前回の記事の記事の続きとなります。

 予選と決勝トーナメントとの間の約30分のインターバルは、主に体のコンディション調整と糖分補給に回してゆっくり過ごしました。緊張してくるとどうしても体に力が入ってしまうので、ほどほどにほぐすのがいいと思ってます。周りでやってる人はあまり見かけませんが、個人的なルーティンなので、お店の人に怒られない範囲でやってます(笑)

デッキの公開
 決勝トーナメントでは、対戦前に対戦相手のデッキレシピを見ることが出来ます。今回私がチェックしたのは以下の点です。短い時間で確認するため、自分のデッキにとって何が重要かを意識して確認しました。

・主人公の枚数
 主人公の枚数は、勝負どころで対戦相手の回避本数を特定するのに役立ちます。また、どの程度の確率で対戦相手の主人公が支援失敗するのかもわかります。例えばカム子はCC先が合計12枚入ってるデッキが多かったですが、これだと4回に1回くらいは支援失敗する割合になります。

・支援30の枚数(30以上が期待できる支援Xもカウント)
 支援力はデッキの強度にかなり影響すると思っているので、要チェック。特に、今回私が握ったマルスは支援30が七枚と極端に少ないデッキなので、相手に支援30がめくられると撃破出来ないケースがとても多くなります。ここを見誤っていると、分の悪い賭けを仕掛けることになってしまいます。

・1~2コストの間接攻撃ユニットの枚数
 マルスデッキは序盤に出撃した間接攻撃ユニットで、相手のオーブを割っていきます。序盤の間接が出てこない相手であれば、序盤に出撃したユベロやボーイの攻撃が複数回出来るようになり、主人公撃破で割れるオーブ枚数の期待値も上がっていきます。

・ヴェロニカやフローラなど、相手ターン中に出撃可能なユニットの有無
 エリスの「オーム」の順番や攻撃の順番を決める時、これらのユニット有無が重要になります。例えば、ヴェロニカでマルスの攻撃が止められたらとても辛いので、マルスの攻撃を先に済ませてから「オーム」を使用したりします。

・祈り紋章の枚数
 今回使用したデッキは必殺を積極的に使って攻めていくデッキなので、祈りの紋章で必殺を止められると苦しくなります。祈りが入っている相手には、祈られた場合どうするかを念頭に入れながらプレイする必要があります。

英雄杯決勝トーナメント
○緑紫アイク(きくりんさん)
 英雄杯直前の高田馬場でも偶然戦ったお相手。レシピを見てジルが退避から釣ってくる(退避からの出撃効果を「釣る」と表現することがあります)対象がいない、支援力を重視したデッキであることを確認。じゃんけんに勝って序盤から1、2コスを連打したうえにボーイの回避札まである最高の立ち上がり。アイクを天空持ちの6CにCCさせないぶんまわりで勝ち。
 マルス使用時の対アイクでは、アイクが「天空」を打ち始める前は3CにCCする時以外ほぼ後衛に触れないため、じゃんけんに勝つとかなり有利になる体感があります。

○白黒黄カム男(こんさん)
 予選からのリベンジマッチ。じゃんけん勝って出した後衛ユベロを無視してお相手後衛タクミでオーブを割りに来る。これにはたまらず返しで2Cリリーナを出して撃破。というのも、引き直し後手札にマルスはない状況。1ターン目に見たオーブが英雄王のためCCは出来るものの回避札がなかったので、オーブ割りの最速かけっこはしたくなかったためです。返しで2Cシャラが出てきてユベロを狙って来るも、ここは運良く支援勝ちで耐え。ここを契機にこちらのペースに持ち込みビートダウン。こんさんとは関東予選でも対戦したので、何かと縁がありますね。

×白黒カム子(えあさん)
 じゃんけん負け。受けの支援力よりもカンナくんちゃんによるサイズと手札充実を重視した型。暗闇紋章が入っていたので、手札を抱えやすいカム子の同型メタを意識した構築に見えました。なので、いつもと変わらず序盤から積極的な出撃&ビートダウン。
 想定外だったのは、えあさんの動きがこちらの想定以上の待ち戦術を取ったこと。待ち戦術でこちらのオーブを触らず、手札枯渇を狙ってくる動きそのものは想定していましたし、練習もしてました。が、カム子が6Cになっても殴ってこない。とにかく自分の展開に寄与出来るカードが揃うまでひたすら待たれました。「こんな問題、チャレンジでやってない!」と動揺してやや無理筋な攻撃をしたかもしれません。
 徹底した待ち戦術で耐えられた結果、(2Cシグレによる裏返しも含めて)サクラ治癒を四回打たれてしまい、敗北。当初言ってた勝敗ラインの二回どころじゃないですね。お相手の友人がマルス使いのため、対マルスに慣れてて隙をつけなかったというのもありました。
三位決定戦へ進む。

×白黒無カム子(づまっちさん)
 じゃんけん負け。序盤の支援が噛み合わず、オーブ三枚堅持されてしまう。そこから治癒三回打たれて負けというのは簡単ですが、何故オーブ三枚堅持されてしまったかを分解していきます。

・先手1ターン目にシグレを壁にしてカム子の被弾を減られた
・2ターン目に3Cにして、余計な被弾を防いでいる
・序盤1~2ターン目の戦闘で、カム子が支援失敗していない
・めくれてないぶんのカム子は相手の手札にあった(そのぶん展開するカードが少なかったとも言える)

 1、2点目は誰もがしてきておかしくない動きなので、そこは織り込み済み。ただ、じゃんけんに勝って先攻であれば、カム子がCCする前に攻撃する回数が増えたのでじゃんけんに是非勝ちたかった。
 支援失敗がない代わりに手札に多めに来ていたのは、こちらからすると完全に裏目。こちらは運の悪い目が出たという評価です。

続いて、その後の盤面展開について。
・カム子が5CにCCする前にカミラの「漆黒の霧」で後衛1コス複数撃破
・マルス側が4C魔道師の手札に来る枚数が少なく、息切れが早かった
・こちらの後衛を撃破するために、ヴェロニカやブルーノを普通の間接攻撃ユニットとして使ってきた

 魔術紋章が多く入っているデッキでは、たくさん攻撃しているうちに魔術紋章を捲って、手札の質を上げていくのが基本戦術。なので、周りのちんまいユニットを撃破して数を減らされるのはかなり辛い。カミラで1対複数交換(前ターンにサクラが「治癒」をした表オーブあり)してくる動きはお見事でした。

 現時点では、カミラを警戒し過ぎてユニット展開を躊躇するのはやりすぎな気もしているので、いかに序盤にオーブを割るかを軸に今後も考えていきたいです。

 そんなわけで、カム子メタったつもりで組んで、見事に2連敗でやられるかたちで私の英雄杯は終わりました。自分で回していたカム子の動きが下手だったのもあり、本番では対カム子に思った通りの展開が出来なかっというのもあると思います。

 仮想敵で本物を越えられないのは日本一決定戦でも重々感じてましたが、こんかいもしてやられた感じです。

 長々とした文章につき合ってくれた皆さん、対戦してくれた皆さん、応援してくれた皆さん、貴重な場を設けてくれたクロイさんはじめとする運営スタッフの皆さんとバトロコ高田馬場さん……その他もろもろ、皆さんありがとうございました!