気が付けば高齢者

いつの間にか高齢者と呼ばれる年齢!

神奈川県大和市が「70代を高齢者と言わない」宣言をした。
との新聞記事を見て、やっと数字だけで人間を区切らない組織がでてきたんだなと感じました。

年齢という数字で人間を分類するっていうのは、性別とか肌の色とか宗教とかなんでもいいのですが違いを際立たせて、こいつはこういう風に違っているから劣っているとかいう一種の差別ではないでしょうかね?

差別されればやる気も落ちる。

「ポジティブなメッセージを送ることで・・・いつまでも生き生きと活躍してほしい」
その思いが伝わってきます。

医者に行ったらインフルエンザA型と診断されました。


えっ!という感じでした。いわゆる青天の霹靂っていうやつです。医者でチェックしてインフルエンザA型に反応が出たのでインフルエンザというのは確かなのでしょうが、その時の体温は36.6℃です。インフルエンザというと高熱が想像されますのでこの体温でインフル?というのが実感でした。


医者に行く前の数日間、鼻水とくしゃみが止まらなくなり、これはいよいよ俺も花粉症かな、しかもこの年で、と半分覚悟していました。季節も春3月、縊り残され花粉まみれ、などもありえるかな。

一方で半分は風邪かも。という気持ちも残っていました。



医者へ行く前日の夜、風呂に入り湯舟から出ると妙に悪寒。 んんん、ん、やはり風邪だったのだな。あのくしゃみは。

軽くナイトキャップでウィスキーをあおり寝るかな。などとグラスに口をつけるが受け付けない。 あれっ、これ、本当に体調不良かも。 口をゆすぎ、布団に直行。 たぶん、体温がそこそこ上がっている。 私の好きなフワフワ感がたまらなく気持ちいい! 病気になりかけ、もしかすると病気かもという、その時間はうきうきします。 大きな病気だとシリアスになるのですが、風邪程度ですと、結果何ともなく常態で目覚めると案外がっかりし、38度を超える体温で目覚めると、小さな不幸をじっくり味わえ、高体温の酩酊感も楽しめる。これは、求めて得られる快感じゃない。


浅い眠りの後の酩酊感の中で、目を覚まし、体温を測ると、37℃ちょうど。

この体温。ハンパ! 私の感覚では、胸をはって病気と言え医者に行けるのは、38℃を超えてから。

体温がこの程度では、医者にはいかない。というのが筋なのですが。37℃の割に体調が悪い。体全体がひどくだるい。首や腰がかったるい。感覚的にひどい風邪の初期症状で体感的に38℃超えと言った感じです。


女房に医者に行くことを伝えると、 「その程度の体温で行くの?」 との返答。

医者の開診時刻まで時間をつぶし、出かける前に念のため体温を測ると、なんと、36.8度。 さらに体温が下がっている。 行くの辞めよかな。とも思いましたが、体調が悪いのは事実。 風邪の予防的ってこともありだからいいかななどと言い訳じみた想いと共に医者へ。

やっとこういう動きが出てきたか!
と、言う感があります。
日本経済新聞2018年2月14日バレンタインデーの記事です。

生産年齢人口の減少に伴い、女性やシニアの活用という話が出てきています。
しかし、高齢者についていうと、定年は今でもまぁ大体60歳。ちょっと前法律が改正されたので希望する人には65歳まで再雇用。

しかし、給料は激減します。
仕事内容は楽になる場合もあるでしょうが、定年前と変わらない場合もある。
給料を減らされる基準というのが60歳を超えたからというだけというのはなんかおかしい。

でも、それが当たり前という意識はいまだに強い。

これで本気で高齢者を労働力として使う気があるのか?

それ以前に、高齢者とかシニアとか一律に年齢で区分けするのって正解なの?


まぁ、60歳以降の給料の減額を少なくするというのは大きくてそれなり意識の高い企業を嚆矢とするのでしょうが、新聞に出てきたということはいいながれかな。

恵比寿の東京都写真美術館の壁に大きく3枚の写真が掲載してあります。

駅から歩いて行って最初に目に入る一枚がロベール・ドアノー
駅から一番遠いのが植田正治
そしてその間の一枚がロバート・キャパ

今様に言うインスタ映え、この言葉が一番似合うのが植田正治の一枚、次がドアノー、ではキャパの一枚はというと、この極限状況の兵士の顔にお遊び的な表情を読み取ることは無理。

兵士の顔が斜め正面から撮られているということは、キャパは兵士より前進していて、ドイツ軍の銃撃を斜めか後ろから受けながら振り返るようにしてシャッターを切っている。
これって半端じゃない。



この一枚も含まれる写真集が実に文庫で出ました。





最初、本屋の店頭で見たとき、「ちょっとぴんぼけ」を岩波でも出したのかなと思いました。

でも、本の厚みが違う、質感が違う。

表紙にあの笑顔。
帯には「岩波文庫初の写真集」とある。

岩波が好きなのではありませんが、実にニクイ選択です。見て即刻購入です。選択の余地はない。
才能に恵まれた写真家は他にもいます。
植田さんもそうですし、ドアノーも然り、アラーキー、森山大道、浅井さん。マン・レイ、ウォーカー・エヴァンス、ETC.ETC.

でも、岩波文庫の最初の写真集はやっぱキャパだよな。
最初に有名になったトロツキーの演説シーン、崩れ落ちる兵士、ノルマンディー上陸作戦、そうした歴史の大舞台だけでなく、狙撃され血だまりの中死んでいる兵士、M4シャーマンの砲塔の上で鼻くそをほじるガキ、髪をそられさらし者にされるナチ協力者の女性。



今の時代、とりあえず平和。日本ではね。
死ぬ不安より、下手に長生きする不安の方が大きい。

キャパの写真に撮られた人のまなざしからは、本当にはないかもしれない不安におびえる人間とは違う真剣さが感じられます。

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