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イタリアはミラノの中枢、ドゥオーモ広場に出現したヤシの木。


14世紀に着工し、500年という長い激動の歴史を見守り続けながら完成に至った、壮大なエピソードを刻んだ街の象徴である大聖堂です。

2018年にイタリア1号店をミラノに出店する米コーヒーチェーンの雄スターバックスが他の企業と入札を競った結果、ドゥオーモ広場周辺を緑化するという開発プロジェクトのスポンサーを見事勝ち取り、その足掛かりとして40本余りのヤシの木が植えられたのです。

「キッチュでネオゴシックじみていて滑稽だ」
「ラクダとサルを放てばアフリカになる」

専門家は皮肉を交えて、独自に進化してきたエスプレッソなどに代表されるコーヒー文化が脅かされるかも知れない未来を危惧します。
バナナの木も植栽される予定で、名だたるブランドを生み出してきたファッションの都の一区画がさらに亜熱帯化する模様。




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文化にせよ生態域にせよ、外来種の侵略ほど恐ろしいものはありませんが、日本よりもある意味ガラパゴスなイタリアには、その最後の砦たる浄化力・排斥力に期待するばかりであります。