YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資

外資系銀行の為替ディーラーとしてマーケットをサバイブしてきた知識をすべて公開. 外国為替、債券、株、オプション、デリバティブをファンダメンタルズ分析、テクニカル分析で解説。 投資、経済についてやさしく解説し資産運用のお手伝いをします。

ドバイショックに関して その2

UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ首長国財務庁のアブドルラハマン・サレハ長官は、ドバイ政府はドバイ・ワールドの債務保証をしない方針を示しました。
債権者は貸し手責任を果たす必要があり、ドバイ・ワールドは政府の一部ではないと述べています。

さてドバイに対する各国の債権が気になるところですが、ドバイ単独の資料がないためにUAE向けの債権の額を調べてみました。

UAEに対する総額 1230億ドル
欧州の銀行貸付    886億ドル
英国の銀行貸付   502億ドル
フランスの銀行貸付 113億ドル
ドイツの銀行貸付   106億ドル
米国の銀行貸付      106億ドル
日本の銀行貸付     89億ドル

BISの資料より

各銀行のUAE向けの貸付残高です
HSBC               170億ドル
スタンダードチャータード   78億ドル
バークレーズ          36億ドル
ABN(オランダ)        21億ドル
シティバンク          19億ドル
BNPパリバ          17億ドル
ロイズ                    16億ドル

こうしてみる旧宗主国の英国の銀行の貸付が多く、上位3行は英国の銀行で
英国の金融問題に一波乱ありそうです。


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ドバイショックに関して

ドバイ、ナキール












この写真はドバイショックの引き金になったナキール・プロパティーズ社が作ったリゾートです。
今回UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイワールドについて書いてみたいと思います。
ドバイワールドは傘下にナキール・プロパティーズ(不動産開発)、イスティマル(投資事業)、ドバイ・ポーツ・ワールド(港湾事業)、エコノミック・ゾーン・ワールド(自由貿易地区運営)、ドバイ・マルチ・コモディティーズ・センター(商品取引所運営)を保有しています。

ドバイ・ワールド社は約590億ドルの債務を持っているといわれ、この債務返済を半年間繰り延べてくれというのが今回のショックの発端でした。
国の債務保証のリスク度を表すCDS(クレディット・デフォルト・スワップ)はドバイ債が26日に+131で571ベーシスポイント、アブダビ債が+18.5で155ベーシスポイントに跳ね上がりました。
この571ベーシスポイントという数字はドバイに対する債権の保障を誰かに肩代わりしてもらうには補償額の5.71%を保険料として支払えばその保険が変えると考えてください。
ですから数字が小さいほど対象の国の信用度は高いということになります。

ナキール社は不動産開発を手がけ、サウジアラビア、ヨルダン、マレーシア、ベトナム、ロシアでも案件を手がけており、これらの国々の開発案件にも影響がでるかもしれません。

またイスティマルはユニクロと米国の高級百貨店バーニズの買収を競ったり、豪華客船クイーン・エリザベス二世号を買収した政府系ファンドです。
不動産(67%)、プライベート・エクイティ(33%)の事業内容のファンドです。

ドバイ・ポーツ・ワールド社は2006年に英国のP&O社を70億ドルで買収し世界第3位の港湾管理会社となりました。
この買収では米国が安全保障上の理由で反発し(米国の多くの港湾管理を獲得するため)米国の管理を行うPOPNA社を米国のAIGGIGに売却しました。

ドバイワールド傘下の企業はここのところ積極的に事業を展開していたために今回の危機での痛手も大きくなっているようです。

週末にUAE中央銀行から資金繰りを支援するためにUAE銀行および外資系銀行に3ヶ月ものの首長国銀行間取引金利(EIBOR)+50ベーシスポイントで流動性を供給との措置で一旦落ち着いています。
また本日ドバイ時間10時(ロンドン6時)にドバイ最高財政委員会が緊急声明を発表予定ということで、ここでなんらかの政府主導の債務問題解決策が発表されるのではないかとの期待が集まっています。

なおドバイ関係の記事に関しては知人のアラブ問題研究家の北村陽慈郎氏からレクチャーを受けるとともに氏のブログからの引用の許可を受けて本ブログにも掲載しています。


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ODL Japan について

ODL Japanについて書きます。
ODL JAPANのWEBをみていたら沿革のところで1994年創立とでていました。
ODLは前から何の略だろうと思っていましたが、Option Directの略だったんですね。

この会社のエッジを上げるとすればまずはmt4(Meta Trader 4,メタトレーダー4)が利用できることでしょう。
odl meta








この画面がメタトレーダーのチャート画面です。
46種類以上のテクニカル指標を利用することができ、またシステム売買(EA:Expert advisors)昨日があり、短期売買、売買シグナル表示などに対応しています。

また日本や海外主要国の株価指数を証拠金で取引できる証券CFDがほぼ24時間取引可能です。
証券CFD odl













以上11の株式指数が取引可能で証拠金率は1%。
ほぼ先進国の主要株式指数が取引可能です。
最近のようにリスク回避型(株安、商品安、ドル高、円高)やリスク指向型(株高、商品高、ドル安、円安)など各市場間に連動性があるときは、同じ画面で取引できるのは便利でないでしょうか。

また商品関連では原油・石油製品、金の証拠金取引が可能です。
ODL 貴金属














このように為替に限らず、株価指数、商品取引がmta4(Meta Trader:メタトレーダー)で取引可能なODL Japanに興味のある方は下記を覗いてみてください。

ODL 


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大阪証券取引所でのセミナーのお話

先週木曜日は大阪証券取引所日経225mini&大証FXセミナー」のFXの講師を勤めさせていただきました。
セミナーにおいでになった皆さんスタッフの皆さんお疲れ様でした。
ドル円がまさに87-88円を割れて円高方面に行っているというタイムリーな時だったので株に投資されている方々も為替はきになっていたのではないでしょうか。

1部、2部構成になっていて1部は日経225とオプションに関して伊藤祐輔さんがお話をされました。
数学者からソロモン・ブラザースの株式トレーダーになられた方で、数学者らしく統計学の授業を受けているような気になってしまいました。
伊藤さんが師匠と仰ぐ人の話で「相場の高値と安値がわかればな〜」というお話が特に印象的でした。
この人はおそらくソロモン・ブラザースのトレーディングチームを率いて日本人としてはただ一人、米系投資銀行の取締役になった伝説のトレーダー明神茂さんのことだと思います。
明神さんは私も本の紹介をした黒木亮氏の「小説巨大投資銀行」に主人公の一人としてでてきます。

その明神さんが相場の高値安値を当てることができなかったというのはショックじゃないですか?
また私がいた銀行はその後ソロモン・ブラザースと合併したために、一緒に働いていた人が「明神さんが為替なんて上がるか下がるかわからないものをよくアウトライトでやってるなー」言っていたというのを又聞きでききました。(本当に言ったかどうかどうかはわかりませんよ)
それでは伝説のトレーダーの明神さんはどうやって儲けたのでしょうか。
伊藤さんのお話から推測するに、オプションのトレードでヴォラティリティ(変動率)の上げ下げ、日経225の先物と現物の裁定取引で儲けたのでしょう。

オプションと現物と先物の裁定取引はかりに相場の上げ下げを当てなくても設けることのできる手法ということになります。
まったく方向性が関係ないというわけではないですが、統計学など駆使しできるだけ相場の方向性に依存することなくリスクを排除することにより収益を上げる手法があるので、これに関してはまた書いてみたいと思います。

セミナー会場では偶然マイmixの本尊バイさんにお目にかかり、またその後大阪のお好み焼き屋で集まっていただいた奈那子さん(28 才の誕生日おめでとう)、白さんもっちーさんバカラさんサイトスさん、Rさん、Sさん、Iさん、よっちゃんさん、森川さん、遅くまでありがとうございました。
大阪を満喫できました。

ユーロドル1.5100ブレーク

eur usd 11.26.2009









サンクスギビング前の市場参加者が減る時期にドル売りの流れが加速しました。
1.5100のオプションバリアーが突破され、ユーロドルは高値を更新してきました。
ゴールドも1089の高値をつけてきてます。
ドル円もオプションバリアーといわれていた88円を突破しドル全面安の様相を呈しています。
ドル円のオプションボラティリティ(変動率)1ヶ月ものも10.7%付近から11.55%まで急進しました。
チャートはユーロドルの週足です。
1.5290付近のレジスタンスラインを示しています。
1.2330を起点にした3.618倍、昨年の1.5290-1.6038のレンジの下限ということで1.53付近が重要なレジスタンスとみています。



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