2010年05月28日

日本ダービー

JRAの広告に出演したといっても、予想に役立つ情報が入るわけではないので、淡々と予想したい。

実力馬勢ぞろいという評判だが、実際には3強だろう。皐月賞馬ヴィクトワールピサ、NHK杯馬ダノンシャンティの両GI馬と、青葉賞を圧勝したペルーサの三頭が人気を集めそうだ。

以前の常識からすれば、皐月賞に出走できるのにあえて回避し、他のレースを使うなどということは考えられなかったが、3強のうち2頭がこれに当てはまり、そうして東京コースを経験しつつ、それを圧勝して、ダービーに臨んできた。

金曜の人気からは、ダノンが少し人気がないようだが、明日以降詰まってくるだろう。

ここまで3強の直接対決はなく、相対的な力関係はまったく分からない。そして、三頭とも調子もよさそうだ。

私の好みからすると、強い馬は文句を言わない、という信念から初コースを苦にするような馬はだめだから、あえて皐月賞を回避するというのは好きではないし、そうしないとダービーに臨めないのでは、それは真の一流馬ではないと考える。また馬にとっても、コース経験よりも、厳しい競馬の経験の方が馬を成長させると思っているので、ペルーサは前走楽勝しすぎているのが好みでない。

一方、ダノンの方は皐月賞を回避したのは、クラシック回避で伝統的な感覚からはありえないが、勝ったのはGIであり、それもレコードであり、かつ度肝を抜くような圧勝劇。厳しいレースを圧勝したことから、これは価値がある。

ただ、やはり、クラシックの雰囲気は、競馬場も、厩務員の緊張感も違うはずなので、皐月賞経験を相対的には一番価値のある経験と考える。

本命はヒルノダムール。3強には入らず、人気は離れた4番手。しかし、皐月賞2着の内容は、ピサが岩田の絶妙のイン強襲で圧勝したのに対して、大外をぶん回して届かずで、ピサよりも強い可能性がある印象を残した。皐月賞を勝つのは器用な馬、ダービーを勝つのは底力のある馬、ということからすると逆転の可能性はあると考え、オッズからもこちらを本命にしたい。

ダムールはペルーサにも若葉Sで完敗しており、ピサとペルーサ両方に負けている馬が両方とも負かす、というのは難しいように見えるが、オッズの妙味と、皐月賞の内容、それによる成長により逆転の可能性があると考える。

一方、ダノンシャンティは、もしかしたら圧勝するかもしれないが、前走は異様なハイペース、異常に速い馬場でのものだけに、印象ほどではない可能性もある。

馬券は、ダムールから他の三頭へだが、ペルーサをやや軽く見たい。

ギャンブルするなら、人気を落としたところからで、ローズキングダム。中間一頓挫あったこともあり人気を落としているが、皐月賞はハイペースだったこともあり、前にいたこの馬にとっては凡走とまではいえず、まだ見限れない。連勝は売れないだろうから、ここからいく手もある。

大穴はハンソデバンド。皐月賞で殿負けで、常識的には難しいが、余りに負けすぎなだけに、何かの理由があり、今回巻き返す可能性はゼロではないかもしれない。殿人気近くまで人気を落とせば、狙う手もある。

当日は、競馬場で熱く「ロマンのレバレッジ」を効かせたい。



この記事へのコメント
逃げ馬不在。ハンソデバンドが押し出されるように先行するのか。展開のイメージが現時点では出来ないな。
Posted by けいばの人 at 2010年05月28日 22:54
私は ギャンブルします。
小牧を男にしてやりたかった。
Posted by タカ at 2010年05月28日 23:08
日経の記事見ました

競馬の情報開示のすばらしさについてについて熱く語っておられましたね

知り合いに,競輪は人がやるから信用できないが
競馬は馬が真剣に走っているからやるんだと言う人がいました

終わったレースで予想が当たったのか,外れたのか.
外れたとしたら,どのあたりが読み間違ったのかと言う分析をみてみたいです



Posted by げん at 2010年05月29日 03:57