有馬記念
今年の有馬は巷間言われているように、多士済々だ。
しかし、ここはオーソドックスに予想をしてみたい。
魅力的な馬は多く、アーネストリー、ヴィクトワール、ヒルノダム−ル、トゥザグローリーあたりは、2着まであってもいずれもおかしくない。特に、最後の二頭は人気から行ってギャンブルとしては狙う価値がある。しかし、いずれの馬も、何らかの不安がある。ヴィクトワールもヒルノも状態が万全でないし、トゥザはこの二戦からいって、何とも分からない。一方、アーネストリーは、前走のハイペースによる惨敗による人気落ち、枠順から行って、ここは絶好の狙い目だ。
しかし、アーネストリーは出番がないと予想する。理由は、中山向きというような馬が、このレースは勝つレースではないと考えるからだ。
これだけ、メンバーが揃えば、力の勝負となる。ブエナも枠順から行って先行。ヴィクトワールもアーネストリーも先行し、よどみのないペースになると思う。トゥザ、ジョーダンも前につけるだろう。こうなると、前残りの展開は考えにくい。底力があり、レース展開が、枠順が、といった制約条件をすべて突破するような実力馬の戦いとなると思う。中山2500の有馬としては珍しいが、タマモとオグリの一騎打ち、イナリワン、スーパークリーク一騎打ちなど、そういうレースもある。
本命はブエナビスタ。
この馬は、休み明け以外は、負けているときは理由が明らかだ。ほとんどがレースに勝って、勝負に負けた感じで、実力ナンバーワンは明らかだというケースが多い。二番人気以下に落ちたときのブエナは本命と決めているので、私はこれが本命。
もちろん相手はオルフェーブル。これがいるからブエナは二番手なのだが、オルフェーブルの方がむしろ不安要素は大きい。三歳戦でいかに強くとも、古馬との戦いは別物。甲子園とプロ野球ほど違う。しかし、楽天の田中のような投手もいるから、もちろん通用しておかしくない。しかも、ウインバリアシオンのジャパンカップを見ていると、これを問題にしなかったオルフェーブルは圧勝してもおかしくはない。
不安要素は、気性の問題。スタンド前の通過は、菊花賞と同じで鬼門だし、序盤のペースももまれ具合も違う。もちろん、枠順、これまでの安定したレースぶりからいって、問題なさそうだが、ブエナは2着はあり得るが、それ以下はないだろうが、オルフェーブルは勝つ可能性も高いが、着外の可能性もある。人気から行っても、こちらが二番手。
三番手は、トーセンジョーダン。ジャパンカップでも本命にしたが、天皇賞はフロックでなく、天皇賞、ジャパンカップと二戦連続で底力を見せた。また中山の枯れた馬場は向くはず。この夏から本格化し、秋の実績を素直に評価したい。
穴は、ブエナとオルフェーブルの一騎打ちの直線で、どちらかが相手を競り落としたところへ、外から突っ込んでくるというイメージ。オルフェーブルがドリームジャーニーと言うよりマックイーンとすると、ダイユウサクはジャガーメイル。これを穴に見たい。
ブエナの単勝。
そして、ブエナ1着を中心に、ブエナ、オルフェ、ジョーダンの三連単ボックス。そして、これにジャガーを絡めた4頭のボックス三連単。
Posted by sobata2005 at 15:45│
Comments(13)│
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今年も固くなりそうですね。
人気二頭のどちらかが勝つとは思いますが、私は 宝塚オールカマーの実績を重視して、アーネストリーに賭けてみます。
トレイルブレイザーが出ていれば買ったんですけどねえ。JCの100-200m手前が有馬のゴールでは?後はJCで極端なレースをしたウィクトをどうするかですね。
今年を締めくくる有馬記念の特徴は
・生産者、ノーザンファーム、6頭出し
・オーナー、サンデーレーシング、4頭出し
・調教師、池江厩舎、3頭出し
・調教師、角居厩舎、2頭出し
全13頭中、9頭が社台グループ
ジャガーメイルはオーナーが社台グループ、エイシンフラッシュは社台の持ち込み馬
よく言われる「社台の運動会」と言っても過言じゃない
相撲で言うところの「同部屋」対決のような雰囲気がある
もしかしたら、変な力が働くかもしれないとも思える
というわけで、個人的な優勝予想は、ルーラーシップ
ルーラーシップは、1億8000万円で募集された誰もが知ってる超良血馬
キングカメハメハとエアグルーヴの仔
秋は対戦が無いので、順位付けがされていない
成長に期待して、本命にします
ジャガーに食指が動きます。
前走はただ一頭、後方から追い込んできた競馬で中身が濃かったですし、今回は人気馬が早め早めに動きそうで、後方決め打ちのこの馬に展開も向きそう。
逆に人気薄で内枠なら狙おうと思ってたレッドデイヴィスは、外を引いた上、武豊人気になってしまったようで、買いづらくなってしまった…
トーセンジョーダンは、コースで一杯に追われるパターンの調教なら狙えますが、坂路で馬なりの調整だと、なんか隠してあるような予感が…。
小幡さん、こんにちは。本当に楽しみな有馬記念になりました。関東馬がナカヤマフェスタの引退、ダークシャドウの休養、ペルーサ、マイネルキッツ、シャドウゲイトの回避とジャガーメイル一頭になってしまったが、今年の牝馬限定戦を除く選手権距離のタイトルホルダー及び上位馬が揃い本当に楽しみになった。トウカイテイオーの奇跡の復活いらいだろうか。私も本命もブエナビスタ。JCの復活で岩田も手の内に入れた感じがする。リーディングと合わせ両手に花になるのではないか。相手はオルフェーヴル、ヴィクトワール、ヒルノ、抑えにトーセン、アーネストリー。ブエナの単と馬単、ブエナ2着の馬単で勝負。三連単はかつてのマイネルブリッジのケースもあり回避します。いいレースになることを祈っています。小幡さん、また連絡します。
今年の有馬はただのスローになってしまったようで。
オルフェーヴルは問答無用の強さでどんな展開でも勝ったと思うが、あれっぽちの着差ということは完全に後半1000メートルだけの瞬発力勝負ですね。2着はルメールがうまかった。3着は完全に展開が向いた。
ブエナは残念。オルフェーヴルと同じくどんな展開にも対応して崩れないタイプだろうけど、やはりピークを過ぎていたということなのでしょうか・・・
常識的に考えると、ジャパンカップを勝った時点で引退が筋
有馬記念は出ずに、引退式だけを行う
しかし、これが非常識となる
ファン投票は一位になるし、有馬記念の興行にも響く、だから常識的に有馬記念に出ないわけにはいかなくなる
無事にレースを終えることが最大の目標で、勝つことは二の次
しかし、関係者の岩田ジョッキーはそんな発言はできない
常識だ
ジャパンカップで引退が筋?なぜ?
ブエナが有馬を勝つ可能性がないということが絶対でなければ、それは筋にはならない。ましてや競馬に絶対はない。ギャンブルマターなのに.氏のような見解が出てくるのは、根本的な部分で違和感満載だ。
今晩は! メリー・クリスマス!
by.さんのコメントに初めて同意します!
ブエナビスタは、牝馬として最高額の賞金を得ている。これ以上の欲をもてば、かならず、身体に歪がでるか、何か、魔が差す!
彼女の大事な役は、これからも続く。牝馬なのだから、。
松田調教師が、彼女は特別だった。彼女から学ぶ事が多かったといっている。
オーナーも、彼女は、いっも一生懸命に走ってくれた、感謝していると。
十分ではないか。
有終の美を飾るのは、一番になることだけではない。
無事に走り終えることも、入っている。
多くのファンが寒い中、遅くまで残って、引退式を見守った!
競走牝馬として、素敵な終り方ではないか。
JRA 第56回 有馬記念(GI) 中山競馬場、天候:晴 芝2500m:良
中央競馬の1年を締めくくる一戦には13頭(ペルーサは出走取消)が出走。
単勝1番人気 ◆ オルフェーヴル (牡3才馬名意味 フランス語で金細工師) 重賞6勝目。父ステイゴールド、母オリエンタルアート。北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム生産、馬主はサンデーレーシング。戦績は11戦7勝、獲得賞金は8億1897万8000円。
騎乗騎手 池添謙一 さん 調教師 池江泰寿さん。皆様優勝おめでとうございます。 かしこ
日本競馬は、競馬法を改正し、「ラビット」を導入したほうがいいように思いました。
2000メートル以上のジーワンレースでは「ラビット」が必要だと思います。
2011年度JRA賞
【競走馬部門】
年度代表馬 オルフェーヴル号(牡3歳)
最優秀2歳牡馬 アルフレード号(牡2歳)
最優秀2歳牝馬 ジョワドヴィーヴル号(牝2歳)
最優秀3歳牡馬 オルフェーヴル号(牡3歳)
最優秀3歳牝馬 アヴェンチュラ号(牝3歳)
最優秀4歳以上牡馬 ヴィクトワールピサ号(牡4歳)
最優秀4歳以上牝馬 ブエナビスタ号(牝5歳)
最優秀短距離馬 カレンチャン号(牝4歳)
最優秀ダートホース トランセンド号(牡5歳)
最優秀障害馬 マジェスティバイオ号(牡4歳)
【調教師部門】
最多勝利調教師 角居 勝彦
最高勝率調教師 堀 宣行
最多賞金獲得調教師 池江 泰寿
【騎手部門】
最多勝利騎手 岩田 康誠
最高勝率騎手 福永 祐一
最多賞金獲得騎手 岩田 康誠
最多勝利障害騎手 該当者なし
最多勝利新人騎手 該当者なし
中央競馬リーディングジョッキー 福永 祐一