2009年01月10日

米国の将来

やはり、金融と軍事で食っていくのであろう。

金融投資で儲けるには、バブルをつくるか、ねずみ講をするかだが、ヘッジファンド、ナスダック会長がともに倒れ、どちらももう駄目であれば、本質に戻って、情報で儲けることになろう。かつて、英仏戦争で、先に情報を入手して、国債取引で大儲けしたのが、投資銀行の始まりだとすると、やはりここは軍事情報を利用して金融で儲けるという基本に戻るということだろう。

米国の明らかな世界的競争優位は、いまや落ちてきたとはいえ、相対的には、依然軍事力であり、とりわけCIAを始めとする情報力であろう。これに基づいて、新興国というよりは、世界のはてで行われる戦闘の情報により儲けるしかないと思っていたら、今朝のFTには、このような記事が一面に

これしかないだろう。しかし、今後は、オバマであり、かつ内向きになっていくので、このパターンも長続きしないか。その穴を埋めるのは、本来、日本であっても良いのだが、とりあえずアジアから始めるという方向に進むことを期待したい。これは金のためでなく、世界の情勢を分析することが最大の安全保障であることからきている。経済的利益は、そのおまけだ。

この記事へのコメント
ブラジルやウクライナあたりでも、投資ファンドが農地を買っているようですね。
そういえば、私が住んでいる岐阜県の民間会社がアルゼンチンで農地を収得したり、パラグアイで日系農業共同組合中央会と食糧供給協定書を取り交わしたなどといううごきもあるようです。
Posted by あおやま at 2009年01月11日 10:50
アメリカなど、今では中身の無い国です。グーグルとマイクロソフトと軍事力しか無いですからね。ユダヤ人が、見捨てた時がアメリカとドルの終焉でしょう。かってのローマ帝国のように。
Posted by 通りすがり at 2009年01月11日 11:13
世界一の技術力を持った日本が、もっと豊かになれないのは恥ですよね。一人辺りのGDPも先進国中、最下位とは残念の極み。
Posted by 通りすがり at 2009年01月11日 11:19
通りすがりさん
アメリカはそれほど捨てたものではないと思います。
アメリカもドルも劣れはしても徐々にではないでしょうか。
日本の技術力は世界一ではありませんし、豊かになれないのは恥ではないと思います。
一人辺りのGDPも円高で10位前後に上がってますよ。
Posted by ひらい at 2009年01月13日 00:43
それでも実体経済は黙々と明日に向かってたくましく生きています。
Posted by ひらい at 2009年01月13日 00:53
みなさんコメントありがとうございます
そう。金融は崩壊しても、経済は残るし、もちろん、社会の営みは営々と続いていくわけですよね。
より本質に近づくと言ったほうがいいでしょうか。
その姿を想像する力を付けたいと思います。そして創造出来たらいいですね。
Posted by seki at 2009年01月13日 07:07