映画の「ウォール・ストリート」を見てきました。
前作「ウォール街」の続編で、今回はサブプライム・ショック、リーマン・ショックの話を織込みよりリアルな仕立てになっています。
社会派監督のオリバー・ストーンの作品ですが、彼の作品の割には軽いタッチの作品になってます。
前作の「ウォール街」でも投資に対する善悪を割りとテーマにしていましたが、今回もその流れは踏襲していますが、肩の力が抜けてより娯楽性が高い作品かもしれません。
伝説の投資家ゴードン・ゲッコーが「私がやったインサイダー取引になんか、サブプライムに比べたら子供じみている」というようなことを言っていますが、確かにインサイダー取引の害は多くの人をだましてサブプライムローンを貸出、それを世界中に売りまくったことに比べれば小さな罪なのかもしれません。
しかもそれを行ったのが世界トップクラスの銀行でしたから、たちが悪いですね。

映画の場面でFRB内で、ある証券会社を救うかどうかの会議の場面がありますが(この会社はおそら(ベアスターンか)その時の財務長官ヘンリー・ポールソンやガイトナー現財務長官(そのときはNY連銀総裁だったかな?)に似た俳優たちが議論する場面は、このように危機を回避したのかなと思わせるところです。
ここの場面は面白かった。

前作「ウォール街」は1987年の作品で、日本がバブル経済を突き進んでいる頃、米国ではブラックマンデーで株が史上最大の下げを演じてバブルどころではない状況。
前作ではドレ九セル・バーナム証券のジャンクボンドの帝王マイケル・ミルケンなどもM&Aもテーマになっていたと思います。
マイケル・ミルケンが編み出したジャンクボンド(格付けの低い債券)で資金調達を行うことで少が大を飲み込むM&Aが可能になりました。
あれから20年、サブプライムローンは証券化されAAAという最上級の格付けをえて世界中にばら撒かれましたが、ジャンクボンドも顔負けのリスクの高い証券だったことが暴かれてしまいました。

デイリバティブ商品の拡大も1987年にはなかったことで、CDSなどの言葉も少しは有名になったとこともあの頃とは異なります。
また主人公が投資対象にしたニューエネルギーなども環境問題という新しいテーマを盛り込んでいます。

あの時に比べると時代の流れを感じます。

あのゴードン・ゲッコーが最後にはいい人になってハッピーエンドになるのですが、ちょっとそんな終わり方なのと物足りなさ輪感じますが1800円の価値はある映画です。

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