2009年05月19日

Perfumeのなぞ

Perfumeの専門家から こんな記事があると情報があった。

みんな、わかってないなあ。

Perfumeは有機栽培だから、そう簡単には再生産できないのですよ。しかも、手間隙、時間がかかる。9年ですよ。

9年かけても、同じものはできないんです。もちろん、音楽でも、ルックスでもない。ダンスは重要ですが、ダンスだけでもない。

Perfume自体も生きているから、Perfumeが変質したら、途端に人気なくなる、ということはありますよ。

それと。商売じゃないんです。お金儲けをしようとしてもうまくいかない。もともとは、お金儲けのために誰かが始めたものであってもです。次第に、3人も意思を強く持ってくるし、ファンや、そのほか、コミュニティが生まれる。これらは全部生きているし、意思を持っているんです。

先日ライブに行きましたが、そこで最も印象深かったのは、ファンの子達が、みんな異様にいい子達であったこと。ほとんどが20代前半で、ビジネス的には、それはよくないのだけれど、また、グッズもあまりちゃんと売っていなくて、それもだめだけど、そこがまたいいんです。

ファンの子達は、あまりに素直でいい子達。そして、彼ら、彼女たちは、初対面同士でも、いい感じで仲良くなる。みんな仲がいいんです。

あるとき、公開収録番組で、あ〜ちゃんが、自分の大学をしゃべってしまったとき、みんな言わないでね、といったら、そこのファンたちは、誰も言わなかった。すごいんです。サイトで、その大学を探る質問とかあっても、その質問者にプライバシーというものを知らないんですか、としかる。そして、その質問者は、謝る。

ある意味、異常なまでに、素晴しい奇跡の世界なんです。

まあ、こんなことを書いている私も異常ですが。



この記事へのコメント
「世界経済はこうなる」はもちろん買ったが、となりに並んでいた宮台氏の「日本の難点」も同時に買った。読んでみて両書とも同じ問題意識に貫かれ、両書の主張のシンクロが刺激的だった。

前者は金融経済から、後者は社会学から、神谷氏のいうところの「社会環境」の現状と課題、その処方箋へのアプローチがなされてる。

問題意識の核心は、宮台氏の言葉を借りれば、「金融グローバル化や格差社会などによって個人が直撃されないような社会の包摂性の回復、個人が他者に認証される「場」の回復がなによりも必要である」ということ。神谷氏の言葉でいえば「ルネッサンスを起こそう」ということになります。

僕はKBSの学生ではないので、小幡さんを書籍やブログ、メディア出演での発言でしか知らないが、しかし、どうにも「Perfume」談義だけは解せなかった。どうい文脈で「Perfume」談義を繰り返すのかわからないでいた。たんなるオタクかと。

しかし、今日のエントリー(と両書)でその疑問が氷解したかもしれない・・・。
「Perfume」は、たぶん個人が他者に認証される「場」そのものではないのかと想像します。
お互いがお互いの価値を認め合う気持ちよい「場」。
だから、その「場」を脅かす脅威に対しては排除が働くのではないかと。

そう考えると、小幡さんの主張の中で「Perfume」は、最も本質的な問題提起を孕んでいるのではないかと思えてきました。「ルネッサンスを起こそう」は小幡さんの言葉でいえば「Perfumeを知る」なんですね。

Posted by ダビンチ at 2009年05月19日 21:15
ぱふゅーむの世界観が好きなんですね!
そうか・・単なる研究対象じゃないことも理解できました!
Posted by なっちゃん at 2011年06月08日 00:20
】カーニー米大統領報
Posted by MONCLER SACAI at 2012年10月09日 17:06