SN総合車両所のブログ

鉄道模型の製作・整備と乗り鉄・撮り鉄を楽しむ人のブログ

「鉄道模型は縮小された実車だと思い、出来る限りすべてを実車同様に行え」

SN総合車両所です。

2ヶ月も前の話になりますが、2022年に続き2023年も、幡生工場こと下関総合車両所にて車両撮影イベントが開催されました。前回参加時(2022年11月)の記事はこちら!

前回は久々の幡生公開ということで撮影する車両について特にこだわりはなかったのですが、今回は事前告知にて「クモヤ145」「再塗装されたクモハ42」が明記されたため、これらを撮影したくなり申し込みました。日程もなんとかやりくり出来るタイミングだったのが幸いです。
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旅の始点は下関から、駅では415系1500番台Fo1514編成が出迎えてくれました。
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幡生まで1駅ですが、115系3000・3500番台中セキN-14編成に乗車します。
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幡生駅から少し歩いて、下関総合車両所の入口に到着です。ここで受付をして、その後参加者への説明がありました。
一通り説明を聞いた上で、場内撮影に移ります。案内の方の説明や指示が全員に伝わるようにするため参加者全員に受信機とイヤホンが貸し出され、それを通じて設備の説明などを受けることが出来ました。とても斬新かつ先進的なやり方だと思います。
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場内では227系A19編成がジャッキで編成ごと持ち上げられていました。ジャッキ1つで10tまで、4つで40t(1両)を支えることができるようです。床下機器や台車関係の整備は旧型車のように一両一両分けて行うのではなく、こうして一斉に台車を抜き取って行うようです。
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周囲には車輪がたくさんおいてありました。整備前でしょうか。

それではいよいよメインの車両撮影に移ります。
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今回のメインの展示車両は、DD51−1043、EF65−1126、クモヤ145-1103、キヤ141-2/キクヤ141-2、クモハ42でした。また休憩用車両としてDEC700−1が使用されました。
では1両ずつ見ていきましょう。
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DLやまぐち号でお馴染みのDD51です。今回は普段入場しない下関総合車両所での展示ということで、車両自体ではなくこの場所で見られるということが珍しいですね。
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検査明けで綺麗なEF65も展示されました。ヘッドマークはこの後交換されて行きますが、最初は「あさかぜ」の運行当時のものが取り付けられていました。
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そして個人的に1番楽しみにしていたクモヤ145-1103です。私はこれまで広島・山口の国鉄型電車をひたすら撮影し続けてきましたが、この撮影を持ってようやく「コンプリート」することとなりました。
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クモヤ145同様になかなか見られない軌道検測車、キヤ141系も展示されました。登場から17年が経ちますが、時々故障の噂も耳にして少し心配な車両です。
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事前に修繕が発表されていたクモハ42ですが、美しいぶどう色2号に塗り直されて展示されていました。前年の展示時に見られた塗装剥離も綺麗になり、屋根も塗り直しなど整備されたみたいで一安心です。
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「休憩用」として準備されたDEC700-1ですが、本線上で見ることも簡単ではないので、格好の撮影ネタでもあります。

一通り車両をご紹介しましたが、まだ撮影は始まったばかりですので、詳しいことを次の記事で取り上げようと思います。

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当車両所では以前、TOMIXの製品を使用して大和路線で活躍した103系6両編成を製作していました。その時の記事はこちら!


そしてこれと並走させる車両として、TOMIXより発売になった201系をこの度整備しましたのでご紹介します。
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今回購入したのは、TOMIX 98813 JR 201系通勤電車(JR西日本30N更新車・ウグイス)セットです。
購入店はsMALL☆wORLDです。
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TOMIXの201系は非常に良く出来ているのは言うまでもないですが、今回は西日本更新車としてのラインナップです。
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パンタグラフはPS21が採用され、シューの形が作り分けられています。
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妻面にはガラスが入れられています。配管のモールドもくっきりしていて飽きない見た目となっています。
貫通扉は103系と同じもののようです。カプラーはアーノルドになっていますが、この後に配管付きBMTNに交換しました。
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クーラーは製造時からのAU75ではなく、換装後のWAU709になっています。右にはAU75装着時に使用されていた固定金具が再現されています。
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付属パーツはジャンパ栓と行き先幕パーツです。幕はLEDだけでなく黒地の幕式のものも収録されています。
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インレタも付属しており、側面車番だけでなく前面車番、ATS表記、弱冷車表記なども入っていて充実しています。
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そしてこの201系には隠しパーツ付きの床下が採用されています。このように床下機器を外すとパーツが出現します。説明書などに組み立て方の記載はなく完全に上級者向けですが、トライされてみても良いかもしれません。
こちらもご参考ください。


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クハの車体を外して床下・シートを眺めてみると、運転席が床側に再現されていました。別パーツで車体側に装着されている103系とは異なる設計ですね。
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そしてクハのスカートパーツを外してみました。配管やジャンパ栓もあって賑やかですし、何やら怪しい蓋が上についています…。
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一工夫必要ですが、蓋は外すことができました。そしてその中身はほぼTNカプラーでした。
これはパーツを組み込んでTN化できそうなので、在庫からJC6390を準備し…
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分解しました。そして右のスプリングとカプラーパーツをスカートに嵌め込んで組み戻します。
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これで先頭TN化が完成です。当車両所では工場入場時に先頭の連結機能を使うことが多いので、この加工は必須の整備です。

まだまだ加工は続きます。
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世田谷総合車両センターの「近畿女性専用車表記インレタ」を使います。
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要素をシートごと切り取り、セロテープで仮止めして、その上から擦って転写しました。インレタ転写の王道なやり方ですが、意外とこういうところから模型の出来って決まってくるんですよね…今後も細かい手間を惜しまないようにしていきたいですね。

この後は隠しパーツの組み立てやパンタグラフの塗装、付属品の取り付け、室内灯の組み込みなどを行いました。いつも通りの内容なので省略します。その2で完成画像をお見せできると思いますのでお楽しみに〜

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(当車両所は皆様方における加工時の事故等につきましては一切の責任を負いません)
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JR木次線を長きに渡り盛り上げてきた観光列車、「奥出雲おろち号」 が、本日2023年11月23日をもって引退となります。
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DLと12系客車2両の編成がスイッチバックで進行方向を変えながら、ゆっくりと奥出雲の自然を堪能することができた素晴らしい列車でした。景色はもちろんですが車両自体も興味深く、私も1回の乗車、2回の撮影機会に恵まれました。
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この列車は乗客だけでなく沿線からも愛され、車内外で地域の方々による特産品やお弁当の販売もありました。
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今日は幸い天気も悪くはなさそうです。きっと沿線には多くのファンや地域の方々が最後のお見送りに出向かれていることでしょう。「奥出雲おろち号」としての最後の活躍となるDE10-1161、スハフ12-801、スハフ13-801の3両が、人々に愛されながら安全に最後の運行を終えられることを祈ります。
 
「奥出雲おろち号」の皆さん、楽しい旅と撮影の思い出をありがとうございました。そして26年間の活躍お疲れ様でした。最後まで頑張って下さい。
 
関連記事はこちら!
 
 
 
 
 
 
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前回の記事ではこの7月に開催された「尾道住吉花火大会」に関連して運転された臨時列車の撮影をご紹介していました。
前回の記事はこちら!


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花火をしばらく見物したのちに帰路につきましたが、ちょうど線路脇を歩いているところに117系が通りかかりました。前面の大きな幕が目立って一目で117系であることがわかりますね。
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三原から新幹線に乗るため下車したのですが、ちょうど117系が折り返しで停車しており、発車を見送ることができました。これが最後の営業運転となりましたが、その姿を記録できたことに感謝です。静かな最後でしたね…

この後は新幹線ホームに移り、こだま号に乗って三原を後にしました。

最後に、今回及び以前撮影した資料写真をお届けします。
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クハ117-102(これのみ2016年8月撮影)
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モハ117-103
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DT50台車(モハ117-103)
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モハ116-103
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クハ116-102
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トイレタンク・配管(クハ116-102)
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クハ117-17
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モハ117-34
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モハ116-34
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「岡オカ」表記(モハ116-34)
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クハ116-17

岡山の117系の歴史が終わってしまったことが信じられないですが、これまでの活躍に感謝したいと思います。

岡山の117系についてはいずれもう一つ記事を投稿する予定なので、そちらもお楽しみに〜

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JR西日本管内で長年活躍してきた117系近郊型電車ですが、京都、岡山で定期運用を終了し、West Express 銀河を除いてはもう運用を見ることが出来なくなってしまいました。一般車については廃車回送も完了し、本線上で彼らの勇姿を拝むことはできなくなってしまいましたね。

岡山地区では最後まで117系の4+4の8連運用も見ることが出来ましたが、2023年7月21日を最後に運用を終えています。しかし7月29日に開催された「尾道住吉花火大会」の臨時増発列車では117系も駆り出されるという噂がありました。定期運用を再度撮影することが叶わなかった私としてはなんとしても記録しておきたく、撮影に出向いてきましたのでご紹介します。
(今年初旬の撮影は記事にするのを忘れておりました…またいずれご紹介します。)

まず撮影に向かう上で山陽本線に乗車するのですが、117系の運転日ということで乗っておきたいという考えが浮かび、三原から乗車することにしました。
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新快速で一つの時代を築いたこの顔もあと少しと思うとシャッターが止まりませんね…編成各車のディテールまで色々撮影しました
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糸崎からは臨時列車のため、幕を回して表示を変えていました。
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この連結部も営業列車ではもう見られないのですね…
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糸崎ではしばらく停車時間があったので、ファンの皆さんも思い思いに撮影されていました。
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117系での旅も最後かと思うと色々な思い出が蘇ってきて、車内の記録にも力が入りました。車内はもはやファンだけで、専用輸送列車と化していました。
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そんな旅を少し楽しんだ後で降り立ったのは新尾道駅です。タイガーロープこそありますが直線で、8連が綺麗に収められそうなので選択しました。なお私は到着が遅くなってしまったので、現場ではすでに陽が翳る時間になってしまっています。
ひとまずそんなことは置いておいて、まずは115系A-14編成で機材のセッティングを確かめました。
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113系も安泰とは言えない状況になってきましたので、対向電でも記録を残しておきます。こちらはB-15編成ですね。
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ぱっと見あまり変わり映えのしない227系ですが、「臨時」表示が出ている花火大会臨時列車です。「臨時」幕はなかなか見られない気がするので、227系撮影としては異様に力が入りました。
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続行で113系B-11編成がやってきました。私としてはなかなか撮影できていない編成なのでこうして撮影できて嬉しかったです。
この編成はこの時からもう引退が噂されていましたが、残念なことに先月現実のものとなってしまいましたね。
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そして岡山で注目の新型電車、227系500番台「Urara」も6両編成を組んでやってきました。試運転で走り込みをした編成もそうでない編成もまだまだ綺麗で、ピンクの色合いが美しいです。
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この色合いはE129系と共通するものを感じるのは私だけでしょうか…どちらも115系置換用ですし…
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227系を見送るとまた国鉄型ラッシュが続きます。こちらはA-06編成ですね。
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臨時列車も合わせて結構頻繁に旅客列車がやってきていたのですが、さらにその合間を縫うように貨物列車も走っていました。ホームに溢れる花火見物客を警戒するように、警笛を鳴らしながらかなりゆっくりと通過して行きました。

そうこうしているうちにお目当ての列車の時間がやってきました。
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117系E-05+E-08の8両編成、光線状態もほぼ完璧にまとめることができました!
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2ドアなので少々乗降に手間取っていますが、DT21系列より乗り心地の良いこの電車で花火客も快適に次の駅まで移動したことでしょう。
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213系もやってきましたが、115系の対向電車に被られて悲惨な結果になりました(笑)
撮影にはつきものの失敗ですが、117系でなくてよかったです。
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どんどん増え続けている「押桃」EF210-320牽引の貨物列車もやってきました。さすがに顔が暗くなってきましたが、積載は良好ですね。
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この駅で後輩に捕まってしまい、花火を見に行くことになりました。乗車電を待つ間に113系B-11編成がやってきてくれたので最後に撮影しました。
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コロナ禍でしばらくできなかったお祭りということで花火大会の方は大盛況でした。翌朝の予定もあったので本来は117系を撮影してすぐに帰ろうかと考えていたのですが、尾道に降り立って花火を楽しむこともできて満足です。

その2に続きます。続報お楽しみに〜

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SN総合車両所です。

以前の記事でコソッと書いていましたが、実は9〜11月頭の多くの記事は9月頭に書いている記事の予約投稿で発信しておりました。この間しばらく忙しい生活をしておりまして、きっと今の私は新鮮な鉄分を欲していることだろうと勝手に想像しております(笑)タイムリーな内容が皆無で申し訳ないところですが、おそらく来週には解放されていると思いますのでご容赦ください。

ということで今回はその「予約投稿」で用意していた最後の記事になります。今回は7月28日(3ヶ月も前!)に運転されたDD51牽引のホキ工臨撮影についてご紹介します。
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陣取ったのは宇部ー厚東間の某所です。まずは朝限定ネタと化してしまったT編成を撮影します。T-13編成はT編成の中で最初にタイフォンがスリット化されて話題になりましたね。
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3500番台の中間車を挟むN-20編成もやって来ました。117系がいなくなった今、115系として活躍を続ける3500番台車はとても貴重な存在です。
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EF210-153牽引の貨物列車も通過しました。積載良好で満足です。
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N-16編成も通過…3500番台に恵まれた事前練習となりました。

ちょっと陽が出てきて、このままでは逆行気味になりそうだったので反対側に移動しました。
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EF210-169牽引の貨物列車で設定を確認します。陽が当たっていい感じになりました。

それではいよいよ本命撮影です!
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DD51-1043牽引のホキ工臨をようやく撮影することができました。ホキ800に草木が少し被っていますがそれは次回の課題ということで…

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当車両所ではNゲージの線路電圧を測定する車両を開発し、広島・山口の2店舗様のご協力のもと車両製造部にて頒布活動を行っています。

この電気検測車についてですが、嬉しいことに知人様からの要望が絶えないものでして、またもやオーダーメイドでの製作を行うことになりました。
※当車両所では読者の皆様からのご依頼は承っておりません。ご了承ください。

以前の製作の記事はこちら!


今回製造した車両は、車両製造部にて頒布している製品の一つ「オヤ20系」というフリーランス車両の別バージョンです。
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車体に塗装したのは製品のような国鉄検測車色ではなく…JR西日本のDEC741系のようなカラーリングです。
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光沢を出して欲しいという要望もありましたので、オヤ20系製品全体では初めてのツヤあり塗装を実施しました。肉眼で見るともう少し綺麗なのですが、青の塗装表面が若干凸凹で綺麗なテカテカ車体にはなりませんでした…青はジェイズ缶スプレーを使っていますが、その部分が今後の課題ですね。
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表記を転写し、電装品を組みつけた床下を合わせて完成です。車番は製品の続番となる「オヤ20-8」となりました。
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改造種車ナシ20では窓ガラスが白ゴム支持ですが、この塗装には黒の方が似合うだろうということで黒ゴム化しています。
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反対側はこんな感じです。車番を中央ではなく車端に寄せているので、どこかヨーロッパを感じさせる見た目です。
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8月に完成・納入し、昨日今日はどこか人目に触れるところで活躍している…はずです。知人様のもとで末長く頑張って欲しいですね。

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(当車両所は皆様方における加工時の事故等につきましては一切の責任を負いません)
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当車両所ではマイクロエースから発売された115系の0・3000番台混結編成の入選整備を行いましたが、今回はその瀬戸内色の編成とは別にもう1編成導入しています。

前回の記事はこちら!


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1990年代に瀬戸内色と同時に活躍した「広島快速色」も欠かせないので、マイクロエース A0356 115系0番代+3000番代 冷房改造車 広島快速色 4両セット藤原模型店にて購入しました。
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瀬戸内色よりさらに難易度の高いこの塗装をきっちり仕上げてくるマイクロエースの技術力には毎度驚かされます。ライトや走行関係は瀬戸内色編成とほぼ同一です。
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運転台直上には列車無線アンテナが搭載されていますが、かつての製品では車体色だったところ、この製品ではグレー成形のパーツになっています。車体側にも滑り止め塗装の再現がされ、旧製品より格段に情報量が増しています。
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所属表記は「広ヒロ」になっています。小さな表記類も欠けることなく綺麗に入っています。
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前面窓の金属押さえが原型の115系3000番台の特徴ですが、綺麗に銀色印刷が入っています。それにしてもこの塗装はJR初期の活気あふれる鉄道の雰囲気が感じられて良いですね。
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旧製品では3000番台統一編成でしたが、このセットでは0番台の中間車が組み込まれています。過去には0番台、300番台、2000番台(いずれも中間車)もこの塗装を纏いましたが、3扉にこの塗装の組み合わせは違和感がありますが、それが良いのです…。
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非ユニット窓、冷房改造車であることを示す側面幕、そして広島快速色…一度で良いからこの時代に行ってみたいですね…
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加工の方は瀬戸内色編成の時と同等ですが、トイレタンクの紹介を忘れていました。TOMIXのパーツを加工して、TNカプラーに接着して再現しています。

完成画像を用意するのを忘れておりましたので、後日掲載します。ご了承ください。

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当車両所ではNゲージの線路電圧を測定する車両を開発し、広島・山口県の2店舗様のご協力のもと車両製造部にて頒布を行なっています。


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現在は山口県のsMALL☆wORLD様のレンタルレイアウトにて、店頭展示車2編成をご活用頂いています。今回はその展示用車両のうち、銀色の100番台編成に増結する車両を製造しましたのでご紹介します。
※当車両所では読者の皆様からのご依頼は承っておりません。

この編成の製造時についてはこちら!

検測車として長編成なのは少しおかしい気もするのですが、大きなレイアウトを構える店頭ではインパクトがある方が好まれるのか、以前から中間車の製造をお願いされていました。なので今回は機能も何もないサハ1両の追加製造になります。
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落成したのはサハ223-2901、ベースはKATOのサハ223-2000です。編成を組むクモハ223-2901に合わせて、車番は2900番台を付与しています。
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依頼を受けた店主より、「ハ」にすれば事業用ではなく普通車なので営業運転も可能、という設定を設けられましたので、車内も外観も基本仕様は元と変わりません。要するにただ塗り替えただけなのですがこれが意外と似合っていて、どこかの私鉄や地下鉄に存在しそうな見た目になりました。

今年9月から店頭展示編成にこの車両が組み込まれ、現在は4両編成で展示されています。ご好評いただいている241系100番台製品の雰囲気をぜひご覧ください。

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本日は鉄道の日、各地で鉄道イベントが開かれることと思います。数としては車両基地公開イベントが多めですが、毎年どの催しに行こうかと考えるだけでも楽しいですよね…

山口地区では14日、下関総合車両所の公開イベントに加え、2015年に消滅した懐かしの車両塗装「瀬戸内色」が復活します。今回はその「瀬戸内色」について思い出すことを兼ねて特集してみようと思います。
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この「瀬戸内色」は115系3000番台が新製された際に採用された、クリーム1号に青20号の帯を巻いた塗装です。最初は3000番台だけでしたがJR化後に3扉車にも普及が進み、山陽地区のJRを象徴する塗色となりました。しかし各種リニューアル工事による塗装変更や単色化の進展、新型227系電車の導入により2015年に消滅してしまいました。
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瀬戸内色と聞いて記憶に新しい編成は、広セキC-41編成でしょう。クハ115-152/モハ114-1105/モハ115-1044/クハ115-165で構成され、2015年5月に引退するまで最後の瀬戸内色編成として活躍しましたね。 
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そして2019年の115系広島撤退まで活躍した広セキR-04編成も瀬戸内色を纏った編成の一つです。C-41編成には及びませんでしたが、R編成化の際に瀬戸内色で出場して以降長らく活躍しましたね。
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「国鉄広島」らしい編成としては、広セキH-01編成があります。クハ111-812/モハ114-1172/モハ115-1100/クハ111-811で構成され、福知山線で活躍した113系800番台の生き残りの両端先頭車は簡易シールドビーム、WAU102クーラー搭載で注目されましたね。2013年頃まで瀬戸内色で活躍する姿が見られました。
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様々な魔改造車に溢れた「国鉄広島」の中ではあまり意識されなかった115系300番台のグループもかつてはすべて瀬戸内色でした。8編成在籍していましたが、早々に濃黄色になった編成もいれば瀬戸内色で粘る編成もいて、共存していた時は飽きなくて楽しかったですね。

かつて115系と共に広島で活躍した他の形式の電車も瀬戸内色を纏いました。
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呉線や可部線でよく見られた103系、最後まで残ったのは2015年3月に引退した103系D編成でしたが、113系の転入までは4両編成も多く走っていましたよね。
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103系4両編成を置き換えるために転入した113系はF編成となりましたが、その中に含まれた113系0‘/700/2000番台の編成の一部は瀬戸内色になっていました。瀬戸内色の塗装に「鉄仮面」こと金属押さえの前面ガラスの組み合わせは強烈な印象がありましたね。
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広島・山口地区で国鉄時代から受け継がれてきた伝統的で美しい塗色「瀬戸内色」、令和の世になって見られる日が来るとは思ってもいませんでした。本当は今日のお披露目も見届けたいのですが、11月上旬まで鉄道活動が出来なさそうなので、私はまたいずれ再会できる日を心待ちにしたいと思います。

※当ブログにつきましては9月〜11月の間、自動更新により週一度の更新ペースを継続し新しい記事をお届けしています。記事は十分にストックがありますので、読者の皆さまはお気になさらずお楽しみください。

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