしてはレジスタだと言える。この選手もコンテとしてはしっかりと見ておきたかったのだろう。

 今回の代表の中では、FWインモービレ、ペッレ、ザザが所属クラブでは、得点から遠ざかっているので不安を感じる。また布陣としては3センターの継続を考えているのだろう。3-5-2、4-1-4-1のどちらになるか、わからないが、どちらにも適応できそうな選手を招集していると言える。

 ブルガリア戦でも、イングランド戦でも、守備には注目したい。久々にDF陣に関してはベストメンバーと言えるので、二試合とも無失点で切り抜けて欲しい。

 ユーロ予選では引かれた相手に対して、どのように得点するかも大切になる。そのため、現在は外からのクロスが生命線になるだろう。現在イタリア代表は、プランデッリ時代のようにポゼッションから、ショートパスで崩すというよりも、ダイレクトな攻撃を中心としているためだ。なのでザザ、インモービレ、ペッレ、ガッビアディーニにはヘディングでの得点やクロスを合わせての得点を期待したい。また、WBやWGの選手には質の高いクロスが、CMF、DMFには展開力と運動量が求められる。そこにも注目していきたい。