2008年09月30日

次は 製造業破綻

金融市場のパニックの中、今後の世界経済について、冷静に考える必要がある。

まず、短期。米国は、いよいよ、製造業大手が破綻することになるだろう。もちろん、その前に、数々の金融機関は破綻するだろうが、もはや米国政府もFRBも救うすべもなく、また、メディアもマーケットも感覚が麻痺してしまい、日常のルーティンとして、破たん処理をしていくことになろう。

しかし、製造業大手が、破綻すれば、ようやく、米国世論も遅まきながら、このバブル崩壊は、金融市場に限ったことではなく、米国経済そのものの破綻であることに気づくだろう。そのとき、金融安定化法案でなく、経済恐慌対策法案が成立することになろう。

日本は、いよいよ米国金融機関を買うべき可能性のあるタイミングがやってきた。再三指摘したとおり、モルガンスタンレー、リーマンを買うのは意味がなく、また早すぎたのだ。投資銀行を買うことは意味がなく、買うのならば、人材が流出しない、ゴールドマンだけだったが、これで、ゴールドマンも買うべきかどうか、分からなくなってきた。そこはギャンブルになる。投資銀行業(商業銀行に変わっても、精神的には投資銀行だ)そのものが意味がなくなるかどうか、ということを考えなければならず、また、ゴールドマンを支配して、商業銀行として変質させ、それをガバナンスどころか、経営する自信がなければ、買うべきではない。

選択肢としては、バフェットとまったく同じ条件で、価格だけ半分というのが一つの案。  

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訂正 ダウ777ドル下落

ダウは、引け後、15分たっても、平均株価が決定できず、結局、777ドルの大暴落となった。同時多発テロを上回る、史上最高の下落となった。

米国債だけが急騰、後は、全て暴落となった。原油、穀物、砂糖を含む農作物商品、金以外の貴金属、すべて暴落した。

  
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大混乱 世界金融市場崩壊か

これは大混乱だ。

ナスダックは、引けにさらに大暴落し、チャートでは、最後に株価が飛んでいる。こんなものは見たことない。9%、200ポイントの下落で、2000ポイントを一気に割り込んでしまった。ダウも748ドルの下落。こちらのチャートも株価が飛んでいる。

大暴落、大混乱は、普通は買いのチャンスだが、今日は、怖すぎて、誰も買うことは出来ないだろう。昨日は、買う心の準備をと書いたが、間違いだった。昨日までは、ダウが10000を割れば、そのときがチャンスと思っていたが、分からなくなってしまった。

もちろん、チャンスはあるかもしれない。今度こそ、悪材料出尽くしだが、世界金融市場が本当に崩壊してしまっては、そこで終わってしまう。

米国議会が一転して、修正法案を可決することが、一縷の望みであるが、今は、それを期待して買う、という投資家は、ほとんどいないだろう。

世界金融市場崩壊の恐れが出てきてしまっている。

大恐慌となってしまうか。

  
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ダウ大暴落 700ドル超下落 米国下院 金融安定化法案否決

これは大事件だ。

まさかの米国下院、金融安定化法案否決だ。

ダウは、一時700ドル以上の大暴落。ナスダックは7%超の大暴落となった。欧州金融機関の破綻、国有化が相次ぐ中、世界金融恐慌となってしまった。

いよいよか。  
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2008年09月29日

世界同時金融恐慌

ついに来たか。

欧州にも一気に金融危機がやってきた。今までやってこないのが不思議だったから、当然といえば当然なのだが、一気に来るときは来る。

米国の金融安定化法案のめどが立った直後なのが、なんとも皮肉だ。

そして、もどって、ワコビアをシティが買収。全てのものが噴出した感じだ。

しかし、ということは、そろそろ出尽くしか。

この下落の勢いは、逆らえないが、そろそろ、反転のチャンスをうかがい始めるときかもしれない。ただ、反転があるとしても、短期ではあると思うし、しかも、中期にも、下落トレンドは変わらないので、あせる必要は全くない。まだ、待っている状態でいいと思うが、心の準備をしておく必要があるということだ。  
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フォルティス 国有化か?

ベルギー・オランダ・ルクセンブルクで業務を行っている、フォルティスという銀行、あるいは金融グループが、買収のターゲットになっていたが、買収するところがなければ、この三カ国政府により救済される見通しのようだ。

米国の金融危機という表現は正しくなく、世界中でリスクテイクバブルが弾けているのだ。もちろん、ユーロバブルであった欧州はその中心にあり、アングロサクソンモデルで、不動産バブルが爆発したイギリス(不動産バブルが激しかったのは、米国、英国、豪州、ニュージーランドと英米系ばかりだ、もちろん他の地域もバブルだったが)だけでなく、大陸欧州も、もちろん危機だ。だから、ユーロの動きも、激しくなっている。

日本は、相対的には大きく浮上するはずで、ここは、実は政権の勝負どころなのだが。  
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2008年09月28日

米国 金融安定化策 大筋合意

当然だ、ということは、先日書いたばかり
それなのに、市場は、通らないのでは、などと意味不明の予測を立てて右往左往する。これも、そのとき書いたが、意図的に、仕掛けの材料に使っているのだ。

むしろ、焦点は、英国の金融機関。米国の影響のみならず、英国自身のサブプライム問題などもあり、状況はかなり悪いはずだ。こちらに注目。
  
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2008年09月27日

キャンサーキャピタリズム

朝まで生テレビで、森永卓郎氏が、キャンサーキャピタリズムを広めてくれていたらしい。

すべバブ(すべての経済はバブルに通じる)で、私が創った言葉が、早くもここまで広まるとは素晴らしい。  
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朝焼け 

朝焼けがあまりに美しい。

空気が澄み渡っていて、遥か遠くまではっきり見える。筑波山もきれいだ。

これは、自分の出発点となる日かもしれない。師匠もそう言っていた。  
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2008年09月26日

小泉 引退へ

これもまた、当然だ。

むしろ、今まで、引退していなかったのが不思議なくらいだ。

小泉は、自己利害に忠実であり、極めて合理的な行動パターンをとる。そして、自分を美しく見せることが最大の目的であるから、引退も美しい必要がある。

本人のコメントも意外と正直で、総理のとき以上のことは出来ない、というコメントはそのまま受け取っていいだろう。あれ以上、かっこいいときはないのだ。

では、なぜ今か。これは、ダメージコントロールあるいは、そのリスクを事前に除去したということだろう。

つまり、総選挙で、自民党が負ける。政権交代、もしくは、政界再編となる。となると、現在の実力はともかく、看板としての威光は、依然ぴか一であるから、新党、あるいはなんらかの連合のトップ、お飾りには担ぎ出されてしまう。しかし、それで、かつシナリオは見えない。しかも、そのとき、看板として担がれることを断ることになるはずだが、それは、混乱していればいるほど、自民党内、メディア、そして、市民まで、本気で、お願いをしてくるだろう。それを断るとなると、非難されることになる。カッコ悪い。

これを回避するためには、バッチを外す必要がある。外していれば、精神的な応援以外何も出来ないから、リスクもゼロだ。

さらに言えば、後継者を当選させるには、今しかない。次になると、怪しくなってくる。民主党がつぶす準備が出来ないうちに、また、息子をつぶしにいくことは難しく、むしろリスクが大きく、リターンがゼロなので、誰も挑んでこない。よって、当選確率が高まる。

非常に合理的だ。  
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米国議会 金融安定化関連法案 承認の方向へ

当然だ。

当然でないのは、成立しないリスクを織り込んで、市場が下がっていたこと。もちろん、成立しない可能性を吹聴して仕掛けていただけだが、万が一、本当に成立しない可能性があると思っていたとすると、それは、全くの政治を理解していない。

議会での議論は、ほとんどアリバイ作りだ。有権者のため、地元のため、アメリカ的には、トラックレコード確立のため(つまり、将来、大統領候補などになったときに、本人の過去の議会での議論、投票行動が分析されて、批判されるので、そのときのために、終始一貫した議論、発言、投票が求められる)、という理由で議論している。

しかし、ここで、安定化法案をつぶす度胸の有る議員はいない。これで、金融パニックが、再発、さらに深刻化すれば、非難は自分に集中するからだ。

議員とは、有る意味、極めて退屈な仕事であるが、一方、極めて合理的に行動することが求められている面もあるのだ。  
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2008年09月25日

ユーロマネー パネルディスカッション

今日は、ユーロマネー主催のカンファレンスで、パネルディスカッションに参加する。

コーポレートガバナンスの話をする。

意外だったのは、他のセッションを含めて、政府関係者のスピーカーが多かったことだ。話の内容はどうだったのか分からないが、少なくとも、我々のセッションの政府関係者のプレゼンテーションは素晴らしく、やはり官僚は実力があるところを見せ付けた。

日本は、依然として人材不足で官僚に頼らざるを得ないのだろうか。それとも、眠っている人材を我々が見出せないだけなのだろうか。意外と重要な問題を改めて考えさせられた。  
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2008年09月24日

金融社会における階級制度 ゴールドマンサックス バフェットから資本

やられた。やはり、下流階級には、お鉢は回ってこないのだ。

ゴールドマンサックスへの資本注入の権利が与えられたのは、当然、日本の金融機関ではなく、バークシャーハザウェイ、すなわち、ウォーレン・バフェットだった。

GSは第三者割り当てを決定した模様だ。やはり、一番のおいしいところは、極東の下賎な人々には回ってこないということか。無念。  
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米国金融市場は、日本の金融危機の早送りテープ

という議論が有力だ。

米国の危機は、深刻だが、起きる事件や出てくる対応を見ると、日本の1990年からのバブル崩壊、あるいは1997年からの危機とそっくりで、そろそろ、危機の終末期、という評価が多い。そして、日本と違って、日本という前例があり、かつ危機のスピードも、政府の対応も、異常なスピードで進んでいることから、日本ほどは、長期化、深刻化せず、これで終了という見方もあるようだ。

違うと思う。

何が違うかというと、米国は、世界金融市場の覇権国家だった、ということだ。日本は90年に世界を席巻するように見えても、要はローカルマーケット、投資家も国内が大半。世界への波及は限定的。実際、実体経済も、世界的には、回復を見せたり、ITバブルがあったりして、回復のきっかけがあった。

今回はない。米国金融市場の崩壊は、世界を崩壊させる。そして、世界自体もバブルだったから(米国のバブルが伝播した面もあるが)、米国以外も、それ自体危機となっている。つまり、米国の世界における重み、そして、世界経済自体の状況から言って、今回の危機のほうが遥かに深刻で、世界危機なのだ。日本の危機でなく、1929年以降の大恐慌と比較すべきなのだ。

そして、そのときよりも、金融のスピード感が高すぎ、また、影響が大きすぎる、という特徴があり、そこをよく考えるべきだ。実体が、当時よりは遥かにましである、という面と、実体がこの程度悪くなったくらいで、金融市場が崩壊するという深刻さ、現代金融市場の構造的な脆弱性という面がある。

共通点は、資本主義自体の危機ということで、大恐慌は、帝国主義の破綻、現在は、金融肥大化危機、私の言葉では、キャンサーキャピタリズムの崩壊局面なのだ。  
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恐慌相場

株も為替も原油も乱高下。銀行間金利やCDSといった、プロの市場、プロ中のプロの市場ですら、乱高下だ。これこそ恐慌相場で、大きく反発しても信用できない。反発が大きければ大きいほど、精神的には弱い相場を表している。  
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2008年09月23日

無謬神話

最も愚かな認識だ。

官僚の最大の問題点、実は、日本の大企業の多くも同じだと思うが、それは、この無謬神話にある。

先日のエントリー、意思決定でも、書いたように、我々の、人生、日常生活は、すべての瞬間において、意思決定を迫られ、そのほとんどの決定において、誤りを犯している。ベストの意思決定など、人生において、何度かあるくらいだ。人生、世の中は、誤謬の連鎖で成り立っていることを認識していないことが最も愚かであり、これが、そして、もしかすると、これだけが、破綻の原因なのだ。

社会も組織も、そして市場もポートフォリオも、無謬神話さえなければ、素直に誤りを常に認めていれば、破綻することはあり得ない。

誤っていない、という前提に立つと、実際は誤っているのだから、その誤りを補う、帳消しにする、隠蔽する、そして、最悪なバージョンとしては、正当化する、という二重の誤りを犯すことになる。過去の過ちを正当化するために、意思決定をする前から分かっている誤った決定をすることにより、すべては、180度間違った方向に進むようになる。逆に言うと、180度逆に行かなければ、破滅はしないのだ。

これが、官僚組織の破綻の最大で、唯一の要因だと思っている。

  
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乱れる相場

22日の日本市場で、GSとMS(ゴールドマンとモルガンスタンレー)が銀行となり、FRBの規制下に入る、というニュースが入った後も、急落しなかったのは不思議だった。そのときのエントリー、でも書いたように、このニュースで暴落しなかったのは、ちょっと不思議だった。

果たして、米国は、暴落した。さらに、三菱がMSに出資というニュースもあり、MS自体は上げたが、金融セクターの不安は高まり、また、議会での、公的資金投入への細部のスキームなどの議論が不安を呼んだ。その結果、暴落したという解釈のようだ。

そして、原油が、なんと100ドルから一気に130ドルへ。異常だ。先日から90ドルから100ドルに戻してはいたのだが、あまりに激しすぎる。金も一貫して大きく上がっている。一方、株安、債券安、ドル安のトリプル安。まさに、米国金融市場、米国経済への不信任だ。

しかし、原油の上昇は行き過ぎで、景気がさらに悪くなるのだから、長期には続かないだろう。かといって暴落することもなく、他に全く投資するものが見つからなければ、安くなれば、今回のように仕掛けて、ボラティリティで儲けようとする人々が現れ続けるだろう。

この乱れは、当面続くだろう。乱高下をしながら動いていくはずだ。

個人的には、投資休養中で、現場感覚がやや鈍っているが、デイトレで、ボラティリティだけで儲ける以外の投資手法は怖く感じる。それは、単なるギャンブルに近く、政策やイベントに振り回されるので、危険すぎると思う。一方、デイトレはやりやすいかもしれない。なぜなら、仕掛けるほうも、下手に仕掛けて、大きなイベントが勃発し、抜けられなくなるリスクもあるので、仕掛けも少ない場面も多いからだ。

仕掛ける側も恐怖で動けないほど、やばい相場なのだ。

  
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三菱 モルガンスタンレー 野村 リーマン

続々、日本企業が出資、買収だ。

素晴らしいのだが、心配でもある。

海外子会社、他民族の会社をうまくガバナンスしたことが、日本の金融機関にはないからだ。

三菱は、とりわけ、額も多く、20%という比率は微妙に多すぎる。また、モルスタの人材がGSに流出していなければ良いが。

ここはギャンブルである以上に、アグレッシブな社風を、三菱が下において、生かすことが出来るのか。じっくり長期で学びつつ、人材を育てる、という方針なら、商業銀行としては、日本の銀行が断然上であることもあり、シナジーがある可能性もある。

あとは、マサ中村に期待か。

実は一番心配なのは、買い場はまだ先ではないか、ということだ。以前から指摘しているように、GSだけになったとき、GSは買いだが、その前の買いは、ありうるが、ギャンブルだ。GSだけになっていれば、人材の逃げ場もなく、価値をそのまま買い取ることが出来る。

  
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2008年09月22日

ゴールドマン モルガンスタンレー FRBの規制下に

まだ金融危機は、短期的にも全く終わっていないということだ。

それと同時に、一息ついた瞬間に、先手を打った、ということで、これは見事。

しかし、見事ではあるが、これが効果を発揮するか、これで大丈夫なのかは、全く分からない。

私は、現状に対してはもっとも悲観的な一人であるが、それでも不十分であることを意味している可能性がある、と個人的には感じた。

これは、あまりに重大なニュースだ。  
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意思決定

我々は、日々、様々な意思決定に直面し、頻繁に、決定的に間違う。我々は、それに気づかないか、気づかないふりをしているだけなのだ。

毎回の意思決定の誤りを考え始めると、そして、それを意識して、毎回の意思決定を行おうとすると、生活は破綻する。怖くて何も決められなくなるからだ。

意思決定の基準は何か。方針は何か。哲学は何か。

そんなものは関係ない。正しい決定を行うだけのことだ。

間違う可能性が高いとき、あるいはそれを強く意識したとき、また、将来が不明確であるとき、我々は、例えば、失敗しても後悔しないほうを選んだり、やらないで後悔するより、やって後悔するほうを選んだりする。実際にそうするときもあるし、そうするべきだ、と議論したり、人を諭したりする。

それは甘い。

間違わないように全力を尽くすだけだ。

体裁が悪かろうと、常識に反していようと、後悔しそうであろうと、そんなくだらないものにこだわって、あるいは、原理原則などに頼って失敗するわけには行かないのだ。


  
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島田裕巳 新宗教ビジネス

売れると思う。

まだ読んでいないので、中身は分からないが、自分だったら、本屋でこのタイトルを見つけたら、即買う。10月2日が楽しみだ。
  
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2008年09月21日

Financial Times 日本によるdistressed asset fund

FTに記事として取り上げられている。実現しなくても、世界に発信できたことは大きい。

しかし、実現出来れば、さらに素晴らしい。

ただし、それが成功することが必要だ。  
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しじみ

私の尊敬する師匠に、「君は面倒くさい。」といわれ、「しじみ」という尊称をいただいた。

明日から「しじみ」と呼ばれる模様だ。  
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2008年09月20日

ドラマ終了 次はダイハーダー?

ドラマが終わった。

これで落ち着かなかったらどうすればよいのだ、と書いたが、落ち着いた。いわゆる金融危機は、ひとまず終息するだろう。

欧州も歴史的な上昇。ダウも、連日の上昇。当然だ。

もちろん、RTCの効果が一番大きいが、注意しなければならないのは、空売り規制が対策に入っていることで、この戻りの一部は、金融機関株の空売りの買戻し、ショートカバーだ。その部分がどの程度かは分からないが、戻りの激しさを見ると、これまで、かなりショートが入っていた模様で、また、そうでなければ、米国、欧州がともに大規模な空売り規制をしないはずで、かなり大きな部分を占めるのではないか。

しかし、空売り規制というテクニカルな部分、世界中の中央銀行の協調支援という流動性供給、および世界協調という姿勢、そして、最終兵器のRTCという本命中の本命で金融危機の本源と向き合う政策、つまり、トリプル効果で、流れが一変した。

そして、先週からの危機は、まさに金融危機であり、極端に激しいものであったから、流れが一変すれば、戻りも激しいものになる。

さて、金融市場の危機はひとまず終息だが、実体経済が悪いことには変わりがなく、今後、これをきっかけに、米国経済が回復することはない。金融市場あるいは、その一部の企業に対する評価、および一部の市場(CDSなど)が極端にオーバーシュートして過剰に暴落したり、麻痺したりしていた部分が回復するということだ。これはもちろん、異常事態が収まり、経済に対する悪影響は一部除去されるが、金融市場と関係なく、実体経済は悪くなっているから、実体経済がよくなるわけではない。もちろん、もともと、実体経済もバブルになっていたのは、金融市場のバブルのせいなのだが、原因が何であれ、バブルになっていたのだから、それは崩壊し、悪くなっていくだろう。

住宅市場はまだまだ下がり、実体は悪いから、フレディマック、ファニーメイにさらに公的資金が必要となったとき、再び、危機はやってくる可能性がある。それが、ドラマの第二弾、映画であれば、ダイハード2、Die Harderだ。

1930年代の大恐慌は、第二次世界大戦の戦争景気でしか回復しなかったのだ。

  
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2008年09月19日

ディストレスド資産と不良資産との違い

米国現代版RTCだが、買う資産は、ディストレスドであって、不良資産でも、不良債権でもない。

不良資産というと、買ったときよりも劣化してしまって価値が落ちている資産であり、これをそのまま金融機関がもっていると、資本が毀損し、破綻するから、買い取っておこう、ということになるが、それは全く意味がない。なぜなら、それは単なる利益供与というか、現金の贈与であるから、政策として正当性を持たない。

もちろん、資産の買い支えとしては意味があるが、経済全体として、富が失われていくことに変わりはない。つぶれていくところにお金をあげてしまうのであるから、貴重なお金の使い方としては最悪だ。

不良債権というと、これは、商業銀行において、資産を抱え込んだままになっていて、これを資産から落とし、身軽になりたいと思っても、その資産が含み損を抱えているから、売ってしまうと、今度は、大赤字になってしまい、損益のほうで(BSではなくPLのほうで)詰まって倒産してしまうことになるから、これを防止しようということだ。

これは、商業銀行は、信用供与により、経済全体のお金の流れを作っているから、お金を贈与することにより、この機能を復活させることによって、経済全体の回復を助けることになるから、一定の意味があるが、利益供与という意味では同じである。

一方、ディストレスド資産と言うのは意味が違う。資産が劣化しているのではなくて、現在、市場で売却することになると実現する価格が、本質的な資産の価値に比べ極端に低くなってしまっている資産のことだ。つまり、時間がたち、経済が回復し、買い手が現れれば、その資産の取引価格は、価値を反映した妥当な値段になるもののことだ。つまり、この資産は、現在の最悪の経済環境下においても、価値が劣化しているわけではなく、ただ、潜在的な買い手がすべて財務的に破綻しているために、現在においてもあげることができる収益を反映しない価格でしか売れないことを意味する。

米国の研究では、不況期に、飛行機のリース資産がこのような状態になることが示されている。まさに、今回は、AIGが売ろうとした資産であるが、これは、リースの価格自体はそれほど下落していないから、資産の価値はあまり劣化していない。しかし、AIGがどうしても資金繰り上、これを現金化する必要があり、売却する場合には、すべての投資銀行が、財務的に破綻または寸前であるため、買いたくても買えない。他のファンドも、他の資産、不動産、証券、そして投資銀行そのものなどが投売りで、驚くような安値で買えるので、今、現金を持っていることは儲けるチャンスなので、リース資産も相当割安でないと買わない。ということで、リース資産は、異常に安い価格でしか取引されない、ということだ。これがdistressed aseet、ディストレスド資産だ。

このような資産は、政府が買い取る意味がある、政府が利益を上げることも可能で、社会的な貢献度、経済全体を浮上させる効果も大きい。

したがって、このプランは、価値が毀損している不良資産を買い取るのではない、という意味を強調するために、destressed資産買取機構と呼ばなくてはいけないのだ。  
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第二幕終了

これで、落ち着かなかったら、どうすればよいのだ。

各国中央銀行による、前代未聞の他国通貨での協調資金供給。そして、最終兵器である、ディストレスド資産の買取機構の設立。これ以上やれることはない。

第一幕はリーマンのトラブル、そして破綻。そこから一気に動いて、第二幕になってから破綻懸念のターゲットになると思われていたAIGが破綻危機、そして救済。これで第一幕は終了し、一息、と思っていた。そして、幕間のintermezzoはどんなに短くても1日は持つと思っていた。

しかし、実際には、数時間で第二幕開始、第一幕では救済側であった、モルガンスタンレーが一気に救済される側に。第二幕が始まるや否や、いきなり、ゲームオーバーか、という危機に。

そこへ、世界中の中央銀行の協調支援、米国政府による、ディストレスド資産の買取機構設立という報道。第二幕は、劇的に、スーパーマンが現れて、一時的なハッピーエンドで終了。さすがに、これでとりあえずは落ち着くと思う(もちろんRTCの話が頓挫すれば逆にまっさかさまだが)。

問題は、スーパーマン再び現る、ということが必要な、このドラマの第二弾があるかどうか。それは、第三幕、というよりは、第二弾だろう。

普通に考えれば、第二段はあると思う。金融危機は一時的に休息すると思うが、実体経済はこれからさらに悪くなり、製造業大手の破綻、フレディ、ファニーの公的資金は22兆円では足りなくなってくるから(500兆資産を持っていて、10%減価しただけで、50兆だから、少なくともあと100兆は必要だ)、それが、ドラマ第二弾だろう。

そのときに、スーパーマンは現れることができるか。それが問題だ。  
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RTC設立?

不良債権買取機構を設立するという報道から、ダウは400ドル上昇した。これは、根本的な対策だ。

現代版RTCといわれているが、不良債権、というよりは、暴落した証券を買い取ることになるのだろうか。問題は、住宅ではなく、リスク資産全体であるから、これは大本命だ。

実現すれば素晴らしい。

日本でも、これをいち早く設立しようとしている議員がいたが、先を越されたか。これは、日本の資金で日本に箱を作り、そこが、世界の証券を買い取るという、あっと驚く、かつ壮大な構想だった。

もちろん米国が中心の問題だから、米国でいいのだが、日本と米国では、むしろ、個人では日本が上でも、組織的な力の差が出ている、という解釈も可能。

日本にとってもチャンスだっただけに、米国の設立は世界を救うということで当然で、かつ素晴らしいが、日本から、というのが実現しなくなるとすると残念。  
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2008年09月18日

各国中央銀行 協調緊急支援

素晴らしい。

こういうことが重要だ。

自民党総裁は要らないから、日銀副総裁を早く決めて欲しい。  
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モルガンスタンレーとシティ

モルスタはシティに合併提案をしていた模様だ。

怖いのは、シティは断った、ということ。

我々は歴史的瞬間に立ち会っているのだ。  
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米国SEC 再度の拡大した空売り規制

これはよいことだ。

しかし、日本としては、米国で空売りできなくなった輩が、日本でやけになって今まで以上に暴れる、というシナリオを警戒しなくてはならない。  
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日本政府、金融機関の戦略

世界は大恐慌だが、金融鎖国あるいは片務条約のある日本は、危機意識がなさ過ぎるが、同時に、現実にも、危機からごくわずかにクッションがのも事実だ。

さて、このチャンスをどう活かすか。

以前のエントリーでリーマンを買うべきでない、そもそも、投資銀行は箱で買うのではなくて、人材そのものを直接狙うべきだ、と書いた。

GSもそうか。

ただし、最後の一つとなれば、それは価値がものすごく大きい。

つまり、日本としては、最後の最後まで待って、そこまで売りに出てくれば、それを一気に買って、そこを箱、人材の受け皿として、リーマン、メリルなどから出てきた人材のうちとりわけ優秀な人材を集め、かつてのオールスターチームを作る。そのときに、ゼロから立ち上げたり、日本の組織でコントロールし対するのでは、間に合わないし、機能しないから、その箱として、買収した投資銀行を使う。

これしかない。

ただ、もちろん、従来の投資銀行業務自体が激減しているが、彼ら、彼女らは、そういうスキームに関しては、極めてイノベイティブであるから、危機、大混乱で儲けるスキームを捻出してくるだろう。

私なんかが考えると、SECの空売り規制の中、それをかいくぐって、大量に空売る仕組みを捻出させ、世界中で乱高下を利用して、ヘッジファンドとして儲ける、という実質的に違法なことしか思いつかないが、彼ら、彼女らなら、きっと何かやってくれるだろう。

いずれにせよ、買いに回るのは最後の最後でよいが、それがもしかしたら来週かもしれない、というのが怖いところだ。

  
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次のターゲットはGS

ついに、GSまでが、話題の俎上に載せられている。

モルガンスタンレーが独立でなくなるとすれば、確かに一つしか残っていない。

今週、来週が山場だ。  
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AIGとリーマン 線引きの問題でない AIGは例外

AIGは救済して、リーマンは見捨てる、これがダブルスタンダードだとか、線引きが曖昧で疑心暗鬼になっている、というメディアやエコノミストの批判だが、100%ナンセンスだ。

この、まさに金融市場が崩壊の瀬戸際にいるときに、そんなことも分からないとは、驚きだ。

リーマンを見捨てても、それだけで金融市場は崩壊しないが、AIGを見捨てれば、金融市場はその瞬間に崩壊する。それだけのことだ。

出来る限り救済はしない、ただし、崩壊だけは避ける、それだけの考えで、現状でのベストを尽くしているだけだ。

この大命題の下で、具体的に救済されるところは、ファニーメイなどとAIGだけ、といっても過言ではないだろう。つまり、極めてラフに言えば、AIGは例外で、もう、あとの金融機関は救済されない、ということだ。

問題は、自動車メーカーなどの破綻だが、本当は救うべきでないが、政治的にそれが出来るかどうか、ということに過ぎない。

  
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モルガンスタンレーへの求愛か相思相愛か?それとも心中か?

報道のいい振りは、リーマンに三菱銀行も関心を示している、という言い方から変化が見られている。モルガンスタンレーがワコビアの買収の可能性、という事実を踏まえて、報道のいい振りは、ほかの銀行もモルガンスタンレーに関心を示している、となっている。すごい表現だ。

次はどこか、リーマンの次はどこか、という流れから、モルガンスタンレー、GSはどこを救ってくれるのか、という探し方になっている。

つまり、あと2社しか救い手はいないから、次に破綻するのはどこか?という議論よりも、あと2社だけ生き残れるのはどこか、という議論の方が早いのだ。なぜなら、次に破綻しそうなところが山ほどあるから、というだ。

へんな言い方だが、売り手市場から買い手市場へ、ということだが、2社も救済した瞬間に、自社の格下げが待っている。実際、バークレーズ、バンカメはその憂き目にあっている。したがって、助かるところは、最大で2社、ということで、どこも救われないかもしれないのだ。

では、なぜ、モルガンスタンレーは動こうとしているのか。それは、先週末までは、政府からも、リーマンを救ってくれ、AIGに資金を出してくれ、という助ける側から、一気に、株価が24%暴落し、存続が危うくなり、資本増強をしなければならない立場に、たった2日で追い込まれた、ということだ。

株価の動きも、もはや1日単位で見ていては間に合わないほど、めまぐるしく激動している。  
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金、原油 急騰

金が急騰した。歴史的上昇で9%の上昇。他に資金をパークしておく(置いておく)ところがないからだ。  
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ダウ 暴落 継続

449ドル安だ。

AIGの救済は、もちろん、見放されて倒産、よりは遥かにましだが、リーマンの倒産、AIGの窮状は、米国金融市場、世界金融市場の危機的状況、そして、世界経済の大幅悪化の結果としての現象に過ぎないから、下がって当然とということなのだろう。

私自身も、AIGの破綻の恐怖のあまり、その救済でほっとしたため、現状を見失っていた。

この先も乱高下は続き、大幅上昇になる局面もあるだろうが、それにだまされてはいけない。それは、当然なのだが、昨日、今日の値動きでそれを再認識させられた。

AIG救済で、危機の第一幕はとりあえず終了したが、それは、今が第二幕が始まるまでのintermezzoにすぎない、崩壊劇が、第一幕で終了してしまわなかった、というだけの意味に過ぎず、第二幕以降のより激しい崩壊劇を準備するに過ぎない、という講演を昨日したばかりだった。

この解釈でいいはずだが、intermezzoが1日はあると思ったのが間違いで、数時間だったのだ。  
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2008年09月17日

AIG救済でなぜかダウ暴落

おかしい。

昨日、終盤の盛り返しで、200ドル程度織り込んでいるとは言え、200ドルの暴落はないだろう。リーマンの倒産時点に比べれば、AIGに資金が入ることだけでもプラスだ。

まあ、リーマンの倒産で、暴落が何日も続くと思っていただけに、この水準はなんら不思議はなく、1万ドル割れの可能性も十分にあると思ってはいるが、今日の下落はおかしい。

一方、昨日の上昇がおかしい、という考え方もあり、よく考えると、水準から行くと、自分はこちらの考え方だった。

ともかく。当面乱高下は続くし、乱高下ということは、悲観的な相場であるということで、大幅上昇という瞬間があればあるほど、悲観的でナーバスな相場であることを示している。  
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FRB AIGへ融資、そして株式取得

NY timesが報道した模様だ。

それなら、株式は急騰するはずだが、日経平均先物は、まだ寄り付き前だが、全く上がる気配がない。おかしい。

報道が間違いなのか、板が間違っているのか。あるいは間違わそうとしているのか。  
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原油 暴落

原油が暴落を続けている。

これまでは、株が下がれば、原油が上がる、という逆相関だったが、この関係が変化したことが理解できていないエコノミストも多い。しかし、これは当然だ。

株式市場の本格的な下落の場合には、投資先の変更ではなく、損失拡大、資産減少であるから、リスク資産全体への投資が減少する。したがって、原油はいまや投資資産であるから、ここからも資金が引き揚げられたということだ。

資金を動かすのではなく、動かす資金もなくなってきた、というのが多くの機関投資家、ヘッジファンドの状況なのだ。

したがって、原油の下落は、インフレに歯止めがかかると言う意味では、実体経済に対する長期的影響としてはプラスだが、短期的には、金融市場にとっては、最後の収益源を奪うことになるから、大きな打撃となる。  
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インチキ ダウの始まり

出た。

5分で200ドル以上のダウの上昇。ありえない。FOMCの金利据え置き発表を受けての仕掛けだが、ワンテンポ置いているところがいかにも狙い通り。

といっている間に、30秒で50ドル下げた。4時に閉まるまでに(日本時間5時)どうなっているかわからない。

そういえば、タイトルに始まりと書いたが、毎日のことなので、間違いです。ついでに、もちろんダウだけでなく、日本も。ある個別銘柄は、昨日、ストップ安後30分でストップ高になっていました。その後、5分で前日比変わらずに戻り、午後は、特買5000枚でギャップアップ(直前の市場が閉じたときの価格から、不連続で、つまりジャンプして上がって再開されること)していました。


  
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2008年09月16日

NHKジャーナル

今日の夜10時からのNHKジャーナルというNHKラジオ第一の番組に出演することになった。

以前も、政府系ファンドの解説で出たが、素晴らしい番組で、ラジオなだけにごまかしが効かず、本当に言葉で真実を伝えようという姿勢が感じられる番組だ。

今日はリーマンの話で、日本テレビのニュースも頑張ってしゃべったが、ラジオなだけに、さらに分かりやすく伝えるよう頑張りたい。  
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とにかくAIG

問題は、くどいようだが、AIGだ。リーマンなんて目じゃない。

しかし、今のところ、ポールソンは金融関係者のすがる思いを振り切るように、冷たいコメント一辺倒だ。なぜだ。

一つは、期待感を下げておいて、スキームがまとまった時点で一気に打ち出す。これで、マーケットの一気の回復を狙っている、という見方。確かに、今は、どんな話をしてもネガティブに受け止められるから、期待値を下げるだけ下げておいて、一気に上げたいところだ。

しかし、現実的には、あまり手がない、という状況でもある。買い手として動けるところが本当に限られてきた。助ける(といっても自分のためだが)側も、玉不足になってきた

どうする。  
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米国も操縦

米国もひどい。

ダウが500ドル下げたのは当たり前で、むしろ、一時、下げ幅を縮小し、150ドル安となったのがあり得ない。

こんなときにまで、操縦するとは、という感じだが、いわゆる売り場を作った、というやつだ。もう乱高下を作って、コツコツ取り返すしかない、というのが多くのファンドの状況だろう。

  
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焦点はAIG

バンカメがメリルを合併することは、リーマンの次の破綻懸念を消したことでは、プラスだが、リーマンを誰も買わなかった、という衝撃はものすごい。政府が見放したインパクトはとてつもなく大きい。

焦点はAIG。開き直れば、投資銀行のポジションは、相対的には限定的といえ、日本で言えば、りそなと山一だったら、前者が破綻するインパクトは、後者とは比べ物にならない、ということだ。

しかし、次はAIGに焦点が移ってきている。AIGが破綻となれば、日本言えば、最大手生保と最大手損保が一緒に破綻するようなものだから、影響は計り知れない。その証券などのポジションの大きさだけから言っても半端ではないだろう。

政府はどう出るか。AIGはクリントンには異常に近すぎたことが問題になったぐらいで、政権には常に近いので、リーマンとは違う結果になると考えるのが普通だが、現在は普通の状況ではないので、何が起こるかわからない。

リーマンはまだまだ第一歩だ。  
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2008年09月15日

リーマンではなくメリル バンカメ

驚いた。

誰もが、次の買収のニュースは、バンカメがリーマンを、ということで、問題は、条件やスキーム、そして、何よりも政府保証、援助がどの程度か、というところが焦点だと思っていた。

それが、リーマンをすっ飛ばして、次に危機が襲うといわれていたメリルの買収へ。価格は、それなりに高い模様で、メリルにとっては、いいニュースだが、リーマンにとっては、終了のニュース、そして市場全体にとっては、非常に難しいニュースだ。

短期的には、リーマンを救済するところはなくなった、と見られるだろうし、その影響が市場にどう及ぶかを考えると恐ろしくなってくる。

ただし、長期的には、リーマン、メリル、と順番にどんどん追い込まれていき、救済した方もすべて共倒れになるのであれば、早めに、キャンサーの部分は切除する方がよい。

ベアスターンズを救済したのがそもそも間違いで、リーマンは先に飛べば助かったのに、とかいろいろあろうが、ここにきては、現状の最善策を政府は取るしかない。

3月の時点では、あの危機を食い止めるには、ベアスターンズを救うしかなかったのであり、あの時点では、短期的には、ベストの対応だったと思う。もちろん、長期的には、あのときから、切除手術をやった方が良かったわけだが、それは、仕方がない。

今を考えるしかなく、過去のことはもちろんもう考えても仕方がないが、先のことを今考えても仕方がない。今を救わなくては、将来の金融市場は少なくとも、ニューヨークには存在しないかもしれないのだから。

政府としては、フレディマック、ファニーメイの救済が最優先で、それは、実物市場、住宅市場への影響、国際社会でのドル信任への影響を考えると、何があってもこれhじゃ救わないといけない。しかし、モラルハザードとか、何でも救うのか、という批判や、政治的に金融業界を税金で救うことに批判がある。となると、何でも救うわけではない、という姿勢を明示する必要があり、リーマンは、生贄になってしまうだろう。そして、それは、現状では、ファニーメイフレディマックを救うために他に手段がないのであれば、やむをえない。

いよいよ静かな長期にわたる崩壊プロセスが再開した。  
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2008年09月14日

自民党総裁選のテレビ討論

迫力がない。

これには、理由がいくつかあると思う。一つは、もちろん、結果が見えてしまったこと。始まったときから、あるいは始まる前からデキレースで、決まっているジャン、と言われそうだが、やはり、一縷の望みはあった。しかし、波乱もなく、地方票も、そのまま、ということで、全くつまらなくなったので、聞き手の方も、インタビュアーも、討論の司会者もしらけてしまい、迫力がない。その結果、あきらかに萎んだ討論になっている。あえて言えば、石破が元気か。

しかし、もう一つ、理由がある。これはもう少し深く分析してみたい。  
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2008年09月13日

投資戦略

投資戦略はどう策定すればよいか。

一つの考え方は、

‖膓百僉Ф斌免縦蠅任△襦今は、波乱なのか安定なのか。長期上昇局面か、下降局面か、あるいは、乱高下、あるいは、安定ボックス圏か(狭い範囲で上下し続けること)。
つまり、ファンダメンタルズから言って、日本株に投資するのであれば、日本経済はどうなるか、あるいは株式はどうなるか。その長期見通しに比べて、現状の株価はどうなっているか。これをまず考える必要があるが、同時に、市場の流れ、局面も考える必要がある。長期にゆっくり上昇していくと考えていても、当面数ヶ月が波乱の展開なら、その波乱にあわせた戦略をとる必要がある。

△修龍斌未砲△錣擦神鑪を練る。これは当たり前だが、好みにより、様々な方法がある。
その一例は、現在を、長期低迷、ただし、株は割安、しかし、当面は波乱が続くと考え、また、現在の投資家のムードは極めて悲観的、という局面と考えた場合の、この局面に対する方針の一例はどうなるか。

基本的にポジションは取らない。そして、ポジションを取るなら買いである。皆が総悲観であればあるほど買いである。つまり、極めて悲観的であるから、何かさらにネガティブなイベントがあれば、市場はパニック売りとなる。そのときは、もちろん買いである。ただし、実際には、パニックがどこまで広がるか、激しいか、この見極めは難しい。理想は、ひきつけるだけひきつけて、悲観のきわみになったときに、一気に買い、反転したところをすかさず売る。しかし、実際には、そうはうまくいかないので、買いたくなったら、ワンテンポ置いて、少し待つ。そこからさらに下がったら、少しずつ買っていく。そして、反転し始めたら少しずつ売る。

悲観的だからこそ買いであり、ポジションは、小さめかつ手早く売る。

対象銘柄は、より投資家が悲観的になっているセクターである。総悲観の相場では、比較的安全と思われるところに資金が移動する。自分もそこに逃避したくなるが、それは最もリスクが高い。全体が悲観相場になっているにもかかわらず、皆が買っているから割高になっているからである。むしろ、とことん、皆が嫌っているセクターを少しだけ買うのが、リスクが低い。

もう一つの買いセクターは、超長期投資、あるいは、キャピタルゲインを狙わなくてもよいような銘柄である。長期に持ち続けてかまわない銘柄で、総悲観で割安になっているものがあれば、買っておく。

現金を中心にし、いつでも出動できる態勢を整えておき、小額、極めてリスクが高いとみんなが思っているものに投資する。一方、小額、超長期の投資をしておく。

この素晴らしい戦略のリスクは、言うのは簡単だが、実行が難しいことだ。
  
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2008年09月12日

内藤忍氏と対談

ネットのテレビ(会員制)ということで、著名な内藤忍氏と対談。すべての経済はバブルに通じるについてだったが、通称「すべバブ」(これは私のパートナーが命名したもの)という事実が少しだけ有名になった。

この映像は、自分でもまだ見られないので、どんな感じか分からないのは残念だ。  
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ノーポジ記念日

お祝いをしよう。

今週は、久々にノーポジ、ノーポジションとなった。つまり、投資のポーフォリオがすべて現金になった、という意味だ。実際には、リートを多少持ってはいるが、ほぼ現金のようなものだ。

これで人生が変わるか。
  
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2008年09月11日

自民党総裁選 と 恋愛

有識者によると、総裁選は既に実質的には終了したそうだ。

そうなると、総裁選、投票当日まで、盛り上がりは続かず、総選挙までには、自民党の勢いは続かないことになる。

勢いが、早く盛り上がりすぎてもいけない、というのは、株式相場も一緒で、好材料が出るときまで、勢いが続いていたほうがよく、相場用語での、日柄調整、というのは、馬鹿馬鹿しいように聞こえるが、極めて重要であることを認識する。

恋愛と同じだ。  
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