2010年12月
2010年12月28日
職人さんの宙吹き
今年もいよいよ残り少なくなってきました。
このところ、続けてとりあげたグラピーシリーズは、
少しの間、お休みになります。お正月をはさむのと、
工房さんが2月に展示会を控えているとのことで、
待たなくてはなりません。
グラピーシリーズは、作家ものですが、今回は、
職人さんの宙吹きをご紹介します。
またまた生地の制作になります。
職人さんの宙吹きは、なかなか手に入りません。
常に吹いているのではなく、通常の生地を作る合間に
吹きます。被せの場合、その時つぼに入っている色で、作ることに
なります。真夏は宙吹きは、お休みになります。
今年は特に扱ったため、お休み期間が長かったようです。
職人さんが、全員同じようなものを吹けるわけではありません。
その人の限界があり、吹ける大きさや形が異なります。
ベテランの職人さんは、70代くらいになられているため、
世代交代がおこっています。
かなり以前のものです。
どっしりした形の宙吹きです。ベテランの職人さんが作られたものです。
宙吹きらしいラインが出ていると思います。
わりと新しいものです。
以前のものと比べると、デザイン性が感じられます。
どちらかというと、スマートさがあり、現代風と言えるでしょう。
こういった生地に彫刻する時は、作った職人さんとの戦いになります。
私は、いつも負けてしまいます。生地に助けられ、そして生地を生かし
きれなくて、心の中で“職人さんごめんなさい”とつぶやくのです。
いつか互角に戦えたらと思っています。
特に、宙吹きのお皿を作る時は、見ていて鳥肌がたちます。
さおの先にガラスのかたまりをとり、吹いて大きくしていきます。
それを回してぱっと開いた瞬間に、お皿ができます。
値段は安くはありませんが、それだけの価値があると思います。
生地を眺めているだけで、うれしくなります。
作品づくりでは、一度は手がけてみたいものだと思います。
貴重でもあります。
一年の終わりに、何気なく使っている生地を作る職人さんに
思いを馳せました。
サンドブラスト用ガラス素材を
格安販売
グラスプランニング
このところ、続けてとりあげたグラピーシリーズは、
少しの間、お休みになります。お正月をはさむのと、
工房さんが2月に展示会を控えているとのことで、
待たなくてはなりません。
グラピーシリーズは、作家ものですが、今回は、
職人さんの宙吹きをご紹介します。
またまた生地の制作になります。
職人さんの宙吹きは、なかなか手に入りません。
常に吹いているのではなく、通常の生地を作る合間に
吹きます。被せの場合、その時つぼに入っている色で、作ることに
なります。真夏は宙吹きは、お休みになります。
今年は特に扱ったため、お休み期間が長かったようです。
職人さんが、全員同じようなものを吹けるわけではありません。
その人の限界があり、吹ける大きさや形が異なります。
ベテランの職人さんは、70代くらいになられているため、
世代交代がおこっています。
かなり以前のものです。
どっしりした形の宙吹きです。ベテランの職人さんが作られたものです。
宙吹きらしいラインが出ていると思います。
わりと新しいものです。
以前のものと比べると、デザイン性が感じられます。
どちらかというと、スマートさがあり、現代風と言えるでしょう。
こういった生地に彫刻する時は、作った職人さんとの戦いになります。
私は、いつも負けてしまいます。生地に助けられ、そして生地を生かし
きれなくて、心の中で“職人さんごめんなさい”とつぶやくのです。
いつか互角に戦えたらと思っています。
特に、宙吹きのお皿を作る時は、見ていて鳥肌がたちます。
さおの先にガラスのかたまりをとり、吹いて大きくしていきます。
それを回してぱっと開いた瞬間に、お皿ができます。
値段は安くはありませんが、それだけの価値があると思います。
生地を眺めているだけで、うれしくなります。
作品づくりでは、一度は手がけてみたいものだと思います。
貴重でもあります。
一年の終わりに、何気なく使っている生地を作る職人さんに
思いを馳せました。
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2010年12月16日
グラピーシリーズ3
今日は、生地の制作日記だけになりました。
グラピーシリーズ第3弾のしぶいお茶碗が、できあがりました。
ちなみに、先日の花瓶の残り1個もできてきました。
1種類5個ずつ届くことになっています。
制作してくださる工房さんが、超多忙なのを知りつつ、
それでも、グラピーシリーズが絶えないように、無理を
言い続けているのです。
今回は、これまでの雰囲気と全く違う色です。
黒と緑の組み合わせになります。
外側から見ると、黒が少なく見えますが、実は、
かなり多く、緑のパウダーと重なっています。
私の強い希望で、パウダーはべったりと、そして
わざと銀化させて欲しいとお願いしました。
写真ではわかりにくいのですが、外側の色には、
玉虫のような光沢があります。
地は、クリスタルですが、鉛は含まれていません。
黒は、紺色のようにも見えます。
色とパウダーの性質上、底に網目状のものがあります。
これはとれませんが、気にするものではありません。
内側から見ると、こんな感じです。
べったり被せると、原料を多く使うため、多少値段が、第1弾、2弾より
高くなりますが、本当に素敵にできあがっています。
値段以上のものだと思います。
途中、文字の色が変わっていますが、意図したものではありません。
不具合が生じているようですが、お茶碗の良さが伝われば、良いのです。
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グラピーシリーズ第3弾のしぶいお茶碗が、できあがりました。
ちなみに、先日の花瓶の残り1個もできてきました。
1種類5個ずつ届くことになっています。
制作してくださる工房さんが、超多忙なのを知りつつ、
それでも、グラピーシリーズが絶えないように、無理を
言い続けているのです。
今回は、これまでの雰囲気と全く違う色です。
黒と緑の組み合わせになります。
外側から見ると、黒が少なく見えますが、実は、
かなり多く、緑のパウダーと重なっています。
私の強い希望で、パウダーはべったりと、そして
わざと銀化させて欲しいとお願いしました。
写真ではわかりにくいのですが、外側の色には、
玉虫のような光沢があります。
地は、クリスタルですが、鉛は含まれていません。
黒は、紺色のようにも見えます。
色とパウダーの性質上、底に網目状のものがあります。
これはとれませんが、気にするものではありません。
内側から見ると、こんな感じです。
べったり被せると、原料を多く使うため、多少値段が、第1弾、2弾より
高くなりますが、本当に素敵にできあがっています。
値段以上のものだと思います。
途中、文字の色が変わっていますが、意図したものではありません。
不具合が生じているようですが、お茶碗の良さが伝われば、良いのです。
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2010年12月09日
グラピーシリーズ2
先日に続いて、オリジナル素材第2弾が出ました。
今回は、きね型花瓶です。
5本届く予定でしたが、工房さんが忙しく、とりあえず4本になりました。
クリスタル生地に、金赤と緑のパウダー被せです。金赤は、わりと濃い目に
被せてあります。二つの色が重なっている部分は、緑の下に金赤が、かかって
います。
まだ、私の希望の、超べったり被せには到達していないのですが、かなり
良く作っていただいたと思います。
パウダー被せの特徴で、被せがはじける、つまり、ところどころパウダーが
被らないところができるそうです。といっても、ほんの少しで、気には
なりません。
色の組み合わせは、私の希望なので、同系色あり、反対色ありで、今後が
楽しみです。
さて、私はというと、このところ、短時間で大量に作る機会があり、
こんなことになっています。
シルエットですが、手でカットして、ただ砂を全体にかけるのではなく、
ふちを彫ります。ちなみに、かわいい足跡も付いています。
マスキングの時間も短縮するために、こんなことも。
マスクをはって、フリーで砂をかけます。なんということもないのですが、
以前は、こういったことをやるのに、ひいひい言っていたのを、なつかしく
思い出しました。内被せを彫れば、必ず外側に砂をかけ、フリーでの作業
では、必ずといっていいほど、なんでここに、というところに砂をかけ、
と普通のことができませんでした。楽になることが増え、くり返し続けて
いればできるものだと、身をもって感じます。
出来上がり品の一部は、こんなふうになりました。
マスクには、苦手意識があるのですが、今日は、まずまずでした。
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5本届く予定でしたが、工房さんが忙しく、とりあえず4本になりました。
クリスタル生地に、金赤と緑のパウダー被せです。金赤は、わりと濃い目に
被せてあります。二つの色が重なっている部分は、緑の下に金赤が、かかって
います。
まだ、私の希望の、超べったり被せには到達していないのですが、かなり
良く作っていただいたと思います。
パウダー被せの特徴で、被せがはじける、つまり、ところどころパウダーが
被らないところができるそうです。といっても、ほんの少しで、気には
なりません。
色の組み合わせは、私の希望なので、同系色あり、反対色ありで、今後が
楽しみです。
さて、私はというと、このところ、短時間で大量に作る機会があり、
こんなことになっています。
シルエットですが、手でカットして、ただ砂を全体にかけるのではなく、
ふちを彫ります。ちなみに、かわいい足跡も付いています。
マスキングの時間も短縮するために、こんなことも。
マスクをはって、フリーで砂をかけます。なんということもないのですが、
以前は、こういったことをやるのに、ひいひい言っていたのを、なつかしく
思い出しました。内被せを彫れば、必ず外側に砂をかけ、フリーでの作業
では、必ずといっていいほど、なんでここに、というところに砂をかけ、
と普通のことができませんでした。楽になることが増え、くり返し続けて
いればできるものだと、身をもって感じます。
出来上がり品の一部は、こんなふうになりました。
マスクには、苦手意識があるのですが、今日は、まずまずでした。
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2010年12月03日
グラピーシリーズ
おもしろい生地ができましたので、ご紹介します。
グラピーシリーズ第1弾です。
常に、おもしろい生地がないものかと探しているのですが、
探しているうちに、オリジナル商品を開発してしまいました。
宙吹きの工房さんにお願いして、ついに実現しました。
ひじょうに斬新かつ型吹きになれている目には、宙吹きの
ラインがやさしいと思います。
地は、クリスタルで、その上に金赤と緑のグラデーションが
かかっています。パウダー被せなので、微妙な色が出ています。
何回もパウダーをかけてもらっています。なるべく透け感が
ないようにしてもらったのですが、今回は、やや透け感が残って
います。油絵のようにべったりを、目指しています。
クリスタル地だけあって、透明な部分は、ものすごくクリアです。
個性的な作品作りができると思います。素材の色を、どのように
生かすかは、作り手にかかっています。
5個だけの限定になりますが、ひとつひとつ大きさが微妙に違う
ところが、宙吹きらしく、自分だけのものになると言えます。
次は何が来るのか、楽しみです。
ものすごく久しぶりに、鏡にいたずらをしてみました。
安い鏡を買ってきたので、彫る前からケースに傷があったりで、
がっかりです。
以前は、鏡をたくさん作り、イベントで売ったこともありました。
鏡は、洗えないのでやっかいですが、大量に作る時に、短時間で
砂まみれにならず、要領よく彫る方法を、昔教えてもらいました。
その頃の私は、何も理解せず、言われるままにやっていましたが、
今になってその意味がわかり、教えてくれた人に、今さらながら
感謝しています。
サンドブラスト用ガラス素材を
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グラピーシリーズ第1弾です。
常に、おもしろい生地がないものかと探しているのですが、
探しているうちに、オリジナル商品を開発してしまいました。
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ひじょうに斬新かつ型吹きになれている目には、宙吹きの
ラインがやさしいと思います。
地は、クリスタルで、その上に金赤と緑のグラデーションが
かかっています。パウダー被せなので、微妙な色が出ています。
何回もパウダーをかけてもらっています。なるべく透け感が
ないようにしてもらったのですが、今回は、やや透け感が残って
います。油絵のようにべったりを、目指しています。
クリスタル地だけあって、透明な部分は、ものすごくクリアです。
個性的な作品作りができると思います。素材の色を、どのように
生かすかは、作り手にかかっています。
5個だけの限定になりますが、ひとつひとつ大きさが微妙に違う
ところが、宙吹きらしく、自分だけのものになると言えます。
次は何が来るのか、楽しみです。
ものすごく久しぶりに、鏡にいたずらをしてみました。
安い鏡を買ってきたので、彫る前からケースに傷があったりで、
がっかりです。
以前は、鏡をたくさん作り、イベントで売ったこともありました。
鏡は、洗えないのでやっかいですが、大量に作る時に、短時間で
砂まみれにならず、要領よく彫る方法を、昔教えてもらいました。
その頃の私は、何も理解せず、言われるままにやっていましたが、
今になってその意味がわかり、教えてくれた人に、今さらながら
感謝しています。
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