イタリア代表は、マルキージオが怪我、ブッフォンが風邪のため、このようなスタメンになりました。
試合結果
前半3分 OG ミネフ 0-1
前半11分 ポポフ 1-1
前半17分 ミカンスキ 2-1
後半84分 エデル 2-2
前半のイタリア代表は、ダイレクトにザザ、インモービレへ、ボールを当てることが、狙いだったと感じる。また、ベルトラッチが、相手のボランチ脇のスペースへ流れていき、裏で受けるプレーも、攻撃の狙いだったのだろう。守備に関しては、前からプレスをかけていくよりも、無理しないで、5-3でブロックをセットすることが優先だった。
一方のブルガリア代表は、前半、攻撃はサイドのドリブラーで、起点を作ってから、ミカンスキ、ポポフへ当て、崩していくのが狙いだった。また、ロングボールを、ミカンスキやポポフに、直接当てるプレーも多かった。守備ではポポフ、ミカンスキでヴェラッティへのパスコースを遮断し、ビルドアップを妨害する。GKからの、ビルドアップへは、前線からプレスをかけるプレーがみられた。
イタリア代表、前半の攻撃
コンテの前線は、ザザ、インモービレの二人の役割分担から成り立っている。ザザはポストプレー、インモービレは、裏へ抜け出す、といった分担だ。
ブルガリアが、ヴェラッティへのパスコースを遮断していた。そのため、ボヌッチからインモービレまで、中盤を飛ばして、裏のスペースへパスを出すプレーが、前半に多く見られた。もちろん、CBからWBへ、ボールを届けるビルドアップもあった。
また、中盤で目立ったプレーとして、カンドレーバには、ビルドアップ成功時に、ボールをインモービレへ届ける、スペースへのパス。ベルトラッチには、相手のボランチ脇からセンターバックの脇まで、フリーランニングし、ボールを引き出していた。ヴェラッティには、ポポフ、ミカンスキが付いていたため、そのまま引き付けて、ボヌッチに自由を与えていた。
先制から逆転まで
ベルトラッチが、セカンドボールから、ボランチ脇のスペースで、アントネッリとのワンツーからサイドへ抜け出し、クロス。これを相手CBがOG。これでイタリア先制、0-1。
しかし、前半11分にカウンター攻撃で、サイドから中央へ、パスを通され、それをポポフがミドルシュート。これが決まり、ブルガリアが同点に追いつく。
サイドでマレノフに対応していたのは、ヴェラッティとキエッリーニだった。中央へのパスコースを、ヴェラッティが切れなかったことが失点の要因の1つ。さらに中央のポポフへ、ボールが出た際にパスカットを狙って、失敗したのがボヌッチ。ここも失点の要因だった。
そして、前半17分。ブルガリアがカウンターのカウンターを成功させて、勝ち越しゴールを決める。
この時も、ヴェラッティがドリブルでボールを運ぶポポフに対し、遅らせることができず、突破された。また、中途半端に潰しにいったボヌッチも、ポポフを潰せなかった。結果、ポポフからミラノフへ、スルーパスが通り、ミラノフからのクロスをミカンスキが決める。
その後も、カンドレーバやボヌッチが、インモービレやザザへボールを送る。しかし、インモービレはシュートを決めきれない、ザザはボールをキープできない。つまり、相手の4-4ブロックの外からのダイレクトな攻撃は、機能していなかった。ビルドアップから、ショートパスで繋いで、アントネッリやダルミアンが、クロスをゴール前へあげるシーンもあった。それでも、逆転してからのブルガリアが、中をしっかり固めた守りを見せたため、ブルガリアリードで前半終了。
コンテの修正
逆転されたイタリア代表は、コンテがビルドアップを修正する。キエッリーニ、バルザーリでボールを運び、確実にボールを繋ぐ。そして、ベルトラッチの裏への動きは消える。それでもザザ、インモービレは機能してくれないので、57分にザザとエデルの交代。70分には、裏抜けで疲労困憊のベルトラッチに代えて、ソリアーノ。さらに76分、アントネッリに代え、ガッビアディーニ。形を変えて、同点を狙う。
ブルガリアが73分にミカンスキを交代させたため、ブルガリアは前線でタメが作れず、攻撃自体が機能していなかった。そしてイタリアはリスク犯して布陣を3-4-3に変更。ダイレクトな攻撃だけでなく、ショートパスでボールを運ぶ動きを見せる。3バックと2人のDMFによるボール保持から、83分にキエッリーニがドリブルでボールを運び、エデルへクサビのショートパス。そのパスを受けたエデルが、反転してミドルシュート。これが決まり、2-2の同点。
その後も、バルザーリが自らドリブルで運んでから、クロスを放り込み、ファーにいたガッビアディーニがシュートするも、決まらず。結果はドローとなりました。
総括
逆転後からブルガリアは、引いてブロックを作った。守りはよかったが、カウンターで追加点とは、ならなかった。前線でのボールの収まりが、時間とともに悪くなっていった印象。そもそも、追加点をとりにいっていたのか、わからない。73、85、89分に交代した、ミカンスキ、ポポフ、ミラノフは、とても記憶に残るプレーヤーでした。これからも、注目してみたい。
イタリアとしては、ヴェラッティのDMF起用に失敗した形となった。ヴェラッティはプレスや奪いにいくのは上手いが、引いた後の守備や、カウンター対応には、問題があった。デロッシ、パロンボ、モッタなどの古い井戸は、まだ枯れていないと思うが、コンテの決断はどうか。
そして、試合中の修正が上手くいって、エデルのゴールで劇的な同点。交代で入ったのは、サンプドリアで今シーズン途中まで、一緒にプレーしていたエデル、ソリアーノ、ガッビアディーニ。彼らを交代で入れたのは、連携を重視した交代だったのかも知れない。わからないけど、コンテらしいような気もする。
ということで、次はイングランドとのテストマッチになります。さてさて、誰を試すのだろうか。とりあえず、サントン、アバーテが追加召集されています。バスケス、ペッレも、今回は起用されませんでした。
試合結果
前半3分 OG ミネフ 0-1
前半11分 ポポフ 1-1
前半17分 ミカンスキ 2-1
後半84分 エデル 2-2
前半のイタリア代表は、ダイレクトにザザ、インモービレへ、ボールを当てることが、狙いだったと感じる。また、ベルトラッチが、相手のボランチ脇のスペースへ流れていき、裏で受けるプレーも、攻撃の狙いだったのだろう。守備に関しては、前からプレスをかけていくよりも、無理しないで、5-3でブロックをセットすることが優先だった。
一方のブルガリア代表は、前半、攻撃はサイドのドリブラーで、起点を作ってから、ミカンスキ、ポポフへ当て、崩していくのが狙いだった。また、ロングボールを、ミカンスキやポポフに、直接当てるプレーも多かった。守備ではポポフ、ミカンスキでヴェラッティへのパスコースを遮断し、ビルドアップを妨害する。GKからの、ビルドアップへは、前線からプレスをかけるプレーがみられた。
イタリア代表、前半の攻撃
コンテの前線は、ザザ、インモービレの二人の役割分担から成り立っている。ザザはポストプレー、インモービレは、裏へ抜け出す、といった分担だ。
ブルガリアが、ヴェラッティへのパスコースを遮断していた。そのため、ボヌッチからインモービレまで、中盤を飛ばして、裏のスペースへパスを出すプレーが、前半に多く見られた。もちろん、CBからWBへ、ボールを届けるビルドアップもあった。
また、中盤で目立ったプレーとして、カンドレーバには、ビルドアップ成功時に、ボールをインモービレへ届ける、スペースへのパス。ベルトラッチには、相手のボランチ脇からセンターバックの脇まで、フリーランニングし、ボールを引き出していた。ヴェラッティには、ポポフ、ミカンスキが付いていたため、そのまま引き付けて、ボヌッチに自由を与えていた。
先制から逆転まで
ベルトラッチが、セカンドボールから、ボランチ脇のスペースで、アントネッリとのワンツーからサイドへ抜け出し、クロス。これを相手CBがOG。これでイタリア先制、0-1。
しかし、前半11分にカウンター攻撃で、サイドから中央へ、パスを通され、それをポポフがミドルシュート。これが決まり、ブルガリアが同点に追いつく。
サイドでマレノフに対応していたのは、ヴェラッティとキエッリーニだった。中央へのパスコースを、ヴェラッティが切れなかったことが失点の要因の1つ。さらに中央のポポフへ、ボールが出た際にパスカットを狙って、失敗したのがボヌッチ。ここも失点の要因だった。
そして、前半17分。ブルガリアがカウンターのカウンターを成功させて、勝ち越しゴールを決める。
この時も、ヴェラッティがドリブルでボールを運ぶポポフに対し、遅らせることができず、突破された。また、中途半端に潰しにいったボヌッチも、ポポフを潰せなかった。結果、ポポフからミラノフへ、スルーパスが通り、ミラノフからのクロスをミカンスキが決める。
その後も、カンドレーバやボヌッチが、インモービレやザザへボールを送る。しかし、インモービレはシュートを決めきれない、ザザはボールをキープできない。つまり、相手の4-4ブロックの外からのダイレクトな攻撃は、機能していなかった。ビルドアップから、ショートパスで繋いで、アントネッリやダルミアンが、クロスをゴール前へあげるシーンもあった。それでも、逆転してからのブルガリアが、中をしっかり固めた守りを見せたため、ブルガリアリードで前半終了。
コンテの修正
逆転されたイタリア代表は、コンテがビルドアップを修正する。キエッリーニ、バルザーリでボールを運び、確実にボールを繋ぐ。そして、ベルトラッチの裏への動きは消える。それでもザザ、インモービレは機能してくれないので、57分にザザとエデルの交代。70分には、裏抜けで疲労困憊のベルトラッチに代えて、ソリアーノ。さらに76分、アントネッリに代え、ガッビアディーニ。形を変えて、同点を狙う。
ブルガリアが73分にミカンスキを交代させたため、ブルガリアは前線でタメが作れず、攻撃自体が機能していなかった。そしてイタリアはリスク犯して布陣を3-4-3に変更。ダイレクトな攻撃だけでなく、ショートパスでボールを運ぶ動きを見せる。3バックと2人のDMFによるボール保持から、83分にキエッリーニがドリブルでボールを運び、エデルへクサビのショートパス。そのパスを受けたエデルが、反転してミドルシュート。これが決まり、2-2の同点。
その後も、バルザーリが自らドリブルで運んでから、クロスを放り込み、ファーにいたガッビアディーニがシュートするも、決まらず。結果はドローとなりました。
総括
逆転後からブルガリアは、引いてブロックを作った。守りはよかったが、カウンターで追加点とは、ならなかった。前線でのボールの収まりが、時間とともに悪くなっていった印象。そもそも、追加点をとりにいっていたのか、わからない。73、85、89分に交代した、ミカンスキ、ポポフ、ミラノフは、とても記憶に残るプレーヤーでした。これからも、注目してみたい。
イタリアとしては、ヴェラッティのDMF起用に失敗した形となった。ヴェラッティはプレスや奪いにいくのは上手いが、引いた後の守備や、カウンター対応には、問題があった。デロッシ、パロンボ、モッタなどの古い井戸は、まだ枯れていないと思うが、コンテの決断はどうか。
そして、試合中の修正が上手くいって、エデルのゴールで劇的な同点。交代で入ったのは、サンプドリアで今シーズン途中まで、一緒にプレーしていたエデル、ソリアーノ、ガッビアディーニ。彼らを交代で入れたのは、連携を重視した交代だったのかも知れない。わからないけど、コンテらしいような気もする。
ということで、次はイングランドとのテストマッチになります。さてさて、誰を試すのだろうか。とりあえず、サントン、アバーテが追加召集されています。バスケス、ペッレも、今回は起用されませんでした。
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