
先日、筋肉バカドットコムさんのパワーリフター特集にて、そうそうたるトップリフターに混じってインタビューをしていただきました(記事はコチラから)。この場を借りて、関係者の皆様にお礼をさせてください。ありがとうございました。インタビューのトップ画像が「ろくろを回しているように見える」とのことで「陶芸家」というあだ名がつきました。
ところで、先のインタビューにて僕はBIG3の重要性を語っています。詳細は先の記事をご覧いただけるとわかると思いますが「パワーリフターのBIG3と他の競技選手がやるBIG3は違うだろう」という意見も出てきそうなので、少し補足させていただきます。
【こだわりがすんごい】
SQだけを例にとってみても、基本的にパワーリフターのSQはいわゆる「ローバーワイド」が主流だと思います。ですが、SQは担ぐ位置、スタンスなどによってキネティクスが変化するのは自明の事実で、もちろんこれを他の競技へ当てはめる場合はそれを細く調整して目的にあったSQを処方するのが普通です。
だけど、いつも仲良くさせてもらっている伊勢崎さん、シダさん、渋谷さん、木下さんなどのトップ選手から話を聞いていると、みんな核となる部分を持ちつつ、こだわりを持ってSQをやっているというのが垣間見えて、SQを研究している身として痛く感動しました。自分がSQを指導するときそこまで細かいことを気にして指導しているだろうか、と。
【方法は違えど、目的は同じ】
確かに選手へ指導するSQは必ずしも「ローバーワイド」ではないかもしれませんが、彼らのBIG3へのこだわりはそれを通り越してみんなに伝えたい、伝わらなければいけないものだと思うようになりました。
SQの方法は違うけど「強くなりたい」と思う気持ちは皆同じのはずです。それが同じ「BIG3」を通して達成されたらそれほど素晴らしいことはないですよね。もちろん「BIG3だけやりなさい!」という極端なことを言っているわけではありません。「BIG3とか、そういう基礎的な種目をやらないで変なトレーニングに流されちゃうのはよくないよ」ということです。
以上、掲載報告とつぶやきでした。