2011年08月31日

政策はマクロからミクロへ

Posted by sobata2005 at 13:47Comments(3)clip!

為替と株式

ユーロが危ない。ということは、今晩の欧米株式も危ない。ということは明日の日本株式も危ない。  
Posted by sobata2005 at 10:51Comments(9)clip!

バーナンキジャクソンホール講演の政策的学問的意義

Posted by sobata2005 at 10:26Comments(3)clip!

韓国の大統領制と日本の議院内閣制

田村耕太郎氏が述べている。なかなか面白い。

その一部を引用すると

「政治家にトップを選ばせる危険を目の前で見てきた。たくさんの政治家から支援を受けるためには、その引き換えにいろんな約束をしなければならない。リーダーシップなど期待できないのが当然だろう。」

(記事の最後から二つ目の段落です)

この政治家を国民に置き換えたらどうだろうか。

それが大統領制の欠点である。



  
Posted by sobata2005 at 09:27Comments(27)clip!

英国最強メディアFTのレベル

レベルは高いが誤っている

これは邦訳で、バーナンキのジャクソンホールスピーチに関してのものだが、あまりに自信満々で文章もうまく論理的に見えるから説得力がある。そして間違っている。

これは日本の新聞よりもやっかいだ。明らかに感情的で明白に論理破綻している新聞の方が遥かに扱いやすいと言う意味で、日本の方が未来は明るいと思う。  
Posted by sobata2005 at 08:49Comments(3)clip!

マーケットのコメンテイター

話を聞かないほうがいい。

米国のハリケーンの影響でマイナス面は大きいがプラス面もあると主張。水や懐中電灯などの買い込み、back to the schoolの買い物にはいけなかったが、先送りになるだけだと。

いい加減にしろ。

日本なら被災地の人々に対して苦情が殺到するところだ。(といっても、これは日本のテレビ。視聴者は苦情を言わないのか?日本の被災者はかわいそうで、米国の人々は関係ないのか?)

それよりも、これは情報として間違っている。あげられたプラス面はほとんど無視できるもの。ハリケーンにより破壊されたものは戻ってこない。そんなくだらない議論をするのは時間の無駄だし、大局観を誤らせるだけだ。

あほか。  
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2011年08月30日

ジャクソンホール バーナンキのカリスマの源泉

Posted by sobata2005 at 17:48Comments(1)clip!

輿石氏 幹事長内定

Posted by sobata2005 at 16:34Comments(15)clip!

輿石幹事長

という名前が挙がっているが、これが実現すれば完璧だ。

素晴らしい内閣になるだろう。  
Posted by sobata2005 at 10:46Comments(10)clip!

有識者とは

間違ったことをもっともらしく語る人々だ。

テレビのコメンテイターはこれにスパイスを加えた人々。分かりやすいか、極端な議論をするか、どちらかだ。

まあいまさら言うこともないんだけど。

市場関係者、エコノミストたちは、野田はサプライズだったという。

いや、日曜の夜の時点で、ほぼ野田だったじゃん。前原だけはありえなかった。二位が野田になればほぼ確定。二位が前原なら、出馬経緯への反発、解散の恐怖から、勝てないことは明白、鹿野が二位なら可能性はあったかもしれない。海江田は一発で勝つか、二位が前原なら勝ったが、野田なら負けというのは確定だった。

だから、野田が二位争いで日曜夜でトップになったことで、もう決まっていたのだ。

次に、野田に期待できない。と言う反応。

今回の野田政権は、現状の日本で考えられる最も妥当な政権。しかも、当選の経緯が理想的で、現状の制約の下では一番いいシナリオだ。これで、いわゆる小沢グループをうまく融合できれば完璧だ。

したがって、9月からの日本の政策には期待が出来る。個別の政策は政権基盤がしっかりすれば自ずと実現するものなのだ。

もちろん、政治、政策自体にそれほど期待できないのが現代社会だ。だから普通のことを淡々とやっていく、というのがベストシナリオだ。

しかし。

経済、マーケットの話においても、エコノミストのコメントは何も分かっていないことをさらしているだけだ。もううんざりだ。

政治評論家も何を見ていたのか。野田しか信頼されている人はいないのだから、大本命だったではないか。政治評論家とは、あるいは政治部とは、政治が分からない人々だ。NYタイムスも欧米の新聞も間違いだらけだ。まあソースが間違っているから仕方ないか。



政治にもメディア、そしてメディアに出てくる有識者は最も期待できない。その状態から、ようやく政治はとりあえずボトムアウトする希望が見えてきた。

メディアももう一息で変わってくるだろう。潜在力はある。

メディアの有識者は、人を入れ替えない限り変わらないだろう。

そして入れ替える候補がいないから絶望的だ。

つまり日本における問題は有識者にあったのだ。  
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2011年08月29日

野田民主党新代表

アゴラに投稿。  
Posted by sobata2005 at 21:16Comments(8)clip!

2011年08月28日

新潟記念

もう泣きたい。  
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2011年08月27日

議員と国民の関係

国民の皆様のご意見を聞いて、国民の皆様の声を、、、。


もう止めてくれ。


選手たちのご意見をよく聞かせていただいて、選手の方々のご意向を踏まえて、

という野球やサッカーの監督がいるだろうか。


選手も選手だ。監督の悪口を選手が言っていては始まらない。いい監督を選ぶ権利を渡されたときに選ぶこと。選手としてプレーするときは、監督に意見を言うのは良いが、メディアや合コンで監督の悪口を言うのはやめれ。全力でプレーして、監督の方針に意見があるときは、論理的に監督に意見を述べよ。

  
Posted by sobata2005 at 23:30Comments(21)clip!

2011年08月26日

ジャクソンホール講演

原稿を南北線の中で読む。  
Posted by sobata2005 at 23:51Comments(4)clip!

2011年08月25日

いよいよジャクソンホール

しかし、ここまで期待が高まると、いずれにせよ、失望売りとなるだろう。

ダウも下落だ。さらに下落するだろう。

問題は、繰り返しになるが、バーナンキの話自体よりも、それに対して語られる市場関係者の解釈だ。

利害を一致させて、願望を語るだろう。

その願望の表明の仕方に注目だ。

それによって、今後の流れ、回復継続か、一時的な回復か、予想がある程度できるだろう。  
Posted by sobata2005 at 23:52Comments(26)clip!

2011年08月24日

ムーディーズ日本国債格下げ

今のところ市場は落ち着いている、と。

まさか。

これからだ。  
Posted by sobata2005 at 08:20Comments(16)clip!

バーナンキ講演までも後も乱高下

米国株式市場は暴騰。

それも、寄り付きは下げてからの急騰だから、荒れ方は激しい。

それも指標などが悪かったからバーナンキが26日のジャクソンホールでの講演で何かを言ってくれるのではないか、という期待で上がっている。実態が悪くて上がる。やばいパターンだ。

まあ26日までもう少しあるから、乱高下のお遊びは続くだろう。

そして、肝心の26日はどうか。

私はバーナンキは具体的なアクションは打ち出さないと思う。それが中央銀行総裁の、そして学者のプライドだ。市場には迎合しない。

しかし、市場から駄目だしをされるのも怖いから、何か新しい話はするだろう。具体策に裏打ちされないものを。

一方、市場もQE3をやってくれるに越したことはないが、どうも今回はなさそうだ。それを要求して後に引けなくなるとS&Pの二の舞だから、期待値を下げ、着地点を探っている。今市場を崩すのは怖いから、バーナンキ講演で、具体案が出ずに、一旦失望売りが出た後、いや今度のバーナンキの話は深い、など、なんらかのポジティブな意味を無理やり持たせた解釈を広め、上げてくる展開と予想する。

まああくまで予想だが。

  
Posted by sobata2005 at 08:18Comments(2)clip!

東洋経済オンライン

8月株価乱高下、バーナンキ講演注目

記事を掲載しました。  
Posted by sobata2005 at 07:14Comments(5)clip!

帰国

今、韓国より帰国した。

ハーバード・アジア同窓会20周年記念のセミナーでの講演も無事(?)終わった。

さすがにちょっと疲れた。

学生たちに本当に感謝している。  
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2011年08月23日

朝食

朝日が昇るのを見ながらの朝食だが、いろいろ仕事が溜まっているので、PCで原稿・論文などの直し。

ちょっとここは寒い。  
Posted by sobata2005 at 07:40Comments(3)clip!

2011年08月22日

今日はのんびり

というか、仕事をこなす。

別の仕事をするべきなのだが、部屋に篭って原稿処理。  
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2011年08月21日

そういうもの

今日は学会(?)発表などで忙しく、馬券は買えず。

そうなると当たるんだな、これが。

三連単二点で的中。

でも意味ない。

最悪だ。  
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2011年08月20日

寒い

今日は寒かった。

寺というものは面白いと思った。  
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2011年08月19日

基軸通貨の未来6

となると、米ドルの次の基軸通貨は、基軸通貨が存在しなくなるかあるいはユーロ、ということを私は予言している、ということになりそうである。

ところが、私は米ドルが有力だと思っている。

なぜか。

これが、冒頭からここまで隠れていた、基準としての通貨である。

またゆっくり議論することによって、ここでは端的に結論だけを述べる。

米ドルを基準として資産価格の変動を考えている。原油も金もドルだ。世界の多くの運用者は、顧客がドルベースだから、運用もドルベースで考える。

そうなると、すべての投資家がドルで考えることになる。日本の企業を除けば。

そうなると、ドルを使っているものが強くなる。ドルがnativeの人々の思考回路に合わせて運用をしないといけない。

これが基軸通貨の単純で最も大きなメリットだ。

したがって、米国実体経済が破綻しようが、米国政府がデフォルトしようが、世界最大の有力投資家たちがドルベースで思考している限り、ドルは基軸通貨であり、ドル帝国は継続するのである。

基準のメリットについて深く考える機会をまた別に持ちたい。  
Posted by sobata2005 at 22:48Comments(20)clip!

基軸通貨の未来5

さて、通貨と国債を分けて考えると、国債のリスクは単純だ。政府が税収により借金を返済できなくなれば、それはデフォルトする。そのリスクを織り込んで価格は暴落する。だから、国債はその借金の主体である政府の財務健全性によりリスクは決まる。極めて普通で単純な議論だ。

一方、通貨はもう少し複雑だ。

通貨のリスクとはインフレリスク。そしてインフレはどこからくるか、というとそれはわかりにくい。明らかな資産インフレリスクは、政府の圧力によるマネタイゼーション、つまり財政赤字を通貨発行でファイナンスすることによるものだ。

これは先のエントリーで述べた資産の中での代替性の議論にもつながる。国債と通貨とリスクは連動する、ということで、資産インフレとは、その二つの株式などに対する相対価格が変化する、ということだ。したがって、これも単純でわかりやすい。

ところが、財政赤字の拡大は必ずしもインフレにはつながらない。それはさまざまな理由があり、複雑で、ここでは議論しきれない。財のインフレは財市場での需給で決まるし、構造的にサプライサイドが世界的な生産性上昇があれば、インフレは起きにくくなる。また、政府の圧力に通貨当局が屈するかどうかも、その通貨当局や経済状況にもよる。先ほどの通貨と国債のリスクが連動するというのは必ずしも自明でないということだ。

さらに、最もややこしいのは、ケインズの流動性選好(流動性のわな、という言葉は一切使わない方がいい。なぜなら、ケインズ自身は使っていないからだ)により、貨幣を国債を発行しまくっても、これらの価格が下落するとは限らない。

さて、この話はいつかすることにして、結局、通貨と国債は必ずしも連動しない、ということだ。

そうなってくると、価値保蔵手段としての通貨と国債は分けて考える必要がある、ということだ。円の国債は変えないが、円という通貨は買える。これが世界の現状だ。なぜ円か?退屈すぎて価格変動がなく、リスクが低いと思われているからだ。一方、国債は暴落する可能性があると思われているし、そもそもリターンが低すぎる。通貨と国債は異なるのだ。

だから、通貨のリスクとその国の政府の財政破綻のリスクと、さらにはその国の経済全体のリスクは異なる。これは財政破綻の議論のときも重要で、政府が破綻しても経済は滅びない。

さて、このエントリーでのこの議論のインプリケーションは、価値の保蔵手段を分けて考えると、貨幣の特殊性はなくなり、単なる資産のポートフォリオが重要になってきて、基軸通貨も通貨も必要なくなるということになる。そして、もし通貨が必要となるとすると、インフレがその敵であるから、通貨価値を維持する、政治から独立した通貨当局が理想的となる。

したがって、ECBがFRBよりも遥かに未来の基軸通貨足りうる要素を備えていると言えるのである。

一方、それと同時に、ポートフォリオで考えるわけであるから、ひとつの通貨に絞ると言う発想はそもそもなく、基軸通貨というものは存在しない。多くの通貨があり、ユーロが相対的に魅力がある場合が多い(欧州経済あるいは欧州各国の政府財政が不調ならばその魅力は相対的に落ちる)というだけのことになる。つまり、基軸通貨は存在しなくなる、ということだ。

資産の保蔵手段としてのポートフォリオ概念の確立による基軸通貨の衰退。これがこの一連のエントリーの主張の1つだ。

しかし、その先がある。

  
Posted by sobata2005 at 22:39Comments(2)clip!

基軸通貨の未来4

貨幣とそのほかの資産の区別がないとなると、各国中央銀行が発行する通貨を貨幣として使うのは、その中央銀行のスタンスのリスクが、資産市場によるリスク資産価格変動リスクよりも小さいことによることになる。しかも、それはexclusiveではなく,ポートフォリオとして多数の資産のうちの一つとして使われる。

そうなると、通貨に類似で利子のつく短期国債の方が通貨よりもよいことになる。これは連続的な変化であるから、短期国債よりも中期国債のほうが、、、、長期国債のほうが、、、、となっていく。リターンの高さと価格変動リスクとのバランスをとることになる。それは債券と株式のバランスをとるのと同じであり、貨幣は単なる資産の一つとなる。あるいは価値保蔵手段としての貨幣とは、単なる資産のポートフォリオとなる。

このときの通貨と国債の代替性と類似性は、2つのものから来ている。

1つは、資産の中で流動的な資産であるという資産としての特性であり、それはほかの資産との代替性と本質的に変わりなく、またrobustな根拠である。

一方、もう1つの論拠は誤解に基づいている。

それは、通貨と国債とは国家(政府)という同一の政治経済主体から発行されるものであって、そのリスクは連動するというものである。

ここは重要なところだ。

国家への信頼と中央銀行への信頼は分離しうるか。端的に言えば、国家の倒産リスクから、中央銀行は倒産隔離できるか。

私はできると考えているし、そうなるべきだと主張している。それが日本が国家破綻したときの唯一の打開策だ。

そして、ECBはそれを意図している。実際にギリシャで経験済みだ。実はイタリア、フランスのときは違うと思われているが、それが誤りで、ギリシャもフランスも本質的に変わらない。フランス国債がデフォルトしても、ユーロは滅びない。

それがECBが最も進んだ通貨である事の最大のポイントだ。  
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基軸通貨の未来3

価値の保蔵の手段が金となっても、金は需給により価値が変動する。ということは、投機的に価格が乱高下する。思惑で動く。

資産市場は常に投機だから、これは何も新しくはない。すなわち、すべての資産はリスク資産であり、金もその一つに過ぎない。そうなると、すべての価値保蔵手段がリスク資産となるから、安定的な安全資産は存在しなくなる。

そう考えると、通貨当局により価値が変動する恐れのある通貨も、政府のスタンスにより需給も将来リスクを織り込んだ価格も大きく変動する国債も、リスク資産と同様に、すべて価格変動リスクにさらされており、同じ土俵で、価値保蔵手段として考えられるようになる。

そうなると、リスクを減らすのは分散保有となり、価値保蔵のためにポートフォリオを組むことになり、貨幣も国債も株式も同じ観点で保有されることになる。

すなわち、貨幣とそのほかのリスク資産に差はない、ということになる。貨幣が貨幣であるためには、多くのリスク資産の中から選ばれなければならず、同時にポートフォリオであるから、一つのものが基軸として選ばれるわけではなくなる。つまり、基軸通貨は存在しなくなるのである。  
Posted by sobata2005 at 21:45Comments(1)clip!

基軸通貨の未来2

先のエントリーで

米ドルは使われることにより、あるいはその流動性により、基軸通貨足りえているのではなく、基準通貨として認識されていることにより、基軸通貨となっているということだ。

と書いた。これは一見、岩井の得意な自己循環論法、通貨は通貨であるから通貨である、という議論のようであるが、そうではない。こちらのほうがパワフルで面白く、また有名になった議論だが、ここではマイナーで基本的なポイント、忘れられているポイントを議論したい。

貨幣とは、という問いに対しては3つの役割を解説される。

1.価値の基準を図る。単位としての貨幣。
2.決済手段としての通貨。流動性。
3.価値の保蔵手段。

そして、注目は2であり、3も2であることを持って価値が高まるとする。流動性の価値である。

この3つの機能を兼ね備えたものが貨幣であり、とりわけ2の特徴を相対的にも最も強く持ったものが基軸通貨になる、というのが、一般的な議論だ。これは岩井だけでなく、経済解説番組に出てくるアナリストですら、基軸通貨について、2の側面を強調するから、誰もがそう思っていることなのだろう。

しかし、ここで私は、一つの盲点と、一つのこれまでの常識に挑戦したい。

まず、これまでの常識への疑問である(この論理展開も常識はずれか。いかにも常識に挑戦がメインで、後で議論しそうなものだが)。

この3つを備えたものが貨幣とされてきたが、今後はこの3つの分離が起きるのではないか。つまり、3つは分業されて別々のものがその役割を果たすのである。

単位は今までどおりでかまわない。各国の通貨がやれば良いが、決済手段はドルとユーロという通貨だが、価値の保蔵は金が担う。だから、ドルやユーロはインフレになってもかまわない。それが予想されたとおりのインフレ率であり、一定の水準であれば。価値が目減りすること自体はなんでもない。資産価値は別の手段で保蔵するからである。

これは議論してみると、それほど違和感はない。現実もある程度そうなっているからだ。それに机上の理論がついて言ってないだけ、教科書や学問の世界は綺麗な定義の貨幣概念を使い続けるからであり、またその方が貨幣の不思議さが強調されるからであろう。

しかし、現実には、その貨幣の不思議はさまざまな面倒なことを起こすから、それなら面倒なことが起きないようにしてしまえ、ということになる。

ただし、非常に自然に見えるこの議論は実は現実への影響は大きい。

価値の保蔵は「金(ゴールド)」と書くと違和感がまったくないが、実は金以外の代替案と比べると問題は複雑なのである。

価値を保蔵する手段として2の機能と分離するということは、いわゆる通貨発行当局と分離される、ということである。そして分離すると言うのはとてつもないメリットがある、ということだ。

つまり、インフレリスクからの自由、中央銀行の政策からの自由、ということで制約条件が一つ減る。本来は逆のはずだ。貨幣と言うものが一番価値の安定性があり、ほかのリスク資産はまさにリスク資産ということでリスクがあり変動がある。だからよくない、と言うことであるが、インフレがこれだけ問題になり、中央銀行の政策にこれだけ振り回されるのであれば、ほかのリスク資産で、意図的な価格操作にさいなまれないものは何か、考える余地が出てくる。

この場合に、金が最も自然な対象として登場してくるのは、供給が限られている(と思われている)こと、過去に貨幣として使われていたこと、によるものと思われる。後者は明らかに自己循環理論の始まりのきっかけが過去の実績から来るイメージということを示している。前者は実は幻想であり、そうであれば、保蔵すべき価値は経済発展に伴い急激に増えているから、それに対応しきれないのである。したがって、最近の金は裏づけのない場合もある単なる証券として取引されている。だから物理的に供給が限られていても問題はない。

しかし、それこそが問題であり、改鋳問題と同じように、どれだけ裏付けのある金の証券なのか、ということが問題に本来はなるはずで、あまりにもサブプライム証券化問題と似てくる。

そして、更なる問題は、この場合は、金の価格は需給で決まっているに過ぎず、貨幣としてのfocal pointとなっているにもかかわらず、ほかの資産となんら変わらないリスク資産でバブルに簡単になってしまいうるごくごく普通のリスク資産商品であるということだ。

したがって、価値の保蔵、という概念に特化した貨幣とは、どんな資産でもなることが可能であり、土地もその有力候補で、しかも利用価値という裏づけがあり、供給が限られていることから、確実にリターンも生じるダウンサイドリスクが限定的な(金は実用価値からは離れている)素晴らしい「貨幣」となりうるのである。

実際、日本では金融資本主義ならぬ、土地資本主義が展開した。

(続く)  
Posted by sobata2005 at 17:11Comments(4)clip!

基軸通貨の未来

米国中央銀行は国家にすら尽くさず、金融資本のための存在に成り下がるであろうが、実は、それはすでに40年前に始まっていた。  続きを読む
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中央銀行の未来

FRBは岐路に立たされた。

バーナンキはジャクソンホールで、三択を迫られる。

これは金融業界関係者が思っているよりも遥かに重い選択だ。金融関係者にとっては、いつものリスク資産高騰への一つのロビーイングに過ぎないが、中央銀行の歴史に残る決断となるだろう。

もはや、米国中央銀行は金融市場における投機家(機関投資家や投資銀行などすべてのいわゆるエリート金融関係者全員のことだ)の僕(しもべ)だ。株価、リスク資産の価格高騰、あるいは出口(売り場)を提供する機関となってしまった。それは中央銀行の意図を離れ、金融市場が経済の中心になってしまったと米国民が思っている以上、止むを得ない。彼らの圧力に従い、救済するだけでなく、利益を供与しないといけない。金融市場の膨張のためだけに金融政策、中央銀行はある。パリバショック、リーマンショックは実体経済への波及効果があまりに強烈だったから仕方ないが、QE2では金融バブルのためだけの政策となったし、それが誰の眼にも、そして何よりFRB自身が痛感した下で、もう一度QE3をやると言うことは、中央銀行は今後、金融市場の投機家のために存在することを宣言することになる。これが一つの道だ。

第二の道は、国家権力の手段としての道。短期に雇用を創出するため、実体経済を刺激するために、あらゆることをする中央銀行となる。FRBはもともと雇用が中央銀行の目的として明示されている。日銀にはこれがないことが民主党、自民党的には批判の対象となっているが、これは実はかなり特殊だ。米国に限った話である。なぜなら、経済の健全な発展という日銀の目標の一部が雇用であり、雇用は重要であるが、経済のそれは一部、大きくあっても一部であり、そのほかの部分があるということだ。

そのときに、経済全体にとってベストなものではなく、雇用を優先するというのは極めて政治的だ。なぜなら、政治的投票は一人一票、資本市場的投票は1ドル一票。だから経済の論理よりも得票に結びつく政治的な目的により雇用を最優先させるのだ。

それは必ずしも悪いことではない。実際、個人的にはGDP成長率よりも雇用が重要だと思っている。社会政策として。しかし、それは政治的判断であり、雇用を経済の中でも最優先とする、ということは政治的価値判断をしている。その意味で、中央銀行は政治に組み込まれる。

政治的な独立性は、政府の借金救済のための直接引き受け、インフレ政策などについて普通は語られるが、そうでなくとも、もっと根源的に政府からの独立していない要素がある。

あくまで、政府の手段としての中央銀行なのだ。インフレを起こしやすいという通貨発行権を持った政府の欠陥を是正するための矯正装置であり、だから、雇用と言う政府の政治的目標には忠実であらねばならない。インフレ対策もあくまで政府のためであるというたてつけになっている。

第三の道は、国家からの独立だ。FRBは国家により設立されたが、設立されて力を一旦持つと、その組織は人格を持つ。ヒト化するのである。そうなると、中央銀行は中央銀行のために働く。

中央銀行のためとは何か。通貨価値を守ることだ。つまり、通貨のために中央銀行は存在することになる。

これは中央銀行直接的な目的に最もしっくり来る。通貨の価値を守るために、国家は中央銀行を独立させた。そして中央銀行は通貨発行をコントロールする独占権を得た。しかし、それは政府の監視の下にあり、人事権は政府が握るから、あくまで政府に政治的にも従属するはずだった。ところが、政府に従属しないという目的を達成するために政府がデザインして支配しようとした組織は、その目的を達成するためには、政府に支配されず独立を維持することが政府にとっても重要だから、独自の人格を持った。

こうなると、政府のコントロールを超える。なぜなら、通貨に依存する利害は、政治に依存する利害よりも大きいからだ。少なくとも金融市場に関しては、中央銀行のほうが大統領よりも遥かに重要であり、米国政治の及ばない世界市場全体が米国中央銀行に依存している。

ならば、中央銀行は生みの親であり、保護者を超えて、国境を越えて、世界経済の中のプレイヤーとして独立するのは必然だ。これに政治的なガバナンスを特定国の政府がかけようとしても難しい。なぜなら、世界経済につらべて一国政府が弱い今、世界経済の意向を受けて、米国政治は動かざるを得ず(それは財政破綻が近づいていることにより、この要素は強まっているが、本質的には財政破綻と関係なくこの構造は存在する)、結果的に、中央銀行に大統領は一方的な上下関係として影響力を行使することはきわめて難しい。

ここに、通貨は国家を超えて存在するようになる。

しかし、一方、これは通貨の本質であり、根源的なものであり、かつ歴史的にもそうであったのだ。

国家は通貨発行権を得るための道具である。

これは資本主義を貫く一つの真実である。

第三の道は、FRBがこの伝統を守り、また近年あいまいになっていた中央銀行と通貨の本質を社会に再提示する最大の機会を捉えるという決断を意味する。


***

具体的には、QE3に踏み出すとは、第一の道であることをQE2の流れを受けて再確認することである。第二の道は、QE3はとらずに、景気浮揚、雇用のための手段を、リスク資産市場の高騰を招かずにとろうとすることである。第一の道と第二の道のミックスは、リスク資産は買わずに、米国政府国債だけ買う、という選択肢であるが、これは伝統的なマネタイゼイションにあたるという認識があることから、これは忌避されるだろう。

しかし、意図とは異なるが、この結果、FRBは国家よりも金融資本を重視することになる。その結果、国内実体経済を救う中央銀行とは労働者としての国民に認識されなくなる。ここに実体経済と金融市場との乖離が、政府ではないが中央銀行により作られてしまう。

本来とるべき道は、QE3は行わず、欧州中央銀行のように、量ではなく、リスク資産市場の崩壊が金融市場の機能不全としてマクロ実体経済に大きなダメージを与えるときに限り、資産(金融商品ではあるが商品としてではなく、実物投資の一環としての金融資産)購入を行うという立場を鮮明にすることだろう。ECBはギリシャ国債を買ったときに、ドイツ国債を売り、このスタンスを明確にしている。

ECBは形式的にも政府、政治から独立しているから、より進んだ中央銀行といえ、また同時に原点に近い中央銀行と通貨なのである。

一方、FRBはそのようなスタンスを取り続けられるかどうかは疑問で、今回QE3を回避したとしても、今後常にその道へ転換する可能性があり、その意味でFRBがどこかで明示的に金融資本のために存在するわけではないことを行動で宣言する必要がある。

そのときは金融市場は大混乱することになり、そのFRBは度胸がないから、米国中央銀行の未来は暗いものとなるであろう。
  
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バーナンキ ジャクソンホールは米国資本主義の分岐点

大げさでもない。

マーケットは安易にQE3を期待し、昨日の物価上昇の統計で、QE3はほぼ完全になくなったという失望感からも昨日の株価は下落した。

だから、市場にとっては、いや市場などというまどろっこしい匿名の呼称は止めよう。つまり、インテリのふりをしている立派な肩書きのある投機たちとその周辺で商売をしている人々にとっては、QE3は大事で、その可能性があったジャクソンホールでのバーナンキ講演は重要だったはずだ。

しかし、彼らにとってもそれはQE2に続き、せいぜい株価を数ヶ月押し上げる、あるいは大幅下落の前の最後の売り場を作ってくれるだけぐらいにしか思っていないだろう。彼らにとっては、日常的なイベント、年に数回のFRBへのおねだりタイムにすぎない。

私は、もっと遥かに重く捉えている。

道は三通り。  続きを読む
Posted by sobata2005 at 09:30Comments(4)clip!

米国株式暴落

昨日の日本市場の動きから予想されたことだが、さらに指標の悪化も手伝い、大幅下落を超えて暴落となった。

ここでジャクソンホールでのバーナンキの講演にますます注目が集まる。  
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2011年08月18日

政治経済学 Political Economy

今日の日経新聞は読みどころ満載だ。

吉川弘之氏の経済教室は秀逸だ。これは経済教室史上でも最も読むべき記事の一つではないか。

言っていることはあまりに普通でまっとうだ。しかし、これが日本の問題の本質だ。政治にあるのではない。

***

一方、政治についても、似たようなカテゴリーの記事で政治経済学について語られているもの、原発政策について語られているものがある。

この二つは驚くほど誤っている。

吉川氏の指摘がぴったりなのだと思う。これらの記事は、現代の学者としてはまっとうなのだろうが、射程が狭すぎる。

原発事故の原因はモラルハザードではない。保安院が経済産業省にあったからではない。

また、政治学と経済学の狭間で政治と経済の相関の分析が不十分だった、最近このギャップが埋められてきた、という指摘は、シンプルに誤りだ。経済学は戦前までは、political economy、政治経済学が経済学だったのだ。その後、経済学が勝手に離脱暴走し、自らの社会的存在価値を失わせることで、あるいは政治から自由になることで、学問を発展させてきただけだ。

そして純化した経済学が、貪欲に、純化できずにテクニカルには発達が遅れていたほかの社会科学を侵食して行ったのが、この30年の出来事なのだ。

政治学は数理モデル化することにより、政治から自由になり、政治分析として社会に貢献することを止めた。いや経済学的手法の呪術にかかってしまった。

経済学はスミスの時代から政治的関与から逃れられなかったどころか、政治そのものであったのだ。

マルクスはもちろん、ケインズもそのものだった。

そして、そのときまでは、学問体系が社会体系とリンクしていた。今は、社会から離脱した上で、細かいパーツを作り上げ、それを体系化するのに苦労している。それが経済学の現状だ。しかし、自らパーツ化し、根となっている社会、政治から離脱した以上、現在の延長線上に経済学の再体系化の成功はありえない。

われわれは吉川氏の記事から学ぶべきだ。

私は吉川氏の記事を先に進めることを仕事としたい。
  
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スイスフラン

荒れている。円のライバル通貨だから、今後の動きにも注目だ。  
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2011年08月17日

ユーロによりユーロを目指す

ユーロを手段としてユーロという最終目標の達成を目指す。これがユーロ圏の目標であり目的だ。そして、その手段はユーロ。

これは単なる言葉遊びではない。通貨の王道だ。

ユーロという通貨により何が誕生したか。

端的に言えば、政治的な枠組みを超えて、地域圏を作ったということだ。

当たり前に聞こえるがこれは大きい。

ユーロの弱点として通貨だけ一緒で、政治がばらばらだから駄目だ、財政の裏づけがないから破綻する、という議論をよく聞くが、これらのコメントほど誤ったコメントはない。

政治にも財政にも縛られず、一つの地域圏を作ったのだ。政治も財政の足かせもない仕組みを作ったのだ。

国は通貨のためにある。そうであれば、国が通貨統合の邪魔になっている他の地域を尻目に、政治的な統合をせずに通貨の統合に成功した。足かせがない通貨が生まれたのである。財政の足かせもない。

政治に引きずられないという意味で、理想の通貨であり、よりモダンな通貨であり、むしろ原点に近い通貨なのである。

端的な現象としては、財政破綻の可能性が起きたときに通貨が下落するか、というと、その連鎖は間接的であり、リスクは一国での通貨、たとえばドルや円に比べて低いといえる。

ギリシャ不安、スペイン不安が起きても、それらの国のためにユーロ全体を犠牲にすることはない。ECBは国債は買い支えても、できる限りユーロの価値を守ろうとする。このメカニズムは、一国内の通貨では弱い。

日銀がFRBが最終的に政治と国内金融市場、世論の圧力に屈しないことができるだろうか。

もちろんそのために中央銀行は政治的な独立性をある程度得ている。しかし、ECBは構造的に一つの国の政治圧力とは無関係に存在している。それどころか、ドイツとそのほかのインフレ的な財政もルースな国との利害は相反するから、ECBが苦労しなくても、政治的な圧力は政治の枠組みの中で処理されていく。

これは地域の中に中心と周辺を作ったことの効果だ。

量的緩和という通貨価値を毀損する自滅行為も、米国が一番圧力に屈しやすい構造であり、その次は日本である。ECBは量的緩和はしない。質的にリスクテイクはしてもだ(ギリシャ国債を買ってドイツ国債を売る)。その方が中央銀行として、最後の買い手(これがモダンな中央銀行の最大の役割)として正しい政策だ。

よってユーロは理想的な通貨に近いのであり、今後もそれを目指すであろう。

ユーロが最も有望な通貨だ。

しかし、基軸通貨が存在しなくなる可能性もあり、それは次に議論する。  
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ユーロの現代史を振り返る

リーマンショックのとき。

まず、ユーロを使っていない欧州の小国が沈んだ。次に、ユーロを使うには経済のファンダメンタルズがドイツと違いすぎる国々が実質破綻していった。

ギリシャをはじめとする後者の破綻のほうがなぜか騒ぎになった。それは経済が苦手で、政治とはシンプルな対立だと思い込んでいるメディアが報道しやすかったからかもしれない。

勤勉で欧州の黒字のほとんどを稼いでいるドイツが、自分たちよりも多く年金をもらって財政破綻したギリシャを救うのに国民の抵抗が生じている、という図式にするとわかりやすかったのだろう。

しかし、実際起きていることは違った。ドイツマルクとブンデスバンクを引き継いだユーロという強力な求心力により、政治で考えれば困難な妥協があっさりと成立したのだ。

このときに、ドイツは財政のコストは払うが、その代わり、ユーロが弱くなることを意図し、あるいは放置し、その結果、輸出を増大させ、世界で一人勝ちをしている、というのが日本的経済メディアの理解だった。

それも間違いだ。ドイツは輸出による景気浮揚を求めているのではない。ユーロの拡大、発展、ユーロそのものが目的なのだ。

だから、彼らは通貨価値を毀損して弱くし、輸出を拡大しようなどとは微塵も思っていない。まったく逆で、ユーロの価値をどうやって維持するか。それに集中している。

その証左の一例を挙げれば、ギリシャ危機のときに、ECB総裁トリシェは、ギリシャ国債などリスクの高い国債を買う代わりにドイツ国債などリスクが低く大きく値上がりしたものを売り、全体の国債保有量を増やさないようにした。それはリスクテイク量としては急増したが、通貨供給量は増やさない、という欧州景気刺激をして、通貨価値は下げない、という彼らにとっては当然のスタンスであった。
  
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ユーロ 通貨の最先端かつ王道

次の基軸通貨というよりは、通貨の王道と言ったほうが良いか。

ユーロは革新的であると同時に通貨の王道へ回帰しているのだ。

ユーロは素晴らしい。

政治、財政が統一化されていないにもかかわらず、統一を実現してしまったのだから。

これぞ最先端。かつ王道。

通貨とは先に述べたように手段ではなく目的だ。

それをユーロは暗に宣言している。

だから最先端で王道なのだ。  
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ヴィデオニュースドットコム

先日の出演

年取ったねえ。  
Posted by sobata2005 at 11:40Comments(12)clip!

基軸通貨とユーロ

基軸通貨がどうなるか。

これが今の話題の一つである。米ドルは基軸通貨であり続けられるのか。失墜するなら、次は何か。

頭はいいはずだが、退屈な市場関係者は、ドルの代わりがない。だから米ドルが基軸通貨であり続ける、という。

違う。

彼らは、例によって、変わったら困るからそういっている、という面もあるが、一方で、これくらいでかい話になると、市場は関係ないので、目立つでかいことを言うのが仕事のストラテジストは、最も壮大なことを言うはずだ。それが出てこないと言うことは、やはり単なる想像力および創造力不足なのだろう。

次はユーロだ。

間違いない。

あるいは基軸通貨は存在しなくなる。

どちらかだ。

  
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通貨が目的 国家体制は手段

サルコジのコメントは過激だ。

<サルコジ大統領:ユーロ圏の経済ガバナンス>

 第1の提案は、ユーロ圏に真の経済政府(economic government)を設立することだ。経済政府は各国元首および政府によって構成され、年2回会合を開く。必要に応じ、会合は2回以上開催される。

 経済政府は任期2年半の大統領を選出する。われわれはこの役職にファンロンパイ欧州連合(EU)大統領を推す。

(ロイターより)

「これでは物足りない、共通債券の発行を」とか市場関係者は言っているが、サルコジのこの話のほうが根本的で大きな話だ。

つまり、ユーロは真にユーロになり、国民国家の枠組みが本質的に変わることが、実現する瞬間がやってきたのだ。

これは師匠の岩井氏も述べていることだが、通貨のために国家はあるのだ。国家があって通貨があるのではない。通貨が先であり、通貨が目的で、国家という枠組みはその手段に過ぎない。

世界で岩井と小幡だけが知っていることを、サルコジは世界に知らしめてしまったのだ。

しかし、市場関係者はその重大性に気づいていない。

市場関係者とは最も頭のいい人々であったはずだが(人間的につまらないとしても)、市場で仕事をしていると頭が悪くなるのかもしれない。  
Posted by sobata2005 at 11:20Comments(2)clip!

市場関係者のコメントは無視せよ

今に始まったことではないが、日々ひどくなっている。

メディアのほうも悪い。先日、金が2000ドルを突破すると長年の経験からプロが言っている、というレポートがあったが、このプロとは、金の先物取引のフロアトレーダー。そりゃ、上がると言わないやつはいないわな。

いや、下に引用した市場関係者はそんなんじゃない、大御所だ、という批判があるかもしれないが、直接の利害関係者であることは同じである。

しかも、直接のかかわり方はこちらのほうが本当に直接だ。要は、市場で買ってくれ、発行も増やしてくれ、リスクも低くしろ、と。

そりゃ、それが商売だからね。

大御所だからこそ、さらに始末が悪い。

市場をゆがめる圧力団体代表だ。建設などの業界が圧力をかけると批判どころか、逮捕される恐れもあるが、金融市場はむしろ圧力かけ放題なのが、不思議だ。

すべて相場操縦あるいは特定利害関係者による特定利益供与要求で逮捕したらいい。

QE3も一緒だ。

そこへ行くと日銀への要求を騒ぎ立てるリフレ派などはナイーブでかわいいものだ。  
Posted by sobata2005 at 09:58Comments(5)clip!

ユーロの未来

この記事は重要だ。(ロイター)

一方、このコメントには違和感がある。前述の記事から抜粋すると以下のとおり。

ユーロ圏共同債の扱いについて不満の声も聞かれた。米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のエラリアン共同最高投資責任者(CIO)は「市場で期待されていたユーロ圏共同債の発行を含む主要国による追加支援ではなく、むしろ財政規律と経済ガバナンスの強化、新たな金融取引税の導入で合意した」と述べた。

おかしい。

  
Posted by sobata2005 at 09:51Comments(1)clip!

銀座 松屋

素晴らしい百貨店だと思う。

しかし、東洋経済オンラインの記事で、関係者がインタビューに答え、

「地震が起きたときは、すぐに自宅に帰れるようなターミナルステーション近くで買い物したいというニーズが高まってきており、その点では銀座は不利にある」

と答えたとされているが、違和感がある。

それは地震のせいか?

それは百貨店ではないだろう?

そういう消費行動を取り込んでいるのは、百貨店がスーパーになったからで、駅ナカや駅のショッピングセンターと混同している。もちろん銀座は昔も今もそうで、それを地震にかこつけてコメントするのはおかしい。

ただ、一方、消費者行動が本当にそういう理由で変わっているとすると(ワンピースを買いに行くのに地震がいつ起こるかを気にしている)、それも異常だ。

ついでに言えば、JR有楽町駅は日中、山手線しか通っていない、というのは 日中、というのは京浜東北線が泊まらないと言う意味だろうが、それは重要ではなく、また有楽町線もあるし、地下鉄銀座駅もあり、新橋でも日比谷でもどこからでもいける。

意味がわからん。

このエントリーを書くのもばかばかしくなってきた。  
Posted by sobata2005 at 09:47Comments(7)clip!

2011年08月16日

休日

なぜか今日は休日みたいだった。

火曜日なのにね。昨日も仕事したのにね。  
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2011年08月15日

政策提言 分野別 地方の若年雇用こそが成長戦略

アゴラに投稿。  
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政策提言 分野別 ストック(資産)活用戦略

アゴラに投稿。  
Posted by sobata2005 at 10:16Comments(6)clip!

今週のメディア

18日(木) 2000−2154 BSフジ プライムニュース 


朝日ニュースター 「ニュース解説 眼」 
月−金(毎日) 2300−2310
再放送
月〜金 朝 7:00〜7:10 (NEWS MORNING内)
昼 0:00〜0:10
午後 4:00〜4:10
他にも再放送の時間があるようです。  
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2011年08月14日

現実的なマクロ経済政策提言

アゴラに投稿。  
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政治家と政治部のレベル

あうんの呼吸? まさか。

自民党が、なぜ特例公債法案を通させたか。民主を利するだけではないか。自民に必要なのは解散で、菅をおろすことではない。民主党がやりたいことをやらせないのが、自民党の戦略のはず。

野田。大連立。

はああ。あまりに予想通り。

厳密に言うと、予想は外れた。つまり、この民主党の代表戦は、大連立しかない。大連立を仕掛けるやつが勝つのでは?そこに自民党が絡んでいくか、と思っていたが、自民党にそんな力量は今はないと思い、政治家の政治レベルが底辺の今では無理だと思っていた。

しかし。最低限の力は残っていたようだ。

レベルの低いのは、いまだに反小沢、小沢派の動向を記事にする政治部のほうだ。

だから、メディアを見ていては、180度誤解する可能性が高い。

しかし、仕掛けたのは、野田自身でも、自民党でもないだろう。

さすが、というべきか、それとも、いまどき、というべきか。

しかし、大連立でうまくいくのか。このできレースが反発を受けるのではないか。

国民が反発するというよりは、政治部の嫉妬が、大連立できレース批判を書き立てる可能性がある。

まあいいか。

大連立にこだわるのは間違っているからだ。

閣内でやるのも党をまたいでやるのも、国のために政策を実現する、という大前提の中で、政治的な主導権争いをするのであれば(まともな政治成熟国なら)、同じことだからだ。

同じ党でも閣内不一致を総理自ら作る国では何をしても無駄かもしれないが。  
Posted by sobata2005 at 07:58Comments(9)clip!

2011年08月12日

今日・週末のメディア

12日金曜日 2200−2254 BS11 Inside Out  日本経済復興へのシナリオ

 ヴィデオニュース・ドットコム  ニュース・コメンタリー

14日日曜日 TBS 800− サンデーモーニング



  
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