「映画・ふがいない僕は空を見た」

映画「ふがいない僕は空を見た」(監督・タナダユキ、2010年)の感想を書きます。

不妊症の女性(田畑智子)が現実逃避のためにコスプレをするお話です。

不妊症で義理の母から責められ、現実逃避のためにコスプレ不倫で性行為をし、動画に撮られ拡散されます。

そもそもコスプレくらいで変態となるのか疑問です。また、高校生相手なので、淫行条例は大丈夫なのかと思いました。

写真は児童ポルノに該当しそうなので、然るべき所に相談したら対処できるはずですが、そういう知識もないのでしょう。

認知症の祖母。怪しげな民間療法。貧困の連鎖の象徴としての団地など、しんどい事のオンパレードです。

なぜ自分を生んだのかと母の自宅アパートの前でつぶやく所が沁みました。

性行為の必然性はありましたが、薄いモザイクで隠すくらいなら、カメラアングルを工夫して、モザイク無しに出来なかったのでしょうか。

コンビニのバイトで勉強を教えようとする一番まともそうな人が実は性犯罪者で、その償いの一環でした。登場人物のほとんど全員がどこか歪んでいて、どうしようも無さが上手く表現出来ていました。

最後のシーンは児童ポルノではないのでしょうか。主人公男子に責任を押し付ける所に違和感を覚えました。

無茶苦茶で、最後のシーンが変ですが、物語の設定は良く練られています。お薦めします。