バリバリ生保機関長 五十嵐笑之介

保険会社の現役機関長五十嵐は改造人間である。営業現場の最前線で日夜戦う、愛と勇気の熱血レポート。

2008年09月

『最高の人生の見つけ方』
 
余命6ヶ月を宣告されたジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが、
棺桶に入る前にやりたい事を書いて、それを実行するっちゅー物語。
 
原題は「棺桶リスト」
The Bucket List
 
このままベッドで最期を待つか、自分を取り戻す旅に出るか…で男2人は飛び出して行く。
 
それもいきなりスカイダイビングして、イタリア行ってエジプトのピラミッド登って、香港へ…と贅の限りを尽くしていく。
 
これもジャック・ニコルソンが孤独な大富豪という設定だからこそ叶う話。
 
他にリストに書かれたものは…、
 
○荘厳な景色を観る
 
○見ず知らずの人に親切
 
○マスタングに乗る
 
○一生分思い切り笑う
 
○世界一の美女とキス
 
など
 
それなりにハート・ウォーミングに仕上がった人生讃歌の映画でした。
 
でも超ベテランの2大名優を配しながら、もっとひねりを加えて面白くできたような…
 
 
余命6ヶ月と宣告されたら、わしなら
 
ジジィ同士で旅はしないな。
 
 
今や生命保険は、生きるための保険です。
 
最高の人生にするために
 
生前給付型の自分で使える保険に見直ししませんか?
 

息子がニンテンドーDSばかりやってるもんだから、モノポリーを買ってきて土地・不動産売買の面白さを伝えようとした。お札が飛び交うこのボードゲームに彼は病み付きになっていった。この頃からお金にも執着するように、何かと普段から交渉を持ちかけるようになった。ゲームもしきりに一緒にやろうと言われたが、時間がかかるのでわしの方が面倒になってきた。
 
次にオセロを教えようとした。なぜかまるごと作ってみようと思い立ち、ホームセンターで丸い棒を購入し、ノコギリで輪切りにしてペンキで白と黒で塗り分け、オセロ石を作った。ゲーム盤は緑のプラ板にマジックで升目を描いた。息子は公民館で定期的に開催されるオセロ教室に通うようにまでなった。
 
 
なぜか彼は今、将棋に懲りだした。自ら覚えたいと言い、わしは「はじめての将棋」という本を買ってあげた。それ以外一切関知しなかった。
何故ならわしは、日本人でいながらも、将棋、囲碁、花札の類はとんと知識も経験もないからだ。麻雀もチェスも少しはルールが分かるが、対戦はあまりやったことがない。昔子供の頃、ポンジャンとか軍人将棋はよくやった。
 
実は今立場が逆転している。小学三年生の息子に将棋を教えてもらっているのだ。しっかし、KUMONの『NEWスタディ将棋』は優れものだ。
 
 
一局勝負したら、王手を取られた。
 
王と言えば…
 
話は変わるが、王監督が退任するらしい。68歳まで50年野球の第一線に関われて、いい人生を歩ませてもらったと会見で言ってました。
 
横綱朝青龍が全く覇気がなく4敗となり休場するらしい。こちらは27歳で最早ピークを過ぎたか…
 
麻生太郎氏が自民党の新総裁に選出された。こちらも68歳。若いね。
 
トップが交代すれば何かは変わるだろう。
 
方向はまだ分からないが…
 
 

支部長!お昼行くよ!

リーダー2人が

わしのバースデーっちゅう

ことで、とびきり美味い

うな重をご馳走してくれた。

「ビールじゃなくてゴメンね。」

ルイボス茶で乾杯。

嬉しい限りです。

みやげに「肝(きも)」も

もらった。

うちのかみさんがそれ見て

「キモッ」

だって…。

あさ5じはんおきで、軽井沢までおうふく900キロクルマとばしてつかれました。
 
組合のいいんちょうのあつまりだったんだけど…
 
なしてかるいざわ?
なして?
 
台風13号がしんぱいでしたが、翌朝どしゃ降りが嘘のようにあがりましてね。台風一過とサザエさん一家がなんとやらですよ。
きょーもいーてんきー
だのにもするでなく、男同士にキョーミもないから、
 
エクシブ軽井沢よりますーぐ帰ってきたもんだ。
 
あー味気なし。
 
 

朝早くから軽井沢まで車で遠出の出張だっつーのに
たった今、東野圭吾の『容疑者Xの献身』を完読しました。午前2時。
 
天才物理学者ガリレオ先生こと湯川VS天才数学者石神のスリリングな頭脳戦もさることながら、いまだかつて見たこともない深く切ない愛情が隠れていて胸が震えた。
 
ぶるるって。
 
流石、直木賞作品。巧妙に練られた物語でし。
 
柴咲コウは出てこないけど、湯川は福山雅治、石神は堤真一(原作はずんぐりしてるけど…)、靖子は松雪泰子を頭の中で想像しながら読み耽ってた。
 
こりゃ映画も観ないと…。
楽しみだ。
実に面白い…。
 
 
さ、 寝ようか 寝まいか…

当社では、機関長の人事面談を、期始・期中・期末と3回行う。

本日は期中面談の日だった。ノックをして支社長室に入ると、支社長と副支社長が並んで座っていた。

最初に人事評価を付ける基になる成績表をもらった。謂わば、「通信簿」である。
S=よくできました。
A=できました。
B=がんばりましょう。
C=もっとがんばりましょう。
D=なめとんのかわれ。
E=いい加減にしろてめえ。

細かい項目別の自己採点と振り返りの弁を求められる。
わしは自分に辛い点数を付けた。反省すればキリがないほどだった。

今後の異動についての申告で

現在の部署を引き続き担当したいかしたくないか?という項目がある。

わしは迷わず「引き続き担当したい」と言った。
突っ込まれたら色々言おうと思ったことがあった。

しかし、突っ込まれず素通りした。

次に
仮に動くとしたら、どこを希望するか?(一応希望は聞いてくれる。その通りにはならない…なんせ人事は他人事だから…)

・大都会
・都会
・田舎
・ド田舎

わしは大都会で申告した。頭の中でクリスタルキングのヒット曲『大都会』が鳴り響く。

その話も支社長は、いいねも悪いねも云わず、素通りスルーパス・ジ・エンド。

話に花が咲いたのが、次の項目だ。

海外勤務を希望しますか?

わしは希望するに丸を付けていた。

支社長と副支社長は顔を見合わせて、ニヤリとした。

英語能力を申告する項目もあった。

・初歩
・日常会話
・ビジネス会話
・ペラペラ

わしは、実は片言なのだが日常会話に丸を付けていた。

支社長が嬉しそうに顔を近付けて言った。

「行くか…?ヴェトナム」
わしは嫌な予感がした。気持ちはロサンゼルスだったのだ。

「えっ、ベトナムですか?」

「No.No.お兄さん、ヴェトナムよ!んーヴッ!ヴッ!」

「ブェエートナム!」

「ヴェトナム!」

「ビェェ〜トナム!」

「ヴェトナム!」

支部長つかまえて「お兄さん」はないだろう、と思いつつ、わしはVの発音を練習した。

「今本社でも、ヴェトナム行きたがっている人探してるのよぉ!」

「ベトナムはー…ちょっと…」

「大丈夫!英語がOKならヴェトナム語に通訳してくれる人がいるから。ベリーグーよ!」

「ロ…ロサンゼルスは…」

「ロス・アンジェルス?あっ、それは無理無理」

「ニューヨークは?」

「無理」

「香港…」

「無理」

「ドバイ」

「そんなとこないの!いいぞぉヴェトナム。副支社長も行きたいだろー?ヴェトナム」

「いえっ嫌です」
副支社長が神妙な顔をしてボソッと言った。

わしは頭をかきながら、
「やっぱり英語って…ダメなんですよね。国内で頑張ります!」

支社長室を出た後、わしはぶつぶつと独り言を漏らしていた。

「インドはどうかなあ…カレーも食ってみたいなあ。でもガンジス川で風呂・洗濯は嫌だし……」

会社は今期、わしらに休め休めというようになった。
 
なんでも
Work Life Balance  の取り組みに積極的だそうな。
 
仕事と私生活の調和。
仕事に一生懸命尽くして精神的にも家庭の事でも崩壊する者が増えている昨今だからか?
 
その割りに、業務は相も変わらず多忙なり。
 
そんなわけで…
わしは本日、特別休暇を頂いて、休みを満喫しました。
 
朝から妻と水入らずに映画館。
『20世紀少年』を観ました。前日に原作漫画の第一巻で予習して、その世界観を損なわず大事にしてる映画で感心しきり。登場人物は生き写し。子役も大人役も漫画の実体化で面白かった。唐沢寿明とは、ほぼ同年代。草深い原っぱで基地を作ったし、ウィンカー付きの自転車にも乗った。平凡パンチもこっそり見た見た。漫画も描いたし、ヒーローに憧れた。確かにわしらも、20世紀をそうして生きてきた。21世紀に突入した現代が一層不安だからこそ感じる部分がある。勇気ももらえるのだ。
 
「私は納得いかない!」と原作をまるっきり読んでない妻が言った。何を語ると思いきや…
 
「なんで終わらないの?」
え?
 
「なんで、終わらないのよ?」
 
「三部作なんだよ。第2章は正月くらいかな…」
 
「ええ〜?聞いてないよ〜続き観なきゃならないじゃ〜ん」
 
「楽しみが増えて…いいだろ」
 
「三回も映画館来たら、DVDより高いじゃ〜ん」
 
「確かに…て、そういう問題かあ?」
 
「続きを明日観れるならいいけど、正月まで待ってられない」
 
「はいはい」
 
そんな時に副支部長からメールが届いた。
 
《お疲れさまです。お休みのところすいません。8月分は無事に打ち上がりました。9月分の成果もどんどん出ていますよ。》
 
なんとも嬉しい知らせだ。わしがいなくとも、しっかりみんな頑張ってくれとる。感謝感謝!
 
これで心置きなく、地球を救えるってもんだ。
 
わし達しかいないんだ。
地球を救えるのは。
行くぞ!
 
あっ…、
その後は妻と水入らずセレブなランチを食べに行ったんだけど、隣の支部の職員が目の前のテーブルに!
完全に気付かない振りで決め込んだ。
あっちは気付いたろうなあ。なんで私服なのって思ったろうなあ。
 
でもこちとら堂々と休みなのさ。そんなの関係ねー。(古い)
 
その後は単独行動。
パチンコやって、夜は飲みに繰り出しました。
 
堂々とサボるのは、気持ちいい〜!
地球に生まれて良かったあ〜!
 
これで心置きなく、地球を救える。
(しつこい)
 

先日、久しぶりにアニメの映画を家族で観ました。
『崖っぷちのポチョン』
既に観客動員数1000人を超えたそうです。

さすが宮崎つとむの映画は凄いと思いました。

やはり過去の宮崎アニメで一斉風靡したのが、誰もが知ってる
『どろろ』ですね。
ノンストップ・アクションが子供の心をわしづかみにしました。

記憶に新しいのは、キム兄ィが声優にチャレンジした
『ハルクと働く城田』これも面白かった。

強く生きていく女性が主人公の作品も多くあり大変印象的でしたね。
『なぜの谷のカモシカ』
『おのろけ姫』
『魔女のバイク便』
『銭湯広いなウチの風呂より』
『チャコの海岸物語』

忘れてならないのが、
『もう くれないの?豚肉』
ポークが大好物の少年の切ない顔が哀愁たっぷりで涙を誘いました。


まだまだありますが、怒られそうなのでこれくらいにしたいと思います。

いちいちツッコミを入れてくれたら幸いです。

めったに現場には顔を出さない、我が社の頂点に君臨する会長がやって来た。

9月のスタートは素晴らしい業績で会長を迎えようと、みんなが暑い中奮闘してくれたおかげで支社はなんと全国トップになった。
やる時にはやってくれる。特にベテラン層が腕を捲って頑張ってくれたのが嬉しかった。支部の威信にかけていざという時気持ちで動いてくれ、成果につながったのだ。非常にありがたい。
会長たって、ただのおじさんなのに…

しかし話をすると、ただのおじさんではなかった。偉大なる人だ。さすが当社だけではなく金融業界全てが厳しい時代に突入したときから8年間社長を務めあげた人だけある。
現在も経済界に携わり、日本の動向もしっかりと見据えて的確な判断ができる人である。これからの会社の流れを分かりやすく理由も添えて説明してくれた。また、福田首相辞任についてもこう語ってくれた。
「あれは簡単な話だ。人生も曲がりくねった道だけど政治だって曲がりくねっている。でも首相たるトップは『日本はこうするのだ〜』という真っ直ぐな線を引き、自信を持って周りを導くもの。福田は曲がりくねりにただ合わせて進んでただけだ。小泉さんは自分がこうすると決めたら真っ直ぐその方向に進んで行った。ま、その方向が正しいかどうかは別だが…。福田はもっと簡単にできると思っていたんだよ。ブッシュも安倍も福田も親の七光りでトップに立ったが親ほど苦労はしてないし勉強が足りんのよ」
含蓄のある言葉にただただ辟易してしまった。

わしも真っ直ぐな方向を見てブレることなく貫いていきたいと感じた。



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