2019年01月05日

米国株急騰

昨日の日本株は後半回復したので、私のintradayでの予想は外れた。

米国株は、強い雇用統計、FRB議長のハト派的な発言で、急回復。ダウは746ドル高、ナスダックは4%を超える急騰となった。

これは雇用統計が強く景気は思ったほど悪化していないどころか、依然好調。一方、それにもかかわらず、金融政策の引き締めは遠のき、利上げ幅は縮小するという期待が膨らんだ。景気が予想よりも強いのに、金融政策はよりゆるい方向に傾くという矛盾している2つの期待、つまり、余りに都合が良い流れで急騰したということだ。

株は上げすぎだ。

つまり、矛盾した期待のいいとこどりをして急騰するほど、逆にセンチメントが弱っているということで、この上昇はこの先の乱高下を象徴しているに過ぎない。

実態面で言えば、雇用統計は遅行指標であるし、景気がピークが高すぎたことから減速せざるを得ない中で、賃金は上がり続けるのだから、金融政策はむしろ引き締めの可能性が高まったと考えるべきで、パウエル発言は単に、前回の発言を市場が過度にタカ派解釈したために修正を働きかけたものでしかない。

ここで注意しなければならないのは、パウエルが修正したのは自分のスタンスではなく、市場の解釈の誤りの修正を試みた、ということであって、パウエルは何も変わっていない。

市場の解釈が誤っているということは、今後も誤り続けるということで、パウエルはこれからも修正を迫り続け、その度に怯えている市場は過度に反応し、乱高下し続けるだろう。

実際、長期金利はそれほど上昇せず、依然下がったままだ。

来週も下落方向で乱高下だろう。

この記事へのコメント
米中対立が起きていなくても、米中の経済は日本化する。が正しい分析です。つまり世界全体が日本化することを意味します。
Posted by 実況中継 at 2019年01月05日 08:36
歴代FRB議長が顔そろえ景気の現状を評価 株価全面高に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190105/k10011768151000.html

>同じ場所には、イエレン氏、バーナンキ氏と歴代のFRBトップも顔をそろえ、景気の現状を評価する発言をしました。

掩護射撃
covering fire

歴代のFRBトップは仲良しこよし♪
Posted by さい at 2019年01月05日 08:44
[アトランタ 4日 ロイター] - パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は4日、FRBは忍耐強く対応するとともに、市場が織り込む下振れリスクに敏感に反応するとの認識を示した。
パウエル氏はイエレン、バーナンキ両元議長との討論会で「われわれは経済動向を注視しつつ、忍耐強くあたる」とした上で、利上げは既定路線ではないと強調。必要に応じて「常に政策スタンスを大幅に変更する用意がある」と述べ、2016年当時と同様、金融引き締めの停止もあり得るとの考えを示唆した。
自身の仕事ぶりについては、政府と直接やり取りしたことはないが、仮にトランプ大統領から辞任を求められても辞めるつもりはないと明言した。
Posted by               at 2019年01月05日 08:55
>16年当時と同様、金融引き締めの停止もあり得る

トランプ大統領が誕生する直前の16年に戻ってしまいました。日本のマイナス金利導入によって世界がひとまず救われた年です。それでも円高が進んだのがこの年です。
Posted by 実況中継 at 2019年01月05日 09:15
おはようございます!
≫歴代FRB議長が顔そろえ景気の現状を評価   ⇒日本の経済メディアの軽薄さ〜
⇒彼らの発言録(英語)をざっと見渡した限り、誰一人として「景気」などという
曖昧な言葉を発していない。彼らの論点は、一貫して、共通して「経済状況」である。
即ち、彼らは「気分Sentimentに支配される景気」を論じるような軽薄な人たちではない。
彼らはデータも肌感覚も駆使して「経済状況を判断」し、果敢に行動する人たちなのだ。
Posted by ん at 2019年01月05日 10:19
*・゚☆.。.:*・゚£(。・"・)o[†Good MORNING†]o(・"・。)β。.:*・゚☆.。.:*

果敢に行動しない人はだぁれ?
Posted by さい at 2019年01月05日 10:27
‥そう言えば、今年は「あの1989年」から30年目の年ですね。
https://bit.ly/2CPslDH
世界的にも、色んな分野領域で激変が起った年でありました。
日本でも、大納会に未曽有の事態が起った年でありました。
また、あの年は昭和最後の年。今年は平成最後の年‥偶然?
まあ、「30年」と言っても10年の整数倍でしかないんですがね。
‥以下省略。
Posted by ん at 2019年01月05日 10:29
FRBはお手上げでしょう。

トランプ様に議長が首にされないのを感謝しましょう。
Posted by 鬼が笑いすぎ at 2019年01月05日 10:30
≫果敢に行動しない人はだぁれ?     ⇒御意!極東の島国には山ほどいますなぁ〜。
⇒逆に、極東の島国には ≪無謀に行動せざるを得なかった智者≫が一人相撲を取られました。
Posted by ん at 2019年01月05日 10:35
雨が降りそうなときに傘を取り上げることは理に合わない。もう、ぬるま湯の金融の世界しか想定できないのがトランプ大統領をはじめとする米国民だ。これでうまくいっていたじゃないか。
Posted by 甘やかすとこうなる at 2019年01月05日 10:41
>30年

かなり前に視聴した番組なので記憶が微妙なのですが、池上さんがおっしゃるに「バブルが約30年周期でくる理由は、『世代交代』」
酷い目にあっていない人たちが相場に参入して、どんどん膨らんでいくらしい罠。
『クオンツ』旋風吹き荒れる昨今、同じことが繰り返されるのかどうかは..
神のみぞ知る
Heaven knows - JMdict

予見しようとするエコノミストがいたりいなかったり。。
Posted by さい at 2019年01月05日 10:52
『歴史は繰り返さないが、韻を踏む』

ITバブルは株式がらみ、調達した資金がどこ行ったかわからないバブル、リーマンショックの時は住宅投資、確実に資産が残るがやりすぎた。

ITバブル崩壊は株が下がるだけで解決できた。理想的なバブル崩壊だ。住宅バブル崩壊も資産が残った。

今のバブルは何だ。企業の過剰債務だ。誰が損切りする。未来の国家の債務が過去の企業債務を帳消しにしそうだ。その過程で、米国民は高い利息まで払わされる。貧しい米国民は利息だけは富裕者に払いたくないだろう
Posted by 星野 at 2019年01月05日 11:14
5
 相場は直線で落ちることは、あまりありません。
下げの方が上げよりも急なことは多いですが
それでも通常は、グランビルの法則通り
一度上がってから、次に大きく下げる3波目が一番
値幅は大きくなります。
 
 1日単位の予想は、ウソヨとなることはあっても
下げ基調と言う見通しは、相場観としては正しいと思います。
Posted by うえまつ at 2019年01月05日 15:25