2008年12月10日

財政出動は一切しないべきだ

財政出動は一切しないべきだ。

理由はシンプル。今は、経済がまっさかさまに落ちている最中。金融市場暴落から経済恐慌、大量失業の嵐。このジェットコースターの途中で、このコースターを止めようとしても無理だ。

ジェットコースターが落ちきったとき、そして、経済が疲弊しきったとき、全く動かなくなったとき、そのときこそ、大量に出動し、将来をポジィティブに見せ、プラス成長に持っていく原動力にすべきだ。

ここで止められればもちろんそれがいいが、止められない以上、限られた資源、お金、政府財源は、最も効果的なタイミングで使うべきだ。それ以外のタイミングで突っ込めば、財政が破綻してしまう。

突っ込み買いさえしなければ、追証によって飛ぶことはないのだ。今は待つ時期だ。

むしろやるべきは、社会政策。失業した人々を訓練したり、直接雇用したり、あるいは新卒で内定取り消し、就職できない学生達を、政府部門で採用し、徹底して教育すべきだ。

具体的には、警察、教師、保育士を増加させる政策を採るべきで、そして、ベテランのこれらの人々はローテーションで再教育すべきだ。

これが正しいお金の使い方だ。



この記事へのコメント
too little too lateと言われたら、それに対する反論はどうするんです?
経済が疲弊しきったときが未来永劫訪れず、常に景気が下向きで逆成長が止まらない場合。
Posted by LM at 2008年12月10日 09:44
教授は論点の軸が多様というか、結果として素人的なコメントにしか見えてこないのは損をしている箇所だと思います。
Posted by ak at 2008年12月10日 09:50
みなさん
ご指導ありがとうございます
今回は、資本主義崩壊の危機、あるいは少なくとも大恐慌並なので、too little too lateという議論は机上の空論です。お金を早く使いすぎたことを後悔するはずです。今となっては、ベアスターンズはなんだったんだ、ということです

そうですね。素人的ですね。ただ、現在のこの危機への反応は、インテリはほとんど間違っており、街角の意見の方が正しそうです。これは、危機のときは、頭よりも本能が大事なことの現われで、頭を使おうとすると、縛られてしまって、見誤ると思います。
Posted by seki at 2008年12月10日 10:05
本日現在「日本全体の債務残高:1,084兆円」の条件で、単年度収支決算主義にてパッチワーク国家運営を続けることの大虚構が破綻することは自明。小幡先生のポイントアウトが財政システムバブルの崩壊を回避して新システム変革への道程に繋がることを期待します。
政治がポピュリズムから離れられない以上、現実を知り抜き、学問を究め、且つ旧態権益から比較距離をもつExpertiseからの言論が、今こそ求められている時はない。
Posted by TOYO at 2008年12月10日 10:52
いつもありがとうございます。ボーっと新聞とかを読んでいると、なんとなく政府としてもビッグスリーが徹底的な経営・事業改善をして復活するという超一縷の望みに掛けてるのかな、と思います。万が一(といっては失礼ですが)そんなことが怒れば、日本の公的資金注入も最終的にはかなりの率で回収されているそうですから、今回もそうなるのでは?と期待したくなります(たぶん思考停止)。ただ、これだけ市況がめちゃくちゃで、向こう6ヶ月間なんて、どう考えたってもっと悪くなるって感じですよね。だとすると、ビッグスリーはきっと、来年の春にお金を使い果たしてまた公的資金の注入をリクエストするような気がします。そのとき、潰すんでしょうか?今潰してしまうより、きっとインパクト大きそうですよね(なんとなく)。
Posted by かぶ at 2008年12月10日 15:08