2010年02月28日

フィギュアエキシビジョン

キムヨナは物足りない。

一方、浅田の笑顔、演技、ともに素晴らしかった。彼女には、このような明るく伸び伸びとした、ダイナミックでパワフルな演技が合っている。

彼女が素晴らしいコーチチームに恵まれれば、すばらしい飛躍を遂げることだろう。

楽しみだ。

  

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女子パシュート

残念。本当に残念。

素晴らしいが、三選手は、後から悔しさがこみ上げてきそうで、嗚呼。

  
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ヒカルカザブエ

ダイヤモンドSでは、案外だったが、股関節に違和感を感じて、横山典が追うのを止めたとの事。

お詫びをかねてのご報告です。

現在、放牧中で、復帰後にまた期待です。  
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2010年02月27日

中山記念

G兇砲靴討肋粒のメンバーで、しかも、予想以上の不良馬場となれば、穴から入るのがセオリー。

ただ、ここは、良でも狙ってみたかったアブソリュートが3番人気なら、これでもいいかもしれない。

不良の東京新聞杯を勝っており、もっと人気にならないのが、不思議。名前もカッコいい。

これが本命。

シャドウゲイトは常に勝つ力のある馬で、それがいつか分からないのが問題。二番人気なら切るのがセオリーだが、雨の波乱のレースは向いていそうで、消しづらいが、ギャンブルとしては、前回買って、今回は見送るべき。ただ、力は一番上か。

阪急杯は、パス。まあ実質的に中山記念もパスなのだが。  
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2010年02月26日

運命の女子フィギュア

今回の女子フィギュアのフリーは起こるべきことがすべて起こった。これほど、運命が的確だったことはなかっただろう。

鈴木。

素晴らしかった。泣いてしまった。

コストナー。

いつも、波が激しいが、今日は、なんということだ。
胸が痛かった。止めそうになりながら、最後のジャンプは決めた。抱きしめたかった。

安藤。

完璧だが、痛々しかった。演技直後の、ほっとした表情がたまらなかった。モロゾフは、彼女を愛しすぎたか、愛が足りなかったか。安藤と同じ目線で戦ったために、弱い彼女を守ってしまった。しかし、彼女には、これでよかったか。

ロシェット。

緊張しつつも思い切った演技だった。採点は相対的にどうか、という議論もあるが、素晴らしい部分があったのも事実だ。背後のストーリーを知らずに見てもいいようのない感動を呼んだ演技だった。

ヨナ。

素晴らしい人間に成長した。彼女こそ、女王に値するだろう。スタッフの素晴らしい指導をすべて自分のものとし、次元の違う演技者であり人間になっていた。素晴らしすぎる。

SPの前から一連のインタビューでもすべて完璧だったが、今日の演技はその集大成。緊張やプレッシャー、周囲の期待、自分自身、すべてと真正面から向き合い、それらを受け止め、その上で、それを乗り越え、超越した演技をした。演技を超える演技をした。演技直後の涙も素晴らしかった。そして、韓国をどれほど幸せな国としたことだろう。

そして、浅田。

戦う前に、勝負は決まっていた。スタッフの差、滑走順の差。もちろん、それはある。しかし、ヨナが乗り越えたものを、浅田は、不用意に、たった一人で、受け止める準備をせずに受け止めてしまった。

滑走直前のあんな浅田は見たことがない。完全にのまれていた。

アクセルは二回こなしたが、浅田は、難しいドリルをこなしただけだった。彼女は、今日は何も出来なかった。それでもアクセルを決めてしまうところはすごいが、それではヨナの次元には永遠に追いつかないだろう。



浅田が、浅田が、一番、このオリンピックで何かを得たのだろう。それを明日に活かせるか。

****************

浅田の表彰式後のインタビュー。どこが悔しかったのか、という質問に。2つミスをしたこと、と答えた。

違う。浅田。

あのミスがなくてもヨナには遠く及ばなかっただろう。


インタビュアーは、何がうまく行かなかったのか、と聞いたが、浅田は、もう一度3回転を跳びなおそうとしたのだが、、、、と違う答えをした。まだ、呆然としている感じだった。

そう。ミスする前から、最初から最後まで、彼女は、呆然としていた。だから、長くて、でもあっという間の4分間だった、と答えたのだ。

浅田の頭の中では、スロービデオで、演技している自分を見ているような感じだったのではないか。自分が跳んでいながらそれが自分でない感じ。幽体離脱みたいな感じではなかったか。そして、このまま緊張したまま終わってしまうのを、どうもすることができず、また自分でもどうしようともしない自分に呆然としつつ、時間が流れていき、ミスしそうになるのが見えながら、そのまま見てしまった。スローモーションを見ながら、一時停止ボタンが押せない、そんな感じではなかったか。

二回とも、ジャンプの直前に、エッジか何かが引っかかり、おかしかった。その前のスパイラルでも、ちょっとがたつくと言うか、何か不思議な動きがあった。



浅田は無意識には気づいているはずだ。ノーミスで、と言い続けた自分。しかし、自分がノーミスで滑っても、今日のヨナにはかなわなかったことを。自分が自分の100%を取り戻せば、ヨナに勝てると思っていた、それが根本から否定され、自分は、このままではヨナに永遠にかなわないことを。

しかし、それは意識的には気づいていないかもしれない。


今日の浅田の涙を次に活かすためには、彼女には新しいコーチが必要だろう。ブライアン・オーサーはやはり素晴らしいが、ヨナが引退しない限り難しいだろうし、モロゾフになる可能性もありそうだが、ちょっと違う気もする。

オーサーのメンタルに対する考え方こそ、浅田に必要なことだが、浅田には通じないかも知れず、難しいかもしれない。

そう考えると難しいが、浅田には、内面の大きな変化が必要であることは間違いない。

私には、浅田の飛躍を祈るしかない。



  
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浅田の明日

浅田の明日はどうなるだろう。

浅田の演技直後のインタビュー。残念だったのは、だじろぐインタビュアー。用意してきた質問をしても駄目だ。そして、彼女の涙に対し、慰めようとして、アクセルをほめても駄目だ。

一緒に悔しがらないといけない。

聞くべき質問は二つ。

第一。次の目標は何か。ヨナか金メダルかそれとも自分自身か。

彼女は、自分自身と答えるか、あるいは、全部です、と言うか。

第二。明日は何をしますか。

彼女は、練習します、と答えるだろう。


今日のインタビュアーは、私か松岡修造しかいなかった。

  
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鬼気迫る涙

凄まじかった。



浅田の演技直後のインタビューは、今回のオリンピックのハイライトだった。上村のインタビューよりも、ヨナの演技よりも。

インタビューのダイジェストを見ただけでは分からない。

インタビュアーの質問に全く答えず、一生懸命、言葉を搾り出す浅田。彼女は、彼女自身に向かって、まっすぐ答えていたのだ。

たじろぎ質問の矢がつげないインタビュアーを残して、浅田は去っていった。


どのような映画よりも、心を揺さぶられた。

私は、依然浅田は好きではない。しかし、彼女がスケートを続ける限り、私は彼女を応援し続けるだろう。永遠に。

今日の姿は永遠に忘れられない。

  
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オリンピックというもの

私は、浅田はあまり好きではない。

ヨナと浅田のこれまでの大会の演技では、ヨナの演技の方が好きで、応援もしてきた。

しかし、今日は浅田を応援する。

アスリートとして、競技者として、浅田を評価し、尊敬している部分もあるが、そういうことよりも、今日は、オリンピックだ。だから浅田を応援する。

オリンピックとはそういうものだろう。

同胞を、好き嫌いを超えて、命がけで応援する。それが民族であり、それに形を与えたものが国家であろう。

理屈ではない。  
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2010年02月25日

トヨタ 豊田社長 議会証言

日本語だ。

これはこれでいいだろう。印象が悪いとかそういう次元でない。ミスのない発言をする。それに尽きる。ここは徹底防戦、それでいいだろう。

日本語にコンプレックスを、今日は持つ必要はない。売り込むときに英語が使えればいいのだ。したたかな使い分けが、言語に限らず、今後、重要になってくるだろう。

トヨタの問題に戻ると、米国議会は、単なるせめぎあい、切り抜ければいい。

問題は、米国消費者だが、これは議会ほど評判は悪くないようだ。

淡々と中身で盛り返すしかないし、そのいいチャンスだろう。  
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米国市場

新築住宅が大幅落ち込み、一時は大幅下落も、バーナンキの低金利長期継続発言で、大幅反発。

実体経済はネガティブ、金融相場的には、ポジティブで、後者が前者の影響力を上回って、結局大幅上昇。

まさに、昨今の相場環境を端的に象徴した動きだ。サンプルとして最高だ。  
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2010年02月24日

女子フィギュア

自分の気合が入っていないせいか、日本のメディアの盛り上がりは、予想よりも低い気がする。

それは浅田にはプラスで、今季の大スランプがプラスに出そうな感じだ。

実力から行くと、ヨナが最有力で、現時点の実力を100%発揮すれば、順当に金メダルだろう。ヨナがいいのは、コーチ陣、スタッフで、人材も金も万全だ。最近はフィギュアスケーターは本人だけでなく、スタッフの力が結果に直接結びつくようになっており、F1に近い感じだ。ヨナはコーチも素晴らしく、またメンタルを含めて、個々のイシューの専門のスタッフも完璧で、しかも、カナダを地元にして、完璧すぎるほど完璧だ。そして、韓国国民の期待は、日本の浅田へのそれとは比較にならず、それこそ、国を挙げて応援している。

しかし、この二点がヨナの最大のハードルだ。

よく言われるプレッシャー。もともとヨナはそれに強いタイプではなく、ここまで計画的にプレッシャーに打ち勝つようにコーチの綿密なメディア対策などにより鍛えられてきたが、それが最後に裏目に出るかもしれない。最後の最後は、そして演技するのは、彼女一人なのだ。SPで完璧でも、フリーの最終滑走となったときに、突然恐怖は襲ってくる。スルツカヤもコーエンもそれにつぶされ、フリーで荒川に逆転された。ヨナの本当の精神力が試される。成長しているとは思うが、スタッフに計画的に育てられたある意味の純粋培養は、完璧すぎる鍛え方だけに、もろさが出る可能性がある。

もう1つは、この完璧さだ。プログラムの組み立ては、完璧だ。不必要なリスクはとらず、リスクに見合ったリターンがとれるところだけ、リスクを犯して勝負してくる。完璧すぎる。これはコーチ、スタッフの近代的な科学的、論理的なアプローチの賜物で、新しい時代のフィギュアを体現している。荒川も、近代フィギュアに対応する意味もあって、タラソワからモロゾフに代え、それで成功した。

しかし、この完璧すぎるのが曲者で、少しの揺るぎも許さないところがある。ヨナは5連勝だが、最後の最後、一人になったときに100%のものを100%やらなければいけない、という最も難しい重圧に勝てるか。そこがポイントだ。

一方、浅田は、前時代的なタラソワを迎え、初年度は好調、二年目は大スランプとなった。それは、ヨナに勝つために、極端に難しいプログラムを組み立てたためで、あまりにハードルが高く、さすがの浅田も乗り越えられなかった。初めての乗り越えられない壁に浅田は焦り、自滅して行った。

しかし、これが今の浅田にはプラスだ。とことんスランプになり、今はそこから回復する過程にある。まだ低いところにいるが、上昇度は一番で、今さらに上昇中だ。

最高位で安定しているヨナ対水準は下だが、一気に上っている浅田。勢いは後者にあり、フリーで120%の出来、今までにない、浅田が現れる可能性があり、その場合には、逆転することになろう。

ただ、もちろんリスクは大きく、大失敗に終わる可能性もある。タラソワは全く計算せず、すべてのリスクを犯して、というより、リスクは無視してリターンだけを考えている。無謀な戦略だ。

しかし、これは、職人的なコーチとしての直感で、浅田には、高い目標を与え続けることが一番だ、という理解に基づいており、実は合理的だ。

浅田に内面から湧き出る表現力、創造性を望むことは難しく、彼女には、極端に難しいドリルを与え続ける方があっている。そして、それに実力的に、精神的に立ち向かっていけるのは、世界で浅田だけだ。

浅田は、当日、緊張する余裕はない。今までにないことをしなければならないのだから、金メダルなどと考えず、あのプログラムを、いわば120点満点のプログラムで120点を取ろうとして集中することになるだろう。そして、信念、目標達成能力という意味では、現在の日本には珍しくきわめて高い浅田は、それを実現する可能性がある。

安藤。彼女は、4年前は、出した方が悪く、本人も出ることに戸惑っており、不安なまま、出場し、そして深く傷ついた。

そして、彼女は出会いがあり、そこから立ち直ってきた。だから今までの安藤とは違うだろう。応援したいが、彼女は自分を捨てているので、そこのプレッシャーはなく、力を発揮できる可能性もあるが、全日本などを見ていると、彼のためにすべることで、むしろ緊張してしまうようにも見受けられ、かえって一番緊張することになってしまうかもしれない。

鈴木は、是非応援したい。小塚的な存在だか、彼女の言葉通り、結果に関係なく、観客を魅了する滑りを期待したい。

忘れてはならないのは、母をなくした地元ロシェット。地元の期待、そして様々なことを力に変えて、素晴らしい演技を見せてくれることを期待する。  
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2010年02月23日

一喜一憂

市場は材料がないために、ささいなことで一喜一憂している。

というよりさせられている、というところか。

戦略としては、大きく上がったら売り、下がったら買う、という細かいボックス戦略がいいところだ。

残念ながら、個人的には参戦できないが、まさに、参戦という言葉がふさわしい市場だ。  
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2010年02月22日

オリンピックに熱中する社会

オリンピックで印象深いのは、こんなにもマイナースポーツに人生を賭けている人達がいるということだ。オリンピックに出られなかった選手達が多数派だから、さらにその数は膨らむ。

メディアにこれまで取り上げられるわけでもなく、ほとんどの人が知らないスポーツで、当然スポンサーもつかない。そのような競技に人生を賭ける。

素晴らしい人生だと思うし、自分には出来ない。

そういう人々が生まれてくる社会。それは豊かなのだと思う。

オリンピックを楽しんでいる世界。それ自体が、平和で豊かなことなのだが。

  
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2010年02月21日

日本のグランドデザイン

少なくとも、国家財政運営については、考える必要がある。

同時に通貨の問題も重要だ。

今週のニュースで、再度エントリーを立てなくてはならないのは、日本の米国国債保有が再び世界一になったこと。これは、中国が、資産の多様化を図ったためで、漫然と米国債を持っているのは、世界で日本だけになった。

これは、日本の戦略性のなさを表している。

通貨といえば、インフレターゲットの話が、菅大臣対白川総裁ということであったが、これも再度考える必要がある。

また改めて。

  
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2010年02月20日

フェブラリーS

フェブラリーSがGIに格上げになったころが懐かしい。バトルライン、ストーンステッパー、エムアイブランと懐かしい。

当時もそうだったが、今年は特に、芝路線をずっと歩んできた馬のダートへの参戦が焦点。一般的には、芝馬が格上にみなされているが、そんなことはなく、地方も含めて、ここまでダート路線が体系化されていれば、最初からダートを目指すために育てられている馬も多くなってきており、ダート路線の実績のある馬だけに絞って十分ではないか。

エスポワールシチーが頭で、サクセスブロッケンが二番手。この二頭で固く、三番手も、ダート実績のある馬に絞り、スーニ、グロリアスノア、テスタマッタの三頭で十分。前者二頭の固定で、三番手に、その中では、斤量が軽くなり前走よりは良いと思われるスーニ。この三連単一点勝負。そのほかの二頭を三番手にしたものが押さえ。  
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京都記念

三頭立てのレース。

強いのは、ドリームジャーニーとブエナビスタ。一騎打ちだが、前者の方が少し強いと思う。59キロが問題だが、オールカマーでも斤量は苦にしていないので、大丈夫だろう。オッズもブエナに傾いているので、こちらから。

三頭目はジャガーメイル。ジャーニー、ブエナ、メイルの三連単の一点勝負で、押さえは、ブエナ、ジャーニー、メイルの三連単。  
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靴紐と執着心

日本人にはなくなってしまったのか。

批判を覚悟で、あえて言おう。

高橋。あれだけ頑張ったんだから、結果も欲しくないか。満足するのは止めてくれ。

上村。頑張ったのはすごかった。もういいと思う。ただ、今までの頑張りへのご褒美か、自分への慰めか知らないが、ブログで、この結果を美化するのはやめてくれ。もう頑張らなくていい。でも悔しいじゃないか。

織田。紐の感触?それは大事だが、大事なものを手に入れるためには、冷静なリスク判断は当然必要だろう。それは頭脳や知識から来るものではなく、手に入れるものへの強い執念からくるものだろう。自分の弱さに引きずられるのは、手に入れるものへの執着心がないからだ。それがあれば、自分の気持ちなどちっぽけなものになる。

誰だって緊張する。米国人ももちろんだ。ゴルフでも、最後のパットは手が震え、カップが見えなくなると言う。しかし、それを乗り越えるのは勝ちたいという気持ちだ。

これまで私がオリンピックで見たものは、その執着心が空回りして、というのではない。欲しいものをびくびくしながら欲しいと思い、頑張っているから神様が与えてくれるのではないか、危うい祈るような姿だけだ。

運はやってこない。掴み取るものだ。神様は、来るのを待つのではない。呼び寄せるのだ。

この原因は日本社会全体の問題だ。

あの2002年のワールドカップから何も変わっていない。

トルコにあんな無様な負け方をして、選手は中田以外は悔しがらず、観衆は感動をありがとう、とのたまう。

今度も高橋を絶賛する。素晴らしいと同時に残念で悔しくないのか。



選手をとにかく温かく迎える国民。いい人たちだ。確かに。

だから、日本人はいい人だし、彼ら、高橋も上村もみんなに好かれるだろう。

だが、お人よしは勝負に勝てない。

勝負に勝たなくてもいい、という生き方もある。私もそれは嫌いではない。しかし、それなら、あんなに頑張ってオリンピックに出ることはない。なんでそんなに出たかったんだ。金メダルを目指していたというのは、どこから出てきた言葉だったんだ?

きっと、自分のすべてを出せたのだからいい、仕方がない、精一杯やったから悔いはない、そういうことなのだろう。

それは潔さとも取れる。そして、その潔さが、勝利に結びつくことも多い。日本人にはそれが向く。このブログでも何度も言っているように、とことん自分に執着して、勝利をもぎ取るスタイルと、潔く、すべてを投げ出し、自分を消し去り、すべてのもののために感謝して勝負する、それで勝利をおびき寄せる生き方とある。そして、私は後者が好きだし、少なくとも、日本社会では、これが多数派だろう。

しかし、それと執着心がないのとは違う。潔くメダルなどという次元を超えて勝負に出る。ギャンブルに負ける。仕方がない。でも悔しいのが自然ではないか。あれだけ頑張ったんだから、その分悔しくなるではないか。

日本人から執着心は消えてしまったのか。



もちろん、これは人による。今回は、スピードスケートの加藤。彼のインタビューが一番しっくり来たし、感動した。後は、上村のすべりを見た後の皆川の表情。そうは言葉にはしなかったが、少し、上村と自分との違いに寂しさを感じていたのではないか。

そして、このブログにコメントしてくれた方がいたが、加藤に対して厳しい言葉で批判したかつてのチャンピオン清水。彼は執着心の塊ではなかったか。

まだ、浅田が残っている。彼女は、スケーターとしては、個人的には好みではないが、執着心という意味では期待できる。ヨナも同じタイプで、やはり勝負は執着心の争いにならないと意味がない。プルシェンコは醜かったが、やはり勝負師。執着心の塊だった。そして、執着心の争いで、それを誠実に準備し続けたライサチェクが勝った。


**********

私の親友も言っていたが、今回のオリンピックでは、主催者の不手際も目立つが、日本選手の、もっとも許しがたいミスも多い。織田もそうだし、シールを張り忘れたり、かつてのジャンプの原田もそうだし、やはり何かが足りない。おかしい。くどいが、織田は靴紐にこだわるなら、そしてはきこんだ靴にこだわるなら、最低3足は常に使い込んだものを準備しておくべきではないか。テニスはどんなプロでも、金がなくても1ダースのラケットを準備して、不測の事態に備える。

本人が本当に頑張っているだけに、頑張りを結果に結び付けられないことほど残念なことはない。

靴紐と執着心。

失って欲しくない。



  
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2010年02月19日

米国 公定歩合引き上げ

タイミングに驚いた。

しかも、報道され時間が、かなり遅い時間で、そんなものなのか?

それはともかく、これでドル高、株安が進んでいる。

出口戦略は早い方が良く、これは良い政策だと思うが、短期的には株式市場にはマイナスだろう。

ただ、ドル国債にとっては、為替で値上がりするので、また、ドルへの信任が高まるので、中期的には、強含むことになるか。

そういう意味では、ユーロが不安定なところへ、ドルの一人勝ちを目指した戦略で、米国にとっては最高の戦略で素晴らしいが、世界経済にとっては、欧州のソブリンリスクが高まるので(ユーロが弱くなり)、大きなマイナスか。

しかし、考えていることのレベルが高い。

日銀も負けていられないはずだ。  
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高橋

ゆっくりお休みと包み込みたい気持ちと、貴方にこれ以上望むのは酷かもしれないけれど、でも。。。といいたい気持ちと半々だ。

高橋、悔しさをもっと前面に押し出してもいいのではないか。感激して泣くなんて、それで満足するなんて、本当にそうなのか。物足りない。残念だ。

******

何はともあれ、メダル獲得。本人も回りも、よくないこととは言え、メダルというプレッシャーと目標があったから、ほっとしたことだろう。そして、この一年のことを考えれば、選手生命どころかフィギュア生命が絶たれたようなところからオリンピック出場、そしてメダルということだから、これは文句なく素晴らしい。感無量なのも当然だろう。誰も、そして本人もここまで来られると思っていなかった。素晴らしい。

しかし、である。

ここまできたら、何としても勝つというのが目標ではないか。4回転の失敗はあまりに悔しいではないか。プルシェンコが完璧で、ダントツの1位というならともかく、ライサチェクが4回転を飛ばない完璧な演技で優勝、高橋の過去のパーソナルベストの遥かに下のスコアで優勝、という事実の前に、あまりに悔しい。

リハビリもままならなかったから、この復帰で、フリーの4分半を、集中力、体力を完璧に持たせるのは難しかったかもしれない。

だから、よくやったのかもしれない。もちろんそうだ。

しかし、である。

4回転に入るときの高橋は明らかに固くなっていた。いかにも失敗しそうだった。高橋が吹っ切り切れなかったのも残念だし、その結果で、満足しているのも、外野が勝手に無理を言っているのは百も承知の上、やっぱり、高橋がこの結果に満足しているのが、悔しく、残念だ。

高橋は引退しないと思うから、4年後にそれは取っておく、ということかもしれないが、しかし、今回はそういう状態だからこそ、思い切り良くいけたはずで、4回転が成功してもおかしくなかったし、吹っ切れた高橋を見る最高の舞台だったのに。残念だ。

***************

ライサチェクは完璧。ただ、つまらない。長い手足でダイナミックと言うが、TOKIOの長瀬智也みたいで、単純なアメリカンなガッツポーズはげんなりさせられる。ただ、今日は、当然金メダルに値しただろう。彼だけが完璧だったし、この4年、頑張ってきたのは間違いない。

一方、プルシェンコは、史上最低の出来ではなかったか。4回転のコンビネーションを決めたものの、ほとんどのジャンプで、軸が傾いたまま着氷しており、あんな醜いプルシェンコは初めて見た。その状態での、むりやりカリスマオーラを振りまこうとする仕草も白けるだけだった。

今回、プルシェンコが金メダルを取っては、世界中の頑張っているアスリートにとっては我慢出来なかったはずで、ライサチェクに素直に拍手を贈ろう。高橋よりも、もちろんプルシェンコよりも、誰よりもライサチェクが勝利への執念を持っていた。素晴らしかった。

ところで、もっとも不満なのは織田。

最初から、がちがちで、すべてぎこちなく、心も足も地に着いていなかった。すべての演技が浮いていた。靴紐が切れるなどというのは、明らかな防げたミスで、そのとき靴がアップになったが、相当履きこんでいた。靴のコンディションにはもっと気を使うべきだ。

こんな事件が起こるのは見たくない。仕方ないアクシデントもあるが、これは不必要な事件だ。こんなことで、彼の頑張ってきた4年間の結果が大きく変わるかと思うと、そしてそれは防げたはずだと思うと、本当に哀しくなる。

これはコーチの責任ともいえるが、それよりも本人の責任と思う。もう昨日から眠れて居ない感じだったか。

靴に関して言えば、フィギュアスケーターは、もっともっと靴にエネルギーを注ぐべきと思う。十分気を使っているといわれそうだが、まだまだ足りない。今後のフィギュア界は靴が明暗を分けると思う。

日本選手で力を出し切ったのは、小塚が一番か。

しかし、高橋。少し残念だ。  
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菅大臣の成長戦略 と日銀白川総裁

菅大臣の打ち出す玉が変わってきている。ブレーンが変わったか。

菅氏は、もともとは消費者支援、弱者救済、社会政策一辺倒。それが、経済成長路線に変わってきた。

経済政策が優先になっても、財務大臣就任当初は、為替の円安誘導が波紋を呼び、また依然として、消費者優先の、消費者を助けることにより、需要を喚起するという路線で、サプライサイド軽視、企業軽視の政策だった。

しかし、まず、デフレ宣言をし、昨日は、日銀にインフレ目標の設定を促す発言。かつての自民党のような政策になってきた。  
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オリンピック、夢十夜。

こんな夢を見た。

女子フィギュアで、鈴木、安藤、浅田の日本勢が、金銀銅とメダル、表彰台を独占。

そして、エキシビジョンで、この三人が、PerfumeのDream fighterを踊った。

  
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駆け引きによる勝利

プルシェンコは挑発してきた。

4回転に挑戦しないやつは男じゃない。2010のスケーターではない。

ライサチェクは、過去の失敗の反省から、この挑発には乗らず、高橋は乗った。

普通に考えれば、駆け引きに負けたのは、高橋だ。

プルシェンコは、3年の競技者としてのブランクはあるが、4回転には何の不安もない。一方、ほかの選手は、4回転はギャンブルだし、ギャンブルすることで、ほかの部分の演技にも影響がでる。4回転に気をとられすぎることになる。

ライサチェクは乗らなかったから、これは冷静にまとめた演技をしてくるだろう。織田も、今のポジション、実力から行けば、ギャンブルすることの意味は小さく、誰かが崩れれば銅メダル、という戦略で、これも賢い。

高橋が唯一のお人好しで、あほだ、というとことになりそうだが、今回ばかりは、そうではない気がするし、そう期待したい。

高橋の怪我からのリハビリは壮絶なものがあり、まだ安定しているとはいえない高橋だ。しかし、調子は明らかに上がってきており、4回転も練習では決まるようになってきたようだ。

勢いがある。高橋はあの怪我で、もう失うものはなくなった。どんな状況でも常に挑戦者だ。その気合が良く出るときと空回りするときと両方あったのが昨年だが、ここに来て、心技体揃って上昇中、そして底力もあるとなれば、プルシェンコの挑発は、この上昇をさらに勢いづけるものになる可能性がある。

高橋に迷いはない。失敗も恐れない。ぞくぞくする。

一方、プルシェンコはここまであからさまな挑発をしなければならないと言うことは、いままでにない、焦りがあるかもしれない。彼は崩れるタイプではなく、それでも決めてくると思われるが、だからこそ、こんな駆け引きをする必要はなく、策に溺れた感がある。

駆け引きなど眼中にない、高橋の勝利を期待する。  
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2010年02月18日

プルシェンコ

予想通りの復活。ライサチェク、高橋との三つ巴だ。

得点差はほとんどないが、プルシェンコが、オーラを撒き散らし、カリスマで威圧して優勝すると、私は予想していた。

そうでもないかもしれない。

  
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2010年02月17日

スピードスケート 加藤

長島が銀メダル、加藤が銅メダル。メディアは、やっと上村以外のネタができて大喜び。長島は一躍大スターだ。

長島も素晴らしいが、私としては、加藤のインタビューが印象的。

最低限をクリアしてほっとしたのと、悔しいのと、というコメントは、まさに彼自身の気持ちを表していて、本当に素直で正直な人だ。そして、彼こそが本当のトップになる可能性のあるアスリートだ。

彼に幸せが降って来て欲しいが、それは言えば誰でもそうで、それが勝負の厳しいところだ。悲劇のウォーザースプーンは、前回で引退し切れなかったが、今回はまったく良いところがなかった。

アスリートは本当に辛い。

加藤はもともと天才でスターだったが、今こそ、今後の彼に注目したい。
  
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國母問題 記事への批判

予想以上に下のエントリーで議論が起きたので、私もコメントします。

この記事で問題なのは、

本来、制服を着崩すことがよくないのに、学校では恒常化しており先生がとがめることもない。この風潮に待ったを掛けるためにも、国母選手は本国に召還すべきだ。

という部分です。つまり、今回、國母が悪いのであれば、当然注意すべきですが、それと同様に、恒常化しているのであれば、それは恒常的に注意すべきだと思います。我々が、街中で着崩している学生を見て、注意しないにもかかわらず、テレビで見て、日本を良くする為にも、彼を処罰すべきだ、というのは違うと思う、と言うことです。一罰百戒はよくない。すべての罪は、常に罰するというのが筋だと思います。

学校の教師、一般の大人たちを批判するのはいいですが、国母一人を処罰することで、それを済ませようとするのはおかしいと思います。

そもそも、今回の処分の始まりも、映像を見て、苦情が殺到したことから、何かしないと、ということで、開会式に出さないとか、競技にも出さないとか、議論したわけで、協会などの体裁、アリバイ作りに過ぎないと思います。服装の問題であれば、彼があの姿で現れた瞬間に、ぶん殴って、すぐにネクタイ、パンツを制服らしく着させる、ということをすべきだったと思います。そのときに何もしないで、ひそひそ文句を言って、苦情が来たので、処分する、というのは、典型的な、学生を愛さない学校の対応、選手を育てようとしない協会の対応で、それが一番の問題だと思います。

評論家がどんなことを言ってもまあいいですが(そんな記事なんてどうでもいいから、もっと重要な議論をしよう、ということにもなりますが)、そもそも日本の組織による教育、社会による教育のあり方に問題があるという点は、重要だと思います。

記事に関して言えば、他にも、対応がまずい、というところも、対応の問題ではなく、当初何をしたかが問われるべきだし、また、幼少からの人生について勝手に推測し、調子こいた、という表現をするのもひどく、まあ、挙げればキリがないですが、基本的に前述のとおりです。

  
Posted by sobata2005 at 03:45Comments(19)clip!

2010年02月16日

これもひどい

この記事もひどい。

國母問題への批判。

別の問題だ。  
Posted by sobata2005 at 13:26Comments(18)clip!

これはひどい

というサイト(ブログ?)で、私のリフレ政策批判が徹底的にたたかれたことがあったが、この記事も「これはひどい」。

なんで?

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-13894420100215  
Posted by sobata2005 at 12:01Comments(0)clip!

ギリシャ デリバティブ取引で赤字を粉飾

という報道があった。

これはやばい。

否定され、公式にはそういう事実はなかった、あるいは粉飾には当たらない、法律、条約違反ではない、ということになったとしても、ダメージは残る。投資家の見方は、粉飾があったし、今後もありうるという形になってしまうからだ。

さらに、一番の問題は、当時は他の国もやっていた、という発言だ。

これは最悪だ。

ギリシャで終わらない。

疑念は世界にばら撒かれる。

そのばら撒かれた疑念が、暴落の連鎖になりうる。

日本市場は反応していないが、大丈夫か。  
Posted by sobata2005 at 10:45Comments(4)clip!

2010年02月15日

上村愛子

テレビは上村一色だそうだ。

私が言うのもなんだが、もう良いのではないか。

他にも、一生懸命頑張っている選手は大勢いる。

マイナー競技のマイナー選手を特集する番組が見たい。  
Posted by sobata2005 at 14:30Comments(4)clip!

No Regret Theory

上村の話に食傷気味の方も多いと思うので、モーグルネタで。

モーグルの上位4人は、二つのタイプに分けられる。日本の愛を一身に受けた上村と、同じく地元カナダの声援を満身に受けたハイル。しかも、ハイルは、トリノ金メダル、ワールドカップ種目別4期連続優勝、今期ワールドカップ終盤4連勝と、完璧な実績で地元の期待は高まる。しかも、休養して社会貢献活動を行い、心理学者によるトレーニングも積んだ彼女は誰からも愛されるスーパースター。小柄なのも上村と似たタイプと感じさせる。

一方、対照的な、典型的なヤンキー娘、カーニーとバーク。バークの雄叫びにはうんざりだが、一方のカーニーも闘志むき出しのタイプ。日経によれば「自分のためにスキーをするのであって、テレビや観客のためではないと自分に言い聞かせた」といい、「私の人生で一番のスキーをここでしないといけない」と決意し、それを実現させた。

後者の二人は、まさに一世一代の爆発だったから、勝負に勝った。また、それを狙って実現させるカーニーは強い。

ハイルは、素晴らしいスキーで実力を発揮したが、カナダ国民の期待に後押ししてもらい、みんなで勝ち取った銀メダル、とコメントしたとのこと。上村、ハイル、こちらの方が、多くの人に愛されるが、一発勝負では負けてしまう。

ここまでは、昨日のエントリーと同じ話だが、しかし、本当に強いのはどちらか。オリンピックという場でのモーグルという、スポーツでのフェアなゲームの中では、前者が強い。だが、現実社会ではどうだろう。社会は一人で生きていけるのか。自分のためだけに集中することが勝利への道なのか。そもそも、勝つとは社会においてどのようなことで、どのような意味を持つのか。勝ち負けなのか。

日本社会においては、これらの問への答えは、難しく、人によって分かれるだろう。答えの出ない議論となりそうだ。それは、カナダでも同じなのではないか。一方、米国社会では、多様な意見があるだろうが、多数派の意見は明快で、それは、カーニーなのだろう。自分のために自分の最高のパフォーマンスを発揮する、そして勝利を明確に得る。勝つことがすべてで、みながそう勝負してくるから、120%にかける以外に道はない。

カナダや日本の社会における、自分を捨てて無私となり、それが社会として力を持つという価値観が、世界で「勝利」する日は来るのだろうか。そして、この「勝利」とは何を意味するのか。


もう一点。日経では、上村は攻める心がありすぎて、あせってターンが乱れて4位になってしまった、という論になっている。これは一見、勝負に出て負けたように思えるがそうではない。上村のコメントは、「(予選で)抑え気味で滑ってしまった。あれだとすごい後悔が残る。絶対にそれだけはしたくない。」ということだ。そして、決勝は攻めに転じた。と日経は書く。そして、その攻めの気持ちがあせりとなり「気持ちが先走ったときに出る悪い癖」の滑りになったという。

これは攻めではない。守りだ。

自分を守るための、自分が後で後悔したくない、という気持ちを優先させた、将来の後悔へ掛けた保険だ。

これは、行動経済学でいうところのNo regret theoryそのものだ。人間は、後悔を最小にするように行動する。その結果、不合理なことをしてしまう。

肝心なところで、自分を守ってしまって、勝負に負けるのは、ギャンブルでは良く見られる現象で、競馬なら、押さえ馬券を買ってしまい、当たっても回収率が下がってしまうし、トレーディングでも目の前のチャンスを見送ることが出来ず、ついポジションを取ってしまう、あるいは利益を確定させたくなり、早すぎる利益確定売りになってしまうなど、例を挙げればキリがない。

だから、後悔しないように、という行動は後悔をもたらすのである。


そして、今の上村にとっては、バンクーバーでメダルを取ったという結果だけが「後悔していない」という状態をもたらすものだった、と思ってしまう罠が一番危険だ。

なぜなら、それは事実だからだ。

上村には、この事実を超えた真実を見つけてもらいたい。

No regret theoryの枠組みを超えて、後悔を積み重ねて生きていくしかないというのが真実の理論であることを証明して欲しい。

私も私自身に対して、その責任がある。  
Posted by sobata2005 at 08:55Comments(3)clip!

2010年02月14日

上村愛子

勝負師としては、失格だ。

彼女の今日の滑りを見て、感動したとは、私には言えない。勝負師里谷の滑りが、私には今日は、最も感動的だった。


予選上位8選手のうち、勝負を賭けて、120%の攻めに出なかったのは、上村だけだった。転倒が相次いだのも、他の選手や応援している人々の神経を逆なでする喜び方をしたシャノンの爆発を見てしまった以上、120%の勝負をしなくては、勝ちはなく、全員がギャンブルしてきた。1位以外を目指すことに意味はない。

それが勝負だ。

フィギュアと違って、全員が120%の勝負を賭けて攻めてくる。そして、半分が転倒に終わっても、残り3人はメダルをつかむ。それが勝負だ。

だから、転倒が続出したのは当然で、彼女達は素晴らしい勝負をした。ただ、負けてしまっただけのことだ。

しかし、上村にはそれができない性格で、勝負師でないのは、仕方がない。モーグルという一発勝負の競技で、4年に一度だけの舞台で、自分から勝ちに行く、という勝負師の極みのような場が、合わないだけだ。

彼女がメダルに最も近かったのは、長野で、あの時だけが、彼女は無心だった。ただ、全力で、モーグルを楽しんでいた。プロの競技者となり、彼女は変わり、競技者としては成長したのだが、メダルは遠くなったのだ。

彼女は、勝負師になることはできないし、なることはない。しかし、彼女の競技者としての素晴らしさは、否定されたわけでは全くなく、ワールドカップ総合優勝というのは、間違いなく世界でナンバーワンの最高の競技者だったのだ。

この4年で、競技者としては極めたし、やり尽くした人生の充実感もあるだろう。そして、最高のパートナーを得た。インタビューを見る限り、彼女は、次は3位などと考えずに、もうゆっくり休んで欲しい。それが彼女にとっての最高の引退となるだろう。
私は、競技者としての彼女を尊敬しているし、人間としての上村を愛し続けている。多くの彼女のサポーターも同じだろう。それで十分ではないか。
  
Posted by sobata2005 at 15:45Comments(7)clip!

上村

やはり予選の上位二人は抜けており、そのまま。

そして、一発勝負をかけて爆発したシャノンが3位。彼女は里谷タイプ。里谷と同じ勝負をして、彼女は勝ち、里谷は負けた。

そして、実力の97%を出した上村は順当に4位。

残念だが、これは結果としても極めて順当だった。



上村は、どういう気持ちか。

安らかに休んで欲しい。  
Posted by sobata2005 at 13:25Comments(4)clip!

里谷

さすが。

転倒は残念だが、しかし、彼女らしい、素晴らしい勝負をかけた滑りだった。第二エアの踏切までは、完璧以上の素晴らしいものだった。

あっぱれだ。

さすが勝負師。

その結果だから、とても残念だが、仕方がない。

上村の勝負も期待したい。  
Posted by sobata2005 at 12:57Comments(0)clip!

國母問題

服装はどうでもいい。

競技でのいいパフォーマンスを期待する。

その障害になるものは邪魔だ。

  
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バンクーバー 開会式

開会式には興味がない。

競技だけが本物の輝きを持つ。

そもそもまったく面白くない。

そして何より、エコに反する。予算をマイナー競技の育成に使って欲しい。

ひねくれていて、批判もされそうだが、それだけ競技に情熱を注いでいるということで容赦願いたい。
  
Posted by sobata2005 at 07:40Comments(4)clip!

2010年02月13日

ダイヤモンドS

ジャガーメイルが取消ということで、まだ理由はわからないが、少し残念だ。出てくれば、三頭立てのレースで、三連単と三連複の銀行馬券、といいたいところだったが、仕方がない。

しかし、ここは、狙っていたヒカルカザブエから。フォゲッタブルも参戦してきて、全財産を単で勝負、というわけには行かなくなったが、その分オッズがつくので、むしろ買いやすいか。

ただ、思ったよりも人気で、アルゼンチンで勝ってくれなかったのが返す返すも残念だ。

そのような雑念を振り払って、ヒカルカザブエの単で勝負。鞍上も横山典で、完璧だ。

フォゲッタブルは、武豊で、武が不安材料になるというのは、大変さびしい限りだが、長距離戦で腰の不安もあり、仕方ないか。しかし、フォゲッタブルは自在なタイプで、難しくないので、鞍上云々をするタイプではないと思う。実績も上、成長著しく、強敵だが、状態の差で、カザブエに頑張ってほしい。

もちろん、今のオッズから行くと、単よりも馬単で勝負したほうがよさそうで、押さえは、オッズ次第でウラか馬連。

問題は雨だが、両頭とも苦にしないタイプで重に実績もあり、それで人気が下がるようならむしろ歓迎だ。

この二頭が断然抜けており、二頭立てのレース。奇しくも鞍上も全く同一で、カンパニーとウオッカの毎日王冠の再現か。一騎打ち。



  
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2010年02月12日

Perfume

最近、私は元気がない。

PerfumeではなくCapsuleばかり聴いているからか。


  
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2010年02月11日

睫敞帆

メダル云々という話は嫌いだし、選手のためにならないので基本的には避けているが、あえて一度だけすれば、今回は睫敞帆が一番可能性が高いと思っている。

彼女は、まだ中学生だが、実力はぴか一で、サッカーの日本代表にもなったことがあるように運動神経抜群で、かつスケートでも500から3000までのオールラウンダー、スケールが違う。

スピードスケートの超一流選手は、伝統的には多くの選手がオールラウンダーで、睫敞帆もまもなくその仲間に入るだろう。

彼女は、一戦ごとに強くなっており、サラブレッドのクラシックを見ているようだが、これは一番重要なポイントだ。

なぜなら、ほかの選手のマークや意識はその当日の実力よりは下のはずで、これは戦いやすい。また、日本のメディアにも取り上げられているが、次のオリンピックにおける取材に比べれば、ほとんどないも同然なので、最初のメダルまでは、ほかの選手へ注目が分散されるので、戦いやすいはずだ。

この結果、彼女は自分の滑りだけに集中できるはずで、これが好結果をもたらすだろう。フィギュアの荒川は、メディアに絡まれても関係ない演技が出来ただろうが、さらにトリノでは安藤がメディアをひきつけてくれたのはプラスであったことは間違いないだろう。

しかし、それ以上に素晴らしいのは、成長途上だということである。ということは改善するところが山のようにあり、また、伸びているところが睫敞帆自身にも身体で感じられるはずで、そうなると、メダルとか緊張とか、そんなことを感じる暇はない。身体で、その興奮に浸り、ひたすらより速く滑ることに集中できるだろう。上村のエントリーでも書いたように、睫敞帆にとっては毎回のレースがすべて新しい創造なのである。

さらにインタビューを見る限り、人間としても彼女は大物感を漂わせており、期待は膨らむばかりだ。

今回のメダルということを超えて、どこまでアスリートとして成長していくのだろうか。楽しみだ。  
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秘書

私の秘書はなかなか素敵だ。

秘書といっても、週一回、不定期に来てもらうだけだから、秘書つきいうことからは程遠いが、自慢の秘書ではある。

今週、仕事が立て込んでいたので、出勤途中に昼の弁当を買ってきてくれるように頼んだ。野菜の多いやつと頼んだ。

二人で研究室で、その弁当を食べた。

「そうだ。この弁当代。唐揚げ野菜弁当、いくら?」

と私が聞くと

「いつもお世話になっているから。」

「いや、そういうわけにはいかないよ。700円ぐらい?」

「バレンタインの代わりで。」

確かに、チョコレートよりは身体によさそうだ。



  
Posted by sobata2005 at 09:43Comments(2)clip!

信頼と裏切り

卒業生からメールが来て、人と人との関係を支えているものは何か。という質問を受けた。

彼女は、それが信頼だと思っていた。

私は、信頼と偶然の積み重ねそしてその結果を受け入れる潔さだと思っている。

信頼して裏切られるのは、つらいが仕方がない。信頼したことによって得られたものはそれ以上にあり、過去に信頼し合っていた事実は消えないからだ。ただ、それが今、そして今後存在しないだけのことだ。

耐えられないのは、意図せずに自分を信頼していた人、期待していた人を裏切ってしまうことだ。そして、その事実にすら気づかないこと。

生きているだけで、この事件は無限に起こり続ける。その事実に直面するたびに、つらく寂しく思う。

こういうときには、煙草が吸えたらな、と思う。


  
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2010年02月10日

ギリシャ問題の本質 二重の罠

材料にされているだけだ。

ギリシャ問題のようなもので大きく下げたときは、その対策が出れば、大きく戻すのはセオリー。これがG7では出ずに、まだ報道ベースなのがやや例外的なパターンだが、このセオリーどおり、ユーロ、米国株式市場は回復。ここまでは予想通り。

しかし予想通りであることに酔って、この反発によって見方がぶれてはいけない。

二つおかしな要素がある。

まず、ギリシャはまだ報道ベースなので、その中身が出てくれば、それに対する批判、不安で、相場はいじられるだろう。だから、このネタで何度も乱高下を繰り返すだろう。

もう1つは、ギリシャは材料に使われているだけで、まだ本当の危機は始まっていないということだ。そもそも米国の月曜日、株式が大きく下げたのはおかしかった。引けの動きはいかにもおかしい。今日の上げを狙っているとしか思えなかったのは、昨日の時点で誰の目にも明らかだった。

だから、これは、単なる短期の相場操縦まがいの流れの一環で、ギリシャ問題の本質とは関係ない。だから、不安を煽った後は、別のストーリー、あるいは関連するストーリーで、大きく戻してくるだろう。

再び、しかし、である。ここが一番の罠で、単なる相場の材料で乱高下が作られている事実に左右されてはいけない。

単なる短期の相場の材料だから、ギリシャを気にしすぎては、短期の鞘取りには失敗するのであるが、中期的には、やはりギリシャの問題は深刻なのだ。

相場の一番の失敗は、短期の読みが当たりすぎて、それに引きずられて、もともと意識していた中期のストーリーを自分で、意識を薄くしてしまうことだ。

今回は、その典型的なパターンだ。

だから、短期には強気を維持して、大きく下げたときに反発を狙い、反発したらすぐ利益確定し、これを繰り返すのが一番儲かる手法だろう。しかし、その手法で儲けすぎると、自分の中期のスタンスを見失う。

もしこのゲームに参加するなら、戦略は二つ。短期に徹して、ポジションを取る期間を極めて短くする。もう一方は、短期の動きのチャンスは捨てて、中期のスタンスだけでポジションを取るが、取るタイミングは、短期のvolatilityを活かして、上手く買う。ただし、あまりそこでせこく得をすることにこだわりすぎず、中期の流れを中心に考える、という戦略だ。


  
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2010年02月09日

キリンとサントリー

嫌な予感が当たり、破談。

報道では、サントリー創業家の持分が要因ということだが、まあそうだが、その問題を解決するテクニカルな手段を実現するためのキャッシュ、借り入れ余力をサントリーという企業が失ってしまっていたという経営上のミスからだ、というのが私の有識者から聞いた有力説。

一方、私の適当な予感の根拠は、理屈ではなく、サントリーが国内企業に買われるという統合で気分がいいはずがないというものだ。

キリンは短期的にはダメージだが、むしろ、最初から、もっと大きな統合となる案件を追っていかざるを得なくなり、長期的にはチャンスが広がったと思う。

一方、サントリーは記者会見の印象どおりで、もともとそういう会社だと思う。
  
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2010年02月08日

愛する上村愛子

上村愛子が心配だ。

私の最も愛する女子アスリートは、マラソンの野口みずきとモーグルの上村愛子だが、野口と違って、上村は度胸がない。そういう意味では、デートのときに、どんな展開になるか分からない野口に対して、普通に楽しく過ごせそうなのは上村で、人間としては素晴らしく魅力的だ。

そこが問題なのだ。

彼女は、過去2回のオリンピックで、メダルを逃した。とりわけ、前回のトリノでは、実力、実績ともにトップクラス、金メダルをとってもおかしくなかった。

とってもおかしくない。それがオリンピックにおけるアスリートのメダルなのだ。

彼女は、トリノで、競技終了直後のインタビューで、涙と笑顔を浮かべながら、「メダルはどうしたら取れるのか。それが謎です」と言った。

そのとき、私は、彼女を抱きしめたくなった。「もういい。愛子。」

当時のブログにも、そのようなことを書いてしまったと思うが、彼女は安らかな引退を選ばず、その謎を解くために、戻ってきた。

もちろん、努力家の彼女はさらに成長して戻ってきた。実力的には、トリノ当時よりもさらにパワーアップし、ワールドカップで優勝がありうるという実力から、毎回優勝最有力候補の一人であるという実力になった。そして、複数回優勝し、総合優勝もした。

しかし、私は、今回こそ心配だ。

テレビのドキュメンタリーに寄れば、彼女は、トリノでメダルを逃した後、これが自分に欠けていたものだと発見したと言う。それは、トリノで金メダルを取ったときの荒川静香の演技だった。1人だけ完璧な演技をしている選手がいる。それが荒川だった。難しいことをするよりも、完璧にすることが大事なんだ、と気づいたと彼女は言う。そして、次のオリンピックでは完璧を目指そう、そう考えたと言った。

私は、それは上村には向かないと思う。

2つの点でトリノの荒川は参考にならない。

まず、競技の性格が違う。

フィギュアは実は目に見える戦いだ。金メダルを取れる選手は、一握りしかない。あの時は3人だった。だから、2人が倒れれば、自分が勝つ。そういう競技だ。あの時も、プレッシャーに押しつぶされたコーエン、スルツカヤは自滅してしまった。

一方、モーグルは、一位になりうる選手は、はるかに多くいる。ワールドカップで、毎試合一位の選手は変わる。その時々のほんのわずかな違い、雪質などが明暗を分ける。実力がトップでも4位になることは普通だ。フィギュアはそれはない。実力が抜けていれば、勝ち続けるし、3位は外さない。

したがって、その試合で勝つ選手は、120%の出来だった選手なのだ。そして10試合やって、実力のある選手は平均で他の選手に差をつけるのだ。たまたま、オリンピックでその120%の出来が発現すれば、その選手が金メダルとなるのだ。だから、100%の実力を99.9%出せるようにトレーニングするのではなく、120%がオリンピックで起こることを願うことが、一発勝負で勝つための戦略なのだ。

しかし、第二により重要なことは、前述した上村の人間的なところだ。お手本にした荒川は人間離れしている。彼女は、緊張しない。トリノでは、他の選手が演技しているときに、それを見ないという選択肢をとれた。それは普通の感覚では無理だ。一方、上村は、前述のように人間らしすぎる。彼女が緊張しないと言うことはありえない。

トリノの上村は、確かに実力を95%発揮していたが、輝いてはいなかった。他のメダルを取った選手たちは輝いていた。実力以上のものを発揮していた。だから、表情も晴れやかであった。上村の滑り終わった後のほかの選手を待つ表情、振る舞いは悲壮なものがあった。あれで、表彰台にどうしたら上れるのか謎です、とコメントしていることが、彼女が彼女でなかったことを表している。

したがって、上村は、人間的に緊張することを前提に戦略を立てるべきで、自分で雑念を取り払うコントロールができる荒川とは違い、自然に導かれ、神に(上村のブログに寄れば雪の神様に)導かれることにより、自分が緊張から解放されるというのが上村向きのスタイルなのだ。すべてを捨て去り無心になる、そのためには、自然に自分を放り投げるしかない。開き直りのさらに謙虚でかつ高次元状態を作るしかない。

そのためには、全くミスのないように完璧に滑ることを志すのではなく、自分をすべてさらけ出し、放り出し、自分のベスト以上を出すことなのだ。練習したことをそのままやるのではなく、新しいものを創造するのだ。そうすることによって、無心に滑りだけに集中でき、自分が消える。そのときに、彼女はいつも以上に輝くだろう。

今回はどうか。ブログの文章を読むと、彼女もそれに気づいているような感じもある。そして、何より、彼女は皆川というパートナーを得た。彼女のためでも、ファンのためでもなく、もちろんメダルのためでもなく、母親やパートナーおよび雪の神様を含む、彼女を導くすべてのもののために、そこへ飛び込む彼女が見られることを期待する。そうすればメダルに関係なく、彼女は幸せ(幸運とは幸せなのだ)をつかむことができるだろう。

私は、メダルではなく、上村が、滑り終わった後に、日常生活で見せるいつもの笑顔を見せてくれることだけを祈っている。
  
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2010年02月07日

シルクロードS

今年は、例外的な場合を除き、基本的には馬券は買わないことにしているが、アルティマトゥーレがここまで人気がなければ、単を買いたいところ。馬連は、プレミアムボックスとの一点か。穴は、グランプリエンゼル、エノク、キルシュブリューテ。

しかし、来週のヒカルカザブエまで我慢しよう。  
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2010年02月06日

負けたのは誰か

小沢氏が不起訴となった。

これは当然で、これまでメディアに流布されていた情報がすべて認められたとしても、起訴することは難しかったし、それが物証がない中で、事実として立証するのは無理だ。

確かに流布されている情報のイメージを膨らませれば、ゼネコンからの収賄というイメージになるが、それはもともと検察側としてもあり得ないストーリーで、はじめから起訴はあり得なかった。

事実だけを見れば、検察の完敗だ。

しかし、検察は、100%完敗のシナリオで突き進んでいたわけで、シナリオどおり進んで完敗と言うのでは、いったい何を目指していたのか、ということになる。

ところが、メディアでは、負けたのは小沢氏という見出しが躍る。しかも、社説でだ。このロジックは、結局、国民、世論に対するイメージでは、小沢氏への疑惑は晴れるどころか深まっただけで、小沢氏にとっても、民主党にとっても大きなダメージが残り、小沢氏の影響力を封じたい検察の勝利、小沢氏の完敗だというロジックだ。

現実に起きたことは、その通りだ。

疑わしきは罰せず、推定無罪の原則は、裁判には適用されるはずだが、メディア、世論には適用されない。しかも、元東京地検特捜部長が出てきて、白ではなく、まだまだこれからだ、という説を主張し、正面から、小沢氏と検察の戦いであることを認める。彼は、特捜がこれだけやるからには、別の物証をつかんでいるはずだと言う論理を展開し続け、それが間違いと分かると、まだまだ疑惑は晴れていないと言う。彼らは、商法を認識しているはずだが、株式市場ならば、風説の流布にあたる。

検察は誰のもので、何のためにあるのか。

検察は、日本を良くするためにある。検察は政治家と戦っているわけではない。政治家の悪と戦い、その結果、日本を悪くする勢力と戦っているのだ。

もし、この件で小沢氏を追及するのであれば、彼らが悪と信じる小沢氏を挙げて、日本の政界から追放するか、小沢氏が潔白となり、日本の有力政治家として、日本をリードすることになり、日本が方向性を失うという悪に陥ることを防ぐというシナリオのどちらかしかないはずだ。

鳩山氏の問題は棚上げで、小沢問題で盛り上がる、検察、メディア、世論は、やはり小沢嫌いということがすべてだと解釈される。だから、日本の選択肢として後者はないという判断で、検察は後者のシナリオを防止するという彼ら独特の正義感で突っ走ってきたのだろう。

しかし、そうであれば、何としても、第一のシナリオを達成しなければいけなかったのだ。それに失敗したというのが今回の事件のすべてだ。検察により、日本の迷走は深まったのだ。

小沢氏は、彼らの意向からすれば、中途半端に残ることになる。彼らの尻拭いをメディアと世論が、辞任要求という形で行おうとしている。

これが日本だ。

小沢氏排除に成功したとしても、その後に何も残らない。国の将来デザインなしに個人を排除しても何も進まない。しかし、それを求めているのが日本だ。

小沢氏を責めるのであれば、将来ビジョンの不明確性を責めるべきであるし、何より、我々のリーダーである鳩山氏のビジョン、具体策、行動力、信念の欠如を責めるべきだと思う。

方向を見失ってさまよい続ける日本。

今回負けたのは日本なのだ。


  
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2010年02月05日

欧州発の世界金融危機

この展開は、予想された通り。

欧州は、ギリシャの財政問題が、ポルトガル、スペインに波及すると言うストーリーがささやかれ始め、暴落。これを受けて、米国も暴落、雇用の数字も予想外に悪く、下落が大幅となり、ダウは一時10000ドル台を割り込んだ。

しかし、雇用の数字も、ギリシャの他国への波及も予想通りであり、いきなり動いたのは、市場のモーメンタムがそちらに傾いていることの証左で、サプライズによるものではない。

だから深刻だ。

ただ、週末は雇用統計もあるが、G7もあり、欧州問題に対して、G7が明らかな対応策を持ち出してくるはずで、暴落の連鎖にはならないと予想する。

ただし、本質的には解決できない問題で、流れはこのままだろう。

本当の問題は日本国債だ。  
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朝青龍 相撲界が得たもの

相撲界は、何がしたかったのか。

***

朝青龍は、突然というよりは、ついに引退。優勝後の引退と言う驚くべき展開だが、これまでの必然の結果か。

協会の親方達、横綱審議会のお偉方は、すっきりしているのか。大嫌いだった横綱がいなくなってほっとしたのか。

もし、朝青龍が憎いのであれば、彼らと彼女らは大きな失敗をした。この引退で、朝青龍のイメージはよくなり、多くの同情が集まるのではないかと予想されるからだ。

奇しくも、貴乃花の理事問題の直後だ。

相撲協会に留まらず、相撲界のイメージは地に落ちるだろう。そして、朝青龍の数々の不祥事は忘れられ、外国人だということで、相撲としてはあれほど強い伝説の相撲ファイターを、苛め抜いて辞めさせた、という印象が残る。

横綱に品位を求め、彼に品位がないというなら、横綱にしないか、品位をつけさせようと全力を挙げ、そのような仕組みを作るか、そのどちらかしかないが、どちらもやる気概がなかった。

一方、朝青龍は、復帰後、鮮やかに優勝し、白鵬にも、優勝決定戦では負けない、という強さを見せ、永遠に白鵬より強い横綱として伝説を残した。彼は満足して、引き際としては、意外なことに美しい、彼にとっては最高の引き際となった。

相撲界は、朝青龍と言うタレントを生かして、相撲の復活を図るべきだった。その絶好のチャンスだった。白鵬と朝青龍のライバル対決は、これからが絶頂期を迎え、盛り上がる最後のチャンスだったのに、それを殺してしまった。

もちろん、そもそも、欠点があるものを育てると言う発想がない。相撲界を努力して発展させる、アイデアも能力もないのは仕方ないとして、その気概すらない。

気概のない、かつての相撲取りの方々の存在価値はないどころか、マイナスだ。

貴乃花に期待せざるを得ないが、それでも、もう無理なのではないか。

日本の、世界を制覇できるコンテンツが、またひとつ失われていく。


  
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女性バブル

このところ、女性に恵まれている。

どうしているかなと思っていた女性に10年ぶりに遭遇したり、仕事に出かけると担当の女性が助けてくれたり、以前に仕事を持ってきてくれた女性がチョコレートを届けてくれたり、これまで女性が寄り付かなかった私の研究室に女性の面談希望者が増えたり、と何か女性に恵まれている。

この話を面談をした女子学生にすると、彼女は、「先生、モテ期じゃないですか?」という。

モテ期? いや、もてるとかそういうのではないし、恋愛どころか、ディナーにも及んでないし、などと不謹慎なことを考えながら、面談などでいつもよりかなり帰宅が遅くなってしまった。

妻は、夕食を先に食べるといっていたのに、なぜか待っていて、「大変だったね。遅くまで。」と妙に温かい。

朝、いつもより起きるのが遅くなってしまったので、始発には間に合わず、通勤ルートを変えて出勤。メールを歩きながらチェックすると、卒業生で、その後海外に留学した、これも女子の学生から2年ぶりにメールが届いていた。

いつもと場所も時間も違う東横線のホームで、列の最後尾に並び電車を待つ。ホームは人が多い。それも美しい女性ばかりだ。やはり何かが違う。

この美しい女性たちの多くが、私を見つめている。あいつが言っていたように、モテ期か?と思いにやけながら、女性たちの熱い視線に照れくさくなり、視線を落とす。

地面には女性専用車両と書いてあった。

ホームの後ろへ足を早める。

乗り込んだ通勤特急の車内で、男性達に押しつぶされる。女性はいない。

私の女性バブルは崩壊した。  
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2010年02月04日

3DテレビとApple iPad

日本メーカーは、3Dテレビに異常な力を注いでいる。

しかし、Apple iPadとはインパクトが違う。

3Dテレビは、新しい人気が出る可能性のあるテレビが出るだけだ。ソフトはエロに発展しない限り、限られており、そこを正面からマネタイズできないとすると、アップサイドストーリー社会へのインパクトはたかが知れている。

一方、iPadは成功するかしないか、未知数だが、アップサイドストーリー、ライフスタイルの変化の可能性という点から次元が違う。

しかも、これは日本メーカーが一番得意な分野の製品のはずだ。ソフト関連企業の体質の古さ、メーカーのモノへの誤った形での固執によるという見方が一般的と思うが、私は、ダイナミックな思考の欠如が本質的な問題だと思っている。

  
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TOYOTA in US

ここまで大きな存在なのだ、と改めて感じだ。

ブレーキの問題は、フロアマット問題として大分前から話が上がっていたので、対応が遅いと言えば遅いだろうが、この盛り上がり方も異常だ。

一方、国内で、プリウスの低速時でのブレーキの問題も取り上げられており、これも米国に波及しそうだ。

この二つの事象は、たまたま同じタイミングで起きたということだと思うが、そのようなたまたまが重なって、大イベントとなる。

米国のトヨタへの反対勢力の存在、景気、政治の停滞の鬱憤、そして生活のトヨタへの依存、これらが相まって、我々が想像する以上の大きなイベントとなる可能性はまだ存在する。一般的には、騒ぎのピークは過ぎたという印象だと思うが、このまま終わればそうだろうが、偶然が重なるのが怖い。

  
Posted by sobata2005 at 06:59Comments(5)clip!