2013年11月17日

イエレン議会証言

いろいろ取沙汰されているが、きわめてオーソドックスな内容。

ハト派といわれるイエレンの主張が素直に出た証言だったと思う。

金融緩和継続志向の傾向はバーナンキよりもさらに強いと感じられる。

印象としては、予想以上に金融政策への期待が高いということ。金融政策で失業問題を解決できると思っているふしがある。

これと関連するが、現状の米国経済の認識が悲観的だ。失業問題が大きいと思っているようだ。

したがって、構造的な失業問題を金融政策で何とか解決しようとしているようにすら見えてしまう。だから、緩和が継続すると思うのは自然だ。

金利上昇は当分ないが、一方、量的緩和縮小はいつになるか、これではまったくわからない。

野蛮な資産市場への肌感覚が弱いような嫌な予感はするが、それは、私の感覚であって、一般的には、普通のハト派の議長ということになるだろう。

いずれにせよ、就任後のFOMCおよびその後の記者会見を見てみないとなんとも言えない。

だから、ここでは、まだ先入観を持たずにじっくり見守るべきだ。

この記事へのコメント
イエレン論から大きく外れたコメントで恐縮ですが‥、
【野蛮な資産(本?)市場】と断じる小幡さんが素晴らしい。
全ての市場関係者は当事者なので論外として、世の中の殆どの
経済学者など知識人と云われる人達は、この事実が解ってはいる
がこうは正直には決して言わない。寧ろ、安全有利な運用先に
「野蛮な市場」への投資を称揚している。
結果として、世の中の「小金持ち庶民」の絶対的多数はその事実
を全く知らされることがない。少なくない彼らが、「野蛮な市場
関係者」の餌食になっている。
Posted by 小倉摯門 at 2013年11月17日 10:16