第一級海上特殊無線技士には受験科目のひとつに、英語があります。
試験の内容としては、選択肢が記載された問題用紙がまず配られます。
その後、CD音声を聞いて、4つの選択肢から正答を選ぶもので、5問、30分です。
各問題は、3回繰り返し音声が流れます。
音声はネイティブ風ですので、事前に練習しておいて、ヒアリングできるよう聴き慣れておくことが必要です。もちろん、普段から聴き慣れているよ、ということであれば大丈夫です。
会話内容は、自分の船に誰かが問いかけてきて、その質問に見合う回答を選択肢から選ぶというものです。船対船、船対港内交通管制、船対海上保安庁の船、船対その船の本社など、実務に見合った応答です。そのため、航行ルールや航行・入出港方法、危険防止の観点などの理解と、それらの専門用語の把握が必須です。「誰それさん、こちらは何某。続いて質問内容」というパターンが多く出題されるので、このパターンがあるということを意識しておくと楽になります。
問題用紙が配られたら、予測と絞り込みを行います。
まずは選択肢にざっと目を通して、できるならどんな質問・問いかけが流れてきそうかを予測できると気が楽です。会話自体が誰と誰との会話か、それらの関係から、続く問題内容を絞り込むことができます。続く質問はいわゆる5W2H。いつ・どのように・どこで・何をなどをまず聴き取るとさらに絞り込めてゆけます。例えば、貨物船とその船会社本社との会話であれば、いつ積み下ろしができるかとか、船と船であれば、相互のどのように行き交うかなど、船と港管制であれば、入出港の方法や水深喫水のチェックなど安全確認などが出題されます。
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まずは選択肢にざっと目を通して、できるならどんな質問・問いかけが流れてきそうかを予測できると気が楽です。会話自体が誰と誰との会話か、それらの関係から、続く問題内容を絞り込むことができます。続く質問はいわゆる5W2H。いつ・どのように・どこで・何をなどをまず聴き取るとさらに絞り込めてゆけます。例えば、貨物船とその船会社本社との会話であれば、いつ積み下ろしができるかとか、船と船であれば、相互のどのように行き交うかなど、船と港管制であれば、入出港の方法や水深喫水のチェックなど安全確認などが出題されます。