2017年11月24日

ジャパンカップ

ジャパンカップなど辞めてしまえ。

日本競馬に国際化は必要ない。

誰も真剣に勝ちに来ないジャパンカップ。馬券を買うにも、紐にも入れる必要がない。要は出走馬数の枠が減っているだけのことだ。東京の2400をもっと魅力的にするのであれば、むしろジャパンカップという名前を変えたらよい。そして、ジャパンカップは競馬後進国たちの目標にさせればよい。韓国、フィリピン、タイ、そして中国。日本馬は出走できない。ただ、日本的な血統馬がこれらのアジアに広まる素地をつくるのだ。あるいは中東特別のような形にして、中東調教馬を呼んだらよい。日本血統が彼らに広まることは大きなビジネスの拡がりを生むことになるだろう。

凱旋門やブリーダーズカップとの兼ね合いを図る必要はもうなくなった。両方を本気で目指す馬はいないし、ブリーダーズカップと本気で迷う馬はいないからだ。

いまや世界最大のガラパゴス産業、日本のサラブレッドレース市場。もう国際化など二度というな。

サラブレッド産業というのは、血統選別、子孫繫栄産業である。レースはその一つの重要な部分に過ぎない。生産がメインであり、レースは生産の正しさを証明し、生産馬を広く高く売るためのブランド獲得の手段に過ぎないのである。

ここで、高く売れればよい、というだけではないことが重要である。サラブレッド産業は、すべてはカネである。カネの力がモノをいい、そしてすべての成果もカネで判断される業界であり、資本主義の極み、もっともフェアな業界である。

しかし、それでも、高く馬を買ってくれる馬主には馬を売りたくない理由もある。それは、その馬をレースの賞金稼ぎ、その血統を発展させるのではなく、レースの出走で儲けようとする、あるいはレースを勝つことからの喜びを得るために馬を買ってしまうからである。

これはサラブレッドの生産を全否定する行動だ。だから、このような馬主は出入り禁止にしてもよいくらいだ。

ただ、この原則が日本では崩れている。だから日本はいつまでも、サラブレッド後進国なのだ。世界一の馬を生産しても、馬券の売上が世界一、社会の受容度、ファン層の広さ、数、どれをとっても世界一であるが、それでも、サラブレッド二流国だと思われ続けているのだ。

それは、レース賞金が高すぎて、繁殖よりもレースを優先する国であり、社会であるからだ。

これは馬優先主義ではない。

馬は何のために生きているか。サラブレッドは何のために生きているか。

早く走るためではない。

子孫を繫栄させるためである。

サラブレッド生産、競馬などという動物保護の観点からは強い批判を受ける産業を私が愛しているのは、そして世界で認められているのは、最終的な目的が、サラブレッドの子孫を繫栄させるためであるからである。これは種の本能、本源的な存在意義そのものであるからこそ、サラブレッド生産はキングオブスポーツなのである。

したがって、馬の生産は高く売ることは産業の発展のために必要なことであるが、それはあくまで制約条件であって、第一の目的は正しい馬を生産すること、そのために正しい馬を残すために資すること、レースについては、正しい馬を残すための選別のためにあるのである。

だから、有馬記念は馬券売上のためにはもっとも良くできたレースであるが、興行として優れているだけで、馬の生産のためのレースとしては最低なのである。スターを集めておいて、わざわざ実力どおり決まりにくいレースをする。それは根本的な誤りなのだ。

よって、馬は正しい人に売る必要がある。正しく馬を育て、正しくレースを使う人のためにある。

日本の競馬レース体系も、正しさを求めて構築されてきたはずであるが、やはり本末転倒になり、レースにおける馬券売上至上主義が行き過ぎてきている。これが衰退して、欧州競馬のようになってしまってもいけないのであるが、しかし、彼らはアラブの王族たちによって、レースでの賞金ではなく、名誉を求め、そして名誉の生産を求めて動く馬主に支えられているから正しいのである。持続性の懸念はあるものの、世界最高の馬を多数生産する日本の生産者が凱旋門を最大の目標にしている以上、依然として成功しているのだ。

日本競馬を広めるためには、日本競馬を頂点とする世界を作らなくてはいけない。そのために、韓国など競馬後進諸国に日本型の競馬、生産、馬を広めていくことは有益だ。世界中で日本の血統が広がること、それが日本で競争をしている馬たち、彼らを生み続ける母たちの最大の存在意義、生きることの意味なのであるから。

この記事へのコメント
この日本競馬の話と状況は異なるが、日本のプロ野球、日本一のチームは米国のワールドシリーズに参加しなければならない。

アジアで日本を中心にプロ野球アジアリーグ戦を創るというのもあるが、野球の現状ではそれではうまくいきそうにない。
米国ワールドシリーズと繋げるしかない。

ペナントレースの試合を減らし、8月中にリーグ優勝を決定し、9月上旬に日本シリーズを行い、日本一を決めて、日本一のチームは米国ワールドシリーズの予選トーナメント1回戦に参加できるようにしなければならない。

より大きな構想を実現できない日本。オーナーや機構の問題でもある。
Posted by . at 2017年11月24日 15:34
20年以上前、国際化が叫ばれ、強い外国馬の象徴的な存在としてシンコウラブリイ、ヒシマサルなどが走っていたような気がします。
結果は社台1強の世界になってしまった訳で、確かに競馬は進歩したし、馬も強くなりましたが、こんな多様性の無い世界を望んだつもりはなかったというのが、私の感想でしょうか。
当然、今も進歩の途中なので、いずれ変わる可能性がありますが、社台系はより分化して、中小牧場はより差別化をして魅力ある馬を作り続けて欲しい。
Posted by めんそ at 2017年11月25日 10:19
で、明日のレースはどれが来るんですか?
Posted by かんべえ at 2017年11月25日 17:19