YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資

外資系銀行の為替ディーラーとしてマーケットをサバイブしてきた知識をすべて公開. 外国為替、債券、株、オプション、デリバティブをファンダメンタルズ分析、テクニカル分析で解説。 投資、経済についてやさしく解説し資産運用のお手伝いをします。

ユーロの上昇は本物か?

デイリーレンジ2.08.2012


eurusd2.08.2012


euraud2.08.2012


ギリシャ問題の進展という材料はあったにせよ、ユーロドルはたまったショートのスクイーズで上昇しました。
表は各通貨の騰落率です。
ドル円以外では、ドル売りになりリスクオフともいえるのですが、株価は意外に上がらず、欧州株はむしろ下落しているのでリスクオンとも少し違います。

しいて言えばドル売り、ユーロドルのショートカバー、RBAが据え置いた豪ドルも強かったという1日でした。
ギリシャ第2次支援の進展で、ユーロドルは最近のレジスタンス1.3220〜30を抜けて1.3270まで上昇。
チャートはユーロドルの一目です。
押えられていた抵抗帯(雲)の下限を抜けて雲に突入しました。
また10月4日の安値1.3145、11月25日の安値1.3210付近のレジスタンス(前回のサポートが抜ければレジスタンス)は12月12日以降抜けられませんでしたが、ようやくブレークしました。
またギリシャ問題で降らされる可能性もありますが、この1.3150〜1.3250のレジスタンスだったところがサポートされれば1.35〜1.36への上昇の可能性が高いでしょう。

昨日豪ドルはRBAの据え置きで0.8%ほど上昇、豪ドル円も1.08%上昇、オージーキウィも堅調でした。
しかしユーロドルは1.07%上昇、結果ユーロ>豪ドルとなり、オージーキウィはRBAの据え置きで1.2230→1.2130へ下落後、1.2270付近まで上昇しました。
オージーキウィの買い戻しのフローもでたいたようで、ファンド等からユーロ全般的に買い戻されたマーケットでした。

FOMC以降ドル売りの流れでしたが、唯一ユーロはギリシャ問題が足を引っ張り売られていました。
昨日の反発でユーロの上昇トレンドが始まれば、ドル全面安の流れになるでしょう。(ドル円は経常収支を材料にした円売り、クロス円の円売りで逆に上昇しました。)


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市場を動かす大きなプレーヤーは各国中央銀行など、魑魅魍魎の世界です。
そこら辺のプレーヤーと彼らがいつトレードするかなどのアノマリーについても語りますので、ご期待ください。


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RBAは予想に反し金利据え置き

audusd2.07.2012


audjpy2.07.2012


audkiwi2.07.2012


euraud2.07.2012


予想に反したRBAの政策金利据え置きで豪ドルが全面高になっています。
市場では0.25%の利下げを予想していましたRBAはオフィシャル・キャッシュ・レートを4.25%に据え置き。

声明文では世界経済は欧州のリスクなどで下向き。12月からの各国の政策で欧州金融市場の緊張はやや緩和。
スティーブンスRBA総裁は、経済が減速した場合は、インフレ見通しからみて金融緩和の余地があると含みを持たせました。
市場では依然として利下げの予想がありますが豪ドルは上昇。

チャートは豪ドル、豪ドル円、オージーキウィ、ユーロオージーです。

豪ドルは前回高値の1.0760〜70付近を完全ブレークし1.08台前半に上昇。

豪ドル円は82.90付近まで上昇、2011年4月11日の高値90〜10月4日の安値72.04の61.8%が83.20付近。
ただこのレベルは10月31日の介入で一度ブレークして83.90付近まで上昇しています。
83〜84付近は昨年8月にブレークするまで4か月ほどサポートされていた重要なレベルなので、ここを抜けられるかどうかポイントです。

オージーキウィは1.2820付近まで下落しましたが1.2930付近まで反発しています。
1月9日に1.3050を抜けて下落が継続していましたが1月31日以来の1.29台です。

ユーロオージーは、ひたすら下落中ですが1.2130付近まで安値を拡大しています。

世界的な金融緩和で通貨安政策が繰り広げられている中、4.25%と先進国では高い金利水準で人気を集めている豪ドルに消去法として資金が向かう動きが続いています。



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オセアニア通貨は天井を付けたか

kiwijpy2.06.2012


kiwi2.06.2012


キウィ円とキウィドルの日足チャートです。
先週もオージー円、キウィ円、ランド円の上昇が目立ちました。
リスクオンで、これらの通貨は上昇なのですがユーロはギリシャ問題が足を引っ張り小幅下落。
結局ユーロオージーやユーロキウィは安値を更新しています。

明日のRBAは利下げの予想もあり、ここからオセアニア通貨を買い上げるのも難しいところ。
キウィ円は64.50付近に長期のトレンドで重要な800日移動平均線があり、ここを抜けられるかどうかがポイント。
RSIを見ると2月3日に64.10と高値を更新して、1月26日の高値63.80を超えていますが、RSIは1月26日高値77.40を超えられずに70.68でダイバージェンスしています。
高値圏のこの動きは危険信号で、一旦利食いゾーンかもしれません。

キウィドルも、似たような動きで1月27日の高値0.8247時点でRSIは77.74、2月3日の高値更新でRSIは77.56で前回の高値を超えらえずにダイバージェンスしています。

ここのところオセアニア通貨が一旦天井圏になるのか、明日のRBAの政策金利発表次第でしょう。



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雇用統計を受け米国株は好調

dxy2.06.2012


sp5002.06.2012


nasdaq2.06.2012


強い米国雇用統計を受け、米国株絶好調になっています(その前からリスクオンですが)
ダウは   +156.82  12862.23
SP500は +19.36   1905.66
ナスダックは +45.98  2905.66

チャートはナスダックとSP500です。
新興市場のナスダックはなんとリーマンショック前の高値をこえITバブル崩壊後の11年ぶりの高値。
ダウとSPもリーマンショック後の戻り高値の迫っています。

米国の雇用統計は手放しで喜べる水準ではないし、不動産価格も低迷しています。
S&Pケースシラーの全米20都市の不動産価格指数は、今だに下落していて不動産価格は2002〜2003年ぐらいのレベルで低迷しています。

しかし欧州に比べ米国経済は強く、FOMC後に緩和姿勢を確認してから株価上昇、リスクオンの流れが加速しています。
ただ全般的にリスクオンとは言えず、為替市場もユーロは重たいが、豪ドル、キウィなどは上昇というように、通貨によってもまちまちの動きです。
先週の各通貨の騰落率を見ても、ユーロドル-0.5%、豪ドル+1.36%、キウィ+1.59%。
対円でみるとユーロ円-0.6%、豪ドル円+1.1%、キウィ円+1.4%、ランド円+3.6%

ランド円の上昇が目立ち久々の10円台を回復。
それ以外は豪ドル、キウィなどオセアニアの上昇が目立ちました。
3番目のチャートはドルインデックスです。
そんなまちまちの動きを受けて、ドルインデックスも79割れで下げ止まり気味です。
1月13日の81.78を高値に、FOMCの金融緩和姿勢を受けて78.62まで下落した後は78.60〜79.60でレンジになっています。

リスクオンの動きがこのまま継続して、株高、オセアニア通貨高が続くのか。
今週はRBAやニュージーランドの雇用指数がでます。
一旦高値圏で利食い売りも出て下落する可能性もあり、イベント後の動きがメイントレンドになるのでははないかと注目しています。



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雇用統計の回復は本物か?

ニューヨークダウ2.04.2012


昨日の米雇用統計はサプライズでした。
しかも内容自体もかなり良いものでした。

1月非農業部門雇用者数は 24.3万人増加、 12月は20.3万人 予想15万人 
1月民間部門雇用者数は  25.7万人増加   12月は22万人  予想17万人
失業率             8.3%        12月8.5%    予想8.5%

GOOD なポイントは、失業率の減少が本当の減少ということです。
雇用統計の数字には、事業所調査と家計調査があります。
事業所調査は全米40万の会社に対して給与支払い帳簿を調査して、非農業部門雇用者数の数字を発表します。
ですから非農業部門雇用者数のことをNonfarmpayrollsと呼びます。

一方家計調査は全米6万世帯をヒヤリングして数字を出します
今回の家計調査では 
労働人口  25万人増加
就業者   63.1万人増加
失業者   38.1万人減少

労働人口(職に就いている人+職を探している人)も増加しましたが、実際に職に就いた人が増加して失業率が低下しています。
失業率は労働人口が減少しても低下しますが、これは見せかけの失業率低下です。
しかし今回は見せかけではなく、本当に失業者が減少しているところが、すごくよい数字になっています。

U6失業率(完全失業者+仕方なくパートタームなどの仕事をしている人)は15.1%と12月の15.2%、11月の15.6%から大きく低下している。

長期失業者(27週以上)551.8万人、12月558.8万人、11月568万人と確実に低下しています。



一方Badポイント
平均週間労働時間が34.5時間と増加していない。
時間当たり賃金が23.95ドルと12月から23.25ドルからわずかに増加、こちらもあまり増加していません。


今回はかなり内容がいいので、この労働市場の回復が続けば、米国経済の回復はかなり期待でき、リスクオンの流れが継続しそうです。
チャートはニューヨークダウの日足ですが、高値は12917.14と2008年5月以来(13170.97)の高値を更新、終値(週間)でも12862.23と2008年5月の12986.80以来の高値になっています。

FOMCの緩和期待でリスクオンの流れになり、昨日実体経済の回復が確認され(まだ2か月なんで注視する必要がありますが)この流れがまだ継続しそうです。


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