愛知県にある「トヨタ産業技術記念館」と「トヨタ博物館」を巡る旅行記です。どちらもトヨタに関連する博物館ですが、両者にはそれぞれ違いがあり両者を見学してトヨタという会社に対する理解を深めることが出来ました。カーマニアには堪らない博物館ですので是非見学してほしいと思います。

今回は昼頃の新幹線でゆっくり旅行に出発です。コロナ禍という事もあってか新幹線はガラガラでした。名古屋からは東海道線に乗り換えて岐阜を目指します。岐阜からは更にバスに乗り換えて目的地へ向かいます。
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最初の目的地は岐阜千手堂郵便局です。岐阜市内にはかつて路面電車が走っていましたが、道路交通の混雑を理由に廃止されてしまいました。近年はこの判断は誤りだったのではないか?という意見も出ているそうですが全ては後の祭りですね。今は風景印の図案として面影を残しています。
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バスで岐阜駅に戻ってきてからはしばらく名鉄岐阜駅で鉄道車内学用の素材写真を撮影していました。名鉄は車両バリエーションが豊富で1時間以上見ていましたが飽きる事はありませんでした。その中でも1200系「パノラマSuper」は名鉄の象徴的な車両で、展望席を備えているのが特徴です。小田急ロマンスカーとは逆に運転席を低く設計する事で前面展望を確保しています。
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名鉄とコミュニティバスを乗り継いでやって来たのは尾西明地郵便局です。新幹線が描かれている風景印を頂いたあとはバスで名鉄一宮駅に戻ります。宿のある名古屋駅には安くて宿までの距離が近いJRに乗車したのですが、JRの駅は尾張一宮という駅名なんですね。隣同士に並んでいるのに駅名が大きく異なるので最初は戸惑いました。
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翌日は今回の旅のメインである博物館巡りです。その前に一ヶ所寄り道。住友生命名古屋ビル内郵便局で風景印を頂きました。それにしても猛暑の影響で朝9時の時点で汗が止まりません。

名鉄名古屋駅から一駅隣の栄生駅に移動しました。ここでトヨタ産業技術記念館を見学します。こちらはトヨタの創業と発展の歴史を数々の発明品などと共に見学する事が出来ます。トヨタと言えば自動車を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は元々は繊維産業で発展した会社だったそうです。
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入館するとまずは繊維機械に関する「繊維機械館」の見学です。こちらにはトヨタグループの創始者「豊田佐吉」氏が発明した織機などが稼働状態で展示されています。各所でガイドさんが展示物の紹介をしてくれて大変分かりやすいのですが、説明の合間が無くて殆ど写真が撮れないという嬉しい悲鳴状態に。ちなみに写真に写っているのは目にも止まらぬ速さで糸を紡ぐ全自動紡績システムです。
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鶴の恩返しで登場するような手動の織機から始まった日本の織機は、自動化が進み生産性が大幅に向上し、写真のような大型高性能の織機が誕生しました。こちらは様々な色の糸を組み合わせることで印刷のようなグラデーションの布を織る「エアジェット織機」です。布を織るには張られている縦糸に対して横糸を差し込むのですが、そのスピードを向上させるために空気や水の力を利用した織機を開発する事で生産性を大幅に向上させました。これら織機の動作の様子は公式サイトから閲覧できるので是非ご覧下さい。
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写真を撮る暇の無いくらい濃密な説明を受けて感動した後は、続いて自動車館へ移動します。創業当初はプレス加工なんて便利なものは存在せず、職人の手によって手作業で叩いて金属を加工して制作していました。木製の自動車の型に当てて調整していたようです。

こちらでもガイドさんによる説明が続いて写真を撮る暇が無かったのですが、創始者の長男である「豊田喜一郎」氏による自動車制作の歴史が紹介されました。当初は自動車製造に必要な材料の研究からスタートしたそうです。今でこそ自動車メーカーとして世界的に有名なトヨタですが、政府からの要請で最初に造られたのは乗用車ではなくトラックでした。そのトラックはこの後の展示エリアで登場します。
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その後は時代によって変化するニーズに応えるべくトヨタがどのようなチャレンジをしたのか紹介するコーナーに進みます。そこで展示されていたのがトヨタESVです。実験安全車というもので、衝突時の乗員保護や緊急時の車両回避性能の向上などを目標に開発された車両です。バンパーが大きく突き出た不格好な雰囲気ですが、これも衝突安全性確保のためでしょうか?
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続いては生産技術コーナーです。こちらでは自動車の製造工程を再現しており、金属加工から組立・塗装に至るまでの一連の工程を紹介しています。こちらは自動溶接組付装置で、パネルの運搬・組付・溶接をすべて自動で行ってくれます。
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最後にはトヨタの歴代の名車などが展示されています。こちらはプリウスPHVで、PHVはプラグインハイブリッドの略です。EVモードで排気ガスを出す事無く走行できる他に、電欠状態でもHVモードで走行を継続できる点が特徴です。更には非常時などに外部へ電力を供給する事も可能で、給電車としても活用できます。それにしてもプリウスも随分と格好良くなりましたね。
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こちらは量産車としては世界初のセダン型燃料電池自動車であるMIRAIです。燃料電池は充填した水素と外気から取り入れた酸素を化学反応させて発電します。一般的な自動車とは異なり排気ガスは出ずに環境に優しいと言われています。ただし燃料として可燃性の高い水素を扱うために安全性の確保に細心の注意を払う必要があり、充填施設が少ないのでガス欠に注意が必要という欠点があります。しかし都内では燃料電池バスの増加に伴い充填施設が少しずつ増えてきているようです。
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レクサスLFAは高級車ブランド「レクサス」が限定500台製造販売したスーパーカーです。一台3750万円と極めて高額であるにもかかわらず開発費が莫大であった為赤字に終わったそうです。ほぼ全てを職人によるハンドメイドにより1日1台のペースで生産されたとの事。
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レクサスLC430は開閉式屋根を備えたオープンカーです。レクサスにオープンカーが設定されていることを初めて知ったので少々驚きました。前面のデザインがイマイチ物足りないような気が…?

詳しくは本家のWEBサイト「http://hobbyhunter.main.jp/」もぜひご覧下さい。
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