遅ればせながら、新年のご挨拶です。
 
しばらく、家を空けていたものですから...


さて、2013年は『』という漢字で表される年でした。2020年東京五輪招致が決まったことが主な理由のようです。将来の目標をもって2014年に入るのはいいことだと思います。


2013年の『』から、2014年の『』へのバトンタッチです。
良い年になってほしいですね!


ところで、『』は十二支の中の7番目の年であり、午年は西暦年を12で割ったら余りが10となります。
また、午の刻とは昼の12時を中心とする約2時間(不定時法)であり、昼の12時を『正午』と表します。
この『正午』を基準として、その前を『午前』、その後を『午後』と区分します。

この考え方は、現代の中国でも同じで、『中午』を基準に、その前を『上午』、その後を『下午』と表現します。蛇足ですが、もう少し早い時間帯は『早上』、もっと遅い時間帯は『晚上』という、ややなじみがある(かもしれない)単語です。

この『』や『』を使った表現は、現代中国語で『』や『』などに関する時の流れを表します。『上月』(先月)・『下月』(来月)で前後の月を、『上星期』(先週)・『下星期』(来週)で前後の週を表し、また、『上旬』(上旬)・『中旬』(中旬)・『下旬』(下旬)とします。
時は『』から『』へと流れます。

ただ、『』と『』は、我々には伝統的と感じる表現をします。

』は、『前年』(おととし)→『去年』(去年) →『今年』(ことし)→『明年』(来年)→『后年』(再来年)とし、

』は『』を用いて、『前天』(おととい)→『昨天』(昨日) →『今天』(今日)→『明天』(明日)→『后天』(あさって)とします。


冒頭の午年ですが、「『丙午』生まれの女性は気性が激しい」とか、【丙午世代の功罪】八百屋お七の物語 などの迷信があって、‎午年生まれの人口は十二支で最少 です。


この『丙午伝説』は日本だけかと思っていましたが、Chosun Online | 朝鮮日報 によると、「日本で生じた『丙午(ひのえうま)』の呪い」に韓国社会が振り回されているという話がありました。

しかも、韓国では「えとに出てくる動物を加えることで、人間の吉凶禍福やその年の運勢に影響を及ぼす」とされているようです。例えば、庚午=いうま、甲午=いうま、といった具合。

日本でそんな話は聞きませんね。
干支風水も中国から導入した考え方ですし、日本の『丙午伝説』を加えて、まで付けて、迷信に振り回されているのですね。日本でも韓国でも、『伝説』はただの伝説、占いまじないは捉え方次第と理解して煽られないように気をつけないといけないなと感じました。


そのようなものだから、良い結果だけを得て満足するのが庶民です。
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初詣し、おみくじを引いて『吉』の文字が入っているのを見て安心しました。



ところで、この韓国の、えとに出てくる動物に加えるが、何色あるのかの答えまでには至らずです。
→ 誰か知っていたら、教えてください!