自然観察会はso-moネット

飯能、奥多摩、青梅、主催者の関係動物園などを中心に自然観察会を運営するso-mo ネットのバックヤードです。

カノープス主役の観察会

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今回で3回目となる講師の なみき じゅん先生でしたが、やっぱりガイダンスは分かりやすい!
そして前回の観察会からガイドに携わってくれている池本先生、星への愛情たっぷりの解説に寒い空の下、一人も飽きることなく無事終了出来ました。
なにより、参加者のみなさんの好奇心がとても嬉しかった!星に詳しい方も初めての方も一緒になって楽しみ、何の星か分からない方には他の詳しい方が教えてあげていました。
スタッフの私が言うのもなんですが、とても理想的な観察会をみなさんと行なえたと思っております!

私自身は、望遠鏡が空いている隙にささっと見れたのが「木星」と「すばる」だけですが、星が大好きな先生方の解説を聞きながら、初対面の参加者のみなさんと一緒に空を見上げる楽しい時間は格別なものでした。

そうそう、星空案内人(準案内人)という資格をお持ちのなみき先生と池本先生でしたが、今日聞くと、さらにその上の「星のソムリエ」という資格を取ったのだそう、お二人は謙遜していましたが、たぶん私が思うに小学生が東大に入ってしまう位の狭き門だと想像しています、だってこの資格を持っているのはお二人が3人目と4人目なのだそうで!!

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残念ながら雲がどんどん広がり、主役のカノープスは見れませんでしたが、これは想定内。
私たちが普段行なっている自然観察会も同じですが、本当の目的は参加者のみなさんがそれぞれに自分のスタイルで星座観察を始めて(続けて)欲しいということ、野生動物に興味を持って欲しいということ、そんな入り口を作っていくことが出来ればと思っています。

またこの星座シリーズは季節ごとに行なっていきたいと思いますので、また遊びにお越し下さい!
みなさん、寒い中、渋滞の中、飯能まで足を運んでいただきありがとうございました!! 

天覧山に棲むアナグマ

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今日はアナグマの巣穴を探しに天覧山を歩いてきました。
昨年の冬に入る頃、冬ごもり支度のアナグマを何度か見かけていたのですが、こんな人通りの多い山のどこに棲んでいるのか気になっていたのです。

キーワードは「東南」「薮」「斜面」です(熊谷さんのに詳しく載ってますよ〜)。
そんな場所を歩いていくと、シカ道がありました。
天覧山ではあまりシカの痕跡が見られないと感じていたのですが・・・、違いました。
ハイキングコースから外れた深い薮の中では、やっぱりシカは活動していたようです、丸裸に食べられたアオキがたくさんありました。
シカは群れでぞろぞろ歩くのですぐに堅い道が出来ます、おかげで深い薮の中でも歩きやすい(笑)
そんなシカの道案内で進んでいくと、今度はアナグマサイズの獣道と交差!近い!!

というわけで、見つかってしまいました。
落ち葉がたくさん積もっていましたが、ブルドーザーで搔き出したように見事なアクセストレンチは土がまだ新しくふかふかでした。巣穴の内部は二股に別れ、奥まで続いていました。

今はこの中でスヤスヤ眠っているアナグマ一家を想像しながら、また春に再会出来るよう一礼。
暖かい冬の一日とアナグマの贈り物に感謝!! 
 

冬の星座とカノープスを観察しよう!

カノープス(あさひ山展望公園)



2月22日(土) 飯能市美杉台地区行政センター(美杉台公民館) 18:30〜20:45

ゲスト講師 雙木 潤(アマチュア天文写真家)

大人  ¥ 1,500  小学生 ¥ 1,000



好評の雙木先生による3回目の星座観察会です!
画像は雙木先生が撮って来てくれたあさひ台展望台の今時期のカノープスです。
(どれがカノープスか分かりますかな?)
他にも「ふたご座」「オリオン座」「おおいぬ座」「冬の大三形」などなどたくさんの星座を
探してみましょう!!

お申し込みはso_mo_net@yahoo.co.jp までお待ちしております!




あけましておめでとうございます!

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あけましておめでとうございます。お天気に恵まれた元旦でした。

今日撮った画像は造成地にあるタヌキのため糞です。
フンの中にはカキ、キイチゴ、ヤブラン、ギンナンなどのタネ、動物の毛や骨などが見られます。
こうして寒くて厳しい冬の森でも、生き物たちが冬を越せるように、いつもだれかが役割をもってそれを果たしています。
森に棲むそれぞれの生き物たちが、自分の役割を見事に発揮できるようにするには、やっぱりどうしても様々な種類の植物たち、昔からずうっと飯能に棲んで来た鳥、虫、動物たちそのものが居なくてはなりません。

と、そんな飯能の自然たちの生き様を見習いつつ、so-moネット一同、今年もみなさまと意義のある観察会が出来るよう精進したいと思います、今年もよろしくお願いいたします。


2013年最後の観察会

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今年のso-moネット最後の観察会を終えました。今回の参加者のみなさま、たくさんのお申し込みをお断りしてしまった方々、これまで参加してくださったみなさまもどうもありがとうございました!!

今回は繁殖期のムササビを狙った観察会だったのですが、なんともイレギュラーな行動ばかりのムササビたち・・・、それでものべ3頭が姿を見せてくれました、どうもありがとうムササビ!
こうして毎晩のように私たちに姿を現してくれるムササビたちに感謝の気持ちだけは忘れないでおきたいものです、ムササビに限らず野生動物を見たいと思ったら、相手の気持ちを尊重しながら通えばいいのです。

熊谷さんのガイダンスでは生態系、環境の話しが面白かった〜、土中のバクテリア、それを苗床にする植物、それを食べる草食動物、草食動物を食べる肉食動物、これらがしっかりと繋がり合って食物連鎖という鎖をつないでいる。このなかのたったひとつが欠けてしまえばどうなるか・・・、これをヴィジュアルで分かりやすくあの手この手で講義してくださいました。

最後に姿を見せてくれたムササビ、この個体は左目が青く光る不思議なムササビで識別のしやすい個体でもあります。彼の顔を見れた方もいましたが、見れなかった方もいらしたようなので、この場で彼の立派なお姿をどうぞ!!

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みなさん、またN寺へお越しの際、こんなムササビを見かけたら「こないだは騒いでごめんね、ありがとう!」そんなふうに思っていただけたら嬉しくおもいます。

今年1年so-moネットの観察会に足を運んでいただきありがとうございました!!
来年もさらにパワーアップいたしますよ〜!!












ムササビ観察会まであと1週間

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22日に控えたムササビの繁殖期に合わせた観察会に向けて、フィールド通いの12月です。
ここ何日かそんな私たちの下見に同行したいという方もご一緒しているのですが、みなさんホクホク顔で帰っていきます。これが嬉しい。
私の大切な飯能のムササビたちを紹介できることも、かれらを観察している客人の楽しそうな笑顔を見ることができるのもすべてはN寺のご住職とここに棲む生き物たちのおかげです。

昨日は町田でムササビ調査をしているYさんとムササビを待つ間、町田のムササビ、住民と自然環境との暮らし方などとっても興味深いお話を聞かせてもらいました。
どこの地域でも起こりうる里山の人々と野生動物たちとの問題……、まだまだ聞き足りなかったけれど、もっともっと他の地域で野生動物を見ている方との交流もしていきたいと思わされました、ありがとう!

そして、以前so-moの「シカツアー」に参加してくださったMさん夫妻がカメラと「長丁場覚悟!」と言わんばかりに椅子を持ってご来寺。運良くオスムサたちがこの時期特有の追いかけっこを始めました。
「ぉお〜〜!!」「・・・すげ〜〜!!」連発(笑)
私が初めてムササビを見た時の衝撃と一緒だ!楽しくて素敵でどうしようもなく届かない聖域。
あの時の衝動のまま、このご夫妻のような笑顔が嬉しくて私は観察会をしているのだなぁ、と耽っていました。22日もまたお待ちしております!

ムササビを追っている間にも、ほかの住人が顔を見せてくれることもあります。

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「か〜ちゃんがここにいろっていうから・・・」













ハクビシン3兄弟が人家の枝先で哲学中。


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「・・・またおまえか・・・。」

















・・・はい、すいません・・・。

 

ムササビ繁殖期の不思議に迫る!!



こちらの観察会は定員となりました、ありがとうございました。

12月22日(日)  15:00〜19:00

飯能市市民会館にて

大人 ¥1,500  小人 ¥500

※小学3年生以上対象です

お申し込みは12月19日までです。


去年の交尾日は22日〜23日、一昨年は26日。ムササビたちがソワソワ騒ぎだすのは、繁殖日の約5日ほど前です。
うまくタイミングが合えば映像のような ムササビたちの命がけの儀式に立ち会うことが出来るかもしれません。

野生動物に関する著書を多く持つ講師によるガイダンス、読み応えのある資料付きです。
お楽しみに!!
 

秋の月と星座観察

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11月16日(土) 15:30〜18:30

美杉台公民館 視聴覚室にて

大人 ¥1,500  小人 ¥500 

お申し込みは11月13日まで!!


今回もゲスト講師に「星空案内人」のなみきじゅん先生をお迎えし、室内にておもしろい星のお話。
その後は 見晴らしのいい高台へ移動し、天体望遠鏡を使い星座観察をします。
月のデコボコまで見えちゃいますよ〜! 

飯能ナイトサファリ

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今夜はエコツアー「シカ観察ナイトサファリ」でした。
台風も無事反れて、スケジュールを一部変更しフィールドワークは出来なかったのですが、
参加者のみなさんのご理解とご協力に感謝いたします!!!

ガイダンスでは植物とそこに暮らす生き物たちの関係、その環と私たち人間社会との境の話し。
なぜここではたくさんの動物たちに会えるのか、なぜこの造成地でso-moネットが観察会を行なっているのか、などうまく伝わったように思いました。

さてさて、フィールドでは5頭のハレムにニジニジ近づく立派な角の雄ジカ(画像)、走るテン、焦るタヌキ、斜面をまっすぐにダッシュするノウサギを観察できました。
全部見れた方もいれば、シカしか見れなかった方もいたのですが、これでもいいのです。
今日参加してくださった方たちは、きっとご自分の足でもう一度フィールドを訪れる方たちだと思えたからです。
だからこそ明るい時間のフィールドワークはやっておきたかった!

この造成地で草を食むシカやノウサギ、かれらを追うキツネ、テン、ここをタメフン場にして集まるタヌキ、今日私たちのズボンや靴にくっついた草のタネ。
明日もまた同じことを繰り返していきます。

今年の観察会はあと3回!

so-moネット様(チラシレイアウト)
エコツー推進室で発行しているツアーのチラシが出来ました。
11月の星座観察は、まだ広報でしか公表していなかったのですが、もうすぐ満員となってしまいます!
この調子だと、人気の「ムササビ繁殖期」もすぐ埋まってしまうのかしら?
ちょっと悩んで、でもやっぱり載せてしまいます(笑)
お問い合わせも遠慮なくどうぞ!!
みなさまとお会い出来るのを楽しみにしています! 
次回の観察会は
「冬の星座とカノープスを観察しよう!」     2月22日(土) 美杉台公民館       大人 ¥1,500 小学生 ¥1,000          ゲスト講師 雙木 潤(アマチュア天文写真家)                         「天覧山で学ぼう〜冬を越した生きものたちの暮らしと知恵〜」                 3月8日(土) 飯能市立図書館        大人 ¥ 1,500  小学生 ¥1,000
so-moネットの理念
so-moネットの主催する観察会は、まず室内で、これから見る動物について勉強をする「ガイダンス」があります。 「え〜っ? 動物を見に来ただけなのに!? 勉強かぁ」と思うかもしれませんが、これは、実際にフィールドで動物を観察することは、あくまでも教材という考えからで、観察している動物が、ただ 「かわいい」とか「すごい」というだけではなく、何をたべているのか?どうやってみつければいいのかを事前に知ることになり、その動物がもっと身近に感じられるはずです。 人間だって、初めて会う人が、自分のことを知ろうとしてくれている方が心を開きたくなるでしょう? 多分、動物もそうだと思うのです。 so-moネットの考える観察会の最大の目的は、参加者が現地に来て環境を見たときに、「なるほど、野生動物がいそう」と感じてもらうことなのです。 そのため、もし観察会で野生動物に会えなかったとしても、「また参加しよう」という気持ちになってもらえるように、教材や資料を準備して「ガイダンス」を行っているのです。