少し前に荒瀬先生が「興味深い本だったよ」と教えてくれたのがルポライターとして定評のある堤未果さんの『政府は必ず嘘をつく 』(角川SSC新書)。早速読みました。「真実」はいったいどこにあるのか。。。私たちが日常的に目にし、鵜呑みにしている情報がいかに危ないかを改めて教えられました。

 本全体で今日的な状況を読み解く鍵として登場するのが「コーポラティズム」という言葉。「コーポラティズム」とは、想像を絶する資金力をつけた経済界が政治と癒着する”狂った仕組”みのこと。グローバル企業の経営者とか株主とかいった超金持ちの資本家が、政府と結びつき民主主義に反した政策をやり、国民の犠牲の下に彼らの利益をふくらませて、株主への配当金を出来るだけ多額にするという仕組みのことをいう。巨大な利益を受ける1%の人間のために、99%が犠牲になるシステム。

 アメリカのあの9・11以降の動き、イラク戦争の背後にあったのもこの「コーポラティズム」。あの戦争で莫大な利益を上げているのがアメリカ企業であり、その背後にいる資本家たち。日本の3・11以降の動き、原子力村の構造の背後にあるのも「コーポラティズム」なのですよね。。。

 要するに巨大な「お金」の動きを見ること、どこが利益を上げているのかを見ることが、世界の動きを見抜く上では不可欠なことなことだと改めて教えられました。イエス様の教えとまったく反対の世界が私たちの社会であることを教えられます。一読をおすすめします!

 ネットで「政府は必ず嘘をつく」で検索すると2013年1月15日にテレビ愛知で堤さんが出演して「真実は闇の中…政府は必ずウソをつく?」という番組が放送されていたことを知りました。30分ほどの番組ですが、本書の「エッセンス」に触れることができますので、ぜひご覧下さい。こういう番組を作るテレビもあるんですね。大問題人物がトップに就いたNHKでこういう番組はできないでしょうね。。。

 
 



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