明日5/31(木)15:00〜、SO!SHINJUKUの多目的室にて、第3回SLOWセミナー『日本の音楽に見る日本人のこころ「義理と人情」』(参加費500円)が開催される。
昨日は、Webサイトで、精神科医なだいなださん提唱のバーチャル政党「老人党」の掲示板を拝見していたが、今朝の朝日新聞の「オピニオン」欄には、『孤独死に向き合う』というテーマで各立場の方の意見が掲載されていた。
当記事に拠ると、2009年の東京23区の65歳以上の方の孤独死は全体では3.62%、つまり1000人のうちで36人は孤独死(亡くなって2日以上経ってから発見された比率)だということである。
シニア世代やリタイアされた人達の居場所作りをめざす「SLOW」の関連で、孤独死の話はいくらなんでも早い気がするが、 上記のデータでは65歳以上の孤独死として集計されていると言うことだから、職場を定年退職して2〜3年でなくなった人でも「孤独死」にカウントされる現実に驚く。
当該記事内には、札幌のNPO法人「お独り様会」の会長の成澤さんのお話も掲載されていたが、当「お独り様会」には20代〜80代の独身者400人が参加されているようだ。
その色々な立場の独身者の中でも、会に出てくる気持ちのある人はネットワークを広げられると言う意味で、孤独死の問題もそんなに心配じゃない人と見ておられるようだ。
だから、お独り様は先ずは外に出よう!と呼びかけておられた。
SLOWのめざす居場所作りでも同様だと思う。
まだまだ、確かな居場所とはなっていない状況だが、年齢とか性別、或いは、現在の立場(会社勤めの方、個人事業者、退職者、離職者)に関わらず、先ずは参加してみましょう!と言うことです。
都市部の100人に3.6人と言う孤独死は、直接的には、家族や地域の監視や支援という近場の問題かもしれないが、孤独死に至るまでの『孤独や孤立の問題』に関しては、家族や地域に限定しない『新しい仲間作り』(気楽に声を掛けあえる擬似共同体とか共生の場)の問題なんだろうと思う。
立場や世代や性別の限定がない、幅広い層が気楽に交流出来る居場所なんて、あるようで実際にはなかなかないように思う。
だからこそ、テーマの捉われずにそんな場が体験でき、その輪が徐々にでも拡がっていけば、それはいつの日にか、地域共同体に代わる都市部の幅広い層にとっての気楽な『居場所』となるのでは?と期待している。
そんな訳で、若いから、女性だからとか、退職後に今更、新しい仲間作りは面倒だとマイナス志向せずに、近い未来の孤立や孤独問題を自分自身で考えるきっかけとしても、先ず、SLOWなセミナーに足を運んで何かを感じてみませんか!