
22日に控えたムササビの繁殖期に合わせた観察会に向けて、フィールド通いの12月です。
ここ何日かそんな私たちの下見に同行したいという方もご一緒しているのですが、みなさんホクホク顔で帰っていきます。これが嬉しい。
私の大切な飯能のムササビたちを紹介できることも、かれらを観察している客人の楽しそうな笑顔を見ることができるのもすべてはN寺のご住職とここに棲む生き物たちのおかげです。
昨日は町田でムササビ調査をしているYさんとムササビを待つ間、町田のムササビ、住民と自然環境との暮らし方などとっても興味深いお話を聞かせてもらいました。
どこの地域でも起こりうる里山の人々と野生動物たちとの問題……、まだまだ聞き足りなかったけれど、もっともっと他の地域で野生動物を見ている方との交流もしていきたいと思わされました、ありがとう!
そして、以前so-moの「シカツアー」に参加してくださったMさん夫妻がカメラと「長丁場覚悟!」と言わんばかりに椅子を持ってご来寺。運良くオスムサたちがこの時期特有の追いかけっこを始めました。
「ぉお〜〜!!」「・・・すげ〜〜!!」連発(笑)
私が初めてムササビを見た時の衝撃と一緒だ!楽しくて素敵でどうしようもなく届かない聖域。
あの時の衝動のまま、このご夫妻のような笑顔が嬉しくて私は観察会をしているのだなぁ、と耽っていました。22日もまたお待ちしております!
ムササビを追っている間にも、ほかの住人が顔を見せてくれることもあります。

「か〜ちゃんがここにいろっていうから・・・」
ハクビシン3兄弟が人家の枝先で哲学中。

「・・・またおまえか・・・。」
・・・はい、すいません・・・。