2017年10月30日

地獄の沙汰も運次第

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2017年10月29日

キタサンブラックと武豊

両者とも素晴らしい。

強い馬は強い。

出遅れをものともせず、冷静に対処することで、むしろそれを幸運に変える。すべての人にとって、人生の師匠になりそうな武豊の騎乗であるが、教わっても真似できるものではない。

キタサンブラックは、馬場は苦にしなかったことも大きかったが、やはり強い。素晴らしい。よく走った。

やはり問題はオーナーだけで、2着のサトノクラウンとともに、これだけこのような馬場を得意にするのだから(この二頭だけが3コーナーから内を苦もなく上がっていった)、来年の凱旋門を目指すべきだ。

年内の残り2レースも合わせて7億5千万になるのだから、日本のためにではなく、キタサンブラックのために、世界中のサラブレッドの発展のために、欧州遠征をするべきだ。しないのならば、それはサラブレッドという種に対する罪であると私は思う。

オーナーの自由ではない。すべての生物は天から授かったものなのだ。  
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天皇賞 パドック

ネオリアリズム。プラス16キロ以上に太く感じる。これでは駄目だろう。

サトノクラウン。陣営のコメントどおり、気持ち太い。ただ、こんな酷い雨のパドックは見たことがないので、それでも、ということか。

ステファノス。これも少し太い。

キタサンブラック。問題ない。宝塚も良く見えたから、同じような感じだが。少し入れ込んでいるか。

ソウルスターリング。前回より断然良い。覇気がある。活気がある。少し入れ込んでいる。ボロをした。しかし、前回よりはこちらの方が断然良い。

グレーターロンドン。すっきり。少し細く弱弱しい。ただ、こういう血統。


サトノアラジン。ゆったりしているが、覇気がない。

マカヒキ。活気はあるが、こじんまり。

シャケトラ。プラス16キロのとおり、太い。  
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2017年10月28日

天皇賞

不良馬場の天皇賞と言えば、プレクラスニー。というより、メジロマックイーンが圧勝して、18着膠着となった天皇賞である。東京2000の外枠だった武豊がスタート後、強引に内に切れ込み、メイショウビトリアを落馬寸前まで追い込み、あの温厚な岡部を激怒させた事件である。

かわいそうなのはマックイーン。あんなに強引な競馬をしなくても楽勝だったはずで、2着のプレクラスニーに1秒差、そのプレクラスニーから3着のカリブソングまでは6馬身差だった。あの時は、武をどれだけ恨んだことか。

さて、その武は明日は今回も注目のキタサンブラック。今回は圧倒的な強さで注目されているのではなく、不可解な大惨敗の後のレースで取捨が非常に難しいことからだ。前走の宝塚記念は負ける要素が見当たらず、凱旋門への調整レースかと思われたが、凱旋門を最後まで渋っていたオーナーがわざと負けさせたのかとまで思ってしまうほどの惨敗だった。まさかそんなことはないと思うが、そうでないとすれば、明日も疑問が出てきてしまう。

キタサンブラックの取捨が明日のすべてだが、私にはまったく判断できない。これほど難しかったことはなく、馬券は見送るのが懸命で、彼がどんなレースをするのか注目したい。ただ、個人的には、昨年の成績で凱旋門に挑戦しない理由は、カネのため以外考えられず、彼を応援する気はまったくない。

そこで明日は、海外実績のある馬から。

本命はネオリアリズム。対抗はリアルスティール。サトノクラウンは単穴。実力もあり、重馬場に一番強そうだが、2週前の調教があまりに悪かったことと、人気になっているので、相対的に評価を下げた。

リアルスティールは毎日王冠のパドックがあまりに素晴らしく、これは勝たれた、と確信したほどだった(細江純子も同じ意見だった)。馬が変わったか、この前がピークなのか。明日はパドックに注目だ。一方、同じレースのソウルスターリングは、びっくりするほど小さく見え、覇気がまったくなかった。これは駄目だと思った(これもまた細江純子もまったく同意見だった)。桜花賞のときもそうで、オークスで一変していたが、明日も一変となるか。

明日は馬場がポイントとなろうが、菊花賞のキセキは馬場があっていたというよりも、真の一流馬は馬場やコースなどを苦にせず、どんな条件でも力を発揮する。富士Sもそうだったが、馬場が極端に悪くなれば馬場の巧拙はかえって関係なくなり、むしろ実力勝負となる。これはシンボリルドルフとロッキータイガーのジャパンカップで学んだことで、明日もこの教訓が重要だろう。

海外で勝ってきた馬、というのは、苦難を乗り切ってきており、精神的にも肉体的にもタフで、悪い条件を苦にしない、真の実力があると思う。ということで海外勝利馬で勝負。ネオリアリズムは相対的に人気がないので本命としたが、三頭のどこからいってもよいと思う。そして、だからこそ、キタサンブラックは明日、真の姿を見せるだろう。

馬券の買い方で少し遊んで、枠連の2−2.押さえも枠連で1−2.

  
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2017年10月27日

緑の党を作ろう

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2017年10月25日

日本の政党政治をこれからどうするか

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前原氏の罪と罰

前原氏は罪は重いが罰は受けなくてよいはずだ。

一番の失敗は、9月28日の民進党両院議員総会で、前原氏に希望の党合流で一任することを承認したことだ。

個人的には、あそこで承認されると思わなかったし、結果的に立憲民主党に行った人たちが同意するとは到底思えなかったので、合流は実現しないと思っていた。そして、合流は、個人的には小池氏やそのまわりの人々は、政治家の中でもっとも支持できない人々であったから、絶対にするべきではないと思っていた。

しかし、現実的には、あのタイミングで混乱し分裂または混乱後、やはり合流なし、となったら選挙は大惨敗確定であったから、0.1%の可能性しかなかったとしても不本意ながら合流に賛成せざるを得なかったのだろう。

排除が起こることは、9月28日両院議員総会の前の時点で、細野氏や若狭氏の発言で明らかだったし、前原氏の提案は詳細がまったく詰まっていなかったから崩壊することは目に見えていた。しかし、あの時点で強硬に反対したとしても、プラスのシナリオは存在しなかったから、止むを得ず決定に従ったのだろう。賛否を問う投票があったとすれば、白票を投じた議員が多数だったと思われる(あるいはそうあるべきだった)。

合流後、すぐに行き詰まり、立憲民主党が立ち上がり、そこへ合流する議員や候補者、そして無所属で出馬することとした議員が出たが、彼らは、合流否決で分裂するか、合流決定後に分裂するかの差でおおむね同じことだったが(同情票などにより結果的には合流後分裂したことがプラスとなったが)、悲運だったのは、右よりであったり、組織の論理にまっとうに従うべきと考えたりして、心ならずも希望に合流した人々で、彼らが一番の被害者だ。

ただし、元をたどれば、前原氏という、このようなことを仕出かす人物を代表に選んだのであり、それがすべての失敗の根源であった。彼は、このような類の失敗を以前にも何度も行っていたから、本質的にはまた同じ失敗をしたのであるが、旧民主党からの歴史の中で、史上最大の、しかもメガトン級の失敗をするとは誰も思わなかったし、個人的にも驚いた。

したがって、今回の選挙を滅茶苦茶にし、相対的に誠実な政治家たちを路頭に迷わせた(むしろ、今回の惨劇の首謀者たちはほとんど当選している)罪は極めて深いものがあるが、罰することはできない。

仕方がないと諦めるしかないのだ。

罰することができなからこそ、もっとも罪深い罪なのである。  
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2017年10月23日

選挙結果、株式市場、日銀総裁人事、そして直感

ひねくれ投資日記、掲載されました。  
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2017年10月21日

菊花賞 富士S

今日はタニノフランケルがアイビーSに登場。フラットレーの方が人気だが、こちらに注目。

富士Sは、混戦であるところへ、不良馬場で難解。ここまで難解なら開き直って強い馬を素直に買いたい。

本命イスラボニータ。対抗エアスピネル。

本当は穴でペルシアンナイトを狙いたかったのだが、まさかの1番人気。それなら実績馬から。

菊花賞も同様に混戦。やはり、実力順で素直に。

アルアイン本命。

ダンビュライトを狙っていたのだが、武豊は距離は向かないとコメントしているので、素直に受け入れて、諦めた。ミッキースワローは前走は素晴らしかったし、一番強い可能性はあるが、現時点では過剰期待だし、距離伸びてよいとも思わない。

アルアインが一番底力があると思う。3番人気なら絶好のねらい目か。単勝。

  
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2017年10月20日

ドル急騰

どうも、米国上院が予算を可決したことが好感されているらしい。

トランプ政権が予算を可決できるというのは、一定の機能をしている、ことを示すことになり、今後の税制なども期待できる、ということらしい。

ただ予想外のこのタイミングの急騰で、市場は過剰に勢いがついているともいえるか。

どこかで反転するタイミングを狙いたい。株式を含めて。  
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2017年10月16日

良い損切りと悪い損切り

ひねくれ投資日記、掲載されました。  
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2017年10月13日

秋華賞

秋華賞は好メンバー。牡馬に比べて牝馬が充実といわれるが、年々牡馬牝馬ともにレベルアップしている上に、牡馬の牝馬の実力差は縮小していると世界的にも言われており、その両方の影響で3歳牝馬はいつも魅力的に映るのだろう。若い女好きという訳ではない。

今年はアエロリット。

リスグラシュー、ディアドラと3強という評価のようだが、牡馬相手のGIに完勝、古馬相手のG掘覆靴もクイーンSだから個人的には実質GI)を圧勝だから、文句の付けようがない。さらに、個人的にもっとも重視している、3歳秋の牝馬は体重を増やして勝ってきた馬から、という鉄則にさえも完璧に当てはまる。距離云々は関係ない。札幌の1800が持って京都内回りの2000が持たないわけがない。しかも最内枠で逃げるしかないのも迷いがなくてよい。

本当は一番応援したいのはファンディーナ。22キロ増でトライアルもハイペースを追いかけて、皐月賞と同じような競馬で差されるというレースなら、まだ見限れない。ただ、冷静に考えればアエロリットだろう。気持ちだけこちら。

冷静な予想の二番手は、前走も注目したラビットラン。血統も底力があり、距離が持たないということはあり得ない。ただ、直線が短いのがどうかだが、内枠だし、ある程度位置を取るのではないか。三番手は、トライアルのレベルの高いハイペースで逃げねばったカワキタエンカ。無視されているようだが、侮れない。

リスグラシューは今度こそか、やはり2着(3着)までか、どちらになるか。人気なので軽視したい。それなら、前走は重かっただけで、体重増加の部分をプラスと捉え、モズカッチャンを押さえる程度か。

府中牝馬は、ヴィブロスにアドマイヤリードがどこまで迫れるか。大穴はアスカビレン。複勝。  
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明日のテレビ出演

14日 土曜日 午前9時ー10時半 BS JAPAN 日経プラス10サタデー  
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平穏な市場

金融市場は世界的に平穏。

米国でも日本でも株価は高値更新。為替も一時よりはドル円ではドル高になったが、世界的には長期的なドル高が反転しており、新興国の景気も順調なことを示している。

米国金利はFEDが市場の予想を上回るペースで利上げしそうだが(マーケット関係者でないエコノミストや経済学者の予想通りだが)、それでもドルも株価もそれと無関係に安定しており、相場が極めて平和なことを表している。

トランプも北朝鮮も怖く見えるが、世界的にはハリケーンと小池旋風だけが怖かったが、前者はリアル、後者は幻未満で、日本株は堅調。

日本株は選挙後、大方の(現時点の)予想通り、現政権安泰の結果に終われば、安心感から少し上がり、そこで材料出尽くしになり、一旦利食い売りから下がるも、大きくは崩れず、そこで安定し、あとは北朝鮮次第となろう、というのが私の個人的予想。

ただし、北朝鮮リスクは私はリアルだと思っており、ネガティブリスクの実現可能性は十分にあると思っている。

  
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2017年10月10日

安倍政権を倒す

で、その後は?

野党はこぞって、安倍一強政治の打破、と選挙カーの上から叫ぶ。

安倍政権のどこが悪いのか?

これまで選挙では、アベノミクスの是非が問われた。アベノミクスとは単なるマーケティングワードで、中身は何だがはっきりしないから、アベノミクス批判はから回りし、暖簾に腕押しで選挙的には負けたが、しかし、それでも一応、政策論争が行われた。安倍政権の政策というよりも、日銀の金融緩和の是非が要は問われた。消費税率の引き上げ延期は、誰も反対しなかったため争点にならなかったから、経済政策の中身が選挙の争点になったことは、実は一度もないわけで、常にアベノミクス、という言葉のイメージの是非の戦いだった。これは、郵政民営化、是か非か、というときも同じで、その言葉のイメージ、小泉氏の戦う姿勢がかっこよかったから勝ったわけで、常に21世紀の選挙はイメージ合戦だった。

しかし、今回は、建前すらも、傲慢な安倍政権を倒す、と。良識があると思われた野党の元党首ですら、無所属で出るに当たり、小異を捨てて大同につく。敵は安倍政権、目的は安倍政権を倒す、この一点のみ、と言い切った。

かっこよかったが、本当か?

現状と、壊した後のまったく未知数の世界とどちらがましか?

客観的に見ても、確率的には90%現状の方がましだろう。

個人的には99.99%現状の方がましだと思っている。なぜなら、壊すことを主張する人々に信用できる人はいないからだ。

現状を変えたいなら、建設的なプラン、現状よりも優れたプランを示さなければいけない。

安倍首相もアベノミクスの代案を示せと凄んで(あれは脅しに近かった)、それに対し、野党はむにゃむにゃとなってしまい、負けてしまった。

ただ、この戦略は非常に優れていて、なぜなら、アベノミクスの代案(大幅金融緩和の代案)は、アベノミクスを止めること、であったからだ。派手な政策を止めて地道にやるという代案は聴衆にウケが悪いのだ。

特に選挙ではお祭りだから、「なにもしない!」というキャッチフレーズでは勝てない。私なら、「なにもしない!」という公約で勝負するところだが、それはやはり受けない。テレビの経済討論番組でも、なにもしない、という主張で勝負したが、負けるというよりは、反則負けで一部のプロのファンにだけ受ける、というプロレスの悪役のような扱いを受けた。

したがって、プロ的には、争点が安倍一強政治を倒す、となった時点で、野党の負けだ。

ただし、21世紀の日本の都市型選挙は(ブレグジット、トランプをはじめ、世界も日本に追いついてきたが)、プロの予測からすべて外れているので、どうなるか分からないが。  
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選挙は祭りだ

選挙戦が始まったが、選挙が好きでないと政治家は務まらないと書いたが、要は、選挙とは祭りなのだ。

祭りだから盛り上げないといけない。

勝負はノリだ。

声も終盤戦になれば嗄れてないと、迫力がない。何を言っているか分からなくてもそれでいいのだ。

選挙に行かないか、行ってもよく分からないままノリか雰囲気で投票するのに、選挙結果の報道番組は誰もが熱心に見る。だから、TV各局も血眼になって、報道する。出口調査をして当選確定の早さを競う。

そして、苦渋の表情でインタビューに答える政治家たちをあざ笑う。

勝者は、すべてが終わったかのように、感激してインタビューに答える。

当選した後が重要だが、本人も見ている我々も気にしない。

だから、選挙は祭りだし、祭りの後、宴の後は、どうでもいいのだ。

そして退屈な政治的日常に飽きたら、スキャンダルを探し、スキャンダル塗れになった国会論戦にうんざりし、政権の態度が悪いとか、野党が批判ばっかりだとか、偉そうな批判をして、解散に追い込み、選挙を愉しむ。

それが有権者だ。

選挙も有馬記念も、祭りがみんな好きなのだ。

私は嫌いだが。  
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政治家、メディアの質の低下の理由

衆議院選挙が公示され、いよいよ正式に選挙戦が始まった。

政治家は選挙が好きでないと勤まらない。

政党や派閥の合従連合が常に取りざたされるのも、多くの政治家が、その類のことが好きだからだ。

メディアもそれが好きだからそればかり報道し、そして、政治家はそんなことばかりしている、と批判する。自分の都合でやったくせに。

しかし、彼らにも当然言い訳がある。

その方が数字が取れるからだ。

要は、聴衆も、派閥争い、個人的な確執、権力と欲望のゴシップが大好きなのだ。

それならまだいいが、不倫などのスキャンダルの方が、さらに政界の基礎知識も必要なく、話題に入れるから、さらに安易に盛り上がる。しかし、要はくだらないから、自分で盛り上げておいて、すぐに飽きる。

これを繰り返し、政治家たちはくだらない、政治はレベルが低いとけなす。

政治家のくだらなさは、我々のくだなさを示しているに過ぎない。

彼らは我々を映している鏡だ、という表現がこれほど当てはまる現象もない。

  
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2017年10月09日

政治、バブル、恋愛

ひねくれ投資日記。掲載されました。  
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党首討論

昨日の党首討論会を見たが、酷い。

政策に対する賛否はともかく、議論の土俵に乗っているのは、自民党と公明党の党首だけだ。

特に酷いのは、希望と維新で、彼らが一時的にせよ、人気がある(あった)というのは、都市部においては、政策も議論も党首も何も選挙には関係ない、ということなのだろう。  
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2017年10月07日

小選挙区制は二大政党制を意味しない

米国の例に縛られすぎている。

二大政党制が安定して成立しているのは米国だけだ、と言っても過言ではない。欧州はほとんどの国で少数政党が最大政党と連立を組むのが実態であり、小さい政党はそれぞれの主張、政策を実現するために連立を目指したり、野党を選んだりする。

日本は二大政党制が正義のような議論があるが、国会議員として飯を食っていくためには小選挙区制度というのはしんどい制度であり、いつ路頭に迷うか分からない状態では、常に当選するために右往左往することになり、現在のような無残な有様になってしまう。もし、二大政党制が安定的に成立すれば、野党のときもあれば与党のときもあるから、次の与党を目指してがんばるのだし、そういう歴史が続けば、野党の議員、あるいは落選議員を社会的に養っていく制度が自然にできるはずで、待ち場所はシンクタンクの場合もあるし、そのほかの場合もある。

ただし、米国では(英国も)、二大政党制の支持が地域ごとに固定されており、議会の多数派がどちらになるかは毎回変わりうるが、重鎮や有力者はめったに落ちない。特に有力者の集まる上院ではほぼ当選は決まっており、安定している。だから、次の選挙だけに振り回されずにすむ。

英国では、落ちることも間々あるが、党が非常に力を持っており、官僚の人事異動のように、有望な若手は、厳しい選挙区で最初は揉み、育ってきたら安定して勝てる選挙に移り、だんだんと閣僚候補として育てていく。

日本のように右往左往している、二大政党制を目指す小選挙区制というのは世界に存在しないと言ってもよい。現実的なセーフティネットととして比例復活が保険となっているが、これが不健全だというのは、頭でっかちな学者のいうことで、現実的には止むを得ない。ただ、米国でも小選挙区の下院議員というのは単なるコマで、誰がなってもあまり変わらない。人格などないのだ。だから、死に物狂いで選挙を勝ち続け、実績を積んで上院への鞍替えを目指す。

いずれにせよ、小選挙区だから二大政党制、という議論はそもそも間違っている上に、安定しない、歴史のない二大政党制というのは最悪で、まともな政策議論ができなくなるのは必然で、これは今の議員たちの責任とばかりもいえない。一番悪いのは選挙をエンターテイメントとして楽しむ東京など大都市部の有権者が、現在の小選挙区、似非二大政党制の日本だから、議員が右往左往しているのをワイドショーで見て、馬鹿にして喜び、たまに傑出した道化である都知事などが現れて、さらに盛り上がるが、すぐに飽きる。彼らが一番悪いのは明白だ。

だから、なんとかしっかりした、真の二大政党制を目指すために、真の政権与党を目指す政党を作る、というのは一見正しいが、その実、ものすごく間違っている。

まず、日本には対立軸となるような固定的なイシューはない。

政権交代可能な二大政党という人々は、交代しても外交は安定している必要があるから、経済政策の差、大きな政府と小さな政府とかいうが、実際、貧富の差がこれだけ小さい国もなく(貧困層が多いといわれているのは、中間所得層の上部が意外と裕福なので、低所得者層との差が大きくなってしまうという統計の罠から生じている)、対立軸は存在しない。

実際、どの政党も八方美人で、要は党首のイメージ戦略、ルックス、感じがいい、目新しい、などの差しかない。

次に、しかし、矛盾しているようだが、米国でも実は最初は対立軸ははっきりしなかった。19世紀においては、その違いははっきりせず、それこそ、1930年代の大恐慌のときに徐々に確立してきたものが確定的に固定化された、とも言われている。

だから、はっきりした政策の対立軸を探す、というのも必須ではないのであり、日本の戦前、あるいは戦後直後の保守の再編が実際、現在の日本の政党の形成においてももっとも参考になるだろう。

したがって、テレビや新聞で目にする政党や選挙の議論のほとんどは、間違っており、歴史は今、我々が作り上げているのだ。その結果として起きた事件が日本の制度として固定化していくだけのことなのである。

それゆえ、エンタメ志向の有権者は本当に罪深いのである。  
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衆議院選挙は政権選択選挙ではない

何か、日は東から昇ると同じような絶対的な事実として、お経のように唱えられているが、全くそんなことはない。政治学者もそのほか怪しい有識者も怪しくない有識者もみんな間違っている。

議院内閣制で二院制で、衆議院の優越となっている日本においては、衆議院において、首相が指名される。しかし、だからといって、衆議院選挙が政権選択選挙とは限らない。

そもそも、政権選択選挙の政権選択とは何か。はっきりしない。大統領選挙で直接選挙であればもちろん、大統領を選ぶ選挙であるが、衆議院選挙は、自分の属する小選挙区で個人を選び、比例区で政党を選ぶ。それだけのことだ。有権者は必ずしも政権を選ばない。

これは考えてみれば当然で、共産党の支持者は政権選択選挙をしたことがなく、共産党に入れているだけだ。共産党が自民党政権を倒す、と言っているから、間接的に関係はしているが、それは政権選択選挙ではない。公明党も連立与党になっているから、現政権の信任投票のようになっているが、当選した公明党の議員が、自民党と組むよりも立憲民主党や希望の党と組んで首相を選べば、それは成立する。ということは、投票の時点では、有権者は政権自体を選んではいない。公明党の候補者を信頼して、彼らに託しているだけだ。

欧州の各国の議会を見れば明らかで、連立は常に入り乱れている。連立の組み方を何度も繰り返す場合のルールが決められている国もあるほどで、有権者は選挙のときにどのような政権になるか想像するのは自由だが、まったく確信は持てないし、連立のシナリオに投票するわけでもない。メルケルだってどういう連立になるかは、選挙が終わった直後ですら不透明であった。

したがって、希望の党が小池氏を衆議院議員として持たなくてもそれは全く構わないわけで、批判するには当たらない。与党になるか野党になるか、選挙後に決める、と言っているのも当然で、自分たちの政策が実現できそうな選択をするだけのことで、与党に入ったほうが実現できそうなら、あるいは与党が自分たちと組めそうであれば組むだけのことであり、政策を実現するためにベストを尽くすだけだ。

確かに理論上に過ぎず、実際はどうなのかよく分からない。とにかく権力を握ればいいのかもしれない。しかし、希望の党あるいは小池氏やその周りの人々を支持している人々は、さすがに彼らが権力にしか興味がないのは分かっているはずで、権力志向でも問題はない。投票している人たちは、権力闘争が面白そうだから投票しているに違いないからだ。民進党に所属したまま希望の党の公認で出る人々を当選できればなんでもいいのか、と批判するが、確かに希望の党と組んだのは問題だと思うが、ともかく権力を志向したり、政党を自ら積極的に渡り歩いている候補者に比べれば、やむを得ず、という点でかなりましだと思う。

いずれにせよ、衆議院選挙は政権選択選挙ではない。

さらに言っておくべきことは、日本は二大政党制でもないし、それを目指すべきでもない。小選挙区制の導入はそれを目指したものであるから、二大政党制にならなければならないというのは間違いだ。  
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ハリケーンと雇用統計

9月の米国雇用統計は3万3千人の減少。ハリケーンの影響である程度予想通りだ。また賃金が上がったということで、ドル高が進んだ。ドルは、その後北朝鮮のミサイルというネタでもとの水準に戻ったが、これも本当にミサイルで戻ったのか怪しいところで、ただの往復の仕掛けではないかと思う。

ハリケーンの影響は一時的で、雇用は次には戻る、という議論はまだよいとして、これで車の買い替え需要が進んで景気にはプラスだとか、そういう間違った議論どころか、自分の利害のためだけに不幸を企業収益にプラスネタにするのはやめてくれ。NYSEからの中継でプロが見る唯一のテレビ番組なのだから、そこで子供だましの解説をする証券会社の人々は社会的に抹殺すべきだとすら思う。これはもちろん日本の証券会社の社員だけが悪いのではなく、世界の市場関係者全体にいえることだが。

彼らの邪悪な下心はともかく、理論的に間違っていることはここで正しておきたい。

ハリケーンで生産設備、人々の財産が破壊され、働けなくなり、住むところがなくなったのだから、経済にも大打撃だ。それを、景気にはプラスだとのたまうロジックはどのようなものか。車が壊れたから買い替え需要が出る、生産設備が壊れたから投資が出てくる、復興需要が膨らむ、など。

あほか。

社会が不幸になるということは、それは経済も悪くなることそのものだ。これは価値観の問題ではない。

景気が好くなる、というロジックは単に短期の需要が出てくる、ということだ。これは雇用が一時的に減るということ以上に一時的だ。なぜなら、資産が破壊されたのだから、生産力が落ちる。それを回復するためには投資をしないといけない。企業の資産は減る。カネも出て行く。長期的には台風に破壊されたものは、まさに失われたもので返ってこないのだ。

人々も車を買わないといけないが、財産は減る。貯金は減る。ローンはかさむ。したがって、長期的な支出は当然減る。資産が失われた分、減る。だから経済にはもちろん、直接、台風が破壊した分そのままマイナスだ。

復興需要は、政府が支出してくれるから、公共事業が出て、人々にも生活補助が出るからだ、という論理も間違っていて、これがすべてを表している。

カネは降って湧いてくるものではないのだ。

カネというとキャッシュだから誤解されるのかもしれないが、財は空から降ってこない。資源はどこからも生まれない。無から有は生じない。いままで貯めたものを使うか、あるいは将来から借りてくるか、どちらかだ。

それなのに、どこかに無限の湧き水があって、短期の需要が出てくれば景気は好くなる、という。明らかな間違いだ。

これは多くの政策議論に共通していて、消費を刺激すれば景気が好くなる、というが、貯蓄が減って、将来の消費が減るだけだから、今日の景気が好くなって、将来の景気が悪くなるだけだ。

企業の内部留保を使わせろ、というのは、今日の景気はよくなるから、今の政治家たちにはよいが、将来の企業や人々、経済はカネがなくなって、チャンスにあるいはピンチに投資できなくなり、困る。

最悪だ。

つまり、すべてはカネが無駄に死蔵されており、それをとにかく使わせるのが、経済政策、景気対策、さらには成長戦略、だと思っているから、日本経済は衰退するのである。

政府の埋蔵金議論と同じで、世の中に埋蔵金があると思っている。

そんなものはない。

あるのは、貯蓄と将来からの借金。それだけだ。埋蔵金が仮にあったとしても(政府の埋蔵金と言われているものは実際には使えないものがほとんどだが)、本当に大事なものに使わなくては、埋蔵金が浮かばれない。

リフレ派のポピュリズム経済政策は、政府の埋蔵金、経済の埋蔵金を無駄遣いする政策なのだ。  
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ユリノミクス

翁百合が政策提言したのかと思ったら、小池御大のことだった。

安倍政権の徹底的に真似をして、さらにそれを上回るポピュリズム政策で勝とうという戦略か。そして、負ければ自民党政権に合流できる整合性もある。なるほど、だが、そんなことに頭を使うならましな政策を考えることに頭を使ったほうがよいのではないか。

花粉ゼロよりはいじめゼロの方がよい政策だし、ポピュリズムとしても効果的だろう。

さて、消費税率引き上げ凍結、内部留保課税とポピュリズム満載だが、相手にすることはない。

政権に就かない限り、これらの政策は関係ないし、政権についたところで、そのときに批判されればやめてしまい、そのとき一番受ける政策に乗り換えるだけだからだ。

機能不全とはいえ、トランプの方が、公約を守ろうとしているだけ、まともといえるだろう。

ユリノミクスの最大の効果は、アベノミクスがましに見えてきたことだ。  
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2017年10月06日

毎日王冠 京都大賞典

毎日王冠は伝統的には実質GIの好メンバーで、カンパニー、ウオッカの王冠、天皇賞の連続対決は素晴らしかったが、最近は少しメンバーが落ちると言われているようだ。

しかし、今年も、超GI級はいないものの、非常に興味深いメンバーが揃った。

もちろんソウルスターリングは、超GI級なのだが、3歳牝馬で、牝馬限定のGIしかまだ勝っていないので、ここを勝ち、天皇賞も勝って始めて真の超GI級と言えるだろう。ただ、その可能性は十分にあり、是非それを見たい。今週は彼女の応援に徹する。欧州GIを2つ勝つようなところまで行ってほしい。凱旋門よりもジャックルマロワ賞とチャンピオンSを目指すことになるか。

凱旋門に挑戦して惨敗し、その後影が薄くなったマカヒキだが、京都、東京の高速馬場なら。重馬場でも。東京の重と欧州の重は別物。(しかし、ニエル賞は勝っているから、馬場だけでなく、要はレベルの問題だと思う)

グレーターロンドンは故障に悩まされてきたが、やっと素質開花。ここでも勝てる力はあるかもしれない。期待したい。

リアルスティールもドバイのGIだし、注目。ただ、馬券的にはサトノアラジンに注目したい。ねらい目か。

京都大賞典はシュヴァルグランに勝ってもらって、GI戦線を盛り上げてほしいが、馬券的にはスマートレイアーに注目。

土曜日のサウジアラビアはダブルシャープを応援したい。

今週も馬券は買わずに応援したい馬を思いっきり応援しよう。  
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ポピュリズム対決

言わずもがなだが、今回の選挙はいつにも増して、ポピュリズム同士の争い。

安倍政権の最大の問題は金融緩和、財政出動のポピュリズム経済政策で、それを人々も彼ら自信もアベノミクスと呼んでいるようだが、ここまで一部の人々に成功と誤解されているのは、徹底したポピュリズムで進んできたから。彼ら自身でもそれは認めているところで、消費税率8%に引き上げたのは、世論調査がそちらを支持していたからで、ポピュリズムで引き上げたのに、後で責められて、はしごを外され、いまだにうらんでいる模様。しかも、財務省に騙された、と逆恨みしているようだが、財務省を信じて引き上げたのではなく、引き上げたほうが責任ある政治に見える、と世論調査が言っていたから引き上げただけのこと。はしごを外したのは、世論であって、ポピュリズムではたまにあることだ。人々は気まぐれだ。

ただ、それでもこれまで支持されてきたのは、民主党のポピュリズムが下手すぎたポピュリズムであって、中途半端に真面目なサラリーマン体質のところがあり、八方美人になりすぎ、かつ自分の言説に整合性を持たせようと屁理屈と言い訳ばかりになってしまったからで、人気のないポピュリズム、下手なポピュリズムであって、ポピュリズムの巧拙、徹底振りで安倍政権に負けた。

ただし、安倍政権も外交は、拉致問題などは小泉政権のときからポピュリズムの欠点が露呈されてきたわけだが、北朝鮮が深刻化することにより、非常に誠実な政策を行っている。保守という自己主張も安全保障に関しては言っているだけ、右翼ポピュリズムというわけでもなく、誠実である。憲法改正も極めて誠実で現実的だ。

そもそも、保守というのは、元来、アンチポピュリズムのはずで、安倍政権は経済政策だけが辻褄が合わない。これは安倍首相の経済への理解不足と菅官房長官の株価最重要視戦略がもたらしたものだろう。

さて、現在、巷を騒がせている(メディアだけではないかと疑っているのだが)ポピュリズムは、小池ポピュリズムで、これがポピュリズムバブルを大きく膨らませたが、膨らませすぎて、早くも選挙公示前にバブル崩壊しそうな勢いである。

この要因は、都知事選挙からは、結構時間がたったこと、子分が冴えず、また小役人か、下手なポピュリズムの民主党の一番質の悪い人々の登場で、聴衆が醒めてしまったということもあるが、やはり根本的な原因はバブルが膨らみすぎたからだろう。バブルは激しく膨らめばその分寿命は短くなる。

安倍政権の支持率低下も、もりかけと揶揄されているが、そういうことではなく、バブルがもう5年もたって飽きてしまった、しかも、その前の民主党政権に比べてましだっただけで、その恩恵(反動)は失われたから、人気がなくなっただけのことだ。安倍首相はいまいちそこがわかっていないようで、いまだに、民主党政権と比べれば、ということを答弁や演説の端々に上らせるが、それは間違いで、民主党と比べてましだ、と自分で喜んでいるなんて、なんて情けない、幼稚園児に野球で勝って喜んでいる父親みたいではないか、と人々はますます冷めてしまう。

しかし、すべての政党が不人気でも選挙はやってくる。どうなるのか。

まず、下手なポピュリズムの実績をもつ人々を迎え入れた小池バブルは、足元の小役人と下手なポピュリズムの人々で、早くも崩壊。そこで、小池御大が徹底したポピュリズムの極みのような意味不明の政策を公約として掲げたが、もはやポピュリズム、イメージだけの争いなので、政策が徹底したポピュリズムであっても、もはや失速か。

自民党政権サイドは、バブルははじけたが、もともと組織として、良い組織ではないが、曲がりなりにもずっとやってきた唯一の普通の大政党なので、安定している。伸びないとは思うが、普通の自民党ポピュリズムに戻り、低位安定か。

そこへ行くと、共産党というのは、もちろん、日本でもっとも左側にいるのだが、左というのは本質的に皮肉屋のインテリと低所得層のポピュリズムが結合したもので、インテリとも呼べないが、他の政党よりは弁が立つことが党内出世の要件であるため、まともに見える。左で徹底しているから、非現実的ではあるが、筋の通ったポピュリズムで、こうなると一定のポピュリズムとしての成果を上げられるか。

公明党はもちろん特殊な政党ではあるが、組織として機能しているのは、自民党と共産党と公明党だけであるから、やはり第三極というのは、公明党に他ならないわけで、イスラエルでもニュージーランドでも、宗教的に特殊な政党がピヴォタル、つまり、連立の命運を握るのはわりと一般的なことだ。そして、公明党もポピュリズムではあるのだが、支持母体が固定化され、はっきりしているために、ブレがないため、筋が通っており、また、目的関数も政権与党に残る、ということで徹底しているため、組織としては非常に安定して機能している。目的関数がしっかりしており、母体が小さくて固ければ、八方美人にはなりようもなく、目的を達成できることを制約条件として支持母体に尽くせばよいので効率的だ。しかも、婦人会に人気がある人が出世するメカニズムであるので、人間的にそれなりに魅力があり、誠実な人材が上に集まっており、良い組織の条件を備えている。ただ、少子化、世代間の引継ぎ(支持母体の)という長期的な問題は抱えているが、それは共産党も自民党も同じなので、相対的には致命傷にはならない。

こう考えてみると、ポピュリズム対決だが、いわゆる浮動票と呼ばれる人々、選挙をエンターテイメントと考えている人々にとっては、選挙前に盛り上がりが終わってしまって、あまりポピュリズム対決という結果にはならず、通常と変わらない、投票率の低い選挙になるか。  
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2017年10月02日

政治バブル劇場

ひねくれ投資日記、掲載されました。  
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2017年10月01日

凱旋門賞 続

要は、キタサンブラックが出ない、ということが象徴だ。

経済的合理性で考えたら、凱旋門に挑戦する理由はない。国内のレースは簡単に勝てる上に賞金が高く、凱旋門などの極一握り(世界中で一桁しかないだろう)のレースを除けば、日本のレースの方が賞金が高い。それは下級条件になればなるほどそうだが、重賞でもフランスでは1着賞金1000万円いかないレースが普通である。それに出走手当てや様々な補助金がある。一方、海外遠征、特に時差があり、文化の偏見の壁がある欧州への遠征となればかかる費用は半端ないものになる。競馬とは経済合理性によって成り立っている産業であるから、欧州遠征(もちろん米国遠征はもっと)しないのは当然だ。

しかし、例えば、ナカヤマフェスタは、外側から見ると誰も勝てるとは思っていなかったが、オーナーおよび陣営は、前哨戦からきちんと使い、かけられるすべてのコストをかけて臨んだ。心意気とロマンである。社台グループともなれば、種牡馬としての世界的な価値、グループの保有するさらゆる種牡馬や今後の競走馬全体への波及効果を考えれば、経済合理性もあるが、それ以外のオーナーにとってはない。しかし、それでも可能性があれば当然挑戦する、というオーナーもいれば、目先のことだけとなるオーナーもいる。それが当然だ。

したがって、物理的な経費が下がることはない以上、凱旋門を勝つ馬が出てくるためには、JRAが国内の補助金を減らして、多くの馬に広く、そして薄くではなくやや厚めに補助を出すことで応援するしかないのではないか。
例えば、前年秋のGIを勝った馬には欧州GIへの遠征費用は80%JRAが出すとか、あるいは宝塚記念の1,2着馬には優先遠征権があるとか、露骨な方法をとってもよいかもしれない。

とりあえず、今日のレースを見よう。また改めて。(サマーGIシリーズを札幌、函館でやるのも一案か。米国のサラトガのサマーダービーのようなもので、サマーダービー、サマーオークス、サマー菊花賞、サマー天皇賞(3200メートル)を北海道シリーズの中でやるとか。また改めて)

  
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凱旋門賞

日本の馬が凱旋門賞を勝てない理由は2つある。

1つは、いわずと知れた、馬場適性。欧州の深くて思い芝は、日本の軽いスピード最優先の馬たちは得意でない。それでも、そのか弱いがものすごい切れ味のスピード馬の代表であるディープインパクトは薬物で失格になったとは言え、レースでは3着に善戦しており、まったく歯が立たないわけではない。マカヒキは惨敗したが、あれは騎手がどうのということよりも、馬のレベルがそこまでなかった、ということだろう。オルフェーヴル、エルコンドルパサーが惜敗したのは、ディープよりも適性は確かにあっただろうが、彼らも超一流だった、ということに過ぎない。

ナカヤマフェスタが2着だったことから、力の水準よりも馬場適性という声が一部のファンから聞かれるが、それはもちろんあるのだが、やはりそれだけではないのだ。彼はブエナビスタの全盛期に彼女に宝塚記念で(やや重とはいえ)完勝して渡仏しており、その時期は調子が良かったのだろう。

確かに、私自身もこれに関連して、直線のスピードだけ、チョイ指しの器用な馬ばかり育てるのは止めろ、と何度も提言している。今日の阪神9R1000万下の2400メートル戦は、馬が集まらず7頭立て。これではいけない。(少頭数のレースの方が実は実力が発揮しやすく良いのだが、JRAのレースとしては異常。馬券の点数が減り、売り上げが減るというビジネス上の問題もある)

2400とはクラシックディスタンス。すべての馬がこの距離で勝てるように、ダービーで勝てるように、生産され、育成されたものである。かつては3000メートルの菊花賞馬が本当に強い馬、古馬は皆3200メートルの天皇賞を目指す。しかもずっと春秋、ともに3200で勝ち抜け方式だった。

しかし、いわゆる近代化で、近代競馬においてはスピードが優先される、ということで、マイラーの育成、スプリンターの育成ということに力が注がれたが、これは世界の馬生産の潮流でもあったから当然のことではあるが、かつてはスプリンターとマイラーの区別もつかず、ニホンピロウイナーでさえ、2000を最大の目標としていたぐらいで、1600のGIなんて子供の競争だという雰囲気で、1200のGIが春と秋にあるなど聞いたら、当時の人は卒倒するだろう(それが高松宮記念と呼ばれていることにはなおさら)。

しかし、この近代化の過程で、日本には当然のように残っていた、ドイツ的馬産が失われていった。メジロ牧場の廃業は、早田牧場の倒産とともに、社台が成功しすぎたことにもあるが、いずれにせよ、地場の牝系を大切にする伝統は失われ、スピードのある肌馬、種馬がとにかく導入された。日本馬生産は大きくスピード重視、軽い馬場への対応重視、それがファンの直線一気のゴール前での逆転が大好きな嗜好とも相まって、日本の競走馬を偏った集団にしてしまった。

スピード重視のお手本にした欧州においては、超長距離はやむを得ず衰退しているが、マイル、スプリントのレースが重視されると同時に、依然としてクラシックディスタンスの凱旋門賞が大目標にされており、バランスが適切である。馬場も欧州全体を舞台とすることもあり、多様な馬場に対応する馬が生産されるようになり、遠征も自然なことになっている、欧州のよさが生きている。

さて、前置きが長くなったが、今日のエントリーの最重要ポイントは、経済的合理性である。日本馬が凱旋門を勝てない理由は、経済合理性が要因になっているのである。(続く)  
Posted by sobata2005 at 22:19Comments(1)clip!

北朝鮮より国内テロ

日本の政界はテロリストにのっとられつつある。

まずは野党がテロリストの手におち、次はさらに強力な元祖テロリストの登場となるか。

安倍政権は北朝鮮と戦う前に、国内テロを収める必要がある。  
Posted by sobata2005 at 10:23Comments(16)clip!

小池氏が排除すべきもの

民進党の前職を排除するより先に、自分の子分を排除すべきではないか。

突然握った小さな権力を振りかざして連日メディアに出ている彼らを見ている視聴者は、目が覚めてしまうだろう。

せっかく中身ゼロで自由に膨らんだ小池バブルを子分に潰されていいのだろうか。

  
Posted by sobata2005 at 09:44Comments(5)clip!

政治バブルと金融バブルの共通点

中身のないものほど、バブルは膨らむ。

チューリップ、ITバブル、IPOバブル、分割バブル。そして小池バブル。  
Posted by sobata2005 at 07:41Comments(8)clip!

窮鼠猫をかむ

自民党の戦略は、民進党つぶし、小池とは喧嘩せず、ということだったはずだが、窮鼠は予想外の断末魔の行動に出て、情勢一変。

猫はどうなる。  
Posted by sobata2005 at 07:38Comments(1)clip!