2016年07月31日

政治とはしがらみ

政治とはしがらみである。

しがらみのない人間は信用できないということである。

政治においては、もっともそうなのである。  

Posted by sobata2005 at 21:54Comments(33)clip!

ジュヒョウ

今日は小倉で復帰。

無事を祈りたい。  
Posted by sobata2005 at 12:42Comments(4)clip!

2016年07月29日

日銀は死んだ

Posted by sobata2005 at 19:08Comments(231)clip!

なぜ日銀は自殺してしまったのか

日銀の執行部の立場に立って、推測してみたい。

***

もはや金融緩和は限界だ。拡大して経済によいことはない。副作用、リスク、コストを考えると拡大するべきではない。

一方、これで何もしないわけにはいかない。金融市場の怒り、暴落、円高も怖いし、官邸に対しても、なにもしない、というわけにはいかないだろう。何かは、アリバイ作りであったとしてもやらないわけにはいかない。

では、何をするか。

まず、もはや量的緩和は本当に限界だ。これ以上副作用を大きくするわけにはいかない。

とりわけ、国債買い入れ増加額の増加は、政府の発表した28兆円対策と相まって、ヘリコプターマネーの前哨戦を連想させる。したがって、これはできない。

次に、マイナス金利の拡大は、ー0.1%から-0.2%への変更なら、ほとんど効果もないが、実害もなく、金融政策の筋としても、金利引き下げだから、理論的には整合的だし、説明もつきやすい。もっともまともだ。

しかし、金融機関、銀行の反発が怖い。前回、あまりに評判が悪く、三菱でさえ反旗を翻した。これは政府としても良くないから、官邸からも批判が来るだろう。だからできない。

となると、質しかない。

ETFの買い入れなら、またマーケットの流動性はあるから買い入れは出来るし、額からいってもたいしたことはなく、ほとんど実害はない。日銀の財務にとっても値下がりするとしても多少のことであり、減損額は生じたとしてもほとんどない。しかも、株式市場は喜ぶ。米国にも為替操作と言われない。誰にとっても悪くない。経済政策として意味はないが、誰にも迷惑はかからない。非難されない。副作用という実害ももっとも小さい。ほとんどない。

これでアリバイ作りをしよう。

****

こういうことではないか。


それが最悪なのだ。

実害は、日銀への信頼と金融政策の理念の死。

自殺である。
  
Posted by sobata2005 at 14:27Comments(28)clip!

日銀は終わってしまったのか

なぜだ。

日銀の黒田総裁とは、金融政策の具体的な手段についての考え方は違うが、その信念は強く尊敬し、すべては日本経済のためにある、という強い信念を共有してきた、と思っていた。

しかし。

今日、その信念は崩れ去った。

なぜ株の買い増しなんだ。

説明が出来ない。

何の意味もない。

為替への影響は賛否はあるが、為替は一気に円高だろう。

黒田氏からすれば、円高を抑える、為替の安定が重要で、株価は日本経済の結果に過ぎないから、株価の変動は関係ないはずだ。株価のために、金融政策があるわけではない、ということだけは一貫していたはずだ。

それは世界の中央銀行に共通する、それだけは譲れない矜恃だ。

その矜恃を誰よりも強く持っていたのが黒田総裁だったはずだ。

しかし、これは何だ。

国債買い入れを増額しないのは良い。当然だ。財政にも、経済にもよくない。

マイナス金利も拡大しない方が良い。これも当然だ。

ETFを買って何になる。

短期的な株価上昇だけだ。

何のためだ。

投機家たちを喜ばせるだけだ。

最悪だ。

株式市場、金融市場を弄んで、自分たちの利益のためだけに、金融政策を動きづらくする。才覚の奴らのためだけに尽くす金融政策とは、いったんなんなんだ。

マーケットに屈したのか。

それは考えられない。

マーケットに屈する必要は一ミリもないからだ。

では、マーケットに屈した官邸に屈したのか。

慮ったのか。

そのリスクは、本ブログの昨日のエントリーでも警告していたが、このような最悪の形で実現するとは。

株価対策以外に説明できない金融政策。

木内委員が株価を目標にしているとの誤ったメッセージになるとして、反対した、という政策変更文の注意書きがある。全くその通りだが、それも誤りだ。誤ったメッセージではない。それを実施する以上、誤解ではなく、誤りそのものなのだ。魂が売られてしまっているのだ。

最悪だ。

そして、株価にもすぐに見放されるだろう。

総会屋、ゆすりに屈したのと同じだ。

たとえそれが官邸経由、あるいは勝手にそれを増幅させた日銀内部の慮りが理由であっても。

それを振り払うために、マーケットを支配してきた黒田総裁がいたのではなかったか。

日銀も、エコノミストも、経済学者も、まともな経済策論争も、言論も、

すべて、今日死んだ。

本当の終わりが始まった。

ヘリコプターマネーよりは実害は少ないが、精神的に殺されてしまったのだ。

終わりの始まりではなく、終わりだ。  
Posted by sobata2005 at 13:09Comments(11)clip!

日銀は株買い支え機関へ転落

日銀の政策変更が発表された。

ETFの買い入れ額を倍増。6兆円へ。

あとは変化なし(ドル調達に関するもの以外はなし)。

これは何のための政策か。

株価対策だけだ。

GPIFから日銀に「株価支援機構」のニックネームは転売されたようだ。

最悪だ。  
Posted by sobata2005 at 12:52Comments(1)clip!

明日の日銀政策決定会合 予想

緩和拡大は100%するべきではないが、何らかの追加措置がある可能性は80%、しかし、それが追加緩和と呼べるような国債の買い入れ拡大、マイナス金利の幅の拡大、その他のリスク資産買い入れといった措置が決定される可能性は20%と見る。

マーケットは90%失望で円高、株安となると思うが、10%はサプライズを警戒。

なぜこのようなリスクありかというと、日銀内には、政権を慮る人々が一部にいるからだ。それは黒田総裁ではない。これが日銀の最大の問題点であり、リスクだ。黒田総裁ではない。

さて、少し距離を置いて、では現実的に採るべき政策は何か、といったときに、金利ターゲットぐらいしかない、ということになる。もし実現できれば、現状よりは望ましい。これは、河野龍太郎氏も再三述べていることで、このところでは、バーナンキの記事も出ていた。

もちろんヘリコプターマネーは何があってもやるべきではないし、実際にも絶対に起こりえない。

金利ターゲットで良いのだが、問題点は、現状の金利が低すぎて、妥当なターゲット、例えば 10年物の国債で0.2%、これは小幡が提案するもっとも現実的な政策で、マイナス金利導入前に戻す、という政策だ。

本当なら1%ぐらいが妥当だが、そんなことをしたら国債大暴落、誰にとっても危機になってしまうが、それは0.2%という低すぎる水準でも、ほぼ同じことになってしまう。マイナス0.25%からプラス0.2%というのは、0.5%程度の利上げに相当するので、これは引き締めと解釈されてしまう。実際は、バブルもバブル、超バブルを普通のバブルぐらいに冷やす程度なのだが、それでも、現実的には難しいだろう。

したがって、現状維持。

それしかないはずなのだが。  
Posted by sobata2005 at 00:21Comments(11)clip!

2016年07月28日

明日のテレビ出演

29日 金曜日 2000-2155 BSフジ プライムニュース

28兆円「新経済対策」 日銀の追加緩和あるか アベノミクス賞味期限
片山さつき 自由民主党参議院議員
大塚耕平 民進党参議院議員
小幡績 慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授
永濱利廣 第一生命経済研究所首席エコノミスト

  
Posted by sobata2005 at 23:47Comments(1)clip!

米国FED 利上げの見通し

個人的には、8月のジャクソンホールでイエレンが示唆をし、9月に利上げという以前からの予想をより強い確信を持って予測する。  
Posted by sobata2005 at 03:40Comments(28)clip!

FOMC 続

今回のもうひとつの特徴は、George委員(カンザス連銀総裁)が、利上げに投票したこと。

これが前回からの大きな変化。  
Posted by sobata2005 at 03:35Comments(0)clip!

FOMC

声明文が発表された。

金利は据え置きで、政策変更はなし。ただし、経済に対して懸念が弱まり、今後の利上げの可能性を示唆した、と言える模様。

また後ほど。  
Posted by sobata2005 at 03:15Comments(0)clip!

2016年07月27日

投機家たちは不都合な真実に直面するだろう

東洋経済オンラインに寄稿しました。

なぜ市場関係者の「期待」は裏切られるのか、という話です。
  
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経済対策 規模27兆円

フジテレビ、FNNが報道して、株価は暴騰、円は大幅下落している。

27兆円規模と言っても、数年の累計かどうか、いわゆる真水(財政支出に当たる部分、事業規模が大きくても税金投入が1兆円なら、1兆円)がいくらかにもよるから、27兆と称しているだけかもしれないが、それにしてもだ。

そもそも本当だろうか。

きっと本当だろう。

そうだとすると、何のためにだろうか?

長期的には経済にはマイナス、選挙も終わった、財政は破綻懸念で2020年のプライマリーバランス達成できないことへの批判の政治的な懸念と、やる必要がどこにもない。支持率もこれで大きくは上がらないだろう。

それなら託児所とか、介護とか、そういう言葉をちりばめた方が支持率には効くはずだ。

しかも、総裁任期延長の気配もあるのに、自分で自分の首を絞めることになるだけだ。しかも、短期のメリットがあるなら、反対だが、理解できるが、ほとんどない現状ではまったく理解できない。自民党内のため、ということしかないが、それならこんな規模は要らないはず。

不思議だ。
  
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アドバイザーの「良識」とは何か

学問的政策論争、第二弾です。

東洋経済オンラインに寄稿しました。  
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2016年07月26日

アベノミクス論争はもうやめよう。必要なのは真の経済学論争である。

久しぶりに東洋経済オンラインに寄稿しました。  
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2016年07月22日

ファッションと服飾

(このエントリーは雑談なので、無駄です。読まないでください。続編で少し意味のあることを書く予定です。)


あまりにうつうつとしているので、なんとか打破しないといけないと思い、雨の中をジョギングしたり、朝寝坊して6時に起きてみたりしたが、どうにもならない。そこで、今日は、好きな服装をしようと思い立った。

シャツは、三越でセールで買ったシャルベ。セール価格でも高いので、伊勢丹では、もっと値引きしていると交渉すると、あちらとは生地が違いますと。こちらでは、ランクが一番上のものを使っていますと。

この日本橋の顧客は資産家揃いだから、我々は本当に客とはいえない客なのだが、店員は、不公平なく、親切に対応してくれるが、それでも威厳がある。なので、反論できずについ買ってしまった。

しかし、半信半疑だったので、再度伊勢丹に出かけ、セール最終日にもっとも値下がったタイミングで同じ柄のまったく同じに見えるシャツを買ってみた。

確かに生地が違う。

でも価格も違う。

しかし、これっていまや同じ会社だよな。

いいのか。

ともかく、その三越のほうのシャツを今日は着てみた。私が着るとどれも一緒だが。

それなら、靴もフランス系でジョンロブしかも、パリとロゴの入った1980年代のものを。ただし、クロケット製と思われるので、英国製だが。

ノルウェイというモデルで、底は雨用に、ウェストンのゴルフでよく採用されている、なんとか、という丈夫なゴムのソール。これは、ヤフオクで安く買った中古品で、雨用に、と思って買った。

出かけようとすると、雨の降りがそれなりにあり、やはりもったいなくなって別の靴を。

雨用の良い靴とは、雨は降っていないが、降る可能性が若干あるときに、万が一降られても構わない靴、というのが私の定義であることに自ら今日気づいた。

結局、安藤製靴のチャッカブーツ。出張用と雨用だ。先月、妻が研修旅行で二泊三日で履いてきたので、少し休ませていたが、1ヶ月たったのでよいだろう。

そうなると、パンツは、鬼デニムの、しかしデニムではなく、チノ。

これも素晴らしい生地で、70台後半の職人が一人で織っている布だ。だから、夏暑すぎると、生産が止まり、冬彼が風邪を引くと大事を取って延期になる。

最近後継者が育ったようで、生産も安定してきた。

ただし、生地が硬すぎて、いまだに裾上げができてないので、きれいとはいえないロールアップ。

ただゴールドっぽいカラーと安藤のクロムエクセルのバーガンディの相性は良い。

さて。

今日はスマホを捨てて、何とか乗り切ろう。  
Posted by sobata2005 at 13:59Comments(35)clip!

キャバクラ

家のそばでは任天堂に、学校近くでは吉野家に打ちのめされたので、寄ろうかと思いつつ、カネもないし運もないからやめとこうと思ったが、通りかかるとお気に入りの子がいたので、つい、学校の中にあるキャバクラに寄ってしまった。

お気に入りの子は奥にいて、奥に見とれていたら、レジの子が、

「小幡さん、久しぶり。」と。

あれ、同じくらいお気に入りの子が。

「ああ、捨てる神あれば拾う神ありだ。」

「今日はベストメンバーじゃないですか。」

と三人目のバイトの子を指す。

「ほんとだ。」

と言うところを、2年目の店長がワンレンをなびかせて

「いつもありがとうございます。」と挨拶をしながら去っていく。

「3人もいると困るんだけど。」

といいつつ、韓国のお土産の海苔を渡す。

「これ新横浜で買えるかな?」

「シンセゲでしか買えないよ。シンセゲ特選オーガニックだから。」

「またねー」

「また、ボトル入れにきてね」

とタリーズカードを返してくれた。

3000円入金すると好きなドリンク一杯無料で飲めるチケットがもらえるときがあるからだ。

次はそのときに寄る事にしよう。

  
Posted by sobata2005 at 13:37Comments(3)clip!

最悪

最寄の駅前で、6人の歩きスマホーラーにぶつかられた。

いよいよ日本でも始まったらしい。  
Posted by sobata2005 at 13:28Comments(17)clip!

哀しい出来事

不幸とは自らが引き寄せるものである。

これは小幡績の2016年7月22日の名言だ。


金がないので、吉野家で昼食。

力なく座ると、学校の近くの吉野家の店員はいつの間にか、店長格を除いてすべて新しいメンバーになっており、みな可愛い子ばかりであった。

少しはいいこともあるか、と注文しようとすると、突然目の前に現れたのは、おなかのものすごく出たおじさんとおじいさんの間の方だった。

これは、哀しい出来事、ではない。

やはり、これも自分が悪いんだ、と落ち込んだ私は、力なく、

「並のつゆ抜き。」

と言った。

彼は、ものすごく大きな声で

「何ですか?」

耳が遠いのか、と、さらに気が滅入った私は、力を振り絞って、

「並のつゆ抜き!」

と叫ぶと

「だから、何の並ですか?」

と大きな声で聞いてくる。

唖然とした。

吉野家も終わりだ。

いまだかつて、どんな新米の使えないバイトでも、日本語をまったく話せないミャンマー人でも、

「並」といえば、「並一丁!」

と意味が分からなくても叫ぶのが吉野家の店員なのだ。

もう吉野家も終わりだ。

哀しかった。





  
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順位戦 二回戦

今日は、将棋の順位戦A級で、行方尚史八段の対局がある。

なんとしても勝って、二連勝を飾ってほしい。

一昨日、羽生前名人もやや復調を感じさせる指し回しで快勝した。

羽生さんも行方さんも、若手との対戦が勝負なので、ベテラン同士の戦いは全部勝ってほしい。

そして、佐藤名人との三つ巴を今年も見たい。

祈っている。  
Posted by sobata2005 at 09:05Comments(3)clip!

2016年07月20日

フェアネスとは何か

驚いた。

NHKのミラクルボディという番組で、今日はドイツの義足の走り幅跳びの選手、マルクス・レームの特集をしていた。

彼は、いまや「普通の」あるいは「健常者」の記録をも上回る選手となっているのだ。

驚いた。

そして、彼はパラリンピックではなく、「普通の」オリンピックに出たい、と希望し、標準記録を軽々突破し、オリンピックに出れば、金メダルが狙える位置につけたのだ。

しかし、IOCは彼の参加を議論の結果認めないと決定したのだ。

驚いた。

そんなことがあり得るだろうか。

同じ条件と言えるかどうか、結論が出ないと。

驚いた。

同じ条件でないに決まっている。

普通に考えれば、不利に決まっている。

しかし、義足の利点も部分的にはあり、同じ条件とは言えないということだ。

もちろん、同じ条件ではない。

普通に考えれば不利を克服している。

部分的に有利な面もあるかもしれない。

だからどうした。

同じ条件でなく、有利な部分があったとして、それで参加させない、というのはどういうことか。

あり得ないだろう。

金メダルを奪われるのが嫌だからか。

既得権益か。

何なんだ。

所得が高い選手、資産のある選手、スポンサーのいる選手、すべて出場不可にしたらよい。

パラリンピック?

やめちまえ。

偽善もいい加減にしろ。

フェアネスとは、真に完璧に機械的に公平、という意味ではない。

われわれが公平だ、不公平ではない、と考える状態が公平なのだ。

これを公平だと思えない人間がいる。その人間の主張を認める。

この社会は、本当にフェアネスのかけらもなくなってしまったのだ。  
Posted by sobata2005 at 20:26Comments(18)clip!

2016年07月19日

ソフトバンク ARM買収

驚きの巨額買収、日本市場最高額の買収、孫氏の大勝負、という見出しが駆け巡り、また、孫社長自身も、人生でもっともエキサイティングな買収と述べ、、人生でもっとも興奮した瞬間かのように言っている。

すべて大袈裟だ。

ほら吹きではないが、ミスリーディングである。

大手メディアはみな間違っているが、これほどリスクのない買収はない。

すべて現金、3兆円を超える、と驚いているが、いまや現金がもっとも安い通貨で、ソフトバンクの株価も冴えないから、現金で買うのは当然だ。むしろ、現金を処分するためと言うのが、最大の目的のひとつ。

マイナス金利で、金は借りたほうが得。

すべて合理的だ。

リスクがないのは、きわめて安定したビジネスで、将来のキャッシュフローが保証されており、倒産リスクはもちろんゼロ、キャッシュフローは潤沢、ダウンサイドリスクがゼロの買収で、かつアップサイドは十分にある。

孫社長お得意の、負けないマージャン、負けないギャンブル、ダウンサイドが限定的、アップサイドは大きい、そして大規模に張れる、孫社長が好きな典型的なオーソドックスなギャンブルだ。

そしてポンドが安くなったタイミングで現金で買う。将来キャッシュフローを下に、後で借金は膨らませることができる、そしてまた大きく張れる。

まさにソフトバンクが歩んできた典型的な道であり、驚くほうがおかしい。

何のリスクもない。

唯一ある懸念は、割高かどうか、ということだけだ。

おもしろくもおかしくもない買収である。  
Posted by sobata2005 at 12:41Comments(32)clip!

2016年07月17日

函館記念

福島から全国の競馬ファンに恥をさらしてから1年。競馬場に行って大好きなパドックで見定めていると、

「先生、今日の予想をお願いします!」

と言われるようになり、お笑い競馬タレントとしての第一歩を踏み出すことになった、記念のレース。リベンジのときがやってきた。

正確に言えば、民主党政権が成立するその日、私は札幌競馬場で、須田鷹雄とテレビの競馬中継に出演し、行動経済学による馬券理論を展開していたから、そのときすでに半歩は踏み出していたかもしれない。

あのとき、不在者投票に行き、理由を書かされて、仕事とレジャーのどちらを選ぶか、馬券よりも迷ったが、ギャラが出るということで仕事の欄に丸をした。もちろん、ギャラはJRAに寄付したが。

今回は、迷わず仕事の不在者投票。今日の競馬も今回の出張の最後の不在者投票として決めてみたい。

一番強いのは、レッドレイヴン。私ではなく、彼が昨年の雪辱を果たすだろう。

しかし、巴賞好走馬が不思議なほどに走れないのが、函館記念。これが今年の須田鷹雄の予想のポイントだ。

プロとして函館記念を予想するなら、マイネルミラノ。昨年は枠にやられたが、今年は彼のためのレース。彼を買うのがプロのセオリー。須田の本命でもある

格上ということなら、トーセンレーヴ。しかし、57.5 外国人騎手、洋芝適性、ということで昨年のエアソミュールのトラウマで買うことはできない。

仇敵のダービーフィズと岩田は、昨年と打って変わって絶不調。フィズの方は追い切りはすばらしいだけに一変の警戒は必要か。ただし、私は恨みから何があっても買わない。

私が当たらないのは、こうグダグタ書いているからで、文の長さと的中率は反比例するというのが、読者への鉄則。

本命はトゥインクル。格上かつ上昇中、洋芝得意、鞍上勝浦と条件は揃った。外枠で人気がないのも絶好のチャンス。

後は、大外が嫌われているが、血統は函館ぴったりのファントムライト。  
Posted by sobata2005 at 09:01Comments(27)clip!

2016年07月14日

ボリス・ジョンソンが外相に

これは驚きだが、なかなかの賭けに出たか。

メイ首相は勝負師か。

  
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2016年07月13日

オトナカレッジ 朝活版 第二回

7月10日 日曜日 朝430から放送でした。

アップ遅れてすみません。

ポッドキャストで聞けます

先週のもの、これまでのほかの方のもの、なども聴く図書館で聴けます。

  
Posted by sobata2005 at 10:11Comments(8)clip!

都知事選を壊したのは都民

これまでの四人の都知事に失望し、次に出てきた候補者にも批判を浴びせるが、悪いのは、お前ら(俺ら)、都民だ。

都民は、中間層と言われる浮動票の浮動層である都民は、まったく都政に関心がない。すくなくとも、都知事に何も期待していない。面白いネタがあれば叩き、飽きれば、自分のビジネスに戻るだけだ。

有権者が都政に関心がなければ、都知事立候補者は都政に関心を持つはずがない。選挙に勝つために都政は関係なく、知名度またはノリだけが重要だからだ。

東京は豊かだから、政治の出る幕がない。だから、東京から富や人を移転して地方を盛り上げようという主張の候補者とか、都政と無関係な憲法だけに関心のある人とか、あるいは何を狙っているか分からない人とか、そんな集まりになる。これまでの都知事も同じで、勝手に尖閣問題を難しくして、将来に禍根を残した都知事よりは、何もしないだけましかもしれないが。

ただ、投票には行くことにしよう。

白票が過半数になったら、やり直しになるのだっただろうか?  
Posted by sobata2005 at 08:34Comments(8)clip!

アベノミクスと民進党は似ている

問 いったいどこが似ていると言うのですか?

答 反則技を使って、底上げしているにもかかわらず、結果はいまひとつであり、それにもかかわらず、成果を自画自賛しており、大きなリスクを先送りして、自滅の道を歩んでいるところです。  
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2016年07月12日

バーナンキの罠

彼が罠を仕掛けたわけではない。

その報道をしたメディアが意図をせずに罠を仕掛けてきたのだ。

このニュースで、さらに財政出動、金融緩和の期待が高まっている。

しかし、それは部分的に裏切られるだろう。

いま、いわゆる市場関係者という名の投機家たちが期待しているのは、驚くような財政、金融政策だが、そんなものは何もない。

バーナンキは金融緩和の手段はまだある、という報道がなされており、これにより7月の黒田緩和の期待が高まっているが、ヘリコプターベンが何を言っても、現実的には、そんなものはない。

マイナス金利の拡大、量的緩和のほんのわずかの拡大、それ以上のものは、細かいもの以外はないだろう。

罠にかかるのは安倍政権ですらない。

財政出動にお墨付きを得たことになっても、巨額の出動はないだろう。投機家はそれを期待しているが、それはない。

なぜなら、安倍政権は合理的であり、彼らの目的は株価を上げることではなく、支持率を上げることであり、支持率に直結する場合において、株価を最重要視するだけだ。つまり、投機家はどうでもよく、有権者が問題なのであり、憲法改正を控える中、浮動層に評判の悪い財政出動は限定的なものになるだろう。マーケットを喜ばせるためにやっているのではなく、有権者を喜ばせるためなのであり、その二つが一致したアベノミクス前半と現在ではまったく違う。

唯一あるとすれば、消費税率5%への引き下げだが、それこそ最後の手段であろう。

いまは順調なので、無理する必要はない。

罠にはまっているのは、今日夜間市場で日本株を買い、円を売った人々だ。

  
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2016年07月09日

七夕賞

今回は馬券どころか見ることもない。3年に一度、今、愛に生きます、いや、会いに行きます、なのだ。

かんべえ氏のためだけに予想する。どうせ当たらないが。

ハンデ戦はハンデ頭から。

ダコール。

穴はマジェスティハーツ、と思ったがこちらの方が現時点では人気で、二番人気。ただ下がるだろう。

大穴はナカヤマナイト。ステイゴールドだし。  
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2016年07月08日

雇用統計 9月利上げは十分ありうる

米国雇用統計は予想通り非常に強い数字。

マーケットは利上げは来年もないという値付けになっていると言うが、それはマーケットが間違っているだけのことであって、7月でも良いぐらいだが、織り込ませるのに十分ではないので、8月のジャクソンホールスピーチで強いメッセージを発し、9月利上げは十分にありうる。

マーケットはマーケットのことしか考えていないが、中央銀行はマーケットは関係ない。特に株式市場など関係ない。銀行システムへの影響は重要だが、あくまで銀行への影響と実体経済がすべてだ。

9月利上げがメインシナリオ、どんなに遅くても12月までには利上げがあるだろう。
  
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2016年07月07日

ニューズウィーク日本版 アベノミクス論争は無駄である

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2016年07月06日

アベノミクス論争 消費税の影響

ひとつ論点を落としていたので、追加です。

論点X 消費税8%引き上げの影響

アベノミクスは成功したが、現在、景気がいまひとつなのは、消費税を引き上げてしまったことが要因である。すべての元凶は消費税8%への引き上げである。

この議論については、当然正しい。消費税率を引き上げて景気がよくなる可能性はゼロである。駆け込み需要により、一四半期GDP増加率が急増する可能性はあるが、その反動減があるので、プラスになる可能性はゼロである。これは、すべての増税に当てはまる当然の理である。税負担があがれば、経済活動は縮小する。

問題は、消費税を上げるべきであったか、否か、であるが、それは意見の分かれるところだ。

ともかく、目先の景気拡大、GDPの増大を考えるのであれば、増税しない方が良い。長期的な財政の健全性を維持し、長期的な経済の健全な発展を目指すのであれば、現在の日本においては、増税したほうが良い。ここまでは疑問の余地がない。

議論が分かれるのは、増税した方が、年金財政の健全性にプラスであることから、中年世代(特に50代で、退職後のことが念頭にあるが、まだ年金の受け取りが始まっていない世代)の消費に対しては、将来不安を減らすことから、むしろプラスである面もあることを、どの程度評価するか、ということだ。増税で将来不安を減らすというよりは、現在起きているのは、増税を何度も延期することで、むしろ将来不安が増えていることで、これが消費にマイナス、景気にマイナスで、消費税増税中止が意外と景気にプラスになっていないことである。

この議論を含め、とてもよくまとまった、公平な議論がなされているのが、三菱総研の武田氏の記事であるので、ご参考まで。  
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アベノミクスの評価 議論

最後に重要な補足をしたい。

アベノミクスの評価を行ってきたが、一部を除いて、何もしなかった場合との比較を行っている。

理論的に、あるいは政治的状況を無視して純粋に経済の観点からベストの政策がとられた場合と比較しているわけではないから、それはフェアではないとまでは言えないが(ベストの政策に比べて悪いからと言ってアベノミクスが悪いわけではない。ベストの政策が良い、と言ったほうが妥当であろう)、ただ、安倍政権でなかった場合の経済政策、あるいは安倍政権がいわゆるリフレ派の政策を取らなかった場合に代わりに取ったであろう政策とは比較していないことには注意が必要である。

なぜなら、それらの政策は、アベノミクスの経済政策により、マイナスの影響があったとしても、それ以上のマイナスの政策となっていた可能性も十分にあるからである。

アベノミクスには改善の余地が大いにある、という意味では、悪い点や悪影響を議論することは重要であるが、ただアベノミクスを批判するためだけに欠点を議論しても仕方がない。あるいは、それにより政権を交代せよ、ということもあまり意味がない。

現在の経済政策を、どのように少しでもましなものにしていくか。その議論が重要なのであり、もし安倍政権が優れた政権であれば、欠点を減らし、政策は変わっていく可能性があるし、そうであることを望みたい。

実際、デフレ脱却というスローガンは維持しているが、無理にでもインフレにする、という議論は、政権サイドではきかれなくなくなってきた。ある意味、進歩であろう。

今後も、本稿で議論した点を踏まえて、日本の経済政策が少しでもよくなっていくことを期待したい。  
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アベノミクスの今後 リスク

論点は3つあるだろう。

1 日本国債市場リスク

2 財政破綻リスク

3 株式市場リスク

まず、1は逃れられないリスクだ。

ただ、これはアベノミクスではない、日銀のせいだ、と政治から切り離すことは可能である。一見、無責任であるが、結果的には、国債市場を安定化するためには、政治から切り離したほうが便利だ。そのときの政権がどのような政治的枠組みであろうが、淡々と、日銀の執行部を入れ替えるなり、なんなりして、過去の日銀の金融政策を一旦葬り去って、新しい枠組みで救済するしかない。それが出来る分、手段はあると考える。

ただし、国債市場の混乱は必ず起こるので、ダウンサイドシナリオではなく、必然シナリオであり、そのタイミングがダウンサイドに触れるか、軟着陸に近い形になりうるかに影響するだろう。

どういうことが起こるかについて、タイミング、プロセスなどについては、別の機会に論じたい。ここでのポイントは、このリスクが生じたのは、日銀の異次元金融緩和によるものであるから、アベノミクスがなければ存在しなかったリスクであり、100%アベノミクスによるリスクといえる。

2の財政破綻リスクは、従来から存在したが、消費税引き上げ中止により、その可能性は高まったから、アベノミクスによりリスクが増大したといえる。ただ、今回の選挙でも大幅な財政出動が約束されたわけではないから、自民党の伝統的な政策、財政支出によるばら撒きも、ヘリコプターマネーの基礎となる地域振興券などの現金のばら撒きも大規模には行われていないから、当初のアベノミクスの機動的な財政出動と銘打った政策からの予測よりは、リスクは高まらなかったと言えるかもしれない。

これは、消費税引き上げの中止により、永遠に消費税引き上げが不可能になり、財政破綻が必然となることを決定付けた、と考えるかどうかにより、変わってくるだろう。

個人的には、これも別の機会に議論するが、消費税率が8%か10%で財政破綻したほうが、20%になってから財政破綻するよりはましだと考えているので、財政支出大幅拡大、消費税10%と財政支出横ばいで消費税8%なら、後者の方がましだという評価である。

3は、常に存在するのであるが、これは日銀の金融緩和とGPIFの日本株への傾斜により拡大したと考えられる。異次元緩和第一弾では、異常な割安から妥当な水準に戻ったので、株価はバブルとは言えず、2014年10月末の追加緩和によるバブルが起き、それは2016年に入って崩壊したと考えられる。マイナス金利は逆効果だったので、ただ株価を下落させた。

トータルで言えば、世界は圧倒的に変動が大きくなり、国内株式や為替(円)の変動が大きくなったのは、アベノミクス、サプライズ戦略を中心とした金融政策によるものであるから、その意味で、アベノミクスによりリスクを大幅に拡大したと言えるだろう。

最後にGPIFによる株式投資による、年金財政への影響を考える。

一方、GPIFは2014年10月末以降のバブルを作ったが、それは崩壊してしまったので、効果はなく、今後のリスクだけが残ったことになろう。ただし、2013年から、政権の動きとしては、GPIFに日本株を買わせるというものがあり、これを材料に海外投資家を中心に日本株を買い進んでいたから、妥当な水準に株価を戻すことに効果があった部分もある。

ただし、一番の問題は、株を買い増ししてから、世界と日本の株価は大きく下げており、現在2015年度に5兆円の損失が出たと推定され、その公表を意図的に延期しているという報道もあり、また、現在の下げで、4−6月期にも5兆円程度の損失が出たのではないかという推計も報じられている。さらに今後も下がる可能性はある。

ただ、2013年から株価が大きく戻したことによる利益もあるので、アベノミクスによる年金財政への貢献はなんとも言えない部分もある。しかも、どの部分が異次元緩和によるものか、世界的な株価の回復だけによるものか、判断は難しい。いつかは回復したはずと考えれば、異次元緩和は関係ないことになるが、回復したのは異次元緩和によるものであるから、それはかなり偏った意見であろう。

ここで、確実に言えることは、GPIFが資金配分を変更した2014年10月末以降のパフォーマンスについて比較すると、つまり、日本株などへの配分を増やさなかった場合と比較して、どれだけ損失が大きくなったか、ということを考えると、買い増しのタイミングの厳密な推計は出来ないが、かなり高くなってから買い増しを行ったと思われるため、かなり大きな損失が(少なくとも数兆円オーダーで)、配分変更によりもたらされたと考えられるため、配分変更は失敗だったと言えるだろう。もちろん、今後、配分変更により利益が多く出る可能性もあるから、現時点だけの判断が正しいわけではない。ただし、変更がピークに近いタイミングで行われたことは運が悪かったか、稚拙だったか、どちらかの評価になるであろう。




  
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アベノミクスで株が上がったのか

論点C アベノミクスにより株価が上がったのか

アベノミクスで経済がよくなったわけではないが、株価は上がった。これは事実だ。

要因は4つある。

1つは、世界市場がリスクオンに入り、世界的な株価上昇局面が始まっており、それが日本市場に波及してきた時期に、安倍政権が誕生したこと。タイミングが良く、世界の流れを受けたということだ。

2つめは、黒田日銀による異常な金融緩和だ。これは投資家の度肝を抜き、予想以上に株価が上昇した。

3つめが、アベノミクスによる株価上昇である。デフレ脱却という呪文が効いた。日本市場は総悲観論が蔓延していたが、悲観論の呪縛を解いたのが、この呪文だった。これこそがアベノミクスの成果、経済への影響を含めて、唯一の成果であると言っていいだろう。

4つめがGPIFの日本株偏重投資への傾倒である。これも、安倍政権によるプレッシャーの結果であるという見方が一般的であり、それが事実であれば、アベノミクスがもたらしたもの、と言っていいだろう。

黒田日銀をもたらしたのは安倍政権だから、任命による貢献があり、これもアベノミクス効果に入れるとすると、2,3,4による株価上昇はアベノミクス効果と言ってよい。

一方、これによりリスクが高まったという面もある。

いわば、今は株価が上がっているから良いが、2016年初頭から日本株は下落が続いており、これは、アベノミクスにより株価が上昇した分の効果が剥落しているものである。世界的な株価下落の流れを受けてはいるわけだが、先進国では、日本だけが突出して暴落している。その理由は、2015年の日本株の上昇がバブルであったからであると思われる。これはGPIFの日本株傾斜という事実がきっかけになっていると思われ、政策的なバブルであったと言えるから、暴落も政策の結果と言えるだろう。また、上昇局面では4つの要因のうち3つがアベノミクスによるものであったが、その根本は1に挙げた世界的な株価上昇の流れにあった。アベノミクスの効果は、これを加速させたもの、この流れに乗ったもの、いわばレバレッジをかけたものであったから、それが逆回転して、世界的なリスクオフのショックに日本だけが飛びぬけて脆弱であることも、政策レバレッジの影響であるだろう。

これは、今後、さらにリスクが大きくなる、ダウンサイドシナリオが実現する可能性もある。過度な金融緩和からの脱出が不可能に見える中で、それが必然だとすると、短期的な株価上昇は、長期的なバブル崩壊、金融市場崩壊という大きな致命的なリスクを膨らませているとも言える。ただし、この点は、リスクがあることは事実であるが、その可能性が高いと見るか、低いと見るかは、意見が分かれるところであろう。  
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アベノミクスで経済は良くなったのか

関係ない。

短期的な景気は安倍政権になってとてもよくなったが、それはアベノミクスによるものではなく、いかなる経済政策によるものでもない。

日本経済は、自律的な景気循環および、世界的な景気回復により、景気がよくなったのである。

したがって、現在の景気状況に基づいて、経済政策論争、これまでの経済政策の評価をすることは意味がない。

現在の政策論争の論点を挙げてみよう。

論点A 民主党政権時の方が経済成長率が高い。

これは事実である。しかし、民主党の経済政策が良かったことを意味しない。リーマンショック後であるから、急激に落ち込んだ反動で景気が大きく回復したからである。増加率が大きいだけで、GDPの水準は低く、2010年から12年の方が経済状態が良かったというのは誤りである。経済政策が現在よりも良かったかどうかも分からない。状況が違いすぎて、客観的な比較は出来ない。意見は様々であろうが。

論点B 25年ぶりの低い失業率、高い有効求人倍率となっていて、現在は非常に景気が良い。これはアベノミクスの成功を表している。

失業率が低く、有効求人倍率が高いの事実であり、新卒の雇用状況も非常に良く、新卒に限って言えば、正社員になろうと思えば、なれる確率は近年では最高である。一方、これは景気が良いことをあらわしているわけではなく、経済政策のおかげでもない。

通常は、経済政策は雇用政策である。景気対策が必要なのは、失業率が高いと社会的にも経済的にも損失が大きい、とりわけ若年層の雇用が少ないと、若者が労働市場だけでなく社会からドロップアウトしてしまい、経済的にだけでなく社会的に大きな損失となってしまうからである。そのため、失業率が高くなれば、景気対策をして失業を減らすわけである。

しかし、現在は、これらの議論が当てはまらない。

第一に、失業率が低いことは景気が良いことを意味しない。失業率と景気とはリンクしないのである。失業率が低いのは、構造的な人手不足によるものであり、景気とは別次元で決まる。失業率が低くても景気が悪いことはありうる。

一方、失業率が低いことは、したがって、現在の経済政策がうまくいっていることを意味しない。人手不足をもたらしている経済政策であり、構造的に労働市場の発展を阻害している可能性もある。ただし、これは政府の政策で解決できる問題ではなく、長期的な問題である。長期的な経済政策、本当の意味での成長政策が必要である。それは成長戦略ではない。戦略などで出来るものでなく、社会的に地道な積み重ねによるものであり、一歩一歩、社会を良くしていく事でしか実現できない。

したがって、目先の経済政策論争と失業率とは、現在の状況においては、無関係なのである。

雇用の増加は、失業率よりは景気に連動した指標で、雇用が増えているということは、経済活動が増えていることになるだろう。

ただし、現状の雇用の増加のほとんどは65歳以上の労働人口の増加によって説明できる。これは、65歳以上の経済状況が以前よりも悪いために働かざるを得ないという面もあるし、長寿化、健康化により、高齢者が働く意欲が強くなったとも言える。団塊世代が65歳以上世代となったから、絶対的な人口が増えていることも大きく、これが一番の要因であり、したがって、雇用の増加も必ずしも景気改善を、現時点では意味していない。

論点C 株価が上がっている。安倍政権誕生時よりも株価が高い。これがアベノミクスの成果である。

これは部分的には正しいと思う。
  
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アベノミクス論争は無駄である 続 論点

アベノミクスは中身が存在しないので、議論をすることは無駄である。

しかし、賛成側、反対側が無駄な議論を続け、世論を混乱させているので、ここで経済政策に関して、論点を整理してみたい。

論点1 アベノミクスとは何か。

有力な解釈は4通り。

回答1−1 アベノミクスには実体がない。実体がないから何もない。

回答1−2 実体はないが、虚像はある。「デフレ脱却」という呪文を唱え続けることにより、世の中の雰囲気を変える。マインドコントロールともいえるが、日本経済に蔓延する過度の悲観論というマインドコントロールを解いたとも言える。よって、マインド戦略、あるいはイメージ戦略、である。というのが二つ目の解釈。

回答1−3 アベノミクスは存在しないが、クロダノミクスは存在する、という解釈。つまり、アベノミクスは日銀の金融緩和以外は何もない。

回答1−4 アベノミクスの本質はポピュリズムである。それ以外には何もない。
株価があがれば支持率が上がるのであれば、株価対策を全力で行う。現在は、株価対策では株価が上がらなくなってきた上に、株価対策と見られる動きを政治的に直接行うことは支持率を下げるため、直接の株価対策は止めた。その代わりに消費税増税、いかなる増税も不評なので、増税を在任期間中は中止した。それ以外の派手な財政出動は都市部の浮動票を減らすので行わず、財政再建という姿勢(ポーズ)は堅持した。

ここでは、安倍政権になってからの経済政策全体として捉えることとし、もっとも広い解釈で、回答1−2と1−3と1−4を組み合わせたもの、つまり、デフレ脱却、という呪文を唱え続け、経済政策を一生懸命やっている、という姿勢を見せ続ける、というイメージ戦略と日銀の大幅な金融緩和政策、ポピュリズムの増税中止(ベースらいから見れば減税)の3つを組み合わせたものがアベノミクスであると定義しよう。

真のアベノミクスとは、真の三本の矢、

1 ポピュリズム減税
2 日銀依存の金融緩和
3 呪文によるイメージ戦略

により構成されている、というのがここでの結論だ。

論点2 アベノミクスは成功したのか

幅広い解釈に基づき、政権サイドの目的からすれば、就任後3年が経過しても、一定の支持率を保ち、選挙も勝ち続けてきたから成功と言えるだろう。政権維持という目的は達成されている。

論点3 アベノミクスで経済はよくなったのか

これは選挙的には、次の論点になる。

論点3−1 民主党政権時と現在の安倍政権時では、どちらの方が経済の状態が良いか

景気ということであれば、ここは解釈の余地なく、現在の方が良い。GDPの水準で見ても、雇用数で見ても、どの数字をとっても現在の方が景気は良い。

長期的な経済状況という意味では、どちらも良くも悪くもない。長期的な日本経済の状態に変化はない。

一方、金融政策や財政状況により、長期的なリスクが現在の方が高まっている。

よって、短期的な景気はよくなったが、長期的なリスクは高まった、というのが公平な評価であろう。

論点3−2 その結果は、アベノミクスによるものか。あるいは民主党の経済政策によるものか。

どちらでもない。

これが経済政策論争、アベノミクスが、今回の参議院選挙、前回の衆議院選挙で争点にならなかった理由である。今回の論戦もすべて無駄である。

なぜなら、日本経済は、アベノミクスと無関係に回復しているからである。

ここが大きなポイントとなるので別エントリーで解説しよう。



  
Posted by sobata2005 at 17:13Comments(4)clip!

アベノミクス論争は無駄である

アベノミクスは存在しないからだ。

アベノミクスとは何か。

何でもない。なんにもないから、定義のしようもない。だから、議論も出来ないし、することは無駄である。

アベノミクス、この道しかない、というのは、これからも何もしない、ということである。

素晴らしい。

なぜなら、現在、経済政策は動かないのがベスト、ある種のセカンドベストだからである。

アウェイの戦い、何をやっても経済にはマイナスの局面では、我慢のとき、動かないことしかない。

それゆえ、アベノミクスは中身がないところが、良いところ、唯一の良いところなのである。

  
Posted by sobata2005 at 12:01Comments(9)clip!

円 さらに急騰

ここ10分の話。

東証寄り付き前からの仕掛けか。  
Posted by sobata2005 at 08:26Comments(6)clip!

2016年07月05日

円高進行

ドル円は101円台後半。

ポンドドルは1.31水準。

これが本来の姿だろう。

もう少し行ってもおかしくない。  
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離脱派離脱

ボリス・ジョンソンに続いて、ファラージ独立党党首も辞任。

離脱派を潰すには、権力を渡してみることがもっとも効果的だった模様。

彼らは賢いので、権力を取る前に逃げ出した。

そこが、日本の民主党との違いか。



逆に言えば、民主党はとても誠実な政党だった。したがって、形を変えて何らかの枠組みで、あるいはある人々が復活する可能性がゼロではないと言える。

イギリス離脱派は永遠に葬りさられる可能性がある。もちろん、賢いから、それを避けるために、生き残りをいま図っているのだが。

どちらが長期的に報われるか。

学問的には興味がある。  
Posted by sobata2005 at 09:02Comments(4)clip!

2016年07月04日

EU離脱とアベノミクス 「ポピュリズム」の行き着く先は 小幡績氏に聞く

Posted by sobata2005 at 11:28Comments(4)clip!

旅立ち

彼女たちの今年のツアー、第1章が終わった。

第2章は、北米、最初はLAだ。

がんばって。

***

僕は目がかすんでいた。

彼女たちに、別れを告げなければならないかと思っていた。それは彼女たちが汚れてしまったから。いや汚されてしまったから。もう純粋なあの日は戻ってこないから。

違った。

汚れていたのは、僕の心と目だった。

彼女たちは、資本主義の、グローバルレーベルの利益の論理によって壊されてしまったのではなかった。

そのような環境の中、支配されてはいたが、彼女たちは彼女たちのままだった。

そして、頑張っていた。

彼女たちは、微塵も汚れていない。埃まみれだったのは、僕の目のほうだった。

支配、がんじがらめの縄にばかり目が行って、その中に生き続ける生命を、愛を、見失っていた。

昨日、僕は泣いた。

彼女たちが、僕の埃を洗い流してくれた。

ありがとう。

もう一度、僕は社会復帰します。

よろしくお願いします。

頑張ってください。

いつまでも。

***

資本主義、利益の論理、これはある。

どの業界、業種においても、企業も人間も、これに支配されている。

欧米の資本主義は、本当に資本主義だから、魂も愛も関係ない。そのような面倒な制約条件なしに、利益を最大化する。だから、儲かる。爆発的に拡大することもある。

しかし、日本的な産業、企業、事業、あるいは日々の営みには、魂があり、愛がある。それが邪魔をしている。だから、日本の企業は儲からない。相対的に負けてしまう。

勝ち負けになれば、僕らは必ず負ける。

しかし、僕らにとっては、勝ち負けでないから、彼らに勝つことができる。いや、勝ち負けでないから、勝たないけれど、僕らは素晴らしいものを手に入れることができる。勝ち負けがすべてである彼らには、知らない世界が僕らにはある。

今、僕らは、勝ち負けが支配する世界に生きている。そういう宇宙に生きている。そこで、戦うにはどうしたらよいか。いや、それは戦いではない。伝道でもない。布教でもない。

それは、伝えることであるが、分かち合うことでもある。謙虚にだが、強く伝えることでもある。受け入れるかどうか。それは彼らの選択、いや感性だ。

それがcosmic explorer.

****

人事を尽くして天命を待つ。

いつも、僕たちはそうだ。

そして、資本主義に、利益最優先に支配されず、しかし、その中で生きていく。

3つの生き方がある。

利益最大化の中で、愛を利用して、さらに利益を増やす。

これがまさに欧米流の神髄。それを受け継いだものだ。

もうひとつは、利益最大化をしながら、なんとか愛の入り込む余地を見つける。努力したごほうびとして、ほんのわずかな自由を得る。支配されつつ、部分的に人間を、魂を、愛を取り戻す。

これが、現在、多くの日本企業で行っていることだろう。

しかし、これはなかなか上手くいかない。なぜなら、境界がはっきりしないからだ。愛にこだわり、競争に負け、愛を捨て去らなければならないどころか、存続できなくなったり、あるいは混乱して、愛が偽物に変わっても自分ですらそれに気づかず、ただ利益を追い、それでも中途半端で、そちらも勝ちきれずで、おかしくなったり、そして、あきらめて、完全な資本主義モデルに魂を売って、しかも、徹底してないから、そこでも生半可な資本主義になってしまう。

だから、僕らは、第三の道、王道を歩まなくてはいけない。

それは、利益最大化を制約条件に落とし込み、それをクリアしながら、魂を、愛を守り続けるのだ。

ただ、それをひたすらやるのだ。

最大化関数を制約条件に落とし込むのは、難しそうで、実はそれほど難しくない。本当に難しいのは、制約条件がありながら、愛や魂とは、そもそも最大化するものでない、という、目的関数が最大化するものでない、関数ですらない、というところが難しいのだ。

これを僕らは無意識にやってきた。

そして、それは意図して出来るものではないから、数々の愛の奇跡の歴史に涙してきた。

これを僕らはやり続けなければいけない。

最大するのではないのに、みたすべき制約条件は関数であり、数字であり、強力な客観的な論理を有していること。一方、目的は、いや目的としてすらいけない、もっとも大切なものは、論理でもなく、客観性もなく、再現性もなく、ただ魂の、愛の奇跡だ、ということ。

しかし、それを得るためには、僕らは、人事を尽くして天命を待つしかない、ということ。

これが、cosmic explorer.

頑張ってほしい。

応援し続けます。

僕らも、毎日、僕らのexplorerを。

いや、そういう英語ではなく、毎日を誠実に大切に生きること。

愛を大切にすること。

一歩ずつ、努力していきたい。

このような気持ちになったことを、僕は彼女たちに感謝している。

ありがとう。  
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2016年07月01日

GPIF 5兆円損失

損失自体は構わない。

株式に傾斜したのだから、当然損失は出るだろう。

問題は、結果の公表を遅らせていることだ。あるいは遅らせていると思われていることだ。

例年よりも遅い発表、運用委員会には昨日報告、メディアでは今朝から報道が相次いでいる、ということが報じられるのは、信頼感の喪失につながる。

正々堂々と今日昨年度の運用結果を速報ベースでもいいから発表するべきであろう。

隠してよいことはひとつもない。

選挙対策だということなら、安倍政権への批判ではなく、そのような政治的な配慮に屈しているGPIFの信頼を失うことになる。

それが最大の損失だ。  
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オトナカレッジ 復活 7月3日

オトナカレッジ 朝活版として復活です

初回は7月3日 初回を光栄にも務めさせていただくことになりました。

7月3日 日曜日 朝 430−500  文化放送 オトナカレッジ朝活版

「小幡流・経済ニュースの読み解き方!」

「イギリスのEU離脱で世界はどうなるのか?」

聴く図書館 ポッドキャスト版はこちらです。  
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裏切り者は二度裏切る

ボリス・ジョンソンは党首選に立候補しないと表明。

うまく得をするように立ち回り続けたものは、最後は自滅し、自分を裏切ることになる。  
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