本気落とし穴

2006年03月31日

触媒

今の仕事と次の仕事の準備やらで慌ただしい中、軽く一杯のつもりで銀河系に寄った。すると先客に評論家の松田政男氏。後からやってきたのが月蝕歌劇団の高取英氏。もっとも若輩者の僕は小さくなって飲んでいたのだが、お二人とも初対面ではない。他に客が来なかったこともあり、伊藤清美を含めた四人で近くに新しくオープンした反骨のオカマ人・東郷健氏の店へ。

約20年前に松田氏が僕のピンク映画を「田舎者のずぶとさだけで撮った作品」と評した件を持ち出してからむと、逆に根も葉もないことでからまれた(笑)。僕の親父より二つ年上だが、見事に若い(苦笑)。高取氏は先日のF嬢@映画監督志望へのアドバイスの中でどれが一番秀逸かと聞いてきた。僕が適当な受け答えをしようとするとバッサリ切られた(笑)。その後もう一軒寄ったが、酒よりも面子のディープさに酔いが回った(笑)。

松田氏と高取氏が去った後、久しぶりに伊藤清美と銀河系以外の店で話した。思えばもう20年以上の付き合いだ。初めて会った時、僕はまだ大学三年のセカンド助監督だった。伊藤清美は内田栄一氏主催の発見の会に所属しつつ、愛染恭子一座とストリップ小屋を回っていた。僕はその一座にいた星野真由美というピンク女優に台本を届けに行ったのだが、その時に伊藤清美にも声をかけてみたらピンク映画に出てもいいと言った。

その後、仕事やプライベートで繋がったり切れたりしながら互いの人生も激動し、今は銀河系で顔を突き合わせている。そしてこの20年あまりの間に彼女を介して様々な出会いがあった。

人の縁とは不思議なものだが、その縁をつなぐ触媒のような存在のひとりが僕にとっては伊藤清美だったような気がする。

それは偶然でも必然でもなく、よい意味でのくされ縁なのかもしれない。

snailmind at 08:00│Comments(0)TrackBack(0)

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