2009年05月31日

目利き

昨日は、仕事を途中で切り上げて、六本木から実家へ向かう。金曜日が父の誕生日だったので、当日に行けなかった分だ。

しかし、気の利いた贈り物も、今日は間に合わないので、東京駅で東京弁当という駅弁を2つ買おうとした。

そこへ。

ちょっとすみませんと、二人の捜査員が。何事かと思うと、怪しい人物なので、かばんの中身を見せろという。弁当買っているから、勝手に調べてよ、とかばんを渡すと、待っている。勝手には調べられないそうだ。

そりゃそうか。勝手に高級時計や手鏡を入れられても困るしね。

かばんを調べ終わると、膨らんだウエストポーチに何が入っているか、尋ねられる。そういえば、金曜日の夜も、大先輩との食事中に、大先輩に中身を聞かれた。そのときは、いつもどおり、「中身はゼンマイです。これがないと僕動かなくなるんで」と答えたが、今日は通用しなそうだったので、素直に見せる。ナイフが入っていないかと思いまして、と先方。こちらも丁寧に対応しなければ、と思うが、やはり少し不機嫌になる。いやいやこれは危ない。余計なところで怒る必要はない。気をつけなければ。


しかし。

見る目がない。捜査員は、嗅覚で怪しい人物を見抜くのが一番重要な能力だ。いや、捜査員だけでない。現代、すべての分野において、最も重要な能力は、目利き、人を見抜くこと、情報を見抜くことだ。

もちろん、それは天性のものもあるので、システマティックに研修すべきだ。過去の犯罪者などのあらゆる映像を見せて、嗅覚を養わせる。それが重要だ。補正予算にこれは入れるべきだったかもしれない。

*************

それにしても、これだけ怪しい人物が多い世の中で、私を調べるとはセンスがない。捜査も終わり、弁当をやっと受け取り、弁当屋の兄ちゃんに、「僕、怪しく見えますかね?」と笑いながら尋ねる。

兄ちゃんは、「それなりに。」

おい。どういう意味だよ。

俺はぜんぜん怪しくないぞ。服は汚いジーンズに、15年前にボストンのファイリーンズベイスメントで買った、袖の擦り切れたシャツで、もちろんひげは剃っていない。持ち物は、ビニール傘とジム道具がいっぱい詰まった3ウェイショルダーバックに、分厚いケインズ全集とプリントアウトした競馬新聞を手に持ち、オーディオテクニカの木のヘッドフォンでPerfumeを聞いていただけなのに。

ねえ。




  

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2009年05月30日

ダービー

皐月賞は、ハイペースで、前が総崩れ、後ろから行った馬が上位を占めた。人気馬の多くが崩れており、能力検定レースとしては、あまり参考にならないか。

その皐月賞で、比較的前にいながら、粘ったのは、ナカヤマフェスタ。中山から府中に変わって名前から行くと良くないが、明日は、この馬を本命に考えたい。

相手は、NHK杯組で、ブレイクランアウト。血統は短距離だが、レース振りからは、むしろ今回向きか。後は、ジョーカプチーノ。こちらは、血統は本来距離は大丈夫そうだが、レース振り、過去のレース経験から折り合いが不安なので、そこが不安。アンライバルドは、もちろん怖いが、人気がかぶっているので、押さえまで。

訂正:予想を変えました。ジョーカプチーノは上述の理由で切り、アイアンルックを入れました。  
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2009年05月29日

行動経済学と行動ファイナンスの本

以前のエントリーで質問が多かったので、まとめてみる。

まず、行動経済学は、ファイナンスに限らないと言うことだが、ファイナンス系ではあるが、

リチャード・セイラー 「セイラー教授の行動経済学入門」ダイヤモンド社

が良いと思う。ただし、入門書と言うより、学問の入り口テキストと言ったほうがよいか。同様に、新書ではあるが、本格的なものとして、

友野 典男「行動経済学 経済は「感情」で動いている」光文社新書

も、新書とは思えないヴォリュームと中身だ。後は、昨年売れた

マッテオ モッテルリーニ  「経済は感情で動く―― はじめての行動経済学」 紀伊国屋書店

は、読みやすい。

行動ファイナンスでは、私の師匠の書いた

A. シュレイファー 「金融バブルの経済学―行動ファイナンス入門」 東洋経済新報社

が、本格派だが、学問的過ぎると思われるかもしれない。ただ、学問的には素晴らしく、英語が苦にならなければ、英語の原著を薦めたい。

Andrei Shleifer “Inefficient Markets: An Introduction to Behavioral Finance (Clarendon Lectures in Economics)”

学者ではなくマーケットの人間が書いた、

ジェームス・モンティア 「行動ファイナンスの実践 投資家心理が動かす金融市場を読む 」

も強く勧めたい。

私のものとしては、証券アナリスト試験のテキストの「行動ファイナンス」が読みやすいと思うが、一般には売られていない。







  
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2009年05月28日

アデランス株主総会 スティールが支配

プロの間では、予想通りだが、アデランスの株主総会で、スティールの議案が通り、現経営陣側、あるいはユニゾン側の提案は否決されたようだ。

ほかの会社とメディアはあわてるかもしれないが、実態は淡々と進むだろう。  
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米国債暴落から株価暴落へ

絵に描いたような展開だ。

昨日の米国市場は、中古住宅販売回復、GM破綻ほぼ決定、というニュースは織り込み済みで反応しなかったが、米国債の入札は無事に終了したものの、その直後から、債券が暴落した。

この暴落は明らかに狙い撃ちされたものと思われ、入札がどう終わろうが仕掛けるという予定通りの行動か。

この仕掛けはあまりに効果的で、10年ものは0.2%近い金利上昇、大暴落となった。これにより、株価も急落で、ほぼ横ばいだったダウが一気に下落し、結局180ドル近い下落となった。

あまりに予想通りで、ちょっとまとも過ぎる展開だが、この仕掛けできれいにはまるというのは、やはり、すべての人が国債の暴落を恐れている、ということを示したことになる。ということは、この流れは、乱高下を伴いながらまだまだ続くことになるだろう。  
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2009年05月27日

調子がよすぎる株式市場

悲観論は圧倒的に劣勢になってきたが、だからこそ、少し流れが変わる気がする。
さて。  
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日本対チリ キリンカップ

素晴しい。

久しぶりに日本代表の試合を、食事をとりながら見たが、すごくいい感じになっている。レベルと言うより、いい感じ、というのがぴったりだ。

ゲーム開始直後は、チリのペースだったが、それが日本に流れが変わると、すかさず1点先制。素晴しい。だが、異様にいい感じだ、本当なら、ここで畳み掛けたいところだが、日本だからそういうのはどうも、と思っていたら、一気に2点目。

どちらも素晴しい得点だったし、この2点目が素晴しい。

日本代表は生まれ変わった感じだ。  
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東洋経済オンライン GM破綻後

記事がアップされた。  
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米国市場 株暴騰 国債下落

米国株は、ケースシラー指数で、住宅価格の大幅下落は継続していることが示されたものの、消費者信頼感指数が予想以上の大幅上昇となり、株価は暴騰した。一方、米国債、10年物は、0.1%も上がり、3.5%に。昨日は2年物の入札で、これは順調だったが、今週は、5年もの、7年ものと控えている。

注目だ。  
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2009年05月26日

今週はイベント GM 米国債

GMは破綻が織り込み済みのようだが、その後が問題。東洋経済オンラインに記事を書いたが、再生は難しいと思う。

むしろ、今週のイベントで大事なのは、米国債の入札。これが無難に消化されないと事件だ。  
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2009年05月25日

今週のメディア(予定)

25日(月) BSフジ プライムニュース 1900−2055
29日(金) BSフジ プライムニュース 1900−2055

BRIO 書評対談(勝間和代氏)  
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2009年05月24日

ブエナビスタ 凱旋門賞へ?

際どいレースだったが、内の馬場状態がよく、外は駄目、と騎手がコメントしていたことを考えると、実力的には圧勝か。アンカツもしまったと思っただろうが、運も味方した。

しかし、四位は完璧なレース。素晴しい。やはりこの二頭は強い、というかブエナビスタがいなければ二冠だ。

ブエナは凱旋門賞という話だが、血統的にも、気性的にも、望みがある。3歳は圧倒的に有利な斤量なので、期待したい。

私の三連単一点予想は、1,2,4着となり、残念だったが、それよりも何よりも、ブエナが堂々と世界に挑戦できそうなのがうれしい。だいぶ前から、日本の競馬は野球と同じで、世界最高レベルであるのだから、そろそろ実証して欲しい。  
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日馬富士 優勝

完璧な相撲だった。素晴しい。妻は泣いていた。

白鵬は、飾りを苦し紛れにつかみ、汚い。しかし、それほど苦しい相撲というか、日馬富士が完璧だった。

  
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オークスの次は大相撲

今場所は、日馬富士の優勝を見る場所。

今日は、ブエナビスタに続き、白鵬との優勝決定戦を制して欲しいし、制するだろう。  
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行動経済学会フォーラム

勝間和代氏の講演ということで、多数の参加をいただいた。その後のパネルも、予想よりは盛り上がった。

確かに、学会が一般へ広がりを持つことはいいことだと、再認識した。  
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2009年05月23日

オークス ビワハイジとどこまでも

桜花賞のとき書いたように、早田牧場に祈りをささげ、ビワハイジとどこまでも行きたい。ブエナビスタを応援する。

相手も、桜花賞の再現で、レッドデザイア。母の父が、ビワハイジの父と同じカーリアン、つまり、二頭の母の父は同じで、父もともにサンデーの子ということで、似た血統構成になっている。桜花賞を本命が一、二着したときは、そのままオークスも、というパターンも多く、この二頭で決まると予想する。

桜花賞とオークスは距離こそ異なるが、この時期の牝馬に2400はきつく、ほとんどがスローペースになるので、スタミナは関係ない。むしろ、精神面の安定が重要で、超スローで前半かかってしまうような馬はだめで、桜花賞をかかったまま逃げ切るようなタイプは危ないが、この二頭はまったく異なるので、大丈夫と思う。かつてのイソノルーブルが懐かしい。桜花賞では、鉄の靴を忘れたシンデレラとなってしまったが、オークスで雪辱。

それは、ともかく、穴としては、ブロードストリート。ブエナビスタとは勝負付けは済んでいるが、2着なら。ハシッテホシーノは、母系が面白い血統で、父がアグネスタキオンなら血統的には面白いが、当然人気先行なので、馬券的には。テレビ的には盛り上がるだろうが。


  
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2009年05月22日

与謝野財政、金融、経済大臣 と金融市場

与謝野大臣が、為替介入は、日本政府として、まったく考えの外だ、と発言した模様。

私も今、介入すべきでないと思うが、あえて、それを今、言うことはマイナスと考える。市場に対する感覚の違いだ。  
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最悪のシナリオの気配

まだ気配だけだ。

これが現実のものとなることは考えたくないが、昨日の米国市場は、その気配が立ち込めた。

昨日のエントリーで書いたシナリオがそのまま継続。英国国債の格下げの可能性(S&Pが方向性をネガティブ、格下げの可能性ありに変更した)のニュースにつられて、米国債に対する不安が、価格に織り込まれ、米国債は暴落。ドルももちろん安くなった。一方、ポンドは、急落したものの、すぐ盛り返した。

米国は、通貨、株、国債が大量に売られ、トリプル暴落と言われたが、一番のインパクトは国債だ。そして、大きいのは、下落幅よりも、売却量。これは怖い。

ただ、これは、われわれにとっては、まさに予想通りの展開で、当たり前だ。問題は、ここから、この流れが一気に進むのか、それとも、気配に終わるのか、ということだ。

昨日の恐れがまさに一日で実現するとは思わなかったが、早くも、正念場を迎えるか。  
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2009年05月21日

米国相場と日本相場

いきなり雰囲気が悪くなる可能性もあるか。

昨日の下げ方は、かなり悪い下げ方。ドル安が進行しているのも不安だ。リスクテイク指向の高まりで、リスク通貨が上がっていると言う解釈のようだが、ドルが下がり、ドル国債の利率は高くなっており、原油、金の上昇を考え合わせると、あまりいいことではない。

とりわけ日本はきついか。GDPは1−3の数字自体よりも、過去の数字が下方修正されたこともあり、為替が動くと、雰囲気がかなり悪くなる恐れもある。

  
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2009年05月20日

世界経済はこう変わる

発売になり、重版になったようだ。

自分としては、次の本をいち早く、全力で出したい。  
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2009年05月19日

為替相場

米国株式市場は、暴騰だが、暴騰するほどの材料でもない。

じゃあ、なぜ暴騰したのか。普通の説は、これまで下がりすぎたから。だから、異常からの脱出が図れそうであれば、ちょっとのサインであっても、買いに走る。出遅れていた買い手もあせって買い捲る。だから、上がる。

日本市場は、さらに乱高下が大きくなっている。それは、政治家や官僚が、為替を動かす発言をしているから。

為替相場は、はっきりいって動く材料はない。経済の見通しは、ほぼコンセンサスができつつある。私のような悲観論者は、極めて少数派となり、回復はほぼ確実。ただ、その勢いについては、意見が分かれている、あるいは、日本については、とりわけ、控えめ、という感じか。そして、金利は、世界中がゼロ。金融政策は、動きようがないし、世界中で財政赤字が膨らんでおり、突然、増税でもしない限り、サプライズはない。材料は何もないのだ。

株式の暴騰も、為替の乱高下も、小さな材料を元に動いている。

こういうときは、注意が必要。期待で買って、数字で売る、ということにならないことも必要だが、為替の場合は、噂、サキヨミに振り回されるだけだから、短期の変動を捉えるなら、チャンスでもあり、不動の構えで、静観するという戦略も妥当である局面だ。  
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Perfumeのなぞ

Perfumeの専門家から こんな記事があると情報があった。

みんな、わかってないなあ。

Perfumeは有機栽培だから、そう簡単には再生産できないのですよ。しかも、手間隙、時間がかかる。9年ですよ。

9年かけても、同じものはできないんです。もちろん、音楽でも、ルックスでもない。ダンスは重要ですが、ダンスだけでもない。

Perfume自体も生きているから、Perfumeが変質したら、途端に人気なくなる、ということはありますよ。

それと。商売じゃないんです。お金儲けをしようとしてもうまくいかない。もともとは、お金儲けのために誰かが始めたものであってもです。次第に、3人も意思を強く持ってくるし、ファンや、そのほか、コミュニティが生まれる。これらは全部生きているし、意思を持っているんです。

先日ライブに行きましたが、そこで最も印象深かったのは、ファンの子達が、みんな異様にいい子達であったこと。ほとんどが20代前半で、ビジネス的には、それはよくないのだけれど、また、グッズもあまりちゃんと売っていなくて、それもだめだけど、そこがまたいいんです。

ファンの子達は、あまりに素直でいい子達。そして、彼ら、彼女たちは、初対面同士でも、いい感じで仲良くなる。みんな仲がいいんです。

あるとき、公開収録番組で、あ〜ちゃんが、自分の大学をしゃべってしまったとき、みんな言わないでね、といったら、そこのファンたちは、誰も言わなかった。すごいんです。サイトで、その大学を探る質問とかあっても、その質問者にプライバシーというものを知らないんですか、としかる。そして、その質問者は、謝る。

ある意味、異常なまでに、素晴しい奇跡の世界なんです。

まあ、こんなことを書いている私も異常ですが。

  
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2009年05月18日

次は自民党か?

民主党、分裂の危機は去った。

代表交代直後の、世論調査を、各社が行い、一貫して、鳩山が麻生を、民主党が自民党を上回った。

もちろん、就任直後の期待の高まりによるものだが、民主党内部の不満分子を黙らせるには十分だろう。これは、民主党にとっては大きな救いだ。

となると、自民党は何か手を打つ必要がある。あせると自民党は自滅しそうだが、麻生氏が何か失策をすれば、選挙を別の総裁で、という声が出てくる可能性がある。小渕、野田あたりで勝負できれば、自民が圧勝する可能性もあるが、現実的には、菅総理と言う線でも、かなりいけるのではないか。

ただ、現状では、麻生氏が降りることはあり得ず、少し前までであれば、選挙後は次の総裁で、ということだったはずだが、今の流れでは、麻生氏は当然続投を目指すだろう。となると、打つ手は限られてくるか。

自民党が動く番だが、動けるか。  
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2009年05月17日

民主党の今後

普通に考えるともうだめである。

小沢を引き摺り下ろす、その時点でだめだ。降ろし方も、メディアに出て、だらだら文句を言って、いわば陰湿に降ろしただけで、自分で勝負して降ろしたわけではない。

かつての岡田はすばらしい。小沢が解党をするときに、総会で、堂々と戦った。

だから、今回は、岡田でも鳩山でも、トップ自体の力量に問題はない。どちらでも、よかった。というか、どちらでもだめで、リーダーの問題ではないのだ。

問題は、敵が目前に迫り、そこへアクシデントか敵の陰謀か、それはわからないが、西松という事件が起こり、そこでどう対処するか、という局面で、仲間割れをしたのである。

兵法から言って、危機に直面して、仲間割れをして、勝てる軍隊はない。

だから、どうあがいてももうだめなのだ。だからこそ、大連立構想に、かつての大将は乗ろうとしてしまった、のだともいえる。もともと、お互いが疑心暗鬼で、兵隊たちは、影で悪口を言っているのだから。

ともかく。

これからどうなるかだが、どう見ても、流れは自民党だ。小沢を降ろして、むしろ、民主党は悪くなった。

誰もがだめだ、プロほどだめだと思っている。しかし、だからこそ、流れが変わる気がする。

その意味では、岡田よりも鳩山のほうが、何をしでかすかわからない、懐の深さがあり、勝負になるかもしれない。

問題は、やはり、仲間割れだ。岡田を支持した一部が、結果に不満を持ち、何かしでかさすということだ。その気配は、テレビを見る限り、言葉の端々に不満があるのは感じるが、何かをしでかす度胸はないだろう。

自民党は、ここはチャンスで、流れがいいからと何もしないよりも、叩き潰すチャンスだから、仕掛けるのが兵法だろう。分裂を狙う絶好のチャンスだ。ただ、自民党もそういう力があれば、ここまで低迷をしていないので、どちらの政党も、兵法を知らない、ということか。

  
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2009年05月16日

ヴィクトリアマイル

賢い人は、一度大きく当てれば、後は予想をせずに伝説化するべきだが、私は、間抜けなので、予想する。

ここで、ウオッカが負けるようでは、競馬はスポーツではない。もちろん、牝馬でフケなど、体調が読めないこともあるし、海外帰り、海外での惨敗と、さまざまな不安要素が挙げられているが、この馬は、そのような不安を一掃すると考える。

本当に心配なのは、武。武も同じような思いだけに、精神的に不調な武が硬くなりすぎて、失敗するのだけが怖い。

しかし、武を愛する私としては、ここで武も立ち直り、人馬ともに復活、という美しい姿を見たい。

ウオッカの単。あるいは見るレース。  
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2009年05月15日

Coffeeの値上がりについて

コメント多数いただき、ありがとうございます。

ストレス説、余暇増加説、どちらもそのとおりで、あると思います。

他にも、いろいろな見方があると思いますが、もう一つの説明は、みな、スターバックスに行くのはやめて、自宅で飲むようになった、ということです。

スターバックスのコーヒーは馬鹿高いので、みな、もう行ってられない。ただ、コーヒーを飲むのはやめられないから(ここは日本と、コーヒー中毒の人がほとんどの国とはちょっと違うかもしれません。日本なら、ペットボトルのお茶に移る可能性もあるので)、家で、スーパーで買ってきた豆を挽いて飲む。スターバックスに比べれば、豆そのものは極端に安いですから、また、あのスターバックスの強烈な味ではないので、物足りなく、代わりに量をがんがん飲む。あるいは豆はやや多めに使う。

ということで、より量は増える、というお話です。

実は、これは日本が先進国で、2007年の後半からすでに、スーパーで米が売れ出した、しょうゆなども売れ出した、ということがいわれました。みな、外食をやめて、自炊したからです。ですから、僕らは、コーヒーの高騰は予想できたはずでした。

マーケットでは、小難しい分析よりも、幅広い観察、変化を感じる通常の感覚、シンプルな想像力、これらのほうが重要だ、というケーススタディでした。
  
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2009年05月14日

今週のメディア

5月14日 日刊ゲンダイ
5月15日 世界経済はこう変わる 光文社新書 発売  
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2009年05月13日

BSフジ プライムニュース

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2009年05月12日

民主党とデザイナー

民主党には、金融出身者は多いが、建築出身者がいない。それが問題だ。

小沢を引き摺り下ろすのはいい。しかし、引き摺り下ろした後に、その後の戦略デザインが描けていない。それが最大の問題だ。今日からどうするのか。

自民党ももちろんデザイン能力はないが、次は誰かくらいは決まってから降ろす。岡田とも鳩山とも決まってもいないで、やめろコールを送っていた人々は、何を考えていたのか。

小沢氏に八つ当たりをして、支持率の低下を、すべて彼が辞めないせいにして、愚痴だけを言って、政権構想どころか、戦術も立てていない。

社会デザイナー、国家デザイナーどころか、戦略デザイナーすらいない。そこが民主党の最大の欠点だ。  
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2009年05月11日

小沢辞任へ

17時に記者会見だそうだ。  
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新生銀行とあおぞら銀行 合併へ

早ければ、今日にも決定という話  
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Coffee and Sugar

価格が急騰している。

理由は、不作と、世界的な底堅い需要。景気悪化により、需要が減ると読んでいた投資家たちは大間違いをしたということだ。

これは考えてみれば、簡単に予測できたはず。

なぜ、コーヒーの需要は伸びているのだろうか。  
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2009年05月10日

ペットと飼い主

ペットは飼い主に似る、と言う。飼い主が優しければ、飼い犬も優しくなる。

Perfumeのファンは、みな礼儀正しく、いい人たちばかりだった。そして、ファン同士、仲がよく、温かい。

あれほど、警備が少なく、セット、装置が少なく、衣装も少なく、仕掛け、台本の少ないアイドルのライブというのは、ないのではないか。

ようやく全国ツアーを始めるとのことだ。

お金をかけずに愛情と手間隙をかける。やはり、新しい時代のモデルだ。  
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Perfume

Perfumeのライブに、妻と愛人と愛人の彼女と行った。

妻が興奮していた。

ひそかに、ピノのCMのコスチュームを買って着替えようか迷っていたらしい。

次はダンスを勉強してから行くそうだ。

島田師匠も一緒だったら、さらに楽しかったのに。
  
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2009年05月09日

新型インフルエンザと株式市場

日本に初の感染者が出た。

しかし、みんなもう飽きていて、それほど話題にならないだろう。

悪い決算や経済指標に慣れてしまった株式市場と同じか。  
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2009年05月08日

ここから

いよいよ分岐点だ。

米国株式市場は、いい雰囲気。よすぎるのが問題だが、とりあえずは、昨日下がったものの、その前の上昇を考えれば、ダウとしては無難。ストレステストも無難な(この状況では)結果となった。

もちろん、金融機関にとっては、ここと無風で過ぎ去るのがすべての願いであり、それを邪魔する力のあるヘッジファンドはもういない。誰も上昇で損はしない状況だ。だから、上がる。

ただ、悪いサインも多数。ダウに比べ、ナスダックが大きく下がっていること。実体経済はとことん悪くなる可能性がある。米国国債市場の入札失敗。予想された出来事だが、これをあまり悪く解釈していないのが不思議。10年物はいつの間にか、3.3%程度まで上昇。

ストレステストも中身を見れば、何のためにテストをやったのかわからないぐらい、予想通りの内容。スーパー優先株のような、銀行に都合のよい優先株が編み出されたことぐらいか。

MBS(テレビ東京)によると(堀古氏によると)、メディアが、金融当局とウォールストリートの癒着を事細かに批判する流れになっていると言う。こんなところまで、日本とそっくりだが、ガイトナーやサマーズ、バーナンキが何回食事したとか何とか、ということらしい。

さて。日本と同じ道を歩むか。

良くも悪くも米国には米国と言う外部がない。これがさまざまな面で日本との違いを演出するか。

昨日も書いたが、昨日思っていたポイントは

 [匹も悪くも、クリーンアップを迫る外部がいないので、はげたかの支援をする外部もいないから、外資系金融(米国にとっての外資系金融)に利益を持っていかれると言うこともないが、クリーンアップがゆっくりとじわじわ進むので、どの投資家にもチャンスはなく、反転しないまま、あるいは反転する潜在力のあるうちに無理やりクリーンアップを迫られるのではなく、クリーンアップが進まず、気づいたときには、本当の手遅れで、死んでしまう可能性がある。しかってくれる外部がいないということだ。

◆ヽ杏瑤療蟷餡箸参入して、一気に株価を引き上げる仕掛け相場というのがあり得ない。日本はりそなのときに、外資系はとことん儲けたが、儲けるためには、無理やりにでも上げる必要があった。そういう外部の輩が米国にはいないから、力強い急回復はあり得ない。

 一方、よい効果としては、,箸弔覆るが、売り浴びせる外部もいないので、暴落を仕掛けないので、無駄な混乱がなくてすむと言うことだ。

実は、単純だが、現時点では、の影響が大きくプラスに作用しているのが、米国市場ではないか。となると、アジア危機や日本危機は、やはり、空売りにやれれたというのも、政治家の感情論とも片付けられない。

となると、今後のリスクは、欧州の小国(もう少し大きいか)が崩れたときに、喜んで誰かが売り浴びせ、一儲けしたことにより、欧州が連鎖的に暴落し、結局それが世界、米国にも波及して、売り仕掛けをしたところも自分の首を絞める、という展開が、ダウンサイドのシナリオか。

後は、前述の、当局スキャンダル。  
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2009年05月07日

米国ストレステストの結果

ストレステストのニュースを聞きながら、はっと気づき、当たり前の発見をして喜んでいる。

米国危機の最大の問題は、米国以外に米国がいない、ということだ。これにつきる。  
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2009年05月05日

ギャンブラーの見極め方とファンドオブファンズ

ややmanicな先日のエントリーによってご心配をおかけしたようだが、懲りずに、その関連である。このエントリーを書き続けること自体が最大のギャンブルと言われそうだが。

さて。

全財産を600倍にすれば、さすがに後悔しないだろう、と書いたら、それでも後悔するのではないか、世界中から借金して600倍にしない限り、という極めて論理的な反論を頂いた。

論理的には、まったくそのとおりである。しかし、現実には異なる。たとえば、競馬であれば、600倍に一点勝負で、100万円かけているとすると、それは異常で、資産が1兆円でもあって、競馬にすべてをかけているなら、それでもいいかもしれないが、そうでない限り、その賭け方は誤りだ。

誤り、というのはおかしいのではないか、それは、その人のリスク選好による、ギャンブル好きの度合いによる、と言われるかもしれない。しかし、私は、誤りと思う。

ギャンブルには間合いがある。その間合いをはずせば、その時点でギャンブルは失敗だ。投資も同じで、間合いは重要だ。

「間合い」というのはすばらしい言葉で、英語で言えば、balance & timingという訳になろうが、それでは間合いのニュアンスが失われる。

この間合いに優れていないギャンブラーはだめである。そのギャンブラーに乗ってはいけない。

もちろん、1点600倍に100万円賭けて、あたれば、それは理屈抜きでギャンブルに勝ったのであり、勝ちこそすべて、そこで勝ち逃げれば、そのギャンブラーは一生勝ち逃げできることになる。

しかし、この議論も誤りだ。

彼は、儲けたが、誤って儲けただけであり、誤って勝ったのだ。買ったという事実は動かないが、彼は、ギャンブラーではなく、素人の幸運者だ。

理論的に言うと、budget constraint これが意思決定で常に邪魔をするのだが、投資、ギャンブルではまさにこの財務的制約条件が効いてくる。丁半賭博で、いかさまがなければ(ルーレットでは赤黒で、緑がなければ)倍張り(あたるまで、倍倍賭け続け、当たった時点でやめる)という必勝法を取ることが出来ないのは、予算制約があるからだ。1兆円あれば、100万円一点勝負を続けても、財務的にはまったく問題ない。しかし、2000万円しかなければ、経験のあるギャンブラーなら、途中で力尽きる、あるいは、精神が乱れるため、そういう賭け方はしないだろう。

予算の問題と同様に、そのギャンブルにふさわしい賭け金の水準がある。宝くじを100万円も買うのがばかばかしいように、600倍の馬券を100万円買うのは筋が悪い。

ギャンブラーも投資家も、そのスタイルを見て、間合いを観察することによって、彼らの潜在的な能力を測ることが出来る。

潜在的な能力を見ることが出来ないため、たまたま実現した過去の実績で判断することになるが、それは意味ないどころか、誤った判断をする可能性が高い。また、投資、賭け履歴をデータで見て、後付で議論して、分析するのも、正確な判断は出来ない。後付で説明しやすい投資家、ギャンブラーをいい投資家、ギャンブラーと思ってしまうが、それは、間違いで、理屈っぽい、プレゼン上手のファンドマネージャーを選んでしまうだけのことだ。ライブで観察して、その間合いをよく見ないといけない。

これがファンドオブファンズの運営者には必要だ。これが今日の第一のレッスン。

第二のレッスンは、投資とは、所詮ギャンブルで、本質は同じだということだ。少なくとも、投資とは、半分はギャンブルなのである。
  
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2009年05月04日

やはりGW

GWなんか関係なく、仕事に励もうと、某図書館にずっと来ているが、やはり、GWだ。

マーケットのニュースはないし、この図書館も、来ている人々は休日モード。外に出ると、そこはいかにもGWだ。

しかし、町の車は、とことん少ないわけでもない気がする。自宅のそばのインターでは、朝4時と言うのに、渋滞していたのが、先週の土曜日。やはり1000円効果か。

新型インフルエンザも騒ぎすぎだが、やはりGWだし、経済危機も今は落ち着いた雰囲気(というか危機になれてしまった)、メディアとしては、ほかにねたがないので、ということか。

米国はGWは関係ないはずだが、米国の市場の動きまで、休みモードに見えてくるから不思議だ。

それが行動経済学か。  
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2009年05月03日

Regret Theory final

後悔しないように、という行動指針は、人々を幸せにもしないし、豊かにもしない。

馬券は後悔しないように、全通り買わないといけないし、損しそうでも株式は買わないといけない。その結果、損をして後悔をして、二度と買わない、投資はやらない、と決めるが、今度は、儲けている人々を見て、投資しなかったことを後悔する。

後悔の連続だ。後悔スパイラルに陥っている。

ばかばかしい。

しかし、それが現実だ。

実は、投資に成功しても、ギャンブルに成功しても、後悔スパイラルはとまらない。600倍の馬券を当てても、4000倍のものを当てても、もっと買っておけばよかった、と必ず後悔する。これは、阿木耀子も言っている。初めて競馬場にって、財布の中身全額を一点に賭けようとしたが、同行した人に止められて、1万円だけにしたら、それが60倍になった。「賭け事って、当たっても後悔するものなのね。」と。

これが真実だ。ギャンブルも投資も後悔は無限だ。成功しても失敗しても、後悔の連続だ。全財産をギャンブルして600倍にしたときだけは、後悔しないだろう。しかし、それが起きることはない。それを目指せば、一回で破産する。

だから、ルールで縛る。倍張りというギャンブルの必勝法のルールや、損切りという投資のルール。

しかし、これは間違いだ。そのルールを設定したことを後悔する。損切りでも後悔するし、どうなっても後悔する。

唯一の正しい道は、後悔することに慣れる、ということだ。

人間はばかばかしい。人間は愚かだ。この現実を受け入れる。それだけのことだ。

後悔するだろう。後悔して、次のギャンブル、投資には、揺らぎが生じるだろう。予想は狂い、投資はためらいが生じる。それは最小化すべきだ。

しかし、最小化するには、後悔することになれることしかない。

愚かな人間、愚かな自分を受け入れること。これが、人生においても、投資においても、ギャンブルにおいてもすべてだ。

いや。ギャンブルにおいてはそれがすべてだ、と言えば済む話だ。

なぜなら、人生はすべてギャンブル。

この事実も受け入れないといけない。

受け入れられなければ、投資は一切しないか、長期投資の勧めに従っていればよい。

しかし、それは、また別のギャンブルをしていることに過ぎないことに、いつか気づいてしまう。

誰も、ギャンブルから、後悔から、逃れられない。
  
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後悔 6

さて。

本当のなぞはここからだ。後悔して、過去の投資の失敗を悔いるが、この後悔はつらいので、打ち消すために、この投資が失敗でないように、投資を継続する。社長のペットプロジェクトもそうだし、個人投資家の難平買いもそうだ。これは、後悔が行動に影響を与え、後悔を打ち消すための行動を取ってしまうケース。

これは行動経済学で知られている。

一時、ある証券会社のTVCMでも流れていたが、人間は、行動して失敗するより、行動せずに失敗したほうが後悔が大きい、というメッセージが流れ、映像では、コーヒー屋のかわいい子に声をかけられなかった男の子が映されていた。この説は、本当か、と思うのだが、この説を信じるとすると、後悔を少なくするために、手当たりしだい、声をかけておいたほうがいい、というメッセージになる。

これはとんでもない間違いだ。

後悔しないように、今度は外れそうだが、買わずにあたって後悔するより、買って後悔したほうがいいや、と天皇賞の馬券を買う。これが、このTVCMのすすめだが、100%間違いだ。なぜなら、馬券は、まず当たらないからだ。

馬券を買わずにあたってしまったときに後悔するが、どうせ当たらないから、後悔することもないのだ。買えば、ほぼ確実に後悔する。それなのに、買わずに当たる後悔のダメージが大きいから馬券を買ってしまう。これが多くの失敗するギャンブラーの誤りだ。

株式市場でも、日経平均がここまであがってくると、持たざるリスクが顕在化するから、買わざるを得ない、とか言う。実際、それで、機関投資家、運用者は、株を買う。馬券と同じで、あがり続ければ後悔するが、あがり続けること名ないので、持たざるリスク、といわれて少し上がったところがピークになる。なぜなら、そういう人々が買うから、とりあえず、少しは上がるからだ。これが、先のエントリーで触れた、株式市場の真実は動いてしまう例だ。

しかし、いずれにせよ、ほぼピークで買って後悔する。すると、プロなので、損切りルールを守って、落ち切ったところで売る。売ったとたんに上がり、後悔するが、やっぱりマーフィーズローだ。上がるってわかっていたんだけど、上司がうるさくて、ルールだから損切らないといけなくて、と言い訳をする。これがプロの運用者だ。

さて、女の子に声を掛けまくるのは、ちょっと違う。馬券のように、真実が明らかにならず、声をかけていればうまくいったかも、と一生思い続けることが問題なのだ。つまり、声をかければうまく行ったかどうか、誰にもわからないから、これが後悔となるのだ。

しかし、声をかけて振られるのはつらい(本当はつらくもないかもしれないが)といすると、後悔もしたくないし、振られたくもない。どうするか。

私の勧めは、コーヒー屋に行かないことだ。これが、後悔最小化理論から生み出される一番正しい解決策。株なら買わないのが一番。株は買わない、と決めておけば、金は増えないが、なくならないし、後悔もしない。

ギャンブルに関しては、誰もが賛同してくれそうだが、株式投資に関しては、誰もが非難しそうだ。それが、日本をだめにしていると。長期投資は必ず儲かると。

確かに、長期投資の勧めは、実は合理的だ。長期投資をして永遠に売らない、と決めておけば、損が出ても、後悔しようがない。今は関係ない。長期には上がるから。しかし、その長期は永遠にやってこない。しかし、勧める側は、まだまだ。いつか上がります。データでは、長期には株は必ず上がります、という。

そんなデータは、戦後のデータか、大恐慌後の米国のデータか、どちらかだ。(実は大恐慌前の米国の株価データは入手しにくく、ほとんどの長期統計が1929年以降なのだ)

日経平均3万8千円で買った人には、永遠に長期は来ない。個人投資家は馬鹿ではないから、それに気づいている。勧めたほうは、店じまいをしているか、退職しているか、どちらかだ。30年後の長期投資といっておけば、まず安全だ。

これを信じれば、長期投資は夢のように後悔フリーだ。後悔は決してしない。値下がりはむしろ買いのチャンスだ。バーゲンだ。これを薦める、職業運用者もいる。彼らは必ず、絶対倒産しない会社を選んでください、と条件をつける。倒産してしまうと、彼らの論理が破綻するからだ。

今回の危機で倒産してしまった場合は、だから倒産するところはだめだ、金融とか自動車は危ないですよ、やっぱり本当の大手の安定した製造業でないと、というだろう。あるいは、ここまでの危機は誰にも予想できなかった。仕方ない。誰も悪くありません。100年に一度の危機ですから、という。いや、勧めたお前が悪い。勧められなければ買わなかったのに。

長期投資の勧め、とは、このようなごまかしか、短期のチャンスをわざわざ犠牲にしたものだ。

本当は、この後者の議論が重要で、短期の値動きには目をつぶる、というのは、この天井で売っておけばよかった、この底で買っておけばよかった、という後悔をしなくて済むように、という便法なのである。これにより、後悔なく、心の平安が得られる。それでいて、長期のリターンは得られるから、完璧な投資アドバイスなのだ。

そう。完璧だ。長期のリターンがプラスなら。ケインズも言っている様に、資本主義が成熟すると、平均的な投資のリターンはマイナスになるはずなのだ。利子生活者の安楽死と呼んでいるが、資本があまって、投資はプラスにならない。なぜマイナスになるかというと、人間はアニマルスピリッツをもった人間が多く、要はギャンブル好きだから、投資というギャンブルをみながやりたがる。そして、資本がだぶつけば、みなができるから、エンターテイメントとしてプラスの効用がある、投資は、みながお金を払ってもやりたくなる、ということだ。投資もパチンコも同じこととなるのである。

だから、本当にすべきアドバイスは、後悔したくないなら、投資には一切かかわらないことだ。機会損失、持たざるリスク、隣の人が儲けようとも、すべて無視する。これが正しい。






  
Posted by sobata2005 at 17:42Comments(21)clip!

Regret Theory 5 3通りの事実

事実と真実の定義が混乱していて、読者の方には、申し訳ないが、混乱したままで、とりあえず、今日の結論へ向かう。

当初の予定では、いろんな事実があり、それは意図的に変えることができる、ということが事実に関するポイントだった。

起きたことは現実。この現実そのものを変えてしまうことにより、事実を変える、というのがひとつの方法。

この場合、真実を変えられるかどうかによって、2つのパターンがある。銀行の融資が不動産会社や多くの企業の命運を左右してしまう場合、つまり、銀行が融資を継続してくれれば、十分にビジネスとして回っていくが、融資を打ち切られれば、その企業はつぶれてしまう場合。この場合は、会社の価値、という真実自体を、銀行が左右できることになる。それがいやなら、無借金で会社の価値は動かさないようにする、というのが防衛策。

もうひとつのパターンは、株式市場などで見られる真実はなく、現実は動き続けるというもの。あるいは、現実は真実と関係なく決まる、という言い方でもいいかもしれない。あるいは真実はなく、実際に実現した現実が真実となる、ということもできる。

つまり、株価が値上がりしたのが現実だが、株価が上がると思って、みんなで買えば、それは値上がりが現実化する。真実は動かされるのであるが、それは、銀行が不動産会社の価値を決める場合は、外部の要因が真実を決めることであるのに対して、これは内部者の動きが自己実現することになる。ソロスのいう再帰性だ。

みんながこの会社は将来性があり、10年以内にとんでもない環境技術を実用化するから、今買っておこう、となったときに、この会社が技術を実用化するかどうかは関係なく、みながそう信じれば、今日と明日の現実としては、技術が実用化されるのと同然の株価となる。現実が変わるのだ。

さて、今日の本題は、もうひとつの事実の動かし方。現実に起きてしまったことを変えるために、それを別の事実としてしまうことだ。このひとつのやり方が、今は失敗と位置づけられているが、これはまだまだここであきらめてはいけないから、この事業に乗り出したのは失敗ではないし、投資は継続すべきだ、という社長の判断、というやつ。これは現実に起きたことの解釈を変えることにより、投資が失敗かどうかの事実を変えてしまうことになる。

解釈変更ともいえるが、実は、それ以上で、最終的に失敗となって、撤退したとしても、いや、あそこで撤退せずにがんばっていれば、何とかなったはずだ、と主張し続けることはできる。あるいは、偶然、事件が起きてしまったために失敗となったが、あの事件が起きなければ、このプロジェクトは成功したはずだ、という言い方もできる。80%成功するはずだったが、運悪く20%が起きてしまった、ということだ。
  
Posted by sobata2005 at 16:57Comments(0)clip!

天皇賞 予想

ヒカルカザブエで勝負。
相手は、アサクサキングス。
三番手に、ゼンノグッドウッド、ドリームジャーニー。
モンテクリスエスも押さえようと思うが、人気が出てきたので、こちらのほうが人気がないなら、もちろん、ジャガーメイルも押さえたい。  
Posted by sobata2005 at 11:26Comments(1)clip!

真実とは何か

競馬と証券市場では、競馬の方がまっとうである。

競馬には、真実があるが、証券市場に真実はないからだ。

現実と事実と真実。

現実を主体が受け止め、処理したものが事実。現実はひとつだが、事実は主体の数だけある。主体も時間の経過とともに、受け止め方が変わってくる、あるいは意図的に、または無意識に、受け止め方を変えるから、事実は、主体の数×時間軸、の数だけある。

一方、真実はひとつ。

いや、違う。

真実も無数にありうる。それは文脈による。

現実と真実が一致するのが競馬。そして、事実は、最後には、現実と真実に集約あるいは、収束し、一致するのが競馬。だから競馬には真実がある。

証券市場では、現実は、たとえば、株価が、今日、暴落したということ。事実とは、今日は売っておくべきだったのに、自分は売らなかったが、それは失敗ではなく、たまたま暴落しただけで、それは事前には予想できなかった事故のようなもので、むしろ、明日上がるための準備の暴落だ、という私の受け止め方。解釈ともいえるか。

いや、事実とは、もう少し違うものかもしれない。

事実を除いて考えると、現実と真実の関係で言うと、証券市場には、結果的に株価が下がったという現実しかない。真実はどこにもない。誰かが売ったから暴落したのであり、誰かが売り、暴落したのが、現実だが、それは不動の真実ではない。

この議論は、ソロスの言う、再帰性(reflexibility)というものに近い。

したがって、証券市場には、真実はないのだ。


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現実と事実と真実。

ちょっと迷う。

言葉の定義を変えたほうがよいかもしれない。






  
Posted by sobata2005 at 10:04Comments(0)clip!

Regret Theory 3 

事実と現実の違いとは何か。

現実とは、世の中で実現した現象だ。

事実とは、その現実を主体(人間あるいは組織:経済学の文脈では、意思決定主体)が受け止め、処理した結果である。

したがって、現実はひとつだが、事実は無数にある。

となると、真実とは何か。

  
Posted by sobata2005 at 09:30Comments(0)clip!

後悔 2

起きた事実により、自分の過去の意思決定の失敗が明らかになる。しかし、それを認めたくない、失敗を認めたくないから、事実のほうを変えてしまえ。

これは、日常的によく見る。

過去の投資の失敗がわかっても、自分の在任中には、明らかな失敗と指をさされないように、取り繕う追加投資を行う。個人がやると、難平買いと非難されるが、日本の大企業の経営者がやれば、社運がかかっているから後に引けない事業となる。社運でなく、自分の面子と退職金だけなのだが、わかっていても、そういう社長を止める組織になっていない。

中小企業なら、そこで、その会社は倒産。何代目かで店を閉じることになるが、大企業の場合は、その後の社長は3代にわたり、その尻拭いをすることになる。

銀行がやれば、追い貸しだが、融資の場合は、融資そのものが社運、プロジェクトの運命を左右するし、経済危機においては、日本の不動産市場全体の命運を握るのは、銀行業界が融資をつけるかどうかにかかっている。そして、バブルの場合は、株式であれば、株式市場への投資に融資をつければ、そして、投資家、トレーダーみんなで突っ込んでいけば、株価自体が上昇し、事実が変化する。いわば、意図通りに。

  
Posted by sobata2005 at 09:03Comments(0)clip!

No Regret Theory

最近、後悔ばかりしている。

なんて自分はあほの連続だったのか。すべて失敗。何であんなことばかりしていたんだろうと。

*************


後悔はよくない。

当たり前だ。

しかし、重要だ。

つまり、後悔はよくないなら、では、どうすればいいのか、という問題だ。

方針1は、後悔しないように生きる、ということ。

これが、 Regret Theory という行動経済学のひとつの有力体系の、基本公準だ。つまり、人間は、後悔をできるだけしないように、行動していると。後悔しないように、トライしておこう。後悔しないように、バーゲンでは買っておこう。投資で含み損を抱えた。ここで、売ってしまって、跡で値上がりしてしまうと、本当に後悔するから、損切りはしない。あるいは、買ったことを後悔するのは嫌だから、無理やり正当化するために、難平買いをして、値下がったことではなく、過去に買ったことが正しいと正当化しよう。

確かに、後悔は、行動のキーワードだ。

マーフィーの法則とは、後悔の法則で、後付で考えると、やっぱり、ということを法則といっているに過ぎない。

しかし、おかしい。

値下がった、という事実は動かし難い事実なのに、それが間違いであり、過去の自分の判断、値上がりするから買っておこう、という判断が正しい。だから、間違った現実、事実を直してしまえ、という考え方だ。  
Posted by sobata2005 at 08:56Comments(2)clip!

2009年05月02日

天皇賞

予想はした。

馬券を買うべきか。

迷っている時点で、ギャンブルとしては負けだ。  
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2009年05月01日

行動経済学フォーラム 5月23日

私が理事を務める行動経済学会では、5月23日(土曜日)に、一般向けに行動経済学フォーラムを行う。

私もパネリストとして参加するのだが、メインイベントは、勝間和代氏の講演だ。

どなたでも参加できますので、関心のある方は、ぜひお願いします。定員があるそうなので、サイトを参照してお早目のお申し込みをお願いします。

http://www.iser.osaka-u.ac.jp/abef/event/20090523/forum1.html

  
Posted by sobata2005 at 11:29Comments(0)clip!

世界経済はこう変わる

5月15日発売。強欲資本主義の神谷秀樹氏との対談本だ。

島田師匠に怒られないよう、もっとどんどん書かないといけないが、とりあえず。  
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