Perfume 2nd stage
Perfumeは昨年11月の東京ドームで一つの頂点を迎えた。ライブのエンディングは、ある種の終わりを告げるもので、あのまま引退してもおかしくなかった。キャンディーズとPerfumeの比較で考えるならば、勢いのあるときに引退して伝説を作り、その伝説に基づいて次の個人ビジネスをはじめたのがキャンディーズだった。だから、永遠の素人で、特に美しくなくとも息の長い活動が出来た。
しかし、PerfumeはProfessionalの道を選んだ。
これは今までの10年間以上の困難に直面することになり、しかも勝ち目は薄い。この合理的でないところがPerfumeらしいところで、これからの彼女達あるいはPerfume Communityの推移は歴史的検証の対象となるだろう。
道は三つに分かれる。
一つ目は、一般的な資本主義路線。固定客が付いたから、少しずつだけいろんなことをして、この状態を出来るだけ長く維持し、トータルのキャッシュインカムの期待値を最大化する。リスクはほとんどとらず、コンスタントに稼ぐから、ファイナンスの教科書的にはこれしかないだろう。
二つ目の路線は、ギャンブル路線だ。Perfumeがどこまでいけるか、日本のアイドルポップスの実験として世界でどこまで受け入れられるか実験する。そして、当たれば最高、当たらなければ、チャレンジしたことに満足するという線。
ここまでが普通のビジネススクールの授業。ケースとしても非常に一般的な話で、ファンが付いたブランド、コンテンツを使って最後にどう資金回収するかというテーマに最適な議論で、類例が多数あるパターンだ。
しかし、それではperfumeではない。
奇跡は無欲のものに対してのみ起こり続ける。
カーズ2に取り上げられることになったのが奇跡再びのプロローグだとすると、この流れに乗るしかない。カーズ2を見た欧米の誰かが強い関心を持ち、いろいろ調べていくうちにファンというよりかperfumeコミュニティに加わることになる。彼女(または彼)が、perfumeを広め、世界の中に少しずつファンが増えていく。Lady Gagaは既にファンだから、この道もあいまって爆発することを期待せずに待つしかない。Perfumeもぱふゅ〜むではなく、perfumeにならないといけないだろう。
そのためにスタッフサイドとしては、どのような準備が出来るか。一つには、ミュージックステーションに、海外アーチストが出るときに必ず一緒に出演するようにしておくことだ。これがLady Gagaがファンになったパターン。
もう一つは、海外ドサ周りだ。逆境の日本と一緒で、これからは日本モデルを日本に来てくれた人たちに対して見せ付けるのではなく、こちらから売り込まないといけない。しかし、これも無欲でやらなければならず、日本ほどライブハウスなどが充実している国もないので、なかなかアウトレットが難しい。そこで、海外に日本製品や日本食品の風評被害を減らすための広報大使として、各地の電気店とすし屋を回って一曲歌って帰るというのはどうだろう。Perfumeのテイストとしては、米国もいいが、やはりパリ、ロンドンを中心に北欧やバルト三国、ドイツ、東欧あたりだろう。
下心ありありで、無欲じゃないか。
もっと自然な形が彼女達には似合うだろう。一生懸命なところと好奇心旺盛なところを活かして自然に新しい世界を吸収する場を考えないといけない。
日経のラジオでも指摘を受けたようにここを考えないとperfumeも新しい日本モデルもbreakthroughが生まれないか。
もう少し考えます。
Posted by sobata2005 at 08:25│
Comments(7)│
clip!
perfumeは、和音が崩れてて不快なんだと思います。
ハーモニー(調和)の3原則
ド・ミ・ソ
レ・ファ・ラ
これが英語ではコードchordとなるのですが、古典的な西洋音楽の音楽理論では、三和音を基本として考えることが多く、ポピュラー音楽では四和音を基本として考えることが多いようです。
和音にない音が鳴らされると、より心地よく豊かな響きが得られたり、より張りつめた緊張感のある響きや、さらにひどいと刺激的で不快な響きが得られる。不思議ではあるが、非和声音を含む和音は、それがまったく同じ和音であっても、豊かに響いたり刺激的に響いたりと、相反する効果が得られることがある。それがどのように響くのかは、その和音の前または後ろに、どんな和音が置かれているかによる。
(以上、一部wikidepea)より転載。
メジャーコードを使わなくてもマイナーコードを多様しても調和を得られる事がある。
外的要因により耳が聞こえなくなるとコード取りが難しい。ギターの弦理論により、その3和音がぴったりと調和する瞬間がある。これが外的要因により狂わされると、不快感を感じる。
温暖化対策の内ゲバ、つまり、資本主義が赤狩りをしようと、敵陣にスパイを侵入させる、過激派が組織のリーダー的存在になる、そこで国民的人気が失われる。
3権のパワーバランス、司法警察による政権の封じ込め
立法弁論による封じめ資本家による資本移動
行政軍による政権の封じ込め
この民主主義の基本理論が国民にとって多いに不快に感じる。
壊して救うという経世済民の基本原則が根本的に間違っていると言うか、人気のない商品を無理矢理税金で買わされる。
人気のあるコンテンツを持つ国がヘゲモニーを得るでしょう
おもしろい解説いつも楽しく聞かせていただいております。
さてPerfumeですが、彼女達は昔からいつも同じことをただ誠実にやっているからよいのです。Perfumeのブレイクはおっしゃっていたようにボトムアップです。作られていない物語があるからよいのです。今後もそれは同じです。売れなかった時期にニコ動やネットが果たしたように彼女達が動くのではなくて口コミの力で今こそネット、ファンサイドでなにができるかを再度考える時期ではないでしょうか?
あ、間違えた!欧米の言うように多極化ね♬
一国支配主義は無理だね。無機栽培型で♬
もしかしてPUFFYもボトムアップアプローチですかね。
カートゥーン・ネットワークの重役がPUFFYの存在を知り、同局の『Teen Titans』の主題歌を担当、それが話題になって、パフィーをモデルにしたアニメ『Hi Hi Puffy AmiYumi』が制作。
このような展開になるとperfumeもまた違う形になる気がしますが。
自分から外に行くというより、スタッフサイドがそれを海外の目に晒されるような仕掛けをしておくしかないのですかね・・・。
たとえばJAPAN EXPOに出演してワンルームディスコなどのパフォーマンスコンテストをするとか?
http://www.youtube.com/watch?v=jB8ynfRcTUk
Perfumeは、魂を揺さぶるなにかを持っている。これは世界である程度は共通のはず。だからPerfumeは世界で通用する普遍的な何かをもっていることになる。今現在も持っているかどうかはPerfume漬けになった私にはわからない。仮に、かつて持っていたなにかを今現在は失っていたとしても、インターネットとYoutubeによって、探すことができれば、映像として誰でも見ることができる状態にある。疑似的にリアルタイムにPerfumeの衝撃を受けることができるはず。成功の鍵は、やはり、フリーで、自由に意見交換できるYoutubeだと思う。そして、Perfumeを探すトリガーとなる地道なドブ板作戦だと思う。ボトムアップの戦場は世界に移り、その戦場は無限で多様なだけに、想定できないような窯変があるかもしれない。
仕上げたという。
「LOV-12A」はホワイトを基調とし、小